差別・偏見やヘイトスピーチを助長する「嫌韓」デマ・中傷に対抗・反論するウィキです。

「嫌韓」の主張

韓国で「ローマ法王が韓国人に土下座し、足を舐めている銅像」が建立された。これはローマ法王に対する侮辱であり、韓国がいかに非常識な国かを示している。

反論

銅像はキリスト教の伝統的儀式「洗足式」を象ったもの。同様の像は世界中で見られる。


漫画家の富田安紀子(富田安紀良)氏(※注1)がツイッターで以下のような発言をしています。



これは【画像】韓国、ローマ法王に喧嘩売る ⇒ 韓国に法王がドゲさ謝罪しながら韓国人の足を舐めている像を設立という、2ちゃんねるのまとめサイトを受けての発言ですが、その元記事がこちら(フランシスコ法王の訪韓の追憶そのままに(中央日報日本語版 2015年7月1日))になります。

これは「洗足式」と呼ばれるキリスト教伝統の儀式であり、土下座させられているわけでも足を舐めさせられているわけでもありません。

ウィキペディア:洗足式

現在のローマ法王もこの洗足式を行っており、ニュースでも取り上げられています。

ローマ法王、史上初めて少年院で「洗足式」行う(AFP 2013年3月29日)





また、洗足式をモチーフにした銅像は世界中で見られるものであり、韓国の像が特別奇異なわけではありません。








ちなみに富田氏はこの後、以下のような言い訳めいた発言をしています。





確かに洗足式は復活祭前に行われるのが一般的ですが、その像の除幕が時期を外れて行われたからといって問題があるわけではありません。また韓国のキリスト教徒の数はプロテスタントとカトリックという区分で言えばプロテスタントが多数派(プロテスタントが18.3%、カトリックが10.9%)ですが、プロテスタントは多数の宗派に分かれているため、単独の宗派としてはカトリックが最大であり、したがって「韓国(のキリスト教徒)ってほぼプロテスタント」というのも誤りです(参照:ウィキペディア:韓国のキリスト教)。


富田氏は、さも最初から「洗足式」のことを知っていたかのような素振りを見せていますが、キリスト教についてそれほど詳しくない人が洗足式のことを知らなかったとしても、あるいは韓国におけるキリスト教の状況について知らなかったとしても、それ自体は別に恥じることでも非難されることでもありません。本当に恥ずべきなのは、韓国についてならどんな酷いことを言ってもいい、それを「ネタ」としてオモチャにできればいい、というきわめて下劣で不誠実な態度です






(※注1)
富田安紀子氏は、在特会との関係が深いことで知られています。富田氏が作画を担当した『日之丸街宣女子』は在特会など「行動する保守」のデモをモチーフにした作品で、在特会初代会長の桜井誠が帯に推薦文を寄せており、2015年にはこの作品を宣伝するデモが在特会によって開催されています(参照:togetterまとめ:【在特会】カルト臭や内輪ウケ狙い感がますます強まるプロパガンダ漫画宣伝デモ in 銀座 2015/6/21)。

なお、『日之丸街宣女子』がいかにヘイトスピーチデモを美化し、事実を歪曲しているかについては『日之丸街宣女子』のデマとウソを参照のこと。

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