アネロスwiki

このシリーズの最初の記事では、前立腺のオルガズムを知る方法を学び、前立腺を刺激しようとする最も簡単な方法について話しました。
この記事では、プローブ、前立腺マッサージ器、バイブレータの使用についてお話します。

考え方はとてもシンプルです。前立腺を性的に刺激するには指は短すぎるので、快適かつ効果的にマッサージするために何か器具を使って問題を解決したいと考えています。

前立腺は直腸の前壁にあります。あなたが一人でプレイしていて仰向けに横たわっているとしましょう。
おもちゃを挿入した後前立腺に押し付けるために、おもちゃを押しあなたから離さなければなりません。
そうでなければ、背中側から手をまわして引っ張る必要があります。いずれにしても快適な体勢とはいえません。

そんなわけで、おもちゃが前立腺と接するのを助ける形をしているなら、とてもナイスです。
このような理由で、前立腺刺激用に設計された多くのおもちゃにはある種のカーブがついています。
しかし、これらの「カーブ」だけでは問題を解決するのに十分ではないことがあります。
「前立腺」のおもちゃははじめGスポット向けに開発されたものが多く、GスポットとPスポットは似てはいるものの重要な違いもあるからです。
現在の文脈において最も重要なのは、（当たり前ですが）膣は肛門よりも体の前方にあるということです。
したがって、肛門に挿入されたおもちゃよりも膣に挿入されたおもちゃを操作する方がずっと簡単です。


率直に言って、NJoy Pure Wandがこの用途ではいまのところ最高です。片方の端には1インチのナイスなボールがあり、もう一方の端にはより大きな1インチ半のボールがあり、中央にはおよそ半インチほど狭くなっていてすばらしいカーブをしています。金属製なので非常に堅いです。いずれのボールも挿入に向いていて、小さい方でも前立腺の大部分を刺激するのに十分です。
もう一方の端はハンドルとして機能し、ピュアワンドは長さも十分で、自分で真ん中あたりを掴んでも操作するのが簡単です。
また中央が狭いことで多くの助けになります。長時間の使用がより快適になり、入り口での動きに対する抵抗がほとんどなくなります。

ピュアワンドは疑いなく高価なので、誰もが買えるわけではないでしょう。 しかし、私はTantus G-ForceのようなGスポット向けのディルドとして設計された他のおもちゃも使いましたが、その多くはうまくいきました。
十分に長く、十分に硬いものを探しましょう。
シリコン製のおもちゃのように柔軟すぎるものは前立腺に十分な圧力をかけることができません。

繰り返しますが、私たちがしたいのは、前立腺のマッサージです。
そのためにおもちゃを使用するとしても、やり方自体は前の記事で説明したように指とほとんど同じです。
おもちゃを握って、前立腺にたしかで穏やかな圧力をかけながら、おもちゃを前後左右、あるいは円を描くように動かします。
必要な動きはごくわずかです。抜き差しするような動きではなく、もっと小さな動きです。どの方向にも1インチも動かさないのはたしかです。
あなたの興奮(arousal)が育つように、リズムを確立し維持することが一番大事なことです。

前立腺のさまざまな部分が多かれ少なかれ敏感であることがよく分かるでしょう。
私の最も敏感な部分は、私の中で一番深い部分のようです。
わたしはたいていほとんどの場合、その部分をマッサージすることによってオーガズムに達することができます。
しかし、もうすこし前の部分をマッサージするのも気持ちよいですし、時々、違ったタイプのオーガズムに達することもあります。
これは簡単なことですけど、一度何通りかのオーガズムを得たら、私の体はすでに燃えています。

私が前立腺のオーガズムを確実に得られた最初のデバイスは、オリジナルのAneros Helix 前立腺マッサージ器でした。
私はそれ以来、他社製の同様のデバイスを使用してきました。
それらは習得するためにいくらか練習が必要ですが、それは最良の練習です。

前立腺マッサージ器は、私がこの用語を使用しているように、「受け身な」デバイスです、これはバッテリを使用していないことを意味し、ユーザーによって直接操作されることもありません。
代わりに、言わばユーザーの身体によって動かされます。

この種のマッサージ器は、基本的に2つのパーツで構成されています。 まず直腸に挿入される「指」に当たる部分があります。
「指」はふつうカーブしており、おもちゃが所定の位置にあるときに指の先端が前立腺に当たるように、ちょうどよい長さになっています。
そして身体の外に留まり、ユーザーの会陰（性器と肛門の間のちょっとした場所）と接触する「会陰刺激装置」として記載されている部分があります。
しかし、おもちゃのこの部分の本当の目的は、おもちゃを体に固定することです。

次に前立腺マッサージ器をちょっとしたレバーとみなしてみると、会陰タブが体に当たっているところが支点になります。 もしあなたがおもちゃの底部を押したら「指」はアヌスに入り、押すのをやめるとおもちゃは動いて外に出ようよするでしょう。このように支点を中心に回転します。
結果として、「指」の先端は前立腺を押し、その上を同時に移動し、圧力が解放されたときに前の上に移動する。
これを何度も繰り返すと、前立腺がマッサージできるでしょう。

前立腺マッサージ器は、このように的確に手動で使用することができます。
もしマッサージ器にハンドルがあれば、たいていはついているのですが、これは簡単になります。
私は小さな円でハンドルを動かすことが非常に効果的であることを発見しました。
これはパートナーができることでもあることを特記します。

しかしもっと効果的な操作方法があります。
「つかまえと解放」と呼ばれたりする方法で始めることをお勧めします。
デバイスを挿入したら、ケーゲルエクササイズをしているときと同じように、PCの筋肉を収縮させて、おもちゃを掴みあげます。そして、PC筋を解放します。
おもちゃの底部を手で押しているときと同じように、収縮するとおもちゃを直腸に引っ張られ、解放するとおもちゃは再び落ちる。
これをリズミカルに行うことで、前立腺をマッサージします。

この種のエクササイズは、血液の流れを良くし、利用可能なうち最も進歩したテクニックをつかえるよう体を準備するのに役立ちます。

次の方法では、再びPC筋を収縮させますが、すべてを収縮させるわけではありません。
むしろ、半分だけ収縮しようとし、その位置を保持しようとします。
PC筋を半分収縮させることは不可能ですが、それがポイントです。
筋肉の「ピクピクする」収縮と解放の釣り合いは、マッサージャの先端が前立腺上でダンスするような動きを魔法のように引き起こします。
この感覚は信じられないほどのもので、たいてい私は数分でオーガズムに達します。
その後に続くオーガズムは、より速く来る傾向があり、より長く続きます。
このようにして、オーガズムを10〜15個も得られます。

以前も述べましたが、この方法を学ぶには時間がかかります。
あなたがこれまでに感じたことのないようなものかもしれません。
あなたの体と心は、まったく違うやり方(注:射精のこと)オーガズムに到達するのに慣れています。
より興奮するつれ、より強く締め上げたくなるかもしれません。
その誘惑に抵抗しましょう。オーガズムを求めようとしないでください。
オーガズムの方からやってきます。
オーガズムが始まったら、オーガズムによって脈動する収縮がマッサージ器の動きを引き継いで、ただそれを乗りこなしてください。

このタイプの別のおもちゃを試してみる価値もあります（Nexusなど）。
サイズや形が異なると、さまざまな種類の経験が生まれます。
私の内臓解剖学によく合うように見えなくて機能しないものもあります。
最も驚くべきものはPure Wandですが、これは非常に重いものですが、それでも前立腺マッサージ器としても使用できます。
だからまだ一度も起こっていないようなら、あきらめないでください。 挑戦し続けましょう。

バイブレータを使うことは、前立腺を刺激する非常に効果的な方法です。

前立腺刺激のために特別に作られたバイブレータが数多くあります。
これらの多くは、Gスポット用のおもちゃの「男性」バージョンで主に色が違ったりします：ピンクではなく黒である。（性別のステレオタイプで十分です！）
そのうちのいくつかは、特に前立腺に使用するように設計されています。
しかし、前立腺に到達するのに十分な長さのバイブレータの大部分を試すことができます。
しかしながら、直腸に挿入するものなので、安全上の留意点があります。おもちゃは、あなたの中に入り込んで取れなくならないように、広い、フランジベースを持っている必要があります。
そしておそらく、あまりにも表面の荒いものは望ましくありません。

複数の振動スピード、振動パターンなどは、あらゆるバイブレータの優れた機能です。
しかし、私は前立腺バイブレータにとって特に重要なことを発見しました。

第1に、バイブレータと前立腺とが接触する場所が振動しなくてはなりません。そのことで振動を最大限に有効にします。
残念なことに、あまりにも多くの前立腺向けのおもちゃは、身体の外側に残っている本体にバイブレータを持っています。
その結果、振動の多くは吸収されてしまったり、前立腺にたどり着くまでに失われてしまう傾向があり、それによってバイブレータの効果は低下します。

次に、バイブレータを前立腺にしっかりと接触させることが重要です。
直腸に入っているだけでは、取り囲む柔らかい組織に振動の大部分が吸収され、振動が必要な場所に到達することはほとんどありません。

あなたが身体を自由に曲げれる曲芸師でもない限り、バイブレータが正しい種類のカーブを持っていないと、バイブレータを前立腺に確実に接触させることは非常に困難です。
多くの前立腺バイブレータは多少曲がってはいますが、必ずしも十分であるとは限りません。
劇的に十分なカーブでなかったり、バイブレータが当たる場所を操作できないほど持ち手が不便だったり、他の問題に出くわすかもしれません。

しかし、少なくとも1つのバイブレータがこの点で完全に設計されています。 私はFun FactoryのDuke Click-n-Chargeバイブレーターについて話しています。
それは見た目恐ろしい形をしていますが、いくつかの理由からこの形は機能します。
真ん中の球根は前立腺と接触する部分で、玩具の胴囲は、最後の延長とともに、必要な場所に保つための内部圧力を提供します。
身体の外に残っているベースの小さなループは、マッサージ器の会陰タブのように働き、再びバイブレータを前立腺に対して押し上げるのを助けます。

これらのものを使用するのにそんなにたくさんのことは必要ありません。基本的におもちゃを挿入し、それが前立腺としっかり接触するまで操作し、そこに保持して、おもちゃを動かします。
つまり、バイブレータを置くことができる場所は、前立腺の前部、後部、中部または片側など、さまざまな場所があります。
一か所がうまくいかない場合は、別の場所を試してください。
私はしばしば、前立腺の周りでバイブレータを動かしていて、突然、ちょうどいい場所に当たってしまうという経験をします。そしてそうなればいつでも達することができると知っています。

バイブレーターにカーブがある場合は、カーブを上向き、下向きの両方で試してみてください。
たとえば、LeloバイブレーターのBillyバイブレーターは、先端が前立腺に向かって湾曲して使用されるように意図されているようです。実際にうまくいきます。 しかし、また別の方法で使用することもできます。
このように、バイブレータの多くは前立腺と接触しているように見えますが、振動は少し拡散しています。
それは全く違ったオルガスムですが、まったく同じ楽しいものです。