冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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ポートランド市の民間防衛

A Day Called X (1957)
A Day Called Xは北方にソ連爆撃機が探知され、核攻撃が予期された際に全市が退避するオレゴン州ポートランド市を舞台とする、CBDのドキュドラマであり、民間防衛体制の発動の詳細と、攻撃前の退避を描いている(結末は意図的に描かれていない)。当時の緊急オペレーションセンターであるKelly Butte Bunkerから退避はコントロールされる、ナレーターであるGlenn Ford以外に俳優はいない。それ以外は、Terry Schrunk市長を含むポートランド市民が、そのままの役割で登場している。

[ wikipedia:A Day Called X ]
A Day Called X
ナレーションGlenn Ford
米国 (英語)
制作・放送CBS
放送日1957/12/08 (30分)
なお、撮影は1957年9月に、ポートランド市民間防衛局の協力のもと実施され、25000フィート以上のフィルムが使われた[ DistrictOne




Source: archive.org

また、この当時、ポートランド市から退避する先として、オレゴン州内のフォレストグローブ・オーロラ・サンディが設定されていた。


Operation Greenlight (1955)

ポートランド市は、1955年9月27日に、1000街区(4平方マイル)の20万人(昼間に退避が必要な人口の1/3)を対象に、都市外へ退避訓練"Operation Greenlight"を実施した。実際の参加者は101,000人程度だったが、とにもかくにも、小規模な渋滞4件と、入院1名が報告されているだけで、大きな混乱なく訓練は終わった。ただし、Operation Greenlighは訓練であり、人工的な条件でしかないとの批判があった。実際には、「参加者は数倍となり、家族と合流しようとする人々が交通を混乱させるだろう」と。それでも、10万人規模の退避訓練を実現したことは、成果だとポートランド市は判断した。[ AtomicTheater ]







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