ステータス上での攻撃力は決して高くないが、体力・射程・攻撃発生・頻度が全て高水準。
優秀な攻撃頻度により相手のバリアをバンバン割り、足下に出現したゾンビをすぐに処理するなど、能力と攻撃頻度が噛み合っている。
特にゾンビが相手の戦闘では、めっぽう強いという特殊能力自体が大きなメリットとして発揮される。

バリアブレイカーとエイリアンに対する特化能力を同時に持つ超激レアは意外と少なく、エレメンタルピクシーズと一部コラボキャラ*1だけである。
ピクシーズには460という長射程から高頻度で攻撃を打ち込めるキャラはおらず、これらキャラが揃っても初号機を編成する価値は高い。

攻撃について一見ステータスは物足りないものの、特性を加味するとかなりの火力を出せる。
Lv.30時点でエイリアンとゾンビが相手で且つ攻撃力100%上昇が発動した場合だと、お宝込みでの攻撃力は56,304相当となりDPSは12,420にもなる。
但し再生産が遅いため、攻撃力上昇の発動を意図的に狙う場合は、その後の扱いには注意する必要がある。
特に、ゾンビに対しては幾ら攻撃頻度とDPSが良くても、地中移動により目の前に現れた敵から余儀なくダメージを受けることが多い。
対ゾンビではその発動を無理に狙わず、KB4回という長所を活かしてしぶとく戦う方がよいだろう。

宇宙編の攻略やレジェンドストーリー終盤にてエイリアンとゾンビが同時に出現するステージではもちろん有効。
また、エイリアンとゾンビの2つの属性に加えてバリアブレイクまで要求される絶・ローリングデッドや風雲にゃんこ塔43階、Ver11.3.0から追加された宇宙編ゾンビステージでは、極めて適性が高い。
対エイリアン・ゾンビ能力を抜きにしても、射程を中心にステータスが高いため、様々なステージでの利用が期待できるだろう。

2023年のエヴァコラボで実装。
攻撃モーションが希望の槍「カシウスの槍」で突くものに変更されている。

ステータスの変化はないが、体力低下時の攻撃上昇率が100%から150%にアップした。
また、生き残り能力と小烈波を新たに習得。小烈波は最大射程700なので、低確率ながら後方のバリアをも割れる能力を得た。
もともと優秀な特性を持つ同キャラであるが、特に打たれ始めてからの性能の伸びに磨きがかかったと言えるだろう。

後のストV CEコラボにて、多くの性能が共通するベガが登場した。
あちらは、対ゾンビに有用な全方位攻撃を備え、攻撃発生やDPSで優れている。
加えて、浮いてる敵にもめっぽう強い。
また、ワープを無効とするため、自城前など押されている局面で反撃を妨げられることがない強みがある。

一方、初号機の460という射程*2は、対応属性以外の敵に対しても射程勝ちしやすく、バリアについても小波動を含めて遠距離から割れる。
また、攻撃間隔に優れており*3被ダメージを減らせる。
また、体力低下による攻撃力上昇が発動すれば、DPSで上回ることができる。
ワープ無効を持たないのは、初号機にとっては間合いを取ってその長い射程を活かす利点にもなる。

比べると、アウトレンジで戦う初号機に対して、やや引き付けて多段ヒットを狙うベガといったスタイルである。
一概に甲乙つけがたい2者であるが、近い性能のキャラが複数のコラボで登場することは、そういったキャラが欲しいプレイヤーには狙いやすくありがたい。
どちらも再生産が遅いため両方編成して再生産時間を埋めたり、同時に出撃することで攻撃間隔を縮めるのもいいだろう。