Succubus Fantasia 第七章・明日香��
最終更新：ID:8GfZLfRlqQ 2018年05月30日(水) 07:21:33履歴
194： SF ：2017/03/08(水) 10:36:34 ID:Osyb1reo0
「そ、そんな・・・！
この私が・・・あ❤ あ〜ん❤❤」
死に物狂いでピストンを繰り返すと、女の嬌声が路地に響き渡った。
――いける。
コイツの素股責めを食らった時はもうダメかと思ったが、もはや形勢は完全に逆転していた。
あとは、トドメの一撃――！
「オラ、喰らえやぁああああ！！！！」
「え！？ うそ、こんな、アッ――あっ❤ ひゃ〜〜〜〜ん❤❤❤」
絶頂時の強烈な締め付けに、歯を食いしばってなんとか耐える。
やった。俺の、勝ちだぁ――っ！
「ひゅ・・・ひゅぅ・・・っ！」
淫魔の消えた路地裏に、俺は仰向けに倒れこんだ。
手強かった。もう何度射精させられたのかわからない。
でも――俺は、勝った。今回も勝ったんだ。心の奥から込み上げてくるものを感じる。
そう。淫魔を相手にしても互角以上に戦える。これが、俺の今の実力――。
「どうだ、見たかよ・・・。スゲェだろ」
感覚の無い腕を持ち上げて、空に手を伸ばす。
月の綺麗な夜だった――。
〜〜〜〜〜
195： SF ：2017/03/08(水) 10:38:02 ID:Osyb1reo0
「ってワケなんスよ！
どうッスか？ 俺凄くないっスか？」
食堂でラーメンを啜りながら、俺は先輩の男退魔士に自らの武勇伝を語っていた。
フィアとの戦いから一週間、俺はノリにノッていた。
この一週間、俺が狩った淫魔の数はフィアを含めてなんと４匹！
ニーナの話によると、これは新人の男退魔士としてはもうエース級の働きらしい。
「まぁ、なかなかだな」
先輩は、無愛想にカツカレーを掻き込みながら答えていた。
「おいおい、おやっさん。もうちょっと素直に褒めてくれてもいいんじゃないッスか？」
「おやっさんはやめろと言っただろうが」
先輩――通称『おやっさん』が、ゴクゴクと水を飲んで言う。
本人曰く３０チョイらしいが、ベテランで貫禄あるからなぁ。
「いや。実際問題、凄いとは思ってるさ。
俺がまともに淫魔狩れるようになったのなんて、退魔連に入ってから二年目だからな。
でもな、そうやって調子づいてる時が一番――」
「だっはっは！ そうっスよね！ やっぱ入って一ヶ月もしないで淫魔狩りまくってる俺は――」
「・・・人の話を聞かないな、お前は。本当に」
おやっさんもこう言ってくれてるし、俺の退魔士としての才能はやっぱなかなかの物だったのだろう。
いやー、これでようやく部活の連中にも顔向けできるってもんだぜ！
「いやー、もうアレじゃないっスかね。
女退魔士連中相手でも、もう普通にスパーリングして勝てるんじゃないっスかね。
クックック・・・これであの寸胴チビ女にデカイ顔される日々ももう終わり――」
「っ、おいバカ――」
おやっさんが何かを言いかけた、と思った時だった。
196： SF ：2017/03/08(水) 10:38:42 ID:Osyb1reo0
――ドンッ！
「って、ドン？」
左から何か鈍い音がしたので、目を向けた。
俺の隣の席に、きつねうどんのトレーを叩きつけている明日香の姿があった。
「そんな下級淫魔狩ったくらいで調子乗ってんじゃないわよ、この単細胞っ」
そんで、ジロリと睨んでくる。
ったく、なんだよコイツ。
あ、さては――
「ははぁ――。おいおい、明日香。
テメェ、まさか嫉妬してんのかぁ？
そういや俺、お前が淫魔倒したって話聞いたことねーもんなぁ？」
「っ、当たり前でしょ。
あたし達女退魔士は、男のアンタみたいにホイホイ前線に送られたりしないの。
あたしがアンタより先に出るってことは、アンタじゃどうしようもない淫魔が出たって判断されたってことだから。
それ、寧ろそっちの恥になるから。覚えときなさい」
「ほーほー、言ってくれんじゃねぇの。
ロクに淫魔と戦ってもいねぇ女退魔士のクセによぉ」
「っ、この・・・！」
俺の挑発に、明日香の頬にカッと朱が差した。
でも、俺にだって最前線で淫魔と殺しあってるってプライドがあるんだ。
いつも本部でヌクヌクしてる女どもに、これ以上コケにされてたまるかよっ！
「・・・、いい度胸してんじゃないの、アンタ。
口の利き方には気をつけろって、初日にたっぷりと教えてあげなかったっけ？」
「そっちこそ、いつまで初日の話してやがんだよ。
『男子三日合わされば』ってコトワザ知らねぇのか？」
「『会わざれば』よ、バカ」
「ぐ・・・っ」
た、大した違いじゃねーだろが！ 揚げ足ばっかとりやがって！
――でも、ちょっと待てよ？
今日コイツが突っかかってきたのって、実はかなりチャンスなんじゃねぇか？
今の俺には確信があった。
このところは対淫魔戦が続いてたし、淫気判別と耐久力訓練がメインだったから、明日香とのガチの勝負はしばらくやってない。
でも、俺は淫魔一匹倒すたびに確実に強くなっているのを感じていた。
耐久力も責めのテクニックも、今の俺は部活をやってた頃の比じゃない。明日香とだって、実力差が縮まってるのは間違いがないはずなんだ。
例え、まだ普通のBFのルールじゃギリギリ勝てないとしても――退魔士の修練のルールでやりさえすれば、明日香相手にも間違いなく勝てるという確信が俺にはある。
何しろこっちは、淫魔とガチの殺し合いをもう5回もやってんだ。
ここで俺が一発カマせば、コイツのこのクソ生意気な態度もちっとはマシになるんじゃねぇのか――！？
「いいわ、わかった。
そこまで言うんなら、お手並み見せてもらおうじゃない」
――ピッ。
デカい「おあげ」を箸で掴んで、明日香がそれを俺の方に突きつける。
「午後の修練、ちょっと顔貸しなさい。
久々に身の程教えたげるから」
・・・はっ、上等だよ。
「テメェこそ、吠え面かいても知らねぇからなっ！」
チャーシューを目の前に突きつけ返し、俺は答えてやった。
――見せてやるよ。
この一ヶ月の俺の修行の成果をよぉ！
『おやっさん』が何も喋らず、黙々とカツカレーを食い続けているのが印象的だった――。
Succubus Fantasia--
第七章・明日香II
197： SF ：2017/03/08(水) 10:39:16 ID:Osyb1reo0
赤い正方形で区切られた試合場で、俺と明日香は向かい合った。
ちょうど、初日のあの３０カウント勝負と同じ状況だ。
周りには、また暇な観客どもが集まってきている。
中には俺を心配そうに見つめている三つ子ちゃん達の姿もあった。
――ケッ、心配しなくても前と同じようにはいくかっての。
「ルール確認するぜ。
実戦形式の修練と同じでいいんだよな？」
「？ ふ〜ん。前みたいに『３０カウントで十分だ〜』とかは言わないんだ？
クスッ。ちょっとは実力差がわかってきたみたいじゃない」
「っ！」
ヘソも脇も胸元も丸出しの、相変わらずのエロ巫女姿の明日香が挑発してくる。
っ、クソ。悔しいが、乗ってやるわけにはいかない。
コイツがこういう煽りをしてきたってことは、逆に修練のルールじゃそろそろ危ないって思ってることの証明だろう。
・・・まずは、一勝。
まともなBFのルールでぶっ潰すのは、確実に一勝してからだ。
「――ま。こんな勝負受けるってことは、まだまだ現実が見えてないみたいだけどね。
それじゃ、知ってると思うけど、退魔の修練には審判とかいないから。
ほら、サッサとかかってきたら？」
両腕を軽く広げて、前と同じように自然体で俺の動きを待つ明日香。
隙だらけに見えるが、実際は全く隙が無い。
あの手の気持ち良さも、太ももの感触も、何より呼吸に合わせて揺れるDカップ美乳や、退魔服の奥の膣の破壊力も。ここに来てから、俺は嫌と言うほど味わわされて来た。
正直、こうして向かい合うだけで、明日香の強烈な性技を思い出して膝が震えそうになる。
だが――
（いける、はずだ）
これまで晒してきた痴態の記憶を、俺はそれを上回る自信で塗りつぶした。
――いけるはずだ。
――明日香の性技は確かに凄まじいが、それは淫魔の性技だって同じこと。
――そして俺は、その淫魔どもを尽く打ち取ってきたんだ。
なら――例え何度イカされようとも。
これまでみたいに心さえ折れなけりゃ、絶対に――
「フン、どうしたのよ。
まさか、土壇場になってあたしとヤるのが怖くなっちゃった？
安心しなさいよ。心配しなくても、最っ高にミジメに負かしてあげるから」
明日香の挑発を無視して、呼吸を落ち着けて精神統一。
――チャンスは一度だ。
明日香の呼吸のタイミングを計る。
スー、ハー、スー、ハーっ、っ、今だ！
198： SF ：2017/03/08(水) 10:39:49 ID:Osyb1reo0
（縮地っ！）
明日香が息を吐いた瞬間、俺は密かに前傾させていた体をバネのように押し出した。
「おっ？」と、明日香がネコ型の目を大きく見開く。
明日香にこれを見せるのは初めてだったはずだ。だからこそ、通用する――！
「覚悟しやがれ、明日香ぁぁあああ！！」
俺は呆然と立ち尽くす明日香の身体を抱き寄せると、強引に唇を引き寄せた。
瞬間、頭に過ぎったのは、前回の屈辱。
キス一つで腰砕けにされ、軽く手コキされただけで気絶させられたあの悪夢――。
（――くっ）
粘膜同士が接触した瞬間、全身がカッと熱くなった。
っ、相変わらず、なんつー感触だよ・・・っ。
唇同士が触れ合い、舌が絡み合うたびに、背筋にゾクゾクとした電流が駆け抜ける。
・・・でも、それだけだ。ノインの尻尾みてーな、発狂するほど人外の快感じゃない。
こっちだってなぁ、この程度の快感にゃもう慣れてんだよっ！
（このやろ――っ！）
正面からのキスで、コイツに勝てないのはわかってる。
だからこそ、俺は服の上から明日香の胸を揉みしだき、秘裂に指を這わせた。
こっちから責めて、コイツの舌の動きさえ鈍らせることができれば、俺にも勝機は生まれるはずだ。
こっちが何回イカされようとも、たった一回、コイツをイカせれば俺の勝ちなんだからなぁ――！
「ちゅぷ・・・。ふ〜ん、頑張るじゃん。
――でも、これでも耐えられる？」
「っ」
言うと同時に、明日香の手が俺の袴の中に入ってきた。
細い指先が魔法のようにペニスを探り当て、ゆっくりと手コキを始める。
「く・・ぉ・ぁ・・・っ！」
強烈だった。
前回は一発でKOされた女退魔士の手コキ。
明日香の指先が弱いところに食い込むたびに、頭が真っ白になって責めるどころじゃなくなっちまう。
クソッ、負け、るかぁっ！
痙攣しそうな顎を押さえつけて、俺は明日香の唇を我武者羅に貪った。
「んっ。ちゅっ・・クチュ・・は・・・はっ・・・」
水音に混じって、明日香の押し殺したような呼吸音が聞こえる。
っ、これは――かなり、効いてるんじゃねーか？
俺のペニスはもう先走りをダラダラと垂れ流して、いつ射精させられてもおかしくない状態。
でも――なぁ、明日香。テメェももう限界なんだろ？
こんな、喘ぎ声を押し殺したみてぇな呼吸してんだから。
オラ、喘げ。喘げよ！ さっさと喘ぎやが――
199： SF ：2017/03/08(水) 10:40:23 ID:Osyb1reo0
「はっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・。
・・・ぷはっ・・・プククっ。
あっははははははははっ！」
――、え？
「ご、ゴメン！ もうダメッ！
ちょっ、何よその顔っ！ なに？ アンタ、まさか互角に戦えてるとでも思ってんの？ この程度で？
あっはははははははは！ ちょ、笑わせないでよっ！ なにそれ、バッカみたい！」
明日香は涙を流して笑っていた。
・・・、嘘だ。
嘘だ、そんなはずねぇ！
感じてんだろ？ 強がってるだけなんだろ！？ 本当は今にもイキそうなんだろ！？
このっ！ このぉっ！
「あー、もうだいたいわかったからいいわ。
――ほら、好きに責めてみれば？
反撃しないであげるから」
俺のチンポから手を離して、明日香は自分の性感帯を曝け出した。
俺は無防備な明日香の全身に、渾身の愛撫を加えた。
首筋を舐め、乳首に吸い付き、背筋を撫で回し、クリトリスを指先でこね回す。
十分に焦らしたところで、明日香の巫女服のスカートをたくし上げ、立位のまま膣に自慢の相棒を捻じ込んでやった。
明日香の中は、微かに濡れていた。
強がってはいるが、俺の愛撫でそこそこ感じていたのは確かのはずだった。
・・・、そこそこ？
ふざけんな、そこそこってなんだよっ！
俺は明日香の、女退魔士の膣を、ぶっ壊すつもりでガツガツとかき回した。
「んっ。あっ。ん、けっこう良いかも。でも――」
「はっ・・・く・・・」
「――ほら、どうしたの？ ペース落ちてきてるよ？」
「ぐ・・・ぅ・・・っ！」
「・・・クスッ。な〜に、その顔？ まさかもうイッちゃいそうなの？
自分で勝手にパコパコしてるだけなのに？」
「く・・・ぉ・・・ぉ・・・！！」
あっという間に限界がきた。
女退魔士の膣は、男のチンポにとってはマジで凶器だ。
全面ヌルヌルザラザラで、奥に引き込むような感触の明日香の凶悪名器が、ピストン一回毎に俺のチンポに凄まじい快感を刷り込み返してくる。
あまりの気持ち良さに腰が抜けて、俺はもう明日香にしがみついてないと立ってもいられないような有様だった。
「ぉ・・・ぁ・・・っ！
くそ・・・くそぉ・・・！」
「あ〜らら。あっという間に可愛いお顔になっちゃってまぁ」
駄目だ。もうちょっと動かすだけでもイッちまう。
腰を止めてブルブルと震えることしかできない俺の頭を、明日香のヤローが『よちよち』と撫でてきやがった。
「ね。もう正直になっちゃえば？
アンタ、ホントはあたしに勝てるとか全然思ってなかったんでしょ？
気持ちよ〜く負かして欲しくて突っかかってきただけなんじゃないの？」
「っ」
ふざけんな、そんなわけあるか！
俺は今日、クソ生意気なテメェに一泡吹かせるために勝負してんだよっ！
男として、いつまでも女のテメェに見下されてるわけにはいかねぇだろうが！！
気がつくと、周りの退魔士連中が俺に哀れみの目を向けていた。
まるで、初めからこうなることがわかってたみてーに。
クソ・・・クソッ！！
「ほらほらぁ、さっきまでの威勢はどうしちゃったのよ。
動かないんなら、あたしの方から動いちゃうけどいいの？
こんな風――にっ！」
「っ！？ がああああああああああッッッ！！？？」
明日香が腰を抉り込んだ瞬間、全身に鳥肌が立った。
膣壁がヌラヌラと俺のペニスに絡みつき、一瞬で快感が許容量を飛び越える。
――これは、耐えられない。イク。
っ、だったら――。
せめて、道連れにしてやる！
オラ、喰らい、やがれぇぇえええええ！！！！
200： SF ：2017/03/08(水) 10:41:01 ID:Osyb1reo0
――ふにゅぅ・・・
「あ！？ あぁ！！？？」
射精を明日香のGスポに叩き込もうとしたところで、俺は卒倒した。
――イケなかったのだ。
俺が耐えきれずに射精しようとした瞬間、明日香の膣の絡みつきが見計らったように優しくなっていた。
相変わらず、目眩がするほどの快感には違いないが、チンポの表面だけをチロチロと舐め回すようなこの感触は直接射精に繋がる物じゃない。
「――何よ、その顔。
せっかく負かさないであげたのに、何か不満なの？」
明日香が小馬鹿にしたように見上げてくる。
・・・くそ、わざとかよっ！
射精寸前の状態で快感をキープされ、地獄の苦しみと焦燥感に脳みそが侵される。
だが普通のピストンで致命傷を与えられない以上、俺が明日香をイカせるにはもうフィニッシュ・ブローの一撃しかない。
俺はあと数ミリ動かしたら弾けそうな快感状態のまま、明日香の膣に高速ピストンを開始した。
「ぐああああああああああッッッ！！！！」
――やってから、俺はすぐに後悔した。
女退魔士の膣穴を無防備にかき回すなんて、男にとってはもう地獄だ。
ガキみてぇに泣き叫びたくなるほどの快感が腰から突き抜け、一瞬で気が遠くなる。
・・・、だが、これで、今度こそ――！
――ふにゅぅ・・・
「あっ！？ ああああああっ！！？？」
またも、寸止め。
イク寸前の、一番気持ちいい状態から山を下らされ発狂しそうになる。
明日香のヤローがニタニタと笑っていやがった。
クソ、男の性を弄びやがって！！
「うああああああああああああっっ！！！！」
――ふにゅぅ・・・
201： SF ：2017/03/08(水) 10:41:34 ID:Osyb1reo0
「クスッ。どうしたの？ そんなに苦しいなら早く射精したら？」
「〜〜〜〜っ！！！！
ぐっ、があああああああ！！！！」
――ふにゅぅ・・・
「ほらほら〜、頑張れー。あとちょっとだよー？」
「ひ！？ ぐっ！ クソッ！ くそ・・・！！
ああああああああああああああああっ！！！！」
――ふにゅぅ・・・
「ざーんねん。もうちょっとだったのにねー？
どう？ ちょっとは反省した？」
「うあああああああああああ！！！！
うあああああああああああああああッッッ！！！！
いぐぅ！！ イクイクイクイク！！」
――ふにゅぅ・・・
「がああああああああ！！！ イケないぃぃいいい！！！！
いぐぅ！ いげないぃぃぃいい！！！
ああああああああああああ！！！！」
「あ〜あ、く〜るしそ。
――ま、普通に搾ってあげてもいいんだけど。
男を調教するにはこれが一番簡単だからねー」
――ふにゅぅ・・・
「ぐあああああああああああ！！！！
やめろぉぉおおお！！ やめろぉおおお！！！
も、もうやめてくれ明日香ぁ！！ お、おかしく！
おかしくなっちまうううううう！！！！」
「そうね。それじゃ、そろそろ・・・。
――なんて言うわけないでしょ。
ほら、もう一回地獄を見て来なさい！！」
――ふにゅぅ・・・
「ぎゃああああああああああああッッッ！！！！」
――絶叫。
寸止めを5回も繰り返される頃には、俺はもうイクことしか考えられなくなっていた。
男は一度高ぶったら、出すまで絶対に身体が収まらない。
・・・こんなモン、連続射精以上の地獄だ。
このまま続けられたら、マジで頭イカれちまう！！
202： SF ：2017/03/08(水) 10:42:18 ID:Osyb1reo0
「やめろぉ・・・！ やめろぉ・・・！」
「うわ、すっごいグシャグシャな顔・・・。
う〜ん。ホントはもっと地獄見せてやろうと思ったけど、まぁいっか。
それじゃ、やめてあげる。はい♪」
涼しい顔のまま、明日香は俺を畳の上に突き飛ばした。
ペニスが魔膣からチュポン、と音を立てて抜け、湯気を立てながら空気に触れる。
――瞬間、俺は恥も外聞もなくペニスを握りしめていた。
握りつぶすほど力を入れて、猿のようにガシガシとチンポを扱きまくる。
――射精！ 射精！ 早く射精！ 射精しねーと！
もう限界だ！ 狂う！ 狂う！ このままじゃ気が狂っちまう！
うああああああああああああああッッッ！！！！
「あああああああ！？
クソッ！ 出ねぇ！ 出ねぇぇぇえええ！？
なんでだよクソ！ なんでだよっ！ こんなに気持ちいいのにっ！？
うわあああああああああああ！！！！ ああああああああああああ！！！！」
「え？ 当たり前じゃん」
尺取り虫のように悶え狂う俺を、明日香は涼しい顔で見下ろしていた。
「アンタのチンポ、あたしのナカに入ってたのよ？
アンタの手なんかとは比べ物にならないくらい、ず〜〜〜〜っと気持ちいい、女退魔士のナカに。
何度も寸止めされて引っこ抜いたばっかなんて――、神経がバカになって、自分でなんかイケるはずないじゃん」
「そん・・・な・・・！
ウアアアアアアアアア！！ ああああああああああああああ！！！！
ああああああああああああああああ！！！！」
「あ〜らら、もう頭おかしくなっちゃった？
プッ・・・！ アッハハハハハハハハハハ！！
あたしに勝つとか言ってたクセに、ちょっと寸止めしてやっただけでその有様？
ったく、情けないったらありゃしないわねっ」
「ぐああああああああああっっっ！！！
そ、そんにゃ、ころ、いっらっれ・・・！
あしゅ、あしゅか〜！！ たのむ、いかせ――いかせれ！
いかせれくれえええええっ！！！！」
「え〜〜？ どうしよっかなぁ〜〜〜〜？
まぁ、アンタがど〜〜〜〜してもって言うならぁ、イかせてあげなくもないけどぉ〜〜〜〜？」
わざとらしいくらい語尾を伸ばしながら、明日香は股間を押さえて悶絶する俺の頭をグリグリと踏みにじってきやがった。
そのまま俺の前で膝立ちになったかと思うと、チンポを扱くことしか出来ない俺の身体を抱き起こしてくる。
そして、耳元で、囁いてきた。
『・・・ほら、さっさと降参しちゃいなさいよ。
明日香様ごめんなさ〜い。生意気なこと言ってすみませんでした〜。って、情けな〜い声で懇願しちゃいなさいよ。
みんなには聞こえないくらいの声でいいから、ね？』
「っ！！」
203： SF ：2017/03/08(水) 10:42:54 ID:Osyb1reo0
その囁きに、俺の中に微かな闘志が蘇った。
・・・、なんだよこれは。
ここでギブアップしたら、前となんも変わんねぇじゃねーかよっ！！
だが――
「いいの？ それじゃず〜っとそのままだけど。・・・ふふ。レロ。ちゅぷ・・・」
「ッ！！ うわああああああああああああッッッ！！！！」
――明日香は、さらに俺の耳を舐めてきやがった。
限界まで寸止めされ、自分でシゴいてもイケなくなってる状態での、もどかしい刺激。
脳みそを直接舐められているような気持ちよさに発狂しそうになる！
「やめ！ やめろぉぉおおおおお！！
やめてくれ！！ もうやめてくれよぉぉおおおお！！！！」
「あはっ。や〜だ♪」
さらに明日香は、俺の脇を撫で、乳首を摘み、背筋をなぞり、ペニス以外のありとあらゆる性感帯に焦らし責めをし始めやがった。
理性が吹っ飛ぶ。脳が焼ける。
興奮と焦燥感で、号泣しながら絶叫することしか出来なくなる――！
「わかった！ もうわかったよ！ 認めるよ！！
お前強ぇよっ！ 俺じゃまだ全然敵わねぇよ！！
だから頼むよもう意地悪しないでイカせてくれ！！
もう本当に限界なんだよぉぉおおおおおおお！！！！！！」
「・・・クス。ま、いっか。
ホントはこのまま一晩くらい放置する修練もあるんだけど、流石に今のアンタにやったらマジで発狂しちゃいそうだしねぇ〜？
いいわ、可哀想だからイカせてあげる」
明日香はイヤらしい笑みを浮かべると、俺を押し倒して腰の下に膝を差し込んできた。
袴をズリおろし、ペニスを完全に露出させ、巫女服越しの胸の前へと持ってくる。
パイズリ固めの体勢だった。
寸止め地獄から解放される安堵感と、明日香の胸の威力への恐怖で全身がガクガクと痙攣し始める。
そして、
「――ただし。
今日はいつもみたいな手加減じゃなくって、ちょっと本気でぶっ壊してあげるから。
もう二度と、女退魔士に生意気な口叩けないように。
女の子様には敵わないって、精々この弱っちぃチンポに焼き付けなさい！！」
204： SF ：2017/03/08(水) 10:43:28 ID:Osyb1reo0
――ズッッチュゥ〜〜〜〜！！！！
――びゅぅぅううううううううううう！！！！！！
「ぎゃああああああああああああああッッッ！！！！」
明日香の胸に包まれた瞬間、強烈な射精に腰が抜けた。
明日香の胸が、強姦するようにバチバチとチンポに叩きつけられる。
しかも、豪快なだけの責めじゃない。
明日香は胸のピストン一回ごとに乳房を絡みつかせ、捏ね回し、俺のペニスの弱点という弱点を徹底的に嬲り尽くしていた。
射精が止まらない。止まるどころか、明日香の胸が動くたびにどんどん勢いが強くなる。
ペニスは精巣の中身を１０秒足らずで撃ち尽くし、あっという間に空撃ち状態にされちまう！
「うあああああああああああああああッッッ！！！！」
空撃ちになっても、快感は全く収まらなかった。
射精は男の身体の防御機構だ。精液と同時に快感を吐き出すことで、男は強すぎる快感から身を守る。
出すものが無くなった瞬間、吐き出せない快感はペニスに溜まり、腰を突き抜けて全身に逆流してくる。
全身で射精しているような快感に脳みそが焼ける。
異常すぎる快感に耐えきれなくなり、チンポの奥に精液じゃない何かが溜まり始める。
やばい。やばい！ 気持ち良すぎて死ぬ！ 死ぬ〜〜〜〜！！！！
「あはっ♪ どうよ、あたしの本気おっぱいの味は。
気持ちいいでしょ？ 死にそうでしょ？ 狂っちゃいそうでしょ？
こんなことされて、男のチンポが耐えられるわけないもんね〜？
それじゃ、女の子には敵わないってよ〜くチンポに刻み込んだら――。
ほら、これで――逝っちゃいなさい！」
「〜〜〜〜〜〜ッッッ！！！！」
明日香が一際谷間を強く寄せ、チンポをすり潰した瞬間。
更に一段階強い快感と共に、チンポの奥から強制的に何かが引きずり出されたのを感じた――
205： SF ：2017/03/08(水) 10:44:10 ID:Osyb1reo0
「ぐああああああああああああああああッッッ！！！！！！」
――ドックン！！
「〜〜〜〜ッッッ！！！ 〜〜〜〜〜〜ッッッ！！！！
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ！！！！！！」
目の前が、真っ白だった。
あまりの気持ちよさに、呼吸が出来ない。
全身がバラバラになるような絶頂の嵐の中、完全に殺された俺のペニスから、ピンク色の液体がスローモーションで飛び散っていくのが見えた。
精液の生産が追いつかなかった男が、女に無理矢理搾り取られるギブアップの証。
――いわゆる、赤玉というやつだった。
これを出させられた男は――もう、立ち上がれない。
「――淫技・乳地獄。
ちゃんと手加減してあげたから、チンポ壊れてないとは思うけど。
男をマジでブッ壊すための技だから、ホントに地獄みたいに効いたんじゃない？」
「ぉぉ・・・ぁ・・・ぉ・・・」
「って、やっぱ喋れなくなっちゃうか。
はぁ。あんなに息巻いてたってのに、ったく情けない・・・。
――もういいから、アンタはちょっとそこで寝てなさい。
ダメージ大きすぎて、医務室まで動かすのも危ないかもしんないから」
「ぁぁ・・ぁ〜・・・・」
信じ、られねぇ・・・。
俺だって、男退魔士として、淫魔、狩りまくってるってのに。
強くなった、はずだってのに・・・。
女退魔士ってのは、こんなに簡単に男をブッ壊せるもんなのか・・・？
「？ なによ、まだ意識あんの？
この技食らっちゃったら、アンタもう無理だから。
変に頑張ってないで、さっさと気絶しちゃいなさいって。
――ほら、手伝ったげるから」
――ゲシッ！
「ぁひっ・・・！」
明日香に股間を踏まれたのが、トドメの一撃だった。
許容オーバーの快感に精神を焼かれた俺は、なすすべなく意識をブラックアウトさせた――。
〜〜〜〜〜
206： SF ：2017/03/08(水) 10:44:46 ID:Osyb1reo0
「――あ、起きた」
意識を取り戻した時、俺は試合場の真ん中で美緒に膝枕されていた。
辺りには殆ど人の気配がない。もう午後の修練も終わっちまったのだろう。
・・・、クソ。情けねぇ。
「・・・、おい、美緒。明日香は――ぐっ！？」
「あ、ダメよっ！ 明日香お姉ちゃんのこと考えちゃ――ほら、深呼吸して。
ゆっくりでいいから――ね？」
明日香の顔を思い出しただけで、股間から痺れが駆け抜けた。
全身に快感がフラッシュバックして、ガクガクと痙攣を始める。
美緒に合わせて深呼吸し、なんとか意識を落ち着かせる。
「――お姉ちゃんは、もう部屋よ。
お兄さん、お姉ちゃんのあの技食らっちゃったんでしょ？
２、３日はお姉ちゃんのこと考えたり、お姉ちゃんの匂い嗅いだりするだけで大変な事になっちゃうだろうから、近づかないように・・・って、こんなこと言ったら考えちゃうかぁ。
まったく、男って大変だよねぇ・・・」
「ぐ・・・ふぅ・・・フゥ・・・」
明日香の技を思い出し、また絶頂の続きを始めようとする身体を落ち着ける。
きっと、美緒の話は冗談でもなんでもないんだろう。
今明日香に会ったりしたら、それだけでまたチンポがイカレるまで射精し続けることになると本能が訴えていた。
「美緒ちゃん、どうだい？
そいつの容体は――って。
おー、こりゃまたこっ酷くやられたなぁ・・・」
美緒に頭を撫でられながら深呼吸していると、頭上から渋い声が降って来た。
おやっさんが、コップ一杯の水と粉薬をもっているのが見える。
「強壮剤だ。楽になるぞ」
コップを受け取ろうとしたが、手が震えて上手く持てない。
落としそうになったところで、気がついた美緒が代わりに少しずつ飲ませてくれた。
「・・・前に話したことなかったか？」
水を飲んでいる俺に、おやっさんが何かを話していた――。
「俺もなぁ、昔は一応プロだったんだよ。
あんまり勝てちゃいなかったが、それでもアマ相手なら片手で捻れるくらいの自信はあった。
そんな俺の前に、スカウトの女退魔士が現れたのは２５の時だ。
――ボコボコにされたよ。当時１０歳かそこらだった女の子にな」
「・・・、・・・・」
――オヤジの昔話か。
うるせぇよ。
「井の中の蛙だったことを知った俺は、自分から頼んで退魔連に入れてもらった。
――それからは必死だったさ。女の子に負けてばっかじゃ格好つかないからな。
当時は俺も、いつかは女退魔士どもを見返してやるって息巻いてたもんさ」
・・・、うるせぇよ。
「今のお前みたいに、女退魔士に勝負を挑んだことも一度や二度じゃない。
で――その結果はどうだったと思う？
残念だが、彼女たちは俺たちが――」
「うるせぇんだよっ！」
俺は声を張り上げていた。
・・・聞きたくなかった。
こんなにされても心を折らねぇように、次こそは勝ってやるって必死に歯を食いしばってる時に。
仮にも先輩の男退魔士であるアンタの口から、そんな言葉は――
「っ！？ ちょ、何してるのよお兄さん！
まだ起き上がっちゃ――」
「平気だ・・・。この、くらい。
全然、効いちゃ、いねぇよっ！」
ちょっと動いただけで、快感がぶり返して腰が抜けそうになる。
でも、これ以上寝ているわけにはいかなかった。
今これ以上寝転がってたら、心が負けて二度と立ち上がれなくなるような気がした。
感覚のない拳を握りしめて、死ぬ気で立ち上がる。
「・・・、悪い、美緒。しばらく、放っといてくれ」
「お兄さん・・・」
何かを言いかける美緒の肩を押さえ、おやっさんが首を振っていた。
それを見ないフリをして、俺は黙って二人に背を向けた。
フラつく足取りで性技場を出る。
この地下の施設からじゃ、月も空も見えやしなかった――。
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「そ、そんな・・・！
この私が・・・あ❤ あ〜ん❤❤」
死に物狂いでピストンを繰り返すと、女の嬌声が路地に響き渡った。
――いける。
コイツの素股責めを食らった時はもうダメかと思ったが、もはや形勢は完全に逆転していた。
あとは、トドメの一撃――！
「オラ、喰らえやぁああああ！！！！」
「え！？ うそ、こんな、アッ――あっ❤ ひゃ〜〜〜〜ん❤❤❤」
絶頂時の強烈な締め付けに、歯を食いしばってなんとか耐える。
やった。俺の、勝ちだぁ――っ！
「ひゅ・・・ひゅぅ・・・っ！」
淫魔の消えた路地裏に、俺は仰向けに倒れこんだ。
手強かった。もう何度射精させられたのかわからない。
でも――俺は、勝った。今回も勝ったんだ。心の奥から込み上げてくるものを感じる。
そう。淫魔を相手にしても互角以上に戦える。これが、俺の今の実力――。
「どうだ、見たかよ・・・。スゲェだろ」
感覚の無い腕を持ち上げて、空に手を伸ばす。
月の綺麗な夜だった――。
〜〜〜〜〜
195： SF ：2017/03/08(水) 10:38:02 ID:Osyb1reo0
「ってワケなんスよ！
どうッスか？ 俺凄くないっスか？」
食堂でラーメンを啜りながら、俺は先輩の男退魔士に自らの武勇伝を語っていた。
フィアとの戦いから一週間、俺はノリにノッていた。
この一週間、俺が狩った淫魔の数はフィアを含めてなんと４匹！
ニーナの話によると、これは新人の男退魔士としてはもうエース級の働きらしい。
「まぁ、なかなかだな」
先輩は、無愛想にカツカレーを掻き込みながら答えていた。
「おいおい、おやっさん。もうちょっと素直に褒めてくれてもいいんじゃないッスか？」
「おやっさんはやめろと言っただろうが」
先輩――通称『おやっさん』が、ゴクゴクと水を飲んで言う。
本人曰く３０チョイらしいが、ベテランで貫禄あるからなぁ。
「いや。実際問題、凄いとは思ってるさ。
俺がまともに淫魔狩れるようになったのなんて、退魔連に入ってから二年目だからな。
でもな、そうやって調子づいてる時が一番――」
「だっはっは！ そうっスよね！ やっぱ入って一ヶ月もしないで淫魔狩りまくってる俺は――」
「・・・人の話を聞かないな、お前は。本当に」
おやっさんもこう言ってくれてるし、俺の退魔士としての才能はやっぱなかなかの物だったのだろう。
いやー、これでようやく部活の連中にも顔向けできるってもんだぜ！
「いやー、もうアレじゃないっスかね。
女退魔士連中相手でも、もう普通にスパーリングして勝てるんじゃないっスかね。
クックック・・・これであの寸胴チビ女にデカイ顔される日々ももう終わり――」
「っ、おいバカ――」
おやっさんが何かを言いかけた、と思った時だった。
196： SF ：2017/03/08(水) 10:38:42 ID:Osyb1reo0
――ドンッ！
「って、ドン？」
左から何か鈍い音がしたので、目を向けた。
俺の隣の席に、きつねうどんのトレーを叩きつけている明日香の姿があった。
「そんな下級淫魔狩ったくらいで調子乗ってんじゃないわよ、この単細胞っ」
そんで、ジロリと睨んでくる。
ったく、なんだよコイツ。
あ、さては――
「ははぁ――。おいおい、明日香。
テメェ、まさか嫉妬してんのかぁ？
そういや俺、お前が淫魔倒したって話聞いたことねーもんなぁ？」
「っ、当たり前でしょ。
あたし達女退魔士は、男のアンタみたいにホイホイ前線に送られたりしないの。
あたしがアンタより先に出るってことは、アンタじゃどうしようもない淫魔が出たって判断されたってことだから。
それ、寧ろそっちの恥になるから。覚えときなさい」
「ほーほー、言ってくれんじゃねぇの。
ロクに淫魔と戦ってもいねぇ女退魔士のクセによぉ」
「っ、この・・・！」
俺の挑発に、明日香の頬にカッと朱が差した。
でも、俺にだって最前線で淫魔と殺しあってるってプライドがあるんだ。
いつも本部でヌクヌクしてる女どもに、これ以上コケにされてたまるかよっ！
「・・・、いい度胸してんじゃないの、アンタ。
口の利き方には気をつけろって、初日にたっぷりと教えてあげなかったっけ？」
「そっちこそ、いつまで初日の話してやがんだよ。
『男子三日合わされば』ってコトワザ知らねぇのか？」
「『会わざれば』よ、バカ」
「ぐ・・・っ」
た、大した違いじゃねーだろが！ 揚げ足ばっかとりやがって！
――でも、ちょっと待てよ？
今日コイツが突っかかってきたのって、実はかなりチャンスなんじゃねぇか？
今の俺には確信があった。
このところは対淫魔戦が続いてたし、淫気判別と耐久力訓練がメインだったから、明日香とのガチの勝負はしばらくやってない。
でも、俺は淫魔一匹倒すたびに確実に強くなっているのを感じていた。
耐久力も責めのテクニックも、今の俺は部活をやってた頃の比じゃない。明日香とだって、実力差が縮まってるのは間違いがないはずなんだ。
例え、まだ普通のBFのルールじゃギリギリ勝てないとしても――退魔士の修練のルールでやりさえすれば、明日香相手にも間違いなく勝てるという確信が俺にはある。
何しろこっちは、淫魔とガチの殺し合いをもう5回もやってんだ。
ここで俺が一発カマせば、コイツのこのクソ生意気な態度もちっとはマシになるんじゃねぇのか――！？
「いいわ、わかった。
そこまで言うんなら、お手並み見せてもらおうじゃない」
――ピッ。
デカい「おあげ」を箸で掴んで、明日香がそれを俺の方に突きつける。
「午後の修練、ちょっと顔貸しなさい。
久々に身の程教えたげるから」
・・・はっ、上等だよ。
「テメェこそ、吠え面かいても知らねぇからなっ！」
チャーシューを目の前に突きつけ返し、俺は答えてやった。
――見せてやるよ。
この一ヶ月の俺の修行の成果をよぉ！
『おやっさん』が何も喋らず、黙々とカツカレーを食い続けているのが印象的だった――。
Succubus Fantasia--
第七章・明日香II
197： SF ：2017/03/08(水) 10:39:16 ID:Osyb1reo0
赤い正方形で区切られた試合場で、俺と明日香は向かい合った。
ちょうど、初日のあの３０カウント勝負と同じ状況だ。
周りには、また暇な観客どもが集まってきている。
中には俺を心配そうに見つめている三つ子ちゃん達の姿もあった。
――ケッ、心配しなくても前と同じようにはいくかっての。
「ルール確認するぜ。
実戦形式の修練と同じでいいんだよな？」
「？ ふ〜ん。前みたいに『３０カウントで十分だ〜』とかは言わないんだ？
クスッ。ちょっとは実力差がわかってきたみたいじゃない」
「っ！」
ヘソも脇も胸元も丸出しの、相変わらずのエロ巫女姿の明日香が挑発してくる。
っ、クソ。悔しいが、乗ってやるわけにはいかない。
コイツがこういう煽りをしてきたってことは、逆に修練のルールじゃそろそろ危ないって思ってることの証明だろう。
・・・まずは、一勝。
まともなBFのルールでぶっ潰すのは、確実に一勝してからだ。
「――ま。こんな勝負受けるってことは、まだまだ現実が見えてないみたいだけどね。
それじゃ、知ってると思うけど、退魔の修練には審判とかいないから。
ほら、サッサとかかってきたら？」
両腕を軽く広げて、前と同じように自然体で俺の動きを待つ明日香。
隙だらけに見えるが、実際は全く隙が無い。
あの手の気持ち良さも、太ももの感触も、何より呼吸に合わせて揺れるDカップ美乳や、退魔服の奥の膣の破壊力も。ここに来てから、俺は嫌と言うほど味わわされて来た。
正直、こうして向かい合うだけで、明日香の強烈な性技を思い出して膝が震えそうになる。
だが――
（いける、はずだ）
これまで晒してきた痴態の記憶を、俺はそれを上回る自信で塗りつぶした。
――いけるはずだ。
――明日香の性技は確かに凄まじいが、それは淫魔の性技だって同じこと。
――そして俺は、その淫魔どもを尽く打ち取ってきたんだ。
なら――例え何度イカされようとも。
これまでみたいに心さえ折れなけりゃ、絶対に――
「フン、どうしたのよ。
まさか、土壇場になってあたしとヤるのが怖くなっちゃった？
安心しなさいよ。心配しなくても、最っ高にミジメに負かしてあげるから」
明日香の挑発を無視して、呼吸を落ち着けて精神統一。
――チャンスは一度だ。
明日香の呼吸のタイミングを計る。
スー、ハー、スー、ハーっ、っ、今だ！
198： SF ：2017/03/08(水) 10:39:49 ID:Osyb1reo0
（縮地っ！）
明日香が息を吐いた瞬間、俺は密かに前傾させていた体をバネのように押し出した。
「おっ？」と、明日香がネコ型の目を大きく見開く。
明日香にこれを見せるのは初めてだったはずだ。だからこそ、通用する――！
「覚悟しやがれ、明日香ぁぁあああ！！」
俺は呆然と立ち尽くす明日香の身体を抱き寄せると、強引に唇を引き寄せた。
瞬間、頭に過ぎったのは、前回の屈辱。
キス一つで腰砕けにされ、軽く手コキされただけで気絶させられたあの悪夢――。
（――くっ）
粘膜同士が接触した瞬間、全身がカッと熱くなった。
っ、相変わらず、なんつー感触だよ・・・っ。
唇同士が触れ合い、舌が絡み合うたびに、背筋にゾクゾクとした電流が駆け抜ける。
・・・でも、それだけだ。ノインの尻尾みてーな、発狂するほど人外の快感じゃない。
こっちだってなぁ、この程度の快感にゃもう慣れてんだよっ！
（このやろ――っ！）
正面からのキスで、コイツに勝てないのはわかってる。
だからこそ、俺は服の上から明日香の胸を揉みしだき、秘裂に指を這わせた。
こっちから責めて、コイツの舌の動きさえ鈍らせることができれば、俺にも勝機は生まれるはずだ。
こっちが何回イカされようとも、たった一回、コイツをイカせれば俺の勝ちなんだからなぁ――！
「ちゅぷ・・・。ふ〜ん、頑張るじゃん。
――でも、これでも耐えられる？」
「っ」
言うと同時に、明日香の手が俺の袴の中に入ってきた。
細い指先が魔法のようにペニスを探り当て、ゆっくりと手コキを始める。
「く・・ぉ・ぁ・・・っ！」
強烈だった。
前回は一発でKOされた女退魔士の手コキ。
明日香の指先が弱いところに食い込むたびに、頭が真っ白になって責めるどころじゃなくなっちまう。
クソッ、負け、るかぁっ！
痙攣しそうな顎を押さえつけて、俺は明日香の唇を我武者羅に貪った。
「んっ。ちゅっ・・クチュ・・は・・・はっ・・・」
水音に混じって、明日香の押し殺したような呼吸音が聞こえる。
っ、これは――かなり、効いてるんじゃねーか？
俺のペニスはもう先走りをダラダラと垂れ流して、いつ射精させられてもおかしくない状態。
でも――なぁ、明日香。テメェももう限界なんだろ？
こんな、喘ぎ声を押し殺したみてぇな呼吸してんだから。
オラ、喘げ。喘げよ！ さっさと喘ぎやが――
199： SF ：2017/03/08(水) 10:40:23 ID:Osyb1reo0
「はっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・。
・・・ぷはっ・・・プククっ。
あっははははははははっ！」
――、え？
「ご、ゴメン！ もうダメッ！
ちょっ、何よその顔っ！ なに？ アンタ、まさか互角に戦えてるとでも思ってんの？ この程度で？
あっはははははははは！ ちょ、笑わせないでよっ！ なにそれ、バッカみたい！」
明日香は涙を流して笑っていた。
・・・、嘘だ。
嘘だ、そんなはずねぇ！
感じてんだろ？ 強がってるだけなんだろ！？ 本当は今にもイキそうなんだろ！？
このっ！ このぉっ！
「あー、もうだいたいわかったからいいわ。
――ほら、好きに責めてみれば？
反撃しないであげるから」
俺のチンポから手を離して、明日香は自分の性感帯を曝け出した。
俺は無防備な明日香の全身に、渾身の愛撫を加えた。
首筋を舐め、乳首に吸い付き、背筋を撫で回し、クリトリスを指先でこね回す。
十分に焦らしたところで、明日香の巫女服のスカートをたくし上げ、立位のまま膣に自慢の相棒を捻じ込んでやった。
明日香の中は、微かに濡れていた。
強がってはいるが、俺の愛撫でそこそこ感じていたのは確かのはずだった。
・・・、そこそこ？
ふざけんな、そこそこってなんだよっ！
俺は明日香の、女退魔士の膣を、ぶっ壊すつもりでガツガツとかき回した。
「んっ。あっ。ん、けっこう良いかも。でも――」
「はっ・・・く・・・」
「――ほら、どうしたの？ ペース落ちてきてるよ？」
「ぐ・・・ぅ・・・っ！」
「・・・クスッ。な〜に、その顔？ まさかもうイッちゃいそうなの？
自分で勝手にパコパコしてるだけなのに？」
「く・・・ぉ・・・ぉ・・・！！」
あっという間に限界がきた。
女退魔士の膣は、男のチンポにとってはマジで凶器だ。
全面ヌルヌルザラザラで、奥に引き込むような感触の明日香の凶悪名器が、ピストン一回毎に俺のチンポに凄まじい快感を刷り込み返してくる。
あまりの気持ち良さに腰が抜けて、俺はもう明日香にしがみついてないと立ってもいられないような有様だった。
「ぉ・・・ぁ・・・っ！
くそ・・・くそぉ・・・！」
「あ〜らら。あっという間に可愛いお顔になっちゃってまぁ」
駄目だ。もうちょっと動かすだけでもイッちまう。
腰を止めてブルブルと震えることしかできない俺の頭を、明日香のヤローが『よちよち』と撫でてきやがった。
「ね。もう正直になっちゃえば？
アンタ、ホントはあたしに勝てるとか全然思ってなかったんでしょ？
気持ちよ〜く負かして欲しくて突っかかってきただけなんじゃないの？」
「っ」
ふざけんな、そんなわけあるか！
俺は今日、クソ生意気なテメェに一泡吹かせるために勝負してんだよっ！
男として、いつまでも女のテメェに見下されてるわけにはいかねぇだろうが！！
気がつくと、周りの退魔士連中が俺に哀れみの目を向けていた。
まるで、初めからこうなることがわかってたみてーに。
クソ・・・クソッ！！
「ほらほらぁ、さっきまでの威勢はどうしちゃったのよ。
動かないんなら、あたしの方から動いちゃうけどいいの？
こんな風――にっ！」
「っ！？ がああああああああああッッッ！！？？」
明日香が腰を抉り込んだ瞬間、全身に鳥肌が立った。
膣壁がヌラヌラと俺のペニスに絡みつき、一瞬で快感が許容量を飛び越える。
――これは、耐えられない。イク。
っ、だったら――。
せめて、道連れにしてやる！
オラ、喰らい、やがれぇぇえええええ！！！！
200： SF ：2017/03/08(水) 10:41:01 ID:Osyb1reo0
――ふにゅぅ・・・
「あ！？ あぁ！！？？」
射精を明日香のGスポに叩き込もうとしたところで、俺は卒倒した。
――イケなかったのだ。
俺が耐えきれずに射精しようとした瞬間、明日香の膣の絡みつきが見計らったように優しくなっていた。
相変わらず、目眩がするほどの快感には違いないが、チンポの表面だけをチロチロと舐め回すようなこの感触は直接射精に繋がる物じゃない。
「――何よ、その顔。
せっかく負かさないであげたのに、何か不満なの？」
明日香が小馬鹿にしたように見上げてくる。
・・・くそ、わざとかよっ！
射精寸前の状態で快感をキープされ、地獄の苦しみと焦燥感に脳みそが侵される。
だが普通のピストンで致命傷を与えられない以上、俺が明日香をイカせるにはもうフィニッシュ・ブローの一撃しかない。
俺はあと数ミリ動かしたら弾けそうな快感状態のまま、明日香の膣に高速ピストンを開始した。
「ぐああああああああああッッッ！！！！」
――やってから、俺はすぐに後悔した。
女退魔士の膣穴を無防備にかき回すなんて、男にとってはもう地獄だ。
ガキみてぇに泣き叫びたくなるほどの快感が腰から突き抜け、一瞬で気が遠くなる。
・・・、だが、これで、今度こそ――！
――ふにゅぅ・・・
「あっ！？ ああああああっ！！？？」
またも、寸止め。
イク寸前の、一番気持ちいい状態から山を下らされ発狂しそうになる。
明日香のヤローがニタニタと笑っていやがった。
クソ、男の性を弄びやがって！！
「うああああああああああああっっ！！！！」
――ふにゅぅ・・・
201： SF ：2017/03/08(水) 10:41:34 ID:Osyb1reo0
「クスッ。どうしたの？ そんなに苦しいなら早く射精したら？」
「〜〜〜〜っ！！！！
ぐっ、があああああああ！！！！」
――ふにゅぅ・・・
「ほらほら〜、頑張れー。あとちょっとだよー？」
「ひ！？ ぐっ！ クソッ！ くそ・・・！！
ああああああああああああああああっ！！！！」
――ふにゅぅ・・・
「ざーんねん。もうちょっとだったのにねー？
どう？ ちょっとは反省した？」
「うあああああああああああ！！！！
うあああああああああああああああッッッ！！！！
いぐぅ！！ イクイクイクイク！！」
――ふにゅぅ・・・
「がああああああああ！！！ イケないぃぃいいい！！！！
いぐぅ！ いげないぃぃぃいい！！！
ああああああああああああ！！！！」
「あ〜あ、く〜るしそ。
――ま、普通に搾ってあげてもいいんだけど。
男を調教するにはこれが一番簡単だからねー」
――ふにゅぅ・・・
「ぐあああああああああああ！！！！
やめろぉぉおおお！！ やめろぉおおお！！！
も、もうやめてくれ明日香ぁ！！ お、おかしく！
おかしくなっちまうううううう！！！！」
「そうね。それじゃ、そろそろ・・・。
――なんて言うわけないでしょ。
ほら、もう一回地獄を見て来なさい！！」
――ふにゅぅ・・・
「ぎゃああああああああああああッッッ！！！！」
――絶叫。
寸止めを5回も繰り返される頃には、俺はもうイクことしか考えられなくなっていた。
男は一度高ぶったら、出すまで絶対に身体が収まらない。
・・・こんなモン、連続射精以上の地獄だ。
このまま続けられたら、マジで頭イカれちまう！！
202： SF ：2017/03/08(水) 10:42:18 ID:Osyb1reo0
「やめろぉ・・・！ やめろぉ・・・！」
「うわ、すっごいグシャグシャな顔・・・。
う〜ん。ホントはもっと地獄見せてやろうと思ったけど、まぁいっか。
それじゃ、やめてあげる。はい♪」
涼しい顔のまま、明日香は俺を畳の上に突き飛ばした。
ペニスが魔膣からチュポン、と音を立てて抜け、湯気を立てながら空気に触れる。
――瞬間、俺は恥も外聞もなくペニスを握りしめていた。
握りつぶすほど力を入れて、猿のようにガシガシとチンポを扱きまくる。
――射精！ 射精！ 早く射精！ 射精しねーと！
もう限界だ！ 狂う！ 狂う！ このままじゃ気が狂っちまう！
うああああああああああああああッッッ！！！！
「あああああああ！？
クソッ！ 出ねぇ！ 出ねぇぇぇえええ！？
なんでだよクソ！ なんでだよっ！ こんなに気持ちいいのにっ！？
うわあああああああああああ！！！！ ああああああああああああ！！！！」
「え？ 当たり前じゃん」
尺取り虫のように悶え狂う俺を、明日香は涼しい顔で見下ろしていた。
「アンタのチンポ、あたしのナカに入ってたのよ？
アンタの手なんかとは比べ物にならないくらい、ず〜〜〜〜っと気持ちいい、女退魔士のナカに。
何度も寸止めされて引っこ抜いたばっかなんて――、神経がバカになって、自分でなんかイケるはずないじゃん」
「そん・・・な・・・！
ウアアアアアアアアア！！ ああああああああああああああ！！！！
ああああああああああああああああ！！！！」
「あ〜らら、もう頭おかしくなっちゃった？
プッ・・・！ アッハハハハハハハハハハ！！
あたしに勝つとか言ってたクセに、ちょっと寸止めしてやっただけでその有様？
ったく、情けないったらありゃしないわねっ」
「ぐああああああああああっっっ！！！
そ、そんにゃ、ころ、いっらっれ・・・！
あしゅ、あしゅか〜！！ たのむ、いかせ――いかせれ！
いかせれくれえええええっ！！！！」
「え〜〜？ どうしよっかなぁ〜〜〜〜？
まぁ、アンタがど〜〜〜〜してもって言うならぁ、イかせてあげなくもないけどぉ〜〜〜〜？」
わざとらしいくらい語尾を伸ばしながら、明日香は股間を押さえて悶絶する俺の頭をグリグリと踏みにじってきやがった。
そのまま俺の前で膝立ちになったかと思うと、チンポを扱くことしか出来ない俺の身体を抱き起こしてくる。
そして、耳元で、囁いてきた。
『・・・ほら、さっさと降参しちゃいなさいよ。
明日香様ごめんなさ〜い。生意気なこと言ってすみませんでした〜。って、情けな〜い声で懇願しちゃいなさいよ。
みんなには聞こえないくらいの声でいいから、ね？』
「っ！！」
203： SF ：2017/03/08(水) 10:42:54 ID:Osyb1reo0
その囁きに、俺の中に微かな闘志が蘇った。
・・・、なんだよこれは。
ここでギブアップしたら、前となんも変わんねぇじゃねーかよっ！！
だが――
「いいの？ それじゃず〜っとそのままだけど。・・・ふふ。レロ。ちゅぷ・・・」
「ッ！！ うわああああああああああああッッッ！！！！」
――明日香は、さらに俺の耳を舐めてきやがった。
限界まで寸止めされ、自分でシゴいてもイケなくなってる状態での、もどかしい刺激。
脳みそを直接舐められているような気持ちよさに発狂しそうになる！
「やめ！ やめろぉぉおおおおお！！
やめてくれ！！ もうやめてくれよぉぉおおおお！！！！」
「あはっ。や〜だ♪」
さらに明日香は、俺の脇を撫で、乳首を摘み、背筋をなぞり、ペニス以外のありとあらゆる性感帯に焦らし責めをし始めやがった。
理性が吹っ飛ぶ。脳が焼ける。
興奮と焦燥感で、号泣しながら絶叫することしか出来なくなる――！
「わかった！ もうわかったよ！ 認めるよ！！
お前強ぇよっ！ 俺じゃまだ全然敵わねぇよ！！
だから頼むよもう意地悪しないでイカせてくれ！！
もう本当に限界なんだよぉぉおおおおおおお！！！！！！」
「・・・クス。ま、いっか。
ホントはこのまま一晩くらい放置する修練もあるんだけど、流石に今のアンタにやったらマジで発狂しちゃいそうだしねぇ〜？
いいわ、可哀想だからイカせてあげる」
明日香はイヤらしい笑みを浮かべると、俺を押し倒して腰の下に膝を差し込んできた。
袴をズリおろし、ペニスを完全に露出させ、巫女服越しの胸の前へと持ってくる。
パイズリ固めの体勢だった。
寸止め地獄から解放される安堵感と、明日香の胸の威力への恐怖で全身がガクガクと痙攣し始める。
そして、
「――ただし。
今日はいつもみたいな手加減じゃなくって、ちょっと本気でぶっ壊してあげるから。
もう二度と、女退魔士に生意気な口叩けないように。
女の子様には敵わないって、精々この弱っちぃチンポに焼き付けなさい！！」
204： SF ：2017/03/08(水) 10:43:28 ID:Osyb1reo0
――ズッッチュゥ〜〜〜〜！！！！
――びゅぅぅううううううううううう！！！！！！
「ぎゃああああああああああああああッッッ！！！！」
明日香の胸に包まれた瞬間、強烈な射精に腰が抜けた。
明日香の胸が、強姦するようにバチバチとチンポに叩きつけられる。
しかも、豪快なだけの責めじゃない。
明日香は胸のピストン一回ごとに乳房を絡みつかせ、捏ね回し、俺のペニスの弱点という弱点を徹底的に嬲り尽くしていた。
射精が止まらない。止まるどころか、明日香の胸が動くたびにどんどん勢いが強くなる。
ペニスは精巣の中身を１０秒足らずで撃ち尽くし、あっという間に空撃ち状態にされちまう！
「うあああああああああああああああッッッ！！！！」
空撃ちになっても、快感は全く収まらなかった。
射精は男の身体の防御機構だ。精液と同時に快感を吐き出すことで、男は強すぎる快感から身を守る。
出すものが無くなった瞬間、吐き出せない快感はペニスに溜まり、腰を突き抜けて全身に逆流してくる。
全身で射精しているような快感に脳みそが焼ける。
異常すぎる快感に耐えきれなくなり、チンポの奥に精液じゃない何かが溜まり始める。
やばい。やばい！ 気持ち良すぎて死ぬ！ 死ぬ〜〜〜〜！！！！
「あはっ♪ どうよ、あたしの本気おっぱいの味は。
気持ちいいでしょ？ 死にそうでしょ？ 狂っちゃいそうでしょ？
こんなことされて、男のチンポが耐えられるわけないもんね〜？
それじゃ、女の子には敵わないってよ〜くチンポに刻み込んだら――。
ほら、これで――逝っちゃいなさい！」
「〜〜〜〜〜〜ッッッ！！！！」
明日香が一際谷間を強く寄せ、チンポをすり潰した瞬間。
更に一段階強い快感と共に、チンポの奥から強制的に何かが引きずり出されたのを感じた――
205： SF ：2017/03/08(水) 10:44:10 ID:Osyb1reo0
「ぐああああああああああああああああッッッ！！！！！！」
――ドックン！！
「〜〜〜〜ッッッ！！！ 〜〜〜〜〜〜ッッッ！！！！
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッッ！！！！！！」
目の前が、真っ白だった。
あまりの気持ちよさに、呼吸が出来ない。
全身がバラバラになるような絶頂の嵐の中、完全に殺された俺のペニスから、ピンク色の液体がスローモーションで飛び散っていくのが見えた。
精液の生産が追いつかなかった男が、女に無理矢理搾り取られるギブアップの証。
――いわゆる、赤玉というやつだった。
これを出させられた男は――もう、立ち上がれない。
「――淫技・乳地獄。
ちゃんと手加減してあげたから、チンポ壊れてないとは思うけど。
男をマジでブッ壊すための技だから、ホントに地獄みたいに効いたんじゃない？」
「ぉぉ・・・ぁ・・・ぉ・・・」
「って、やっぱ喋れなくなっちゃうか。
はぁ。あんなに息巻いてたってのに、ったく情けない・・・。
――もういいから、アンタはちょっとそこで寝てなさい。
ダメージ大きすぎて、医務室まで動かすのも危ないかもしんないから」
「ぁぁ・・ぁ〜・・・・」
信じ、られねぇ・・・。
俺だって、男退魔士として、淫魔、狩りまくってるってのに。
強くなった、はずだってのに・・・。
女退魔士ってのは、こんなに簡単に男をブッ壊せるもんなのか・・・？
「？ なによ、まだ意識あんの？
この技食らっちゃったら、アンタもう無理だから。
変に頑張ってないで、さっさと気絶しちゃいなさいって。
――ほら、手伝ったげるから」
――ゲシッ！
「ぁひっ・・・！」
明日香に股間を踏まれたのが、トドメの一撃だった。
許容オーバーの快感に精神を焼かれた俺は、なすすべなく意識をブラックアウトさせた――。
〜〜〜〜〜
206： SF ：2017/03/08(水) 10:44:46 ID:Osyb1reo0
「――あ、起きた」
意識を取り戻した時、俺は試合場の真ん中で美緒に膝枕されていた。
辺りには殆ど人の気配がない。もう午後の修練も終わっちまったのだろう。
・・・、クソ。情けねぇ。
「・・・、おい、美緒。明日香は――ぐっ！？」
「あ、ダメよっ！ 明日香お姉ちゃんのこと考えちゃ――ほら、深呼吸して。
ゆっくりでいいから――ね？」
明日香の顔を思い出しただけで、股間から痺れが駆け抜けた。
全身に快感がフラッシュバックして、ガクガクと痙攣を始める。
美緒に合わせて深呼吸し、なんとか意識を落ち着かせる。
「――お姉ちゃんは、もう部屋よ。
お兄さん、お姉ちゃんのあの技食らっちゃったんでしょ？
２、３日はお姉ちゃんのこと考えたり、お姉ちゃんの匂い嗅いだりするだけで大変な事になっちゃうだろうから、近づかないように・・・って、こんなこと言ったら考えちゃうかぁ。
まったく、男って大変だよねぇ・・・」
「ぐ・・・ふぅ・・・フゥ・・・」
明日香の技を思い出し、また絶頂の続きを始めようとする身体を落ち着ける。
きっと、美緒の話は冗談でもなんでもないんだろう。
今明日香に会ったりしたら、それだけでまたチンポがイカレるまで射精し続けることになると本能が訴えていた。
「美緒ちゃん、どうだい？
そいつの容体は――って。
おー、こりゃまたこっ酷くやられたなぁ・・・」
美緒に頭を撫でられながら深呼吸していると、頭上から渋い声が降って来た。
おやっさんが、コップ一杯の水と粉薬をもっているのが見える。
「強壮剤だ。楽になるぞ」
コップを受け取ろうとしたが、手が震えて上手く持てない。
落としそうになったところで、気がついた美緒が代わりに少しずつ飲ませてくれた。
「・・・前に話したことなかったか？」
水を飲んでいる俺に、おやっさんが何かを話していた――。
「俺もなぁ、昔は一応プロだったんだよ。
あんまり勝てちゃいなかったが、それでもアマ相手なら片手で捻れるくらいの自信はあった。
そんな俺の前に、スカウトの女退魔士が現れたのは２５の時だ。
――ボコボコにされたよ。当時１０歳かそこらだった女の子にな」
「・・・、・・・・」
――オヤジの昔話か。
うるせぇよ。
「井の中の蛙だったことを知った俺は、自分から頼んで退魔連に入れてもらった。
――それからは必死だったさ。女の子に負けてばっかじゃ格好つかないからな。
当時は俺も、いつかは女退魔士どもを見返してやるって息巻いてたもんさ」
・・・、うるせぇよ。
「今のお前みたいに、女退魔士に勝負を挑んだことも一度や二度じゃない。
で――その結果はどうだったと思う？
残念だが、彼女たちは俺たちが――」
「うるせぇんだよっ！」
俺は声を張り上げていた。
・・・聞きたくなかった。
こんなにされても心を折らねぇように、次こそは勝ってやるって必死に歯を食いしばってる時に。
仮にも先輩の男退魔士であるアンタの口から、そんな言葉は――
「っ！？ ちょ、何してるのよお兄さん！
まだ起き上がっちゃ――」
「平気だ・・・。この、くらい。
全然、効いちゃ、いねぇよっ！」
ちょっと動いただけで、快感がぶり返して腰が抜けそうになる。
でも、これ以上寝ているわけにはいかなかった。
今これ以上寝転がってたら、心が負けて二度と立ち上がれなくなるような気がした。
感覚のない拳を握りしめて、死ぬ気で立ち上がる。
「・・・、悪い、美緒。しばらく、放っといてくれ」
「お兄さん・・・」
何かを言いかける美緒の肩を押さえ、おやっさんが首を振っていた。
それを見ないフリをして、俺は黙って二人に背を向けた。
フラつく足取りで性技場を出る。
この地下の施設からじゃ、月も空も見えやしなかった――。
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