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和君 8/11(火) 07:19:29 No.20090811071929 削除
夜中に眼が醒めました。咽喉がカラカラです。

冷蔵庫から、水を出して飲みながら考え込んでいます。
加奈と縒りが戻ってくれば来るほど、洋子の言った「加奈に赤ちゃんがいる」が圧し掛かってきます。

腕を組み天井を見ながら考えてます。
「辞めるか」私の本音です。
段々加奈とやっていく自身も無くなって来てます。

辞めてしまえばしがらみも何も無くなります。
中国に行くのも一つの方法かもしれません。夢を求めて大陸へ・・・・・
上海の企業での就職もいいな。綺麗な姉ちゃんもいるし。

ガタッと音がして、振り向くと加奈が蒼い気難しい顔をして立っていました。
私の「辞めるか」が聞こえたのです。

「和君、辞めるってどういう事?会社を辞めるってこと、
それとも私たちの関係をやめるってこと?」

加奈は私の頬を平手で殴ると泣き出しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
加奈に言わせると、私は人の気持ちを考えずに行動すると言うのです。
昔からそうだ。人を将棋の駒にしか思ってないと言うのです。

今回の一件も、私は加奈と何とか再構築したい。
その為に、清水と美千代を如何に縒りを戻すかを計算した上で、
清水の両親、姉夫婦に圧力を掛け、挙句のはてに
清水のお姉さん、美千代のお母さんをたぶらかして手玉にとっていい様に弄んだ。

「私だって、和君と別れたくなかった。
でもあんな状況に持っていかれたら別れるしかなかった」

「和君の一番心に重く圧し掛かってる疑問に答える。
私は妊娠したの。あの和君が美千代さんを連れ来た晩のSEXで」

「私もよっぽど和君に言おうかと思った。でもお母さんに言われたの。
今和君に言ったら、あいつの事だから全部捨ててくるよ」

「今は、清水たち二人の縒りを戻して、何年後かに加奈さんと一緒になるシナリオを描いて
そのとおりにしていく努力をしているだろうけど、
子供が出来たと知ったら、会社も捨て二人を不幸にしてでも駆けつけてくる。
ここはあいつの正念場、我慢しておくれ。私たちがついているから」

私は約束させられました。
少なくとも、今取り掛かっている仕事が終わるまで、札幌には来ないことと
絶対に仕事を辞めない事

「一番辛かったのは、私なんだからね」と大泣きされました。

名前が私の一字が入った「和加奈」と知りました。
待ち受けを見ましたが可愛くて可愛くてしょうがありません。

後二年経たないうちに何とかしなければ。



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