まとめサイトです。

津島正義 5/11(月) 19:33:14 No.20090511193314 削除
「夜分恐れ入ります。村澤の家内です。兄から連絡を受けました。このたびは主人が大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありませんでした。そちらにお伺いしたいのですが、会って頂けないでしょうか?」

「今週の土日なら時間を取れますが……。」私はそう答えました。11日金曜日は菜穂子が病院へ行くことになっています。検査結果によっては入院ということにもなるでしょう。しかし、奥さんとはやはり会って話をしなければなりません。ですから土日に会うことにしたのです。

「それでは12日土曜日の午前10時に伺わせていただきます。」
「はい、お待ちしています。」私はそう言って電話を切りました。

11日朝、「結果は携帯で連絡しますね。」と言って妻は病院へ行く前に私が出勤するのを見送りました。

その日の昼前に、菜穂子から携帯電話がありました。「あなた、私です。今診察が終わりました。やはり検査入院するようお医者様に言われました。今日これから自宅に帰って入院の支度をして入院の手続きをします。3日間の入院になりますので、ご不便をお掛けしますがお願いします。」妻は申し訳なさそうに説明しました。

「分かった。俺のことは気にするな。今晩病院へ行く。それじゃ後で。」俺は電話を切りました。
その晩7時頃、私は病院へ行きました。看護士センターで確認して妻の病室である905号室に入りました。

4人の患者さんと同室でした。私は妻の診察結果を聞いた上で、媚薬を持ってきたかどうかを小声で聞きました。

「お医者様にお話しして、すべてお渡ししました。どういうものなのか分析検査するそうです。」妻が他の患者に聞こえないよう小声で話をしました。

「何か持ってくるものがあったら言ってくれ。俺は適当にやるから心配するな。何かあったら携帯電話をしてくれ。それじゃまた来る。」と言って私は病室を後にしようとしました。

その時、「社長さんとの話はいかがでしたか?」
と妻が聞いてきました。
「三嶋社長は立派な人だった。すべてをお話しし、村澤の処分を含めすべてをお任せした。村澤は最初に俺が自分のところに来ると思っていたのか、社長に呼ばれしかも俺が同席しているのを見て吃驚していた。村澤のヤツ、もっと抵抗するかと思ったけど観念したのか大筋で事実だと認めた。でもヤツは結局俺に謝らなかった。俺の女房にこれだけのことをしたのだから、絶対に謝まらせる!」私はキッパリと言いました。

「いろいろとご迷惑をお掛けしてすいません。」妻が申し訳なさそうに小声で言いました。



43へ

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

体験談募集










下着訪販のお客様…(完結)

管理人/副管理人のみ編集できます