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原宿毒ヘビ無許可飼育事件

2008(平成20)年7月15日、東京消防庁に「毒ヘビに咬まれた」と119番通報が入る。
通報したのは渋谷区神宮前在住、港湾作業員の柏木真一(41)で、咬まれたのはなんと本人であった。
柏木は爬虫類、特に毒ヘビマニアで、無許可で多数の毒ヘビを自宅マンションで飼育していて、
その中のトウブグリーンマンバへ餌を与えようとしたところ指を咬まれてしまったのである。
トウブグリーンマンバはアフリカに生息する非常に毒の強く死者も多数でているヘビで、
咬まれた柏木も吐血して指の一部が壊死し、一時意識不明の重体に陥ったが、奇跡的に一命を取り留めている。
柏木は退院後、動物愛護法違反で警視庁に逮捕された。
柏木のマンションには無数の毒ヘビがプラスチックケースに入れられて飼育されていた。
その数は33種51匹にものぼり、そのほとんどが外国産の毒ヘビで危険なものばかり。当然すべて無許可であった。
さらに事件の8ヶ月前には、逃げたニホンマムシが美容室の休憩室として使われていた隣室に忍び込み、
女性美容師が咬まれる(咬まれたのは連れ出した美容室で頭を撫でたことによる)事件が起きていたのである。
その時、警察の聞き込みに対し柏木は「知らない」ととぼけていたという。
柏木の供述から違法に毒ヘビを販売していたペットショップも摘発された。
柏木は執行猶予付きの有罪判決が言い渡されている。
柏木が飼育していた毒ヘビは群馬県にあるジャパンスネークセンター(日本蛇族学術研究所)に送られ、
その一部は一般公開されている。

★飼育されていた毒ヘビ
◎クサリヘビ科
・ニシキツノクサリヘビ×1
・パレスチナクサリヘビ×1
・ガボンアダー×1
・パフアダー×3
・ヌママムシ×1
・タイクサリヘビ×1
・アメリカマムシ×2
・ムーアクサリヘビ×1
・メキシコハネハブ×1
・シンリンガラガラヘビ×1
・セイブダイヤガラガラヘビ×1
・トウブダイヤガラガラヘビ×1
・クロオガラガラヘビ×1
・オレゴンガラガラヘビ×1
・ヒメガラガラヘビ×1
・イワガラガラヘビ×1
・ツノブッシュバイパー×2
・ヨロイハブ×1
・ニシキツノクサリヘビとガボンアダーの雑種×1
◎コブラ科
・トウブグリーンマンバ×3
・ブラックマンバ×1
・クロクビドクフキコブラ×5
・アカドクフキコブラ×2
・オオドクフキコブラ×2
・リンカルスドクフキコブラ×1
・ハナナガコブラ×1
・ケープコブラ×1
・シンリンコブラ×2
・パプアマルガスネーク×2
・ラフデスアダー×2
・パプアデスアダー×2
・ニューギニアタイパン×1
◎ナミヘビ科
・ブームスラング×1


★2012.9にもブラックマンバ他14種24匹の毒蛇を無許可飼育していた男性が、7月にニシグリーンマンバに咬まれて自ら通報して発覚、書類送検される事件が発生している。
 この男性は7年前にも別の毒蛇(ウサンバラブッシュバイパー)に咬まれている。

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