松尾千鶴Wiki 〜Wiki尾千鶴〜 - 松尾千鶴とのメモリアル2
レッスンルーム
千鶴:おはようございます。
……もしかして、来ないと思いました?
千鶴:別にアイドルになりたいって思ったワケじゃなくて。
……その……約束をすっぽかすのは、いけないって思っただけ。
千鶴:……まぁ、全く興味がないワケじゃないけど……ハッ!
も、もういいじゃないですか。それで、何から始めるんですか?
P:『ダンスレッスンで』
千鶴:ダ、ダンスレッスン……?
…………分かりました。お願いします。
ダンスレッスンを始めた……
千鶴:いち、に、さん……手はこうで、足は……え?違う?
……え、こ、これ以上は体勢がキツくて……っ!
千鶴:えっと、ええっと、次はこうして、こう動いて……
あ、ど、どうしよう……もう全然分からない……っ!
千鶴:はぁ……はぁ……全然ダメ……。体が硬すぎ……みっともない動き……。
ほんと最悪、恥ずかしすぎ、ありえない……。
千鶴:だから言ったんです……。
私にアイドルなんて向いてないって……。
P:『基礎練習しよう』
千鶴:……基礎練習ですか?
どうせそんなことしたって……。
P:『きっとできる』
千鶴:……そこまで言うなら、あとちょっとだけ……。
ほんのちょっとだけなら、つきあってあげます。
できなくても、知りませんから……。
千鶴:いち、に、さん、し……これで合ってますか?
なるほど、ゆっくりやるとできるかも……。それから、次は……。
千鶴:いち、に、さん……手はこうで、足は……
……やったっ、できたっ!できましたよね!?
P:『完璧だったよ』
千鶴:うれしい……ハッ!あ、いや、これは……。
た、達成感です。それ以上でも以下でもありません。
千鶴:それに、完璧だったなんて……調子が良すぎ。
テレビで見たアイドルの人たちは、もっとすごくて、もっと可愛くて……。
千鶴:でも……もしかして、基礎から覚えていけば、
私もいつかあんな風に踊れるように……ハッ!
千鶴:べ、別にちょっと楽しかったからもうちょっと続けてもいいかな、
なんて思ったワケじゃ……あ。
P:『やる気になってくれた?』
千鶴:……こほん。再度言いますけど、私は自分が
アイドルに向いているとは思ってないです。
千鶴:でも、ダンスも勉強と一緒で、基礎を練習すればいつかはできるようになるかもしれない……。
それが分かったので、その……。
千鶴:もう少しだけ……貴方につきあってあげます。
その代わり、私にちゃんと基礎から教えて下さい。
……プロデューサー。