最終更新: chorus_mania 2020年06月03日(水) 01:29:46履歴
「ヒュムノス(Hymnos)」2群の混声合唱とオーケストラのための
初演日 | 1990年5月26日/6月2日 |
初演演奏会 | 第16回民音現代作曲音楽祭 |
初演会場 | ザ・シンフォニーホール/東京文化会館大ホール |
初演指揮 | 尾高忠明 |
初演管弦楽 | 大阪フィルハーモニー交響楽団/東京フィルハーモニー交響楽団 |
初演合唱 | 東京混声合唱団 |
ラテン語のミサ固有文と英訳の黙示録と新川和江の詩とを使用。
新川和江の詩は詩集「火へのオード」から採られている。
幾つもの有機的なアンサンブルの同時進行、集中、拡散は、巨視的にカオスのような状態を生み出しており、その中で高密度のエネルギーが絶えず生成される、いわば超新星的現象を想起しました。“五行”の一つである“火”をとおして、今、書くものが宇宙的な永遠性への、そして生命力の根源なるものへの「賛歌」であると同時に、劫火による多くの犠牲へのレクイエムとして、またそうした一切を超越したものへの私なりの祈りでありたいと思いました。音声と意味との間の、より確かな関連を求めていた時に、新川和江さんの“火”を対象にしたいくつかの詩にめぐり会い、氏の言葉によって漠然としていた声の指向に初めて明確な輪郭を与えることができました」(作品ノート)
タイトルの“Hymnos”はギリシャ語で「讃歌」の意味。英語の「Hymn」の語源にあたる。
合唱が付いているのでリストには入れているが、合唱をオーケストラの一部と見なした構成で混沌としている。
“ひぐらしのモティーフ”が部分的に試みられており、その手法は「森へ」で結実する。
全音楽譜出版社より出版されていたが、2014年現在では出版リストより消えている。
新川和江の詩は詩集「火へのオード」から採られている。
幾つもの有機的なアンサンブルの同時進行、集中、拡散は、巨視的にカオスのような状態を生み出しており、その中で高密度のエネルギーが絶えず生成される、いわば超新星的現象を想起しました。“五行”の一つである“火”をとおして、今、書くものが宇宙的な永遠性への、そして生命力の根源なるものへの「賛歌」であると同時に、劫火による多くの犠牲へのレクイエムとして、またそうした一切を超越したものへの私なりの祈りでありたいと思いました。音声と意味との間の、より確かな関連を求めていた時に、新川和江さんの“火”を対象にしたいくつかの詩にめぐり会い、氏の言葉によって漠然としていた声の指向に初めて明確な輪郭を与えることができました」(作品ノート)
タイトルの“Hymnos”はギリシャ語で「讃歌」の意味。英語の「Hymn」の語源にあたる。
合唱が付いているのでリストには入れているが、合唱をオーケストラの一部と見なした構成で混沌としている。
“ひぐらしのモティーフ”が部分的に試みられており、その手法は「森へ」で結実する。
全音楽譜出版社より出版されていたが、2014年現在では出版リストより消えている。
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