鈴木輝昭と、千原英喜の合唱作品を掘り下げるWiki。

女声合唱とピアノのための組曲「譚詩頌五花

曲データ

編成SSAA+Pf.
演奏時間ca.28'00"
難易度上級
肖像大岡信ca.6'20"
宇宙の滴りをうけて高田敏子ca.4'20"
幼獣の歌中原中也ca.6'30"
きみ待つと吉原幸子ca.4'40"
運命宗左近ca.6'10"

初演データ

全曲初演日2007年5月4日
初演演奏会第17回コーラスワークショップin仙台特別コンサート
初演会場仙台市青年文化センターコンサートホール
初演指揮菅野正美・星英一
初演ピアノ鈴木あずさ
初演合唱橘高等学校合唱団・安積黎明高等学校合唱団

作品について

2校による委嘱作品で、曲ごとの一部初演もそれぞれで2006〜2007年に成されている。
それぞれの曲について楽譜前書きなどで以下の説明がなされている。
肖像:絶えず変容し、過ぎゆく時間を疾駆するcourante(クーラント仏;16世紀にフランスで生まれた、2分の3拍子または4分の6拍子の軽快な感じの舞曲)
宇宙の滴りをうけて:空間の広がりの中で、大気の潮汐/揺らめきを移すsarabande(サラバンド仏;17〜18世紀にヨーロッパで流行した緩やかな三拍子の舞曲)
幼獣の歌:奇想と異界の幻影に臨んだbourrée(ブレー仏;17、8世紀の組曲に広く用いられたフランスの舞曲、速い二拍子)
きみ待つと:古の情念を演劇的歌謡で巡るair(エール仏;17、18 世紀のフランスのオペラやバレエで、舞踊の伴奏のために用いられた旋律的性格の強い楽曲)
運命:輪廻のように巡り、架空の祭祀へ向けて螺旋状の高揚を綴ったgigue(ジーグ仏;17、8世紀のヨーロッパで流行した舞曲で、三拍子系の軽快なもの。)

幼獣の歌

楽譜・音源

全5曲のうち2曲ずつが単独での演奏、そして終曲の「運命」はドッペルコーラスとなっている。「肖像(大岡 信 詩)」「宇宙の滴りをうけて(高田敏子 詩)」「幼獣の歌(中原中也 詩)」「きみ待つと(吉原幸子 詩)」「運命(宗 左近 詩)」の全5曲。「宇宙の滴りをうけて」と「きみ待つと」は無伴奏。

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