現在閉校中のココネ学園ですが、生徒たちは現在もいろいろな形で自習活動を続けています。お久しぶりの人もぜひ遊びに来てください♪



形容詞の意外な使い方(2011.06.16.)


今日の内容は、形容詞の意外な使い方で、だれにとっても興味のある話題だと思います。
時間の、というより、タイプを打つ手が疲れるまで、どんどん紹介していきたいと思います。

まずは、awkward です。
これはすごーくよく使われますが、意外とむずかしいですね。
「ぎこちない」「不器用な」という意味合いから「気まずい」という意味合いに展開します。
例えば、I felt awkward when I bumped into her at the party.
あるパーティで出くわしたくない女性に出くわし、気まずい思いをした、という状況を feel awkward で表現しています。

これは、どうでしょう?
Sorry, but I have to ask some awkward questions.
この awkward questions は「聞きにくい質問」という感じです。
ちょっと聞きにくい質問をさせてください、といった感じですね。

available も重要です。
利用できる、という意味もありますが、こんな使い方があります。
I'm not available.「今、手が離せません」という感じですね。
Are you available for the conference tonight? だと
「今夜の会議に都合はつくかい?」という感じですね。

casual はみんな知っている単語ですね。
でも、Watch your casual remark. のような使い方があります。
「無頓着な」という意味合いで、あまりにも「普段のまま」に質問すれば、
それが相手の気持ちを読んでいないという意味合いになるからです。

clean もおもしろいですよ。
He has a clean record. といえば「犯罪歴はない」という意味。
もちろん、He has no criminal record. と表現してもかまいません。
でも He has a clean record. が刑事ものででてくれば間違いなく「犯罪歴はない」といった意味です。

decent もアメリカ英語ではよく使う形容詞です。
decent は「きちんとした」「礼儀正しい」という意味ですが、
「かなりよい」「すばらしい」という意味でアメリカ英語ではよく登場します。
a decent standard of living で「まあまあの生活水準」、
We have a decent weather here, perfect for hiking. といった使い方もあります。

次は、delicate です。
「繊細な」は知っている通りですが、「微妙な」の意味で使います。
That's a very delicate situation.
これは「微妙な状況だ」です。
a delicate problem といえば、人種差別など微妙な問題のこと。

dirty は「きたない」ですが、「わいせつな」の意味はご存じですね。
She hates dirty jokes. で
「彼女はひわいなジョークは嫌いだ」という意味ですね。

distant もおもしろい。
「遠い」から「よそよそしい」の意味への展開に注目。
I don't know why she is so distant these days. だと
「彼女がどうして最近よそよそしいのか、わからない」ということですね。

empty は「からの」ですが、そこから「うわべだけの」の意味になります。
Don't make an empty promise.
感じが出ていますね。

funny は「おもしろい」ですが、
Don't try anything funny with me. だと
「おかしなまねをするんじゃない」と言った感じです。
funny の「こっけいな」から「奇妙な」の意味展開です。

gross はご存じだと思います。
Gross National Product で GNP ですね。
これを形容詞で使い、That's gross. だと「キモ悪い」といった感じ。
吐き気を催すような、悪趣味の、といった意味合いが gross にはあります。
GNP とは関係ありませんよ。

heavy は「重い」ですね。
でも I've had a heavy day. だと、「今日の仕事はきつかった」といった感じ。
heavy は重い、そして、重いものはきつい、といった感じです。

intimate は「親しい」ということですが、
She's having intimate relations with her boss. だと、深い恋仲、という意味合いです。

ちょっとおもしろい形容詞に、loud があります。
「声が大きい」はご存じの通り。
でも、She loves loud dresses. だと「彼女は派手なドレスが好みだ」という意味です。
服装に loud はおもしろいでしょ。

さきほど、decent を紹介しましたが、これと同様にステキな形容詞として neat があります。
「きちんとした」ということで、「すてきな」の意味で使います。
This is neat!
何かを指して、「これって、素敵ね」といった感じです。

ready は「準備ができて」ということですが、
I'm ready for anything. だと、
意味合いとしては、「何でもかかってこい」ですね。

right は「正しい」から「ふさわしい」の意味に展開。
そこで、the right person in the right place は「適材適所」ということです。

rough は「あらい」ですね。
でも、Why are you so rough on her? だと、
「なんで彼女にあんなにつらく当たるんだ?」といった意味です。

sensitive はどうでしょう?
「敏感な」ということですが、Don't touch those sensitive papers. という言い方があります。
この場合の sensitive は「取り扱いに注意を要する」といった意味合いですね。
あの機密書類にふれるな、という意味です。

serious は「まじめ」ということですね。
でも「深刻な」の意味でもよく使いますね。
He suffers from a serious illness. だと
「彼は重病を患っている」ということ。
これはどうでしょう?
We're going to have some serious drinking tonight.
「(冗談めかして)今夜は飲むぞ!」といったニュアンスです。

smart は「賢い」という意味ですが、それが進むと「生意気な」という意味になります。
Don't get smart with me!
「ナマ言うんじゃない!」といった感じでしょうか。
知ったかぶりして鼻にかける人のことを a smart aleck といいます。

technical もおもしろい表現があります。
「専門的な」「技術的な」といった意味合いは連想できますが、
You're being too technical. というと、「ちょっとこだわりすぎだよ」といった意味合いになります。
「専門家」は「こだわる人」が多い。
でも、あまりこだわる人は好かれません。そこで、
You're being too technical!
「ゴジャゴジャ言うんじゃないよ」といった意味合いでも OK ですね。

tight はどうでしょう。
「きつい」「きびしい」から「隙間がない」
そこで、Security was tight. といえば、
「警備は厳しかった」という意味合いです。
tight の使い方としてはおもしろいですね。

tough は「強靭な」「つらい」「きびしい」などの意味合いがあり、
I know it's tough for you. といえば
悲しいことがあった相手に、「お気持ちはわかります」といった意味合いですね。
もちろん、Tough day, today. だと
「今日はさんざんだった」といった感じでしょうか。
さらに、He asked me some tough questions. はもちろん、
「彼はむずかしい質問をした」ということで、tough もおもしろい形容詞です。

さきほど、smart を紹介しましたが、wise もありますね。
「賢い」というか、「横柄な」という意味合いもあります。
Don't get wise with me. だと
「生意気な口をきくんじゃない」ということです。

そろそろ、最後になりますが、sincere は意外とむずかしい。
「誠実な」という具合に訳されるので、人の性格などで使うのかと思えば、
むしろ「心の状態」を表す言葉で、
a sincere apology だと「本心からの謝罪」、
a sincere promise も「本心でする約束」ということです。
He is a sincere man. という言い方も可能でしょうが、
一定の性格というより、変化する心の状態を表す形容詞だと考えるほうがいいですね。
そこで、He was sincere when he said that. のような使い方がよくみられます。
「それを言ったとき、彼は本心からだった(誠実に彼はそれを言った)」ということです。

一見、簡単そうにみえる、形容詞ですが、
意外とおもしろい使い方があるということに気づかれたと思います。

最後の最後に、先日ある映画を観ていて、無線でのやりとりで、
Do you copy? と言っていました。
「聞こえる?」という意味です。
別の場面では、Do you read me? と聞いていました。
これも無線で「聞こえますか?」ということです。
そして、答え方として、We read you. Over. 「聞こえます、どうぞ」と言っていました。
この Over はおもしろい!
相手に返すということを弧を描くような動作で Over と言っているんですね。

もうひとつ。マイクのテストで、「本日は晴天なり、本日は晴天なり」と日本語では言いますが、
英語では、Testing, testing, testing. This is testing. と testing を繰り返すんですね。
これはテストです。ということにひかれて、This is a test. とは言いません。
testing, testing, testing の動詞的な使い方、しかも、進行形がポイントですね。

ということで、今日は、出張先(岡山)からの授業でした。

明日は、yosshey 先生が授業を行ってくれると思います。
土曜日は、D教室をしますので、よろしくお願いします。
ということで、今日は、これで失礼します。

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