現在閉校中のココネ学園ですが、生徒たちは現在もいろいろな形で自習活動を続けています。お久しぶりの人もぜひ遊びに来てください♪





今日は、「Hello 毎日かあさん」の監修の件で、TV東京の関係者と会ってきました。
現代の日常性を描いた漫画なので、英語学習の可能性は大です。
テレビには出る予定はありませんが、ちょっとPRで出るかもしれません。
結構、人気番組みたいで、なかなかお薦めです。
月曜日から金曜日まで、朝6時40分から5分番組ですが、本物志向の番組です。

さて、今日は、 this と that に注目してみたいと思います。

どちらも直示詞とよばれ、何かの対象を直接指差す詞です。
it については以前やりましたが、「それ」といっても、直接対象を指して it とは言いません。
this / that と it は働きが違うということです。

this は自分の領域内にある対象を指すころから、心理的に近い対象が話題になります。
こんな使い方をしますね。
I didn't like the wine we had last night, but this is perfect.
これは「今手にしている状況」なので this でピッタリですね。
Move your right hand like this.
「こんなふうに右手を動かして」ということですが、自分の動きを示しているのでやはり this がピッタリです。
This is what he did to me.
例えば、子どもがあざを指差して、「これがあいつが僕にしたこいとなんだ」という意味合いで、
やはり心理的に近い this が使われます。
おもしろい表現としては、
We hadn't expected there to be this much damage.
「こんなにひどい損傷があるとは思ってもいなかった」ということですが、
ここでも「ひどい損傷」を直接指差している状況なので this が使われます。
I request that this conversation not be recorded.
「この会話は録音しないでほしい」ということですが、現在進行中の会話なので this conversation となります。

一方、that は自分の領域にない対象を指す*1という感覚があるため、次のような表現にはピッタリです。
What's that you're eating?
今食べている、それ何ですか?このように聞いている表現ですが、他人が食べている料理を指すので that ですね。
同じく、
Stop that!
「止めて!」ということですが、相手がしていることを指しているので that です。
Don't look at me like that.
も相手の視線が問題なので that がピッタリですね。

今度は、2つの表現を比較してみてください。
This is strange: The computer is missing.
That is strange: The computer is missing.
that のほうが自分の領域外ということで、やや心理的に突き放した感じになります。
例えば、とても濃いコーヒーを出されて、とても飲めないという状況で、
ミルクを入れてもらい「ずいぶんよくなった」というのは
That's much better.
と表現することがあります。
好ましくない状況があって、その状況を that で少し突き放して表現しています。
ここでも、This is much better. のほうが、自分とのかかわりがあるということで、気持ちがよりこもった表現だといえます。

that と this を使った慣用表現があります。
That's it!
これはいろいろな状況で使われます。
例えば、探し物をしていて、「あった!」と言う場合、That's it. はぴったりですね。
もちろん、相手が言った内容について、「その通り!」の意味でも That's it. といいます。
また、兄弟ゲンカにうんざりした母親が子供たちに「やめさない!」という意味で、 That's it. という状況の想像できますね。
This is it.
これは、典型的には、お待ちかねの人がやってきて、「いよいよですよ」という意味で、This is it. といえます。
マイケル・ジャクソンの This is it. は「これぞ、決定版」といった意味合いでしょう。
Well, that's that.
この表現もよく使います。
「まあ、こんなところだね」という意味で、That's that.

もちろん、電話をかけている状況で、
Hello. It's Hiroshi. Is this Jane?
「こちらヒロシですが、ジェーンですか」ということですね。
What's that?
Did you see that?
「あれ、何?見た?」という意味合いでよく耳にする表現です。

これは it の慣用表現ですが、
You're it now!
これはどんな意味でしょうか?
かくれんぼうをしていて、「今度は君が鬼だ」というのが You're it now! です。
That's life.
これもよく聞く表現です。
「それが人生っていうものさ」に近い感覚ですね。
That's all there is to it.
これも覚えておきたいですね。
「簡単なことだよ」という意味合いで使う表現です。
What's all this?
だと「これは一体どういうことなんだ!」といった感じでしょうか。
That will do.
は「それで大丈夫です」「それでもかまいません」などの意味で使う慣用句です。

こんな使い方もあります。
She was incredibly depressed.
In this mood, she couldn't do anything.
これは先行する状況を in this mood と指しています。
They were running very slowly.
At that speed, they didn't have a hope of catching the train.
これも「彼らはとてもゆっくり走っていた」という状況を at that speed で指しているわけですね。

試験に落ちたある友人を話題にして、
He discovered that he had failed in the bar exam again.
That shocked him a good deal.
司法試験に落ち、そのことが、ひどくがっかりさせた、ということですね。
She didn't come to the meeting; this made the discussion flow smothly.
彼女は会議に来なかった、このことで討議をスムーズに進めることができた、といった感じです。
ここでも、先行する文の内容(状況)を this / that で指しています。

いずれにせよ、this は心理的に近い対象を、
that は心理的に遠い対象を指すというのがポイントで、
日本語でいえば、this は「これ」ですが、that は「あれ」「それ」の両方に使います。
相手が何かを言って、「それってどういうこと?」と聞くときに、
What do you mean by that?
と言いますね。
What do you mean by it?
とは言いません。
that は相手の言ったコトバを指しているのです。
it はあくまでも、話し手が「それ」として分かっている内容であって、that のように指させる対象を表すのではありません。
だから、
What's that?
と聞き、
It's a bird.
It's a plane.
No, It's Superman!
のように言うのです。
空を見て、何かを指差して
What's that?
と聞き、答える人は、「あなたがあれは何と聞いているもの」それは「鳥だ、飛行機だ、いや、スパーマンだ」と答える順序です。

今日はこれぐらいにして、夕食を食べます。
では、また、さようなら。

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