最終更新: creamcaramel39 2014年09月16日(火) 14:05:19履歴
【黒絵本】シリーズは 生キャラメルが趣味で始めたコンテンツです
Twitterで主に呟く、140文字以内の ちょっとブラックな絵本的なシナリオですw
何しろ短いので、羅列形式でw 時々ふざけた、白絵本も書くかもしれませんw
Twitterで主に呟く、140文字以内の ちょっとブラックな絵本的なシナリオですw
何しろ短いので、羅列形式でw 時々ふざけた、白絵本も書くかもしれませんw
眠る猫。ひげをピクピクうごかして、脚が毛布を蹴っている。
小さな額の中に広がる、豊かで広い世界の中で、一匹の蝶を追いかけて。小さな箱の片隅で、丸まりながら夢を見る。
いつかは叶うと信じた夢を。このまま終える小さな夢を。
小さな額の中に広がる、豊かで広い世界の中で、一匹の蝶を追いかけて。小さな箱の片隅で、丸まりながら夢を見る。
いつかは叶うと信じた夢を。このまま終える小さな夢を。
きつねが一匹、巣に落ちた。子ぎつねか、逃がしてやろう。
おいおいそちらは巣の奥だ。おまえはもっとこちらにおいで。きつねを助けて外へ這う。人生初の善行だ。
ほら、そこにいるのが母さんだ。こっちを見つめて喜んでるぞ。昼に出るのは初めてだ。最初で最期の眩しい世界。
おいおいそちらは巣の奥だ。おまえはもっとこちらにおいで。きつねを助けて外へ這う。人生初の善行だ。
ほら、そこにいるのが母さんだ。こっちを見つめて喜んでるぞ。昼に出るのは初めてだ。最初で最期の眩しい世界。
こんこん、木枯らし、狐の子。風が吹いたら咳ひとつ。雨が降ったら咳ふたつ。
こんこん、風邪ひき、狐の子。みっつ、すぐりの実を食べた。よっつ、おめめが覗いてた。
こんこん、小雪の舞う冬に、子狐お空に駆け出した。いつ、いつまでも、見送った。
こんこん、風邪ひき、狐の子。みっつ、すぐりの実を食べた。よっつ、おめめが覗いてた。
こんこん、小雪の舞う冬に、子狐お空に駆け出した。いつ、いつまでも、見送った。
小鳥が一匹、巣に帰る。遠くに見えるあのお山。
そこにはきっと母がいる。優しく歌う母が待つ。
小さな羽で羽ばたいた。なかなか届かぬあのお山。
ぱたぱた飛んで、まだ飛んで。入道 目指して飛んでいく。
小鳥が一匹、巣に帰る。恋しい母が、待つ場所へ。
そこにはきっと母がいる。優しく歌う母が待つ。
小さな羽で羽ばたいた。なかなか届かぬあのお山。
ぱたぱた飛んで、まだ飛んで。入道 目指して飛んでいく。
小鳥が一匹、巣に帰る。恋しい母が、待つ場所へ。
蛙が一匹、空を見た。釣られてトンボも空を見た。
まあるい輪っか、空とぶトンビ。
蛙は憧れ見つめてた。釣られてトンボも見つめてた。
くるくる、くるり。ぴーひょろろ。
あきらめ蛙、振り返る。回り目トンボ、落ちていた。
ゲコゲコゲコリ、パックンゲロリ。
白絵本(例外)
まあるい輪っか、空とぶトンビ。
蛙は憧れ見つめてた。釣られてトンボも見つめてた。
くるくる、くるり。ぴーひょろろ。
あきらめ蛙、振り返る。回り目トンボ、落ちていた。
ゲコゲコゲコリ、パックンゲロリ。
白絵本(例外)