暗号通貨まとめwiki

コインは単なるデータなのだから、いくらでも増やせるように思えるが、実際には複雑な仕組みによってネットワーク全体のコインの量があらかじめ決まっている。
( 2140年までに2100万個)

また、たとえ量子コンピュータなどで想定外の処理速度が出たとしてもネットワーク全体で10分に1度だけ生成されるようになっているので一瞬で大量のコインを作ることは出来ない。
ただし、量子コンピュータによって公開鍵暗号方式が破られると、すべてのサービスと同様にビットコインも相当の影響を受けると思われる。

またシステムに重大な欠陥があって価値がなくなってしまう可能性はある。ただし2009年に登場してから現在までに世界中の天才がよってたかって色々やっても特に問題が起きていないことは意識しておくべきだろう。

ビットコインにとって最大の脅威は、おそらく各国の法律が改正されて取引が違法になってしまうことだが、現時点でそのような動きは存在しない。(通貨として認め通貨と同様に規制をかけようという動きはある)
2013年7月にタイで違法だと判断されたというニュースが流れたが、実際には単にBitcoin社が金融取引のライセンスなしに営業できないという結果が出ただけである。

現時点(2013/10/28)で 1ビットコイン = 20,520円

しかし最小単位は１ではなく 0.00000001 ビットコイン なので 0.0002円 単位で取引可能。
ちなみにこの最小単位は開発者の名にちなんで 1 Satoshi と呼ばれる。
つまり 0.00000001 ビットコイン = 1 Satoshi

支払いは一瞬で完了するが受け取った側は確定まで約10分待つ必要がある。
この10分は不正なビットコインでは無いことを確認する為の処理時間。
ネットショッピングではこの制約が問題になることは少ないがリアル店舗では問題になる。
しかし、この制約を回避する為の方法やサービスが色々あり、一般に普及する頃には解決しているものと思われる。

ビットコインの仕組みでは、流通量が決まっているので取引量が多くなると原理的には1ビットコインの価値がどんどん上がって行く。そのため登場した2009年から取引に参加し始めた人の多くはかなり得をしている。開発者が匿名なのもこの事が関係しているのかも？ ただし開発者以外の初期参入者には「誰も使わず無価値になる可能性」もあったはずなので、そのリスクをリターンにしていると考えれば、納得することも可能かもしれない。それと、まだ普及しているとは到底言えず、様々なリスクがあるので現時点で参加しても得したり損したりする可能性はかなりある。

その通りだが、現実のお金も管理がずさんだと簡単に盗まれてしまうので、ビットコインだけの問題ではない。なおコピーされたデータが使われてしまうと、コピー元の自分のコインは使用できなくなる。

現実のお札も燃えると消えてしまう。それと同じでビットコインも無くなってしまう。
ビットコインを預かってくれる Mt.Gox などを利用すれば少しは安心だが Mt.Gox のデータが消えたらなくなってしまう。Mt.Goxなどが長年運営されている既存の銀行より信頼性が低いのは事実で、これらのリスクも含めて現在の相場が形成されている。
なおコインの最大量が決まっているので事故や持ち主の死亡などで流通するコインが減って行く可能性もある。

ドル円相場よりはるかに変動が激しいのが現実。
今後落ち着いて来たら、一般の人でも使いやすくなるかも。
まだまだ投機（ギャンブル）的な参加者の方が多いと思われる。

Bitcoin-QTで取引する場合、最低 0.0001BTC 必要になる。(1BTC=1万円なら1円)
QTのversion 0.8.2までは 0.0005BTC だったが 0.8.3以降は相場の上昇を考慮して手数料が下げられた。
現時点ではソフトウェアの設定次第で手数料ゼロでも取引可能だが、採掘者の処理能力を超える取引量になってきた場合、優先度が低い取引は決済できなくなる可能性が高い。