「記憶する」「考える」「判断する」「人とコミュニケーションとる」など、
私たちが日常生活を過ごすために欠かせない脳の働きのことを「認知機能と」いいます。

「認知機能」とは、ひと言で言えば、状況の認識とそれに基づく、決断能力と言えます。
 
私たちは、「目で見る」「耳で聴く」「手で触れる」「臭いをかぐ」「舌で味わう」といった
五感をとおして、外部から入ってきた情報から物事や自分の置かれている状況を認識し、
言葉を自由に操って表現したり、金額を計算したり、美しい景色や新しい友人の名前を記憶したり、
問題解決のために思考をして、日常生活を送ります。

この認知機能が損なわれたとしたら、私たちの社会生活は厳しいものになるでしょう。

なぜならば、日常生活の中で、私たちは、さまざまな事象を判断し、行動につなげています。
例えば、私たちが車を買い替えようとするとき、どのメーカーのどの車種が売れ筋だとか、
どんな性能があるのか、または必要かとか、まず情報収集を行い分析します。
そして最終的に販売店へ出向き、試乗をし、購入するかの決断を下すわけです。
その過程には、記憶やお金を計算する能力、営業マンとやり取りする「会話」する能力も必要になります。
こうした特別な買い物でなくとも、生活用品や食料品を買いに行く時も、
どの店にするのか、買い物の予算はいくらにするのか、
自転車に乗っていくのか、車にするのかなどいろいろな分析や判断を繰り返しています。

認知機能なくしては社会生活を営むことができなくなるのです。

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