天上天下唯我独尊!!(FreeBSD) - 全領域をFreeBSDで運用する場合のインストール

全領域をFreeBSDで運用する場合のインストール

ブートメディアからの起動
インストール用のブートメディア(ディスク)から起動すると以下の画面が最初に表示されます。

ここで、「1.Boot FreeBSD [Default]」を選択しエンターキーを押します。
デバイスの検出

←クリックするとデバイスの検出結果のサンプル例が表示されます。こんな感じのメッセージが表示されるはずです。機種や構成によって異なります。


このデバイス検出結果は重要です。ここで検出出来なかった場合はGeneric(標準)カーネルでは対応されていませんので、カーネルのカスタマイズが必要となります。
が、カーネルのカスタマイズについては、後述します。以降はGenericカーネルでのインストールが前提です。
国(ロケール)・キーマップの指定
次に以下のような画面が表示されます。

この画面は国の指定です。日本語キーボードをお使いの場合はJapanを選択すれば良いです。僕の場合は英語キーボードなのでそのまま標準のUnited Statesを選びます。

更にキーマップの指定を行います。

インストール
設定が終わるといよいよ、sysinstall画面が表示されます。

いくつかインストールメニューがありますが、特に拘り無ければ「Standard」で良いと思います。

さて、いよいよ次はディスク領域と容量の設定ですが、ハードディスクが複数構成の場合はインストール先を間違いないようにしないと、既存の領域を壊すことになりますので十分に注意してください。こちらのハンドブックを良く読んでください。


僕のマシンの場合は、ad10,ad12,da14,ad18の4台のハードディスクがあるので4つのディスクが検出されました。
そして、僕の場合FreeBSDをインストールするハードディスクはad10なのでad10を指定しました。
複数ハードディスクが検出された場合は、どのハードディスクにFreeBSDをインストールするのか予め決めておくことが重要です。
ハードディスクスライスの設定
次はインストールするハードディスクの領域の指定です。
僕は全領域を使いますので、「A = Use Entire Disk」により以下の様に設定しました。

Disk name: ad10 FDISK Partition Editor
DISK Geometry: 1938021 cyls/16 heads/63 sectors = 1953525168 sectors (953869MB)
OffsetSize(ST)EndNamePTypeDescSubtypeFlags
06362-12unused0
6319535251051953525167ad10s18freebsd165 =

The following commands are supported (in upper or lower case):

A = Use Entire Disk G = set Drive Geometry C = Create Slice
D = Delete Slice Z = Toggle Size Units S = Set Bootable | = Expert m.
T = Change Type U = Undo All Changes W = Write Changes Q = Finish

Use F1 or ? to get more help, arrow keys to select.
ブートマネージャーの設定
上記の設定が終わるとブートマネージャーの指定になります。

僕の場合は、他OSとの共存は無いので「BootMgr」を指定しました。Windwsと共存させる場合はブートマネジャーの指定を誤るとWindowsのブートレコードを書き換えてしまいますので注意してください。ハンドブックのこちらを良く読んでください。

更に僕の場合は、ad12,ad14,ad18と残り3台のハードディスクもFreeBSDとして使いますので同様に領域を割り当てました。
但し、これらのディスクに対してはブートマネージャーは「none」を指定しました。
パーテーションの設定
次はパーティション作成になります。
こんな感じで設定します。

パーティションの設定は重要ですので、ここのマニュアルを良く読んでください。もし、分からなければ[A]キーによる自動割付にします。
FreeBSDをインストールする為の対象を設定します
FreeBSDの場合、インストールの規模を最初に選択します。具体的にはUser、X User、Developer,Minimalの何れかを最初に指定します。僕の場合はデスクトップ環境を構築したいので、X Userを指定しました。

次にportsコレクションの指定ですが、[Y]キーを選択しました。
以上についての詳細はこちらを参考にしてください。
インストールするメディアの選択
これは、僕の場合は「CD/DVD」を選択しました。

いよいよインストール開始
ここまでの設定で間違いなければここでコミットするとインストールが開始されます。
中断するなりヤメる(笑)ならここが最後のチャンスです。
「Yes」を選択するとインストールが進みます。
詳細はこちらを参考にしてください。

ここまでがインストールになります。
ハードディスクに必要なファイルがコピーされると、引き続き設定に入ります。
設定は次のページを参考にしてください。