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概要

New Edenには数多の星系があります。その中でも長い年月の間に、自然に、あるいは恣意的に・・・物資が流れ込んで巨大な商業地を形成した星系があります。人々は買い物とあればこの土地へ赴きます。宇宙中のミッション屋、探検屋、採掘屋、輸送屋に生産屋、あるいは海賊、強大なアライアンスの補給班、あらゆる人種が様々な目的をもって商業地を訪れるのです。結果的に人と物が集まって巨大な流通ハブが形成され、さらにトレーダーによる売って買っての丁々発止が最適化を求めた結果、自然と星系内のとあるステーションに集約していくのです。

国家に所属しているカプセラ同士の意地の張り合いなのか、商業地は自然と4カ国にそれぞれ1〜2個存在します。と言うよりは、リージョンマーケット(Region Market)という仕組み上、最大の範囲であるリージョンごとにマーケットが出来ており、その中で大規模なものが認知されていると言い換えることもできます。
スタンディング上げの都合上、ミッション屋に有利なNPC Corpが選ばれる傾向にあります。

大規模所業地

Jita (ジタ)


セキュリティステータス:1.0
所属国家:カルダリ連合 / リージョン:ザ・フォージ ( Faction : Caldari States / Region : The Forge )
Jita IV - Moon 4 - カルダリ海軍組み立て工場(Caldari Navy Assembly Plant)



言わずと知れたNEW EDEN最大のマーケット。
ローカル人数が1000人を超えるのも珍しくなく、それゆえに宇宙中のあらゆる商品が集まってきます。Jitaに品が無かったら、マーケットでの入手は非常に困難になったと判断せざるをえません。

ジタはガレンテなどに加えて北部のハイセク・ローセクへのアクセス性が高く、北部から東部にかけてのヌルセクからもUemon(ウエモン)あたりを経由して品が入ってきます。周辺の危険地域はUemon(ウエモン)からのアクセス経路であるNew Caldari(ニューカルダリ)がKAMIKAZEの名所。またガレンテ・アマー・ミンマターの3カ国からの最短ルートであるPerimeter(ペリメーター)は、ゲート前でのカーゴサーチのメッカ。高価な品を積んでここを通ると、Jitaに入った瞬間に吹き飛ばされるという寸法です。

Jitaのマーケットの特徴は、豊富な商品量と多くのトレーダーによるせめぎあいで相場が安定していることです。ただし「商業といえばここ」というネームバリューから、多少高くても買い物をするときに皆ここのステーションで全ての買い出し品を揃えようとするため、売り手側も強気な価格で商品を出してきます。仕手筋の価格操作はあるものの、時流に沿わない乱高下はあまり起こりません。

世界第一の商業地ということで、ステーションを専用のトレードハブとして改築され、付近の第四衛星からの軌道エレベーターなどを含めた超巨大ステーションとなりました。




アマーまで:45 ジャンプ(最短:24 ジャンプ)
ドディクシーまで:15 ジャンプ(最短:12 ジャンプ)
レンズまで:25 ジャンプ(最短:15 ジャンプ)
ヘクまで:19 ジャンプ(最短:9 ジャンプ)

Amarr(アマー)


セキュリティステータス:1.0
所属国家:アマー帝国 / リージョン:ドメイン ( Faction : Amarr Empire / Region : Domain )
Amarr VIII (Oris) - 皇族 学院(Emperor Family Academy)



アマー帝国の首都であり、発祥の地であるAmarr星系は、当然のようにアマー帝国の中心として栄えています。
タッシュムーコン(Tash-Murkon)、デヴォイド(Devoid)、カドール(Kador)、コルアゾール(Kor-Azor)などのアマー帝国領、およびドメインからJitaへ抜けるという交通の要衝であることも理由のひとつですが、何よりもアマー人は伝統を重んじるので、単に偉大なる帝国の発祥の地ということで発展したのではないでしょうか。

AmarrはJitaに次ぐ巨大なマーケットです。広大な帝国領と、南部のヌルセク領域の要となるこの土地は非常に活発に品物と人が出入りします。そのくせJitaを基準にすると相場は激しく動く傾向があり、安いものが高く売れ、高いものを安く買えます。相場の波を乗りこなせば、Amarrと他の商都を往復するだけで大きな利益を上げることができるでしょう。

Amarrの大きな魅力のひとつは、商都Jitaと非常に近く(9ジャンプ)、比較的相場が安定したJitaと往復するだけで交易が成り立つ部分にありました。しかしこの状態はトリグラヴィアン集合体によってルート上の重要星系であるNiarja(ナイアルジャ)を奪われたことで消失しました。Amarr自体の魅力は失われていませんが、領土が広いこともあって他の商都に移動しようとするとかなり長距離を移動しなければならず、交易がやりづらくなっています。

また、Amarr周辺は小規模の商業地がいくつかあります。隣のKor-Azor Prime(コルアゾール・プライム)もそうですが、2ジャンプ先のTash-Murkon Prime(タッシュムーコン・プライム)がかなりの規模を持つ商業地です。
考えてみればわかることですが、2ジャンプなど誤差。しかしDomain(ドメイン)とTash-Murkon(タッシュムーコン)でリージョンが違うため、マーケットもまた別になります。これを利用してTash-Murkon PrimeでAmarrから仕入れた品を高く売る人が後を立たず、そのようにしてできたマーケットなのです。

ドディクシーまで:34 ジャンプ(最短:14 ジャンプ)
ジタまで:45 ジャンプ(最短:24 ジャンプ)
レンズまで:20 ジャンプ(最短:11 ジャンプ)
ヘクまで:26 ジャンプ(最短:15 ジャンプ)

Dodixie(ドディクシー)


セキュリティステータス:0.9
所属国家:ガレンテ連邦 / リージョン:シンクレゾン ( Faction : Gallente Federation / Region : Sinq Laison )
Dodixie IX - Moon 20 - 連邦海軍組み立て工場(Federation Navy Assembly Plant)



ガレンテに存在する有力な商業地。
ミンマターに近くJitaやAmarrといった他の商業地からほどよく遠い、というガレンテ周辺からミンマター北部に暮らす人々の心の支えとなっている土地です。逆に言えば多数の領域からはDodixieより少し無理してJitaやAmarrに行く方が良いのでひたすらに地味な印象のある土地です。

それでもソリチュード(Solitude)、プラシッド(Placid)などの近隣ローセク、ヌルセクから北部、北西部のヌルセクの玄関口、それなりの品はそろい、それなりの相場があります。比較的相場の動きはAmarrに近く、時おりあっさりと妙な値動きが発生する土地なので商売する際は注意が必要です。流通量はそこまで多くないので、しっかりと売れ筋を見極めるのがDodixieで商売を続けるこつでしょう。

DodixieからJitaまでのルート、これはイコールミンマター共和国領からのルートでもありますが、ここに恐怖のUedama(ウエダマ)があります。通称飢魂と呼ばれるこの星系は、ガレンテ、ミンマターからJitaへ行くときに避けては通れない星系で、それゆえにKAMIKAZEの名所です。戦争Corpなんかもこの土地を重要視していますので、通るときは頭を低くして通りましょう。

ジタまで:15 ジャンプ(最短:12 ジャンプ)
アマーまで:34 ジャンプ(最短:14 ジャンプ)
レンズまで:14 ジャンプ(最短:10 ジャンプ)
ヘクまで:8 ジャンプ(最短:8 ジャンプ)

Rens(レンズ)


セキュリティステータス:0.9
所属国家:ミンマター共和国 / リージョン:ヘイマター ( Faction : Minmatar Republic / Region :Heimatar  )
Rens VI - Moon 8 - ブルートー部族 宝物庫(Brutor Tribe Treasury)



ご存知ミンマターの筆頭商業地です。ヘイマター(Heimatar)、そしてブリークランド(The Bleak Lands)の4大国間の戦争地(Factional War)の補給地として発展しました。というか周辺のマップの形から、この位置が非常に収まりがよかったのでしょう。



他国の商業地とかなり離れているという特殊な立地のため、Rensは独自の相場を持っています。そしてそれは、おおよそ他国の平均値より高いものです。超長距離を運んでRensで売れば、どんな品でもちょっと高く売れる可能性を秘めています。しかしそんなことは買い手も百も承知で、Rensは流通量がそれほど多くありません。最近ではJitaに近いHekの方が取引量が多く、世界4大商業地という名前に不満を覚えるミンマター人も少なくありません。

Rensから他国に移動するルートは3つ、ひとつはHekを経由する北部コースです。もうひとつはSasta(サスタ)を経由する南部ルート。これはアマー帝国領に通じており、なおかつ一本道で、そして距離がべらぼうに長いです。途中のLisudeh(リスデー)あたりはセキュリティステータスが高いとはいえ、地味に輸送艦狙いのKAMIKAZEが発生するので注意が必要です。
最後のルートはローセクを経由する、Amamake(アマメイク)ルート。このコースを使うとAmarrまでの距離が10ジャンプほど短縮されます。そのため、このAmamakeという星系は横着者を食らうゲートキャンプのメッカとなっています。時には10隻以上の艦隊がゲートを封鎖しているという超本場。通り抜けるときは綿密な下調べと運が必要です。

ドディクシーまで:14 ジャンプ(最短:10 ジャンプ)
ジタまで:25 ジャンプ(最短:15 ジャンプ)
アマーまで:20 ジャンプ(最短:11 ジャンプ)
ヘクまで:6 ジャンプ(最短:6 ジャンプ)

Hek(ヘク)


セキュリティステータス:0.5
所属国家:ミンマター共和国 / リージョン:メトロポリス ( Faction : Minmatar Republic / Region : Metropolis )
Hek VIII - Moon 12 - バウンドレス クリエイション工場(Boundless Creation Factory)



Hekはミンマターにある第二の商業地として最近認識され始め、今ではRensを超える商業地として発展を続ける土地です。
商業地としては異質の0.5という低いセキュリティステータスであり、周辺にもローセクが多いという土地柄、荒くれ者のとても多い土地でもあります。いわゆる海賊島です。

ここはブリークランド(The Bleak Lands)、ヘイマター(Heimatar)などに繋がるミンマター共和国の玄関口として発達しました。ブリークランド(The Bleak Lands)、ヘイマター(Heimatar)に跨る地域は4大国間の戦争地(Factional War)の土地であり、ミンマターの商業地はいずれもこの地域の出口にある有力な星系です。JitaとAmarrをハイセク経由で結ぶ航路は必ずこのHekを通り、その重要度はさらに高まっています。Hekの役割はPvPの消耗品を売る土地であり、レア装備や鉱石や、またはブループリントなどの平和的な品物はあまり取り揃えてありませんでしたが、購入といえばRensよりもHekと考える人も多く出てきており、品数は少しずつ充実の傾向にあります。とはいえRensからの距離は近く、リージョンマーケットの仕組みを知悉していないとほんの数ジャンプの差で高いものを買わされてしまうこともあります。
なお、商人たちもPvP屋に高く高く品を売りつけようとするので、わりとHekの物価は他の商業地と比べて高くなる傾向があります。消耗品の割高多売、それがHekの基本であり、これからもひたすらに続いていくでしょう。

Hek周辺から他の国に抜けるルートは3種類あります。おなじみRensを経由してアマー帝国領に抜けるルートのほかに、Bei(ベイ)側からハイセクを通ってガレンテ領に抜けるルート。これは比較的0.5、0.6といった低セキュリティステータスの領域が続くルートなので、全体的にKAMIKAZEへの警戒が欠かせません。最後はRancer(ランサー)を経由するローセクルート。Rancerはスマートボムを使った悪辣なゲートキャンプ地として有名で、通るか、死ぬかというルートです。

ドディクシーまで:8 ジャンプ(最短:8 ジャンプ)
ジタまで:19 ジャンプ(最短:9 ジャンプ)
アマーまで:26 ジャンプ(最短:15 ジャンプ)
レンズまで:6 ジャンプ(最短:6 ジャンプ)

その他の商業地

Perimeter(ペリメーター)

Jitaに隣接する星系であり、他の商都からハイセク経由で飛んでくるとここに行き付きます。この星系はJitaの玄関口として発達していきました。商都であるJitaにはアップウェル系のストラクチャを配置できず、製造やマーケットハブをプレイヤー側で用意することができないためです。Jitaで売る品を作る、あるいはJitaよりも少ない税率で物を売る、ということがプレイヤーの設置したトレードハブで繰り返された結果、今ではJitaに匹敵するか、超えるほどの取引量を持つ星系に成長しています。実際Jitaよりも安く物が手に入ることも珍しくありません。

Tash-Murkon Prime(タッシュムーコンプライム)

名前のとおりタッシュムーコン(Tash-Murkon)リージョンの首都です。実はAmarrから2ジャンプという好立地にも関わらず、わりと割高な出品があるというのが特徴です。なぜなら、タッシュムーコンには初心者星系があり、リージョンマーケットの仕組みを把握していない初心者が割高な値段でもがんばって買ってしまうからです。

Teonusude(テオヌスード)

ミンマター共和国3つ目のリージョンであるモルデンヒース(Molden Heath)の数少ないハイセクで、残り2つのリージョンからモルデンヒースに来たときの玄関口です。取り扱われる商品は多くはないものの、立地的にここで簡単な買い物をしてローセクに潜る人も少なくありません。



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このページへのコメント

友好関係にあるアマーの商都にカルダリのステーションが進出しているのは理解できますが、ガレンテの商都にもカルダリ企業のステーションが食い込んでいるのは興味深いです。まあ単純にミッション周回の効率で選ばれたのでしょうが…

当てつけというわけではないでしょうが、ミンマターの商都にはしっかりガレンテ企業が進出してますね。

0
Posted by MMM 2020年09月30日(水) 20:18:39 返信数(1) 返信

実は案外ワールドワイドな企業は多く、アマーにもミンマターの企業が進出していたりもします。言われてみれば確かに商都という面では進出企業の特色があるので、そのあたりに目を向けつつ各国での企業の勢力範囲などを考察してみるのも面白いかもしれません。

0
Posted by  quote_mraz quote_mraz 2020年10月01日(木) 01:57:33

最近はレンズよりヘクのほうが、取引量・プレーヤー数等様々な面で、(拮抗していますが)ミンマターいちのソーラーシステムになってきているように思います。
レンズよりずっとジタに近く輸出入がしやすいこと、記事の通り0.5であること、近隣も0.5に寄っている所が多いこともありますが…ミンマター人は血なまぐさいのかもしれません…
(ジタみたいにあけすけなカーゴ狙いの連中が張ってるなんてことはほとんどないんですけど)

0
Posted by ミンマター在住 2020年08月16日(日) 09:40:46 返信数(1) 返信

ミンマターは言っちゃなんですが商業規模が低い分、メトロポリスのレンズ、ヘイマターのヘク、そしてモルデンヒースのテオヌスードと各リージョンに中核となるマーケットがあるのが特徴で良いですね。実際にミンマター解放の日で各所を回った時に、ヘクとレンズの規模の違いはよくわかりました。

そろそろ4大商業地という名前も(そもそもがジタの一強という面もあり)アレなので、先にコメントを入れておきますがこのページはタイミングを見て手を加えていこうと思います。

1
Posted by  quote_mraz quote_mraz 2020年08月16日(日) 18:38:29

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