最終更新: quote_mraz 2020年08月06日(木) 23:13:05履歴
指揮型駆逐艦はあらゆる場面・規模のフリートで活躍する。リンクテクノロジーを利用できるものの中では極めて小型で身軽であるため、俊敏性と高度な連携を要するグループ作戦にもってこいである。マイクロジャンプフィールドジェネレーターに対する特殊なアクセス方法を採用しており、敵・味方の艦船の位置が周囲で目まぐるしく変わるような機動作戦にも耐えられる。
周囲の艦をマイクロジャンプフィールドジェネレーターでワープさせるだけ、艦隊支援システムモジュールを積めるだけ・・・と前評判は断然イロモノだった指揮型駆逐艦は、その性能の凶悪さで瞬く間に様々なシーンに食い込みました。
そもそも、単純に硬いのです。しかもわりとミディアムパワースロットが強化されているので、アーマー防御艦は言うに及ばず、シールド防御艦でもポイントする装備を積んでなお十分に防御を強化できます。
そして敵艦も無所属艦も無差別にジャンプさせるという凶悪な性能が判明したマイクロジャンプフィールドジェネレーターは、ローセキュリティ宙域以下の危険宙域でもっとも警戒しなくてはならないモジュールになりました。ステーションへのドックイン距離から一瞬にして100km先に拉致されれば、誰もがその脅威を身を持って知ることになるでしょう。
高速移動が可能な小型艦にコマンドバーストモジュールが搭載されたのも戦術的には大きな利点になります。星系をまたぐ戦術行動においては艦隊指揮型の展開が大きなネックになります(遅いから)。性能的には巡洋戦艦級や戦略的巡洋艦に及ばないとはいえ、小型艦を編成に組み込んだ高速艦隊に随伴可能な指揮型というものはこれからも重宝されるでしょう。また、小型艦しか入れない砕けたワームホール内部で支援を展開できるというニッチな需要も期待されています。
(ただしコマンドバーストの起動は1つずつしかできません。2つ起動可能な指揮型巡洋戦艦と比較してはダメで、チャージの切り替えがネックになります。)
ひとつの時代の流れを作り出す十分な性能を持った艦種と言えるでしょう。
改良されたのはおよそ以下の点です。
・ワープ速度、航行速度の上昇
・センサー強度やターゲット性能のやや強化
・質量の大幅な減少
・CPUの強化
・国家に応じたアーマーレジスタンス・シールドレジスタンスの増加
・指揮型駆逐艦スキル依存のボーナス追加
・指揮型駆逐艦の性能ボーナス追加
下方修正されたパラメータは以下の点です。
・アーマーHP、シールドHP、ストラクチャHPがやや減少
・機動力の減少
・キャパシタ性能の減少
ハードポイント自体は減らされており、なおかつハイパワースロットが1つ余る構成になっています。これは艦隊支援システムモジュールを使用する都合上でしょう。
アーマー型はローパワースロット、シールド型はミディアムパワースロットが強化されていますが、ミディアムパワーは平均的に増え気味です。マイクロジャンプフィールドジェネレーターは自艦だけを移動させるには向かないので、デザイン上独立させたモジュールとして扱い、推進力系のモジュールを別に搭載することを想定しているのでしょう。
パワーグリッドは強化されたり、減少したりしていますので限界はあるでしょうが・・・。
CPUが増えているのは艦隊支援システムモジュールのPGは軽減されてもCPUは軽減されないからですね。
また、T2艦の常としてリグスロットは2個になっています。
指揮艦として後ろに控える任務と前線に出たい衝動をうまく両立させたい指揮型駆逐艦は、特徴として敵対国が得意な攻撃属性に対して高いレジスタンスを持ちます。
国家 | 強化レジスト |
アマー | エクスプローシブ・キネティック |
カルダリ | サーマル・キネティック |
ガレンテ | キネティック・サーマル |
ミンマター | EM・サーマル |
トリグラヴィアン | サーマル・エクスプローシブ |
アマーは、ミンマターが得意とするプロジェクタイルタレットに対抗してデザインされています。プロジェクタイルは属性を選ぶことができますが、中でも得意なのはエクスプローシブ属性です。
カルダリは、ガレンテが得意とするハイブリッドタレットに対抗してデザインされています。また、ガレンテは特にサーマル属性のドローンなどが強く、キネティックよりサーマルに特化しています。
ガレンテは、カルダリが得意とするランチャー・ハイブリッドタレットに対抗してデザインされています。ランチャーは属性を選ぶことができますが、カルダリ艦は主にキネティック属性の強化ボーナスを持つためこのようになっています。
ミンマターは、アマーが得意とするエネルギータレットに対抗してデザインされています。本来シールドの弱点であるEM属性を強化したことにより、ミンマターTech 2 艦はシールド艦としては素晴らしい適性を獲得しています。
トリグラヴィアンの艦船が持つサーマル・エクスプローシブの属性への耐性は、彼らが得意とするエントロピー崩壊装置の攻撃属性になっています。
指揮型駆逐艦は、駆逐艦スキル依存のボーナスと指揮型駆逐艦スキル依存のボーナスの二種類を持ちます。
ですが艦に搭乗する前提条件として駆逐艦(Destroyers)Lv5が必要なので、実質前者のボーナスはフルに発揮することができる点に注意してください。
指揮型駆逐艦は素体となった駆逐艦のスキルボーナスをある程度引き継いでいます。ですがアマーならニュートライザの性能がカット、カルダリならミサイルの爆発速度ボーナスがカット・・・というように一部の強力だったボーナスが失われ、若干戦闘能力が低下しています。その代わりに得たものがLvごとにアーマー(またはシールド)のレジスタンス4%増加というボーナス。実質Lv5相当の20%増加を受け取れるので、特にミディアムスロットが嬉しいシールド艦は恐ろしい強度を持つことができます。
スキル依存のボーナスはマイクロジャンプフィールドジェネレーターの起動(待機)時間(スプールアップ時間)の減少と、コマンドバーストモジュールの能力強化です。
マイクロジャンプフィールドジェネレーターの起動時間短縮はわりとニッチです。しかし時間が短縮されればされるほど急な展開に対応できるので、これ目的でもスキルは出来るだけ上げたほうがよいでしょう。
艦隊支援システムモジュールの能力強化は、以下のような割り振りでボーナスを得ることができます。
国家 | 艦隊支援システムボーナス |
アマー | アーマー・情報戦 |
カルダリ | シールド・情報戦 |
ガレンテ | アーマー・機動戦 |
ミンマター | シールド・機動戦 |
トリグラヴィアン | 情報戦・機動戦 |
アーマー防御UP、シールド防御UPが、それぞれのお国柄にあわせて割り振られています。
情報戦(電子戦・射程UP)や高機動戦(速度UP)も今やお国柄でです。
Lvごとに2%とちょっと寂しい増加ですが、マイクロジャンプフィールドジェネレーターの起動短縮もあり、総合的に見て戦術駆逐艦スキルは伸ばして損はないものとなっています。
指揮型駆逐艦の性能ボーナスは4つです。まず1つ目はマイクロジャンプフィールドジェネレーターの装備可能です。
2つ目はコマンドバーストモジュールに関連するものです。まず指揮型駆逐艦はコマンドバーストモジュールを1個まで使用可能です。加えてコマンドバーストモジュールのパワーグリッド使用量95%減少です。これは前述しましたが、もともと指揮型巡洋戦艦や戦略的巡洋艦といったパワーグリッドが豊富な艦に搭載されることが想定されていたモジュールなので、駆逐艦には単純に積めないからです。
3つ目は迎撃ランチャーの再起動遅延時間の50%短縮です。倍の速度で連射できるということですが、性質上役に立つかどうかは微妙です。
最後はマイクロワープドライブのシグネチャ半径ペナルティ50%減少です。強襲型フリゲート(Assault Frigate)と同じボーナスで、あちらは突っ込むためのボーナスでしたがこれは敵から逃げることを想定してデザインされたものでしょう。もちろん、突っ込むために使ってもかまいません。
共通
・リーダーシップ(Leadership) Lv5
└ コマンドバーストスペシャリスト(Command Burst Specialist) Lv4
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv5
コマンドバーストスペシャリスト(Command Burst Specialist) Lv4
└ 指揮型駆逐艦(Command Destroyers) Lv1 (Lv1〜Lv5)
Amarr(アマー)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ アマーフリゲート(Amarr Frigate) Lv3
└ アマー駆逐艦(Amarr Destroyer) Lv5
Caldari(カルダリ)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ カルダリフリゲート(Caldari Frigate) Lv3
└ カルダリ駆逐艦(Caldari Destroyer) Lv5
Gallente(ガレンテ)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ ガレンテフリゲート(Gallente Frigate) Lv3
└ ガレンテ駆逐艦(Gallente Destroyer) Lv5
Minmatar(ミンマター)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ ミンマターフリゲート(Minmatar Frigate) Lv3
└ ミンマター駆逐艦(Minmatar Destroyer) Lv5
Triglavian Collective(トリグラヴィアン集合体)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ プリカーサーフリゲート(Precursor Frigate) Lv3
└ プリカーサー駆逐艦(Precursor Destroyer) Lv5
コマンドバーストモジュール、リーダーシップインプラント:マインドリンクシリーズは別途記事を作って説明します!
関連ページ:コマンドバースト(Command Burst)ガイド
関連ページ:インプラントガイド マインドリンク関連
マイクロジャンプフィールドジェネレーター(Micro Jump Field Generator)
・航行技術(Navigation) Lv4
ワープドライブオペレーション(Warp Drive Operation) Lv2
└ マイクロジャンプドライブオペレーション(Micro Jump Drive Operation) Lv1 (Lv1〜Lv5)
指揮型駆逐艦にのみ搭載可能な特殊モジュールです。詳細は別ページにまとめましたので参考にしてください。
関連ページ:マイクロジャンプフィールドジェネレーターガイド
義勇軍サイトの小さいヤツに戦術駆逐艦が入れなくなりましたので、その代わりです。多少火力は落ちるものの硬いのでタイマンではまず他の艦種に勝ち目はなさそうですね!僚艦が居れば自前で支援を出せるのも魅力です。
スターゲート前、ステーション前から敵艦やあわれな被害者を拉致するのみならず、ワープスクランブラーとうまく併用することで、火力艦と支援艦の分断も狙えます。バブルやボムをジャンプさせられることを利用して、遠距離からの捕獲戦法などなど(自分は死ぬ)も可能です。逆にインターディクションスフィアに捕らわれた旗艦級戦艦などの救出に使用しても良し。
これほどまでに位置取りが重要になる戦術兵器は過去になく、これからも新しい戦術が作られていくことでしょう。
無論ですが拠点周辺などの定点支援は指揮型巡洋戦艦などに及びません。その代わり、機動力という面で貢献が可能です。前述したとおり小型の砕けたワームホールにも入ることができるので、内部で採掘支援を出して鉱石やアイスを根こそぎ攫うような使い方もできるでしょう。
単純に戦闘用にFITした指揮型駆逐艦にオマケでコマンドバーストモジュールを載せることも十分可能です。
防御が強いのでミッションや探検などに投入しても一定の成果を上げることは間違いありません。
ですが最も向いている艦であるかといわれるとそれは・・・。戦術駆逐艦や、極論Tech 1の駆逐艦でも十分に事足りると思われます。特に攻撃能力が頭打ちになり、Lv3以上のミッションだとダレることは想像に難くありません。
グラフィック的に、おそらくマイクロジャンプフィールドジェネレーターの発生装置的なものが各所についています。これは国ごとに独特のデザインを持っています。が、別にモジュールを搭載しなくても起動している風なので、モジュールとリンクして効果を発揮する専用のアタッチメントである・・・という風に認識しておきましょう。
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