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スヴィプルは、ミンマター七部族全部から集まったエンジニアが参加した共和国初のフリート共同研究計画の成果として、YC117年に発表された。多くの共和国民にとって、部族が団結した象徴として心のよりどころになっている。ネファンターとスタークマニアから集まったエンジニアによる功績は実際大したことはなかったのだが、ボーラカト・サッカーキャラバンから選ばれた多数のエンジニア、および民族の垣根を超えて王国を支持するカプセラたちから集まった寄付金はこの素晴らしく順応力の高い戦艦の開発に多大な貢献を果たした。

名前の意味は”北欧神話のヴァルキリーの内の1人”

アクティブな変形モードを３つ持つ、戦術駆逐艦の二番艦。スヴィプルは登場当時、その特異な変形スタイルによって物議を醸した。

砲撃モードになると前方のハードポイントを含むウェポンベイやセンサー部分が、後部のエンジンブロックを残して下部に折れ曲がり「脚」のようになる。さらにセンサー部は左右に展開し、「腕」のようになる。さながらその姿は宇宙空間を翔ける戦女神・・・には見えないのだが。

誰もが超時空要塞を想像し、まだ見ぬ巨大な勢力との接触と宇宙戦艦の発展に期待した。実際のところスヴィプルは既存の戦闘艦と比較すると何段階も飛びぬけた格闘戦能力を持つ。恐るべきトラッキング性能、恐るべき速度。スヴィプルはついに二艦目にしてCCPによる戦術駆逐艦の弱体化措置を引き出した。遠距離狙撃戦闘、近距離格闘戦闘、戦術駆逐艦は次々と戦闘シーンを塗り替え続けるだろう。

Svipul（スヴィプル）変形グラフィック確認

スヴィプルは機動力が高いものの、ミディアム４、ロー４というスロット構成もあってやや防御には不安が残る。対抗射撃のことを考えてのことか、艦隊で運用するよりはむしろ単独で目標を狙う運用の方が好まれているようだ。

単独のPvP運用の場合、推進力強化用のマイクロワープドライブやアフターバーナー（あるいは両方）に加えて、ワープ妨害などを搭載するとスロットに余裕がなくなるため、リグなどを駆使したやや弱めのシールドFITにするか、それともアーマーFITにするか悩みどころである。しかし性質上、相手を倒せなかったら死ぬのだ。あえて防御を硬くするよりは、火力やトラッキングを強化して速やかに標的を撃沈し、速度に物を言わせて逃げるのが常道だろう。

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