B-OSP EVEONLINE WIKI - インプラントガイド


インプラント(Implant)とは

インプラント、すなわちサイバネティックインプラントとは、艦船ではなくキャラクターのクローンボディに直接取り付ける能力アップパーツです。

マーケットではインプラントとブースター(Implants & Boosters)として取り扱われています。



キャラクター詳細の「アグメンテーション」項目から、自分が使っているクローンボディにどんなインプラントがついているか確認できます。



インプラントの特性

インプラントは全部で10種類(10スロット)の差込口があり、それぞれに適用したものをセットできます。
購入の際はどのスロット用かチェックしましょう。

インプラントは艦船ではなく、乗り込むカプセラ(プレイヤー)を直接強化します。その性質上か一度つけると取り外すことができません

そして、後述もしますがインプラントはジャンプクローンごとに管理されます。
例: あなたが現在使用している身体(ジャンプクローンA)には、3種類のインプラントがついています。
新しくジャンプクローンBを作成し、起動。意識がジャンプクローンBに転送されます。
クローンBには何もインプラントがついていません。このとき、使っているからだがジャンプクローンAではないので、そちらについている3つのインプラントの効果は発揮されません。

ジャンプクローンガイド

そして当然ですが、カプセルを破壊されてクローンボディが死に至るとインプラントは永久に失われます

インプラントはつけたほうが良い?

用途によりますが、基本的につけたほうがよいです。特に属性エンハンサー(Attribute Enhancers)はスキルトレーニングを早くする効果があります。早めに導入を検討したほうが良いでしょう。

ただし、改めて覚えておいてください。
カプセルを破壊されるとインプラントは永久に失われます。例えば用途がPvPであったり、ワームホール空間やNull Secなどの危険宙域での活動を前提とする場合、そのインプラントを失う可能性を常に考えましょう。

危険なところで活動するときは、むしろつけないのも損害を減らすためには有効です。

インプラントを扱うためのスキル

インプラントは使用(プラグイン)するために''サイバネティクス(Cybernetics)というスキルが必要になります。

科学(Science) Lv
 └ サイバネティクス(Cybernetics) Lv〜Lv

強力なインプラントほど高いスキルを要求します。

・属性エンハーサ(Attribute Enhancers)
名称属性値変化要求スキル
リミテッド○○○○(Limited XXXXX)+1サイバネティクス Lv
リミテッド○○○○-ベータ(Limited XXXXX - Beta)+2サイバネティクス Lv
○○○○-基本型(XXXXX - Basic)+3サイバネティクス Lv
○○○○-標準型(XXXXX - Standard)+4サイバネティクス Lv
○○○○-改良型(XXXXX - Improved)+5サイバネティクス Lv

・スキルハードワイヤリング(Skill Hardwiring)
ID性能変化要求スキル
ID-XX01±1%サイバネティクス Lv
ID-XX02±2%サイバネティクス Lv
ID-XX03±3%サイバネティクス Lv1〜2
ID-XX04±4%サイバネティクス Lv2〜3
ID-XX05±5%サイバネティクス Lv3〜4
ID-XX05±6%サイバネティクス Lv
※ジャンルによってばらつきがあります。
※※性能変化でみるとオグディンの目調整エンハンサー(Ogdin's Eye Coordination Enhancer)など例外あり。
  これは+6%で要求スキルLv3です。

・勢力インプラントシリーズ(Faction Implant set、Advanced Attribute Enhancer)
Tech 2なので一律サイバネティクス Lvが必要です。
これはオメガシリーズ(Faction Omega Implants)も同様です。

・リーダーシップインプラント、マインドリンク(Leadership Implants、Mindlinks)
マインドリンク系は勢力品でも一律サイバネティクス Lvが必要です。
加えて、強化されるリーダーシップ系スキルをそれぞれ必要とします。
こちらの項目を参照のこと)

・ゲノルーションコアアグメンテーションシリーズ(Genolution Core Augmentation)
属性値変化は+3ですが、スキルは一律サイバネティクス Lvが必要です。

インプラントのつけ方、はずし方

インプラントをつけることをプラグインと呼びます。
取り付けたいインプラントを右クリックし、プラグインを行います。



取り付けたいスロットにインプラントが無い場合、これでインプラントを装着できます。既にインプラントがある場合、この操作は失敗します。

自分が取り付けたいインプラントがどのスロット用なのかは、インプラントの情報ウィンドウで確認してください。



インプラントを取り外したい場合、キャラクター詳細の「アグメンテーション」項目からインプラントを確認し、右クリックして取り外すを選択してください。取り外すと言いますが実際は破壊です。インプラントは戻ってこないので慎重に行いましょう。



インプラントの種類

インプラントはざっくり2種類に分けられます。

属性エンハンサー(Attribute Enhancers)



スロット1〜5に使用するインプラントで、スキルトレーニングに用いる属性を増強します。すなわち、これをつけているとスキルトレーニング時に獲得できるスキルポイントが増えるということなので、単純にスキルトレーニング時間が短縮できます。

スキルシステム

各インプラントのスロットと獲得できる属性値の関係は、以下のようになります。
アイコン名称スロット属性
接眼レンズフィルター
(Ocular Filter)
スロット1知覚
(Perception)
メモリーアグメンテーション
(Memory Augmentation)
スロット2記憶力
(Memory)
神経系ブースト
(Neural Boost)
スロット3精神力
(Willpower)
サイバネティックサブプロセッサ
(Cybernetic Subprocessor)
スロット4知性
(Intelligence)
ソーシャル適用チップ
(Social Adaptation Chip)
スロット5カリスマ
(Charisma)


また、各属性ごとに5種類のグレードがあり、それぞれ上がる属性値が異なります。もちろんですがお値段も。
名称属性値変化だいたいのお値段
リミテッド○○○○(Limited XXXXX)+130,000 ISK くらい
リミテッド○○○○-ベータ(Limited XXXXX - Beta)+24,500,000 ISK くらい
○○○○-基本型(XXXXX - Basic)+38,500,000 ISK くらい
○○○○-標準型(XXXXX - Standard)+420,000,000 ISK くらい
○○○○-改良型(XXXXX - Improved)+5100,000,000 ISK くらい

+5は大変効果的ですが、その分失ったときの反動もすさまじいものがあります。せめて+3、できれば+4、リスク管理が完璧なら+5くらいが望ましいです。もちろん失うことを前提でその上で少しでもという+1、+2も出番はないことはないです。

スキルハードワイヤリング(Skill Hardwiring)



スロット6〜10に使用するインプラントで、各種スキルや艦船の能力を増強してくれます。ペナルティ無く艦の能力を底上げでき、しかも船を乗り換えても維持されるという中々良いものです。

中にはインダストリーインプラント(Industry Implants)資源加工インプラント(Resource Processing Implants)のシリーズのように船の能力ではどうにもならない分野も存在します。
マーケットではスロットごとに取り扱われているので、一度一通り目を通してみるとよいでしょう。

スキルハードワイヤリングは、各能力の効果を1%〜6%、特殊なものでは7%増加させます。もちろんパーセンテージが上がるほど高価になります。逆にいえば1%2%ならそこまで高価ではないので、撃沈が予想される領域への進行にお守りとして積んでいくという選択肢もあります。



図のようにインプラントの名称、そして説明を見れば、大体の効果は把握できます。

特殊なインプラント(Tech 2品と勢力品(Faction))

勢力インプラントシリーズ(Faction Implant set、Advanced Attribute Enhancer)

この名称は定着していません。というか正しい名称もあやふやなものです。通常はハイグレードクリスタルシリーズ(High-grade Crystal)のようにシリーズごとに呼ばれています。

ハイグレード(High-grade)ミディアムグレード(Mid-grade)ローグレード(Low-grade)の3種類のグレードでざっくり分かれており、もちろんですがハイ、ミディアム、ローの順に各種効果が高いです。

このシリーズは、スロット1〜5、および後述のオメガシリーズ(Faction Omega Implants)(スロット6を使用)でワンセットとなるものです。それぞれが属性エンハンサー(Attribute Enhancers)の効果、すなわち各種属性値増加に加えて、船の能力を向上させる能力を持っています。
それぞれの効果は、説明に記載されています。


第1効果について
第一効果が、いわゆる属性エンハンサー(Attribute Enhancers)の効果です。グレードごとに増加値が異なります。また、スロットごとに名称と属性の種類が異なるのも通常の属性エンハーサと同様です。
グレード属性値変化
ハイグレード(High-grade)+4
ミディアムグレード(Mid-grade)+3
ローグレード(Low-grade)+2
名称スロット属性
アルファ(Alpha)スロット1知覚(Perception)
ベータ(Beta)スロット2記憶力(Memory)
ガンマ(Gamma)スロット3精神力(Willpower)
デルタ(Delta)スロット4知性(Intelligence)
イプシロン(Epsilon)スロット5カリスマ(Charisma)

第2効果とセット効果について
これはシリーズごとに特徴的な性能の変化があります。下の表にまとめたので確認してください。
アルファからイプシロンまでそれぞれ変化する値が異なります。加えて同じ名称のインプラントを同時に装備すると、それぞれがセット効果によって効果を増幅しあいます。

例えば、スネークアルファとスネークベータを同時につけると、スネークアルファのセット効果とスネークベータのセット効果が、それぞれアルファとベータの第2効果に影響を与えます。
さらに第2効果の増幅に特化したオメガシリーズという種類も存在します。
(具体的な計算式はこちら

セット効果を活かすために同種を多くつけるのがセオリーです。
グレイル(Grail)、ジャッカル(Jackal)、スプール(Spur)、タロン(Talon)のセンサー強度強化系以外は、同種であればグレードを変えてもセット効果自体は発揮されます。表の合計修正値は、同グレードを6種類積んだ場合の値を記載しています。

クリスタル(Crystal)、タリスマン(Talisman)の二種はキャピタル級のモジュールには効果が無いことが明記されています。これはスキルと同様です。

名称変化する性能グレードセット
ボーナス
オメガ
シリーズ
の効果













同セッ
トでの
合計
修正値
グレイル
(Grail)
電波センサー強度
(Radar Sensor Strength)
ハイ(High)15%100%1%2%3%4%5%75.63%
ロー(Low)0%40%1%1%1%1%1%7.00%
ジャッカル
(Jackal)
光学センサー強度
(Ladar Sensor Strength)
ハイ(High)15%100%1%2%3%4%5%75.63%
ロー(Low)0%40%1%1%1%1%1%7.00%
スプール
(Spur)
磁場センサー強度
(Magnetometric Sensor Strength)
ハイ(High)15%100%1%2%3%4%5%75.63%
ロー(Low)0%40%1%1%1%1%1%7.00%
タロン
(Talon)
重力センサー強度
(Gravimetric Sensor Strength)
ハイ(High)15%100%1%2%3%4%5%75.63%
ロー(Low)0%40%1%1%1%1%1%7.00%
バーチュ
(Virtue)
プローブスキャン強度
(Probe Scan Strength)
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)3%10%1%2%3%4%5%20.03%
センチュリオン
(Centurion)
電子戦モジュール最適射程距離
(EWAR module optimal range)
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)3%10%1%2%3%4%5%20.03%
ハーベスト
(Harvest)
採掘レーザー射程距離
(Mining laser range)
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)3%10%1%2%3%4%5%20.03%
スネーク
(Snake)
最高航行速度
(Maximum velocity)
ハイ(High)15%200%1%1%1%1%1%24.73%
ミディアム
(Mid)
10%150%1%1%1%1%1%16.02%
ロー(Low)5%110%1%1%1%1%1%10.50%
ノマッド
(Nomad)
慣性修正乗数
(Inertia Modifier)
ミディアム
(Mid)
10%25%-1%-2%-3%-4%-5%-26.93%
ロー(Low)3%10%-1%-2%-3%-4%-5%-17.39%
アセンダンシー
(Ascendancy)
ワープ速度
(Warp Speed)
ハイ(High)15%70%1%2%3%4%5%62.17%
ミディアム
(Mid)
10%35%1%2%3%4%5%36.87%
アミュレット
(Amulet)
旧名:スレイブ(Slave)
アーマーHP
(Armor Hitpoint)
ハイ(High)15%50%1%2%3%4%5%53.63%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)3%10%1%2%3%4%5%20.03%
ニルヴァーナ
(Nirvana)
シールドHP
(Shield Hitpoint)
ハイ(High)15%50%1%2%3%4%5%53.63%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)3%10%1%2%3%4%5%20.03%
クリスタル
(Crystal)
シールドブースト量
(Shield Boost Amount)
※サブキャピタル用のみ
ハイ(High)15%50%1%2%3%4%5%53.63%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)3%10%1%2%3%4%5%20.03%
アスクレピアン
(Asklepian)
アーマーリペア量
(Armor Repair Amount)
※サブキャピタル用のみ
ハイ(High)15%50%1%2%3%4%5%53.63%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)2.5%10%1%2%3%4%5%20.03%
ハロ
(Halo)
艦船のシグネチャ半径
(Signature Radius Reduction)
ハイ(High)15%50%-1%-1%-2%-2%-2%-20.70%
ミディアム
(Mid)
10%25%-1%-1%-2%-2%-2%-14.30%
ロー(Low)3%10%-1%-1%-2%-2%-2%-8.99%
タリスマン
(Talisman)
エネルギーエミッション
システムの起動時間短縮
(Energy Emission System
Cycle Time Reduction)
ハイ(High)15%50%-1%-2%-3%-4%-5%-38.12%
ミディアム
(Mid)
10%25%-1%-2%-3%-4%-5%-26.93%
ロー(Low)3%10%-1%-2%-3%-4%-5%-17.39%
エッジ
(Edge)
コンバットブースターの副作用
(Booster Side Effect Reduction)
ミディアム
(Mid)
10%25%-1%-2%-3%-4%-5%-26.93%
ロー(Low)3%10%-1%-2%-3%-4%-5%-17.39%
セイビアー
(Savior)
リモートリペアのサイクル減少
(reduction in subcapital
remote repair cycle time)
※アーマー・シールド両方
※サブキャピタル用のみ
ハイ(High)15%50%1%1.5%2%2.5%3%33.9%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%1.5%2%2.5%3%21.17%
ロー(Low)2.5%10%1%1.5%2%2.5%3%13.05%
ハイドラ
(Hydra)
ドローンのトラッキング速度増加
(Drone Tracking Speed Bonus)
ドローンの最適射程距離と
精度低下距離増加
(Drone Optimal Range
and Falloff Range Bonus)
ミサイル航行時間増加
(Missile Flight Time Bonus)
ミサイル爆発速度増加
(Missile Explosion Velocity Bonus)
※戦闘機には適用されない
ハイ(High)15%50%1%1.5%2%2.5%3%33.9%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%1.5%2%2.5%3%21.17%
ロー(Low)2.5%10%1%1.5%2%2.5%3%13.05%
ラプチャー
(Rapture)
キャパシタ回復時間短縮
(Capacitor Recharge Time)
ハイ(High)15%50%1%2%3%4%5%53.63%
ミディアム
(Mid)
10%25%1%2%3%4%5%33.83%
ロー(Low)2.5%10%1%2%3%4%5%20.03%
ミメシス
(Mimesis)
第1:エントロピー崩壊装置の
最大ダメージ増加
(maximum damage output of
entropic distintegrators)
第2:エントロピー崩壊装置の
サイクル毎ダメージ増加量の減少
(damage multiplier increase
per cycle of
entropic disintegrators)
ハイ
(High)
20%
(第1のみ)
80%
(第1のみ)
+1.5%

-0.33%
+2%

-0.33%
+2.5%

-0.33%
+3%

-0.33%
+3.5%

-0.33%
+69.67%

-1.7%
ミディアム
(Mid)
20%
(第1のみ)
60%
(第1のみ)
+1.25%

-0.33%
+1.75%

-0.33%
+2.25%

-0.33%
+2.75%

-0.33%
+3.25%

-0.33%
+53.3%

-1.7%
ロー
(Low)
20%
(第1のみ)
50%
(第1のみ)
+1%

-0.33%
+1.5%

-0.33%
+2%

-0.33%
+2.5%

-0.33%
+3%

-0.33%
+43.11%

-1.7%
※ミメーシスの2つ目の効果にもセット効果がのるという説有り


・セット効果の計算方法
セット効果は、同シリーズのインプラントを差すと差している同じシリーズの効果が増加するものです。(前述のとおり例外はあり)。
例えばアルファ、ベータと積んだ場合はアルファとベータのセット効果が同時にそれぞれにかかり、アルファのインプラントの効果は、アルファの効果×アルファのセット効果×ベータのセット効果、という形になります。もちろんベータにも同じようにセット効果が発生します。5種類全て積んだ場合はアルファ〜イプシロンのセット効果が5種類全てに対して発揮されるわけです。

全て同じグレードで積んだ場合、各インプラントの効果計算式は

インプラントに記載されている修正値 × (セット効果 積んだ分を全て乗算) × オメガのセット効果

になります。セット効果は「15%増加」つまり「1.15倍になる」ということなので、ハイグレードアミュレット(旧名:スレイブ)を5種類積んだ場合、ハイグレードアミュレット(旧名:スレイブ)アルファの効果はこうなります。
1% × 1.15の5乗 = 2.011%

加えてオメガシリーズも搭載した場合は、さらに第二効果にセット効果が加わるので以下のとおり。
2.011% × 1.5 = 3.017%

この調子でアルファ〜イプシロンを計算すると、こんな感じになります。

アルファ  : 1% × 1.15の5乗 × 1.5 = 3.017%
ベータ   : 2% × 1.15の5乗 × 1.5 = 6.034%
ガンマ   : 3% × 1.15の5乗 × 1.5 = 9.051%
デルタ   : 4% × 1.15の5乗 × 1.5 = 12.068%
イプシロン : 5% × 1.15の5乗 × 1.5 = 15.085%

これらもまた「3.01704%増加」を「1.0301704倍になる」と置き換えまして、計算した結果を乗算します。インプラントはあくまで個々にちからを発揮するからです。

1.03017 × 1.06034 × 1.09051 × 1.12068 × 1.15085 = 1.53633576

従ってハイグレードアミュレット(旧名:スレイブ)シリーズを全て搭載した場合のアーマーHP修正は、1.5363倍・・・すなわち53.63%の増加となります。

グレードの異なる同シリーズを積んだ場合は、1つ1つのインプラントのセット効果を以下のように計算してください。
例えばミディアムグレードアミュレットアルファとハイグレードアミュレットベータを同時にプラグインした場合、ミディアムグレードのセット効果は「10%増加」なので以下のような計算になります。

アルファ(ミディアム): 1% × 1.10 × 1.15 = 1.265%
ベータ(ハイ)    : 2% × 1.10 × 1.15 = 2.530%

1.01265 × 1.0253 = 1.0383 で、3.83%の増加

オメガシリーズ(Faction Omega Implants)



オメガシリーズはスロット6に使用するインプラントで、勢力系インプラントの第2効果を強力に増加させるセット効果を持ちます。前の表を参照してもらうとわかるとおり、アルファ〜イプシロンのセット効果と比べて非常に強力です。
計算上セット効果はあればあるほど、そして倍率が大きければ大きいほど効果を発揮します。このオメガシリーズこそが累積効果の要であるといっても過言ではありません。

そのためか、アルファ〜オメガの6種の中でもっとも高価なものとなっています。
性能が倍近くことなる場合もあるので、シリーズを導入の際は合わせて検討しましょう。

艦隊支援インプラント、マインドリンク(Fleet Support Implants、Mindlinks)



この種類はスロット10に装備し、コマンドバーストモジュールと呼ばれる艦隊支援用のモジュールの強度効果(コマンドバーストによって強化される性能値)と効果時間をそれぞれ25%増加させます。
効果一覧
マインドリンクは各リーダーシップ系スキルごとに5種類あり、加えて複数のマインドリンクの効果をあわせ持つ海軍仕様の戦闘マインドリンクが存在します。
名称












アーマードコマンドマインドリンク(Armored Command Mindlink)
情報戦コマンドマインドリンク(Information Command Mindlink)
シールドコマンドマインドリンク(Sheild Command Mindlink)
機動戦コマンドマインドリンク(Skirmish Command Mindlink)
採掘支援マインドリンク(Mining Foreman Mindlink)
帝国海軍コマンドマインドリンク(Imperial Navy Command Mindlink)
カルダリ海軍コマンドマインドリンク(Caldari Navy Command Mindlink)
連邦海軍コマンドマインドリンク(Federation Navy Command Mindlink)
共和国海軍コマンドマインドリンク(Republic Fleet Command Mindlink)
ORE採掘ディレクターマインドリンク(ORE Mining Director Mindlink)

チェックの入った部分の性能が発揮されます。基本的に名前のとおり。
各国のコマンドマインドリンクは、それぞれの国の指揮型巡洋戦艦(Command Ship)のボーナスと一致しています。

前提スキル
マインドリンクはTech 2のため、サイバネティクス(Cybernetics)のLvが必須です。
加えて、上の効果表に該当する分野のフリートサポート系の上級スキルがLv必要です。
これらのスキルはTech 2の強力なコマンドバーストモジュールを使用するために使います。支援の専門家になるためには、マインドリンク、Tech 2コマンドバーストモジュールを使いこなせてこそで、Lv5を常に目指してスキルを上げていくことが望まれます。

アーマードコマンド(Armored Warfare) Lv
 リーダーシップ(Leadership) Lv
 └ アーマードコマンドスペシャリスト( Armored Command Specialist) Lv

情報戦コマンド(Information Command) Lv
 リーダーシップ(Leadership) Lv
 └ 情報戦コマンドスペシャリスト(Information Command Specialist) Lv

機動戦コマンド(Skirmish Command) Lv
 リーダーシップ(Leadership) Lv
 └ 機動戦コマンドスペシャリスト(Skirmish Command Specialist) Lv

シールドコマンド(Shield Command) Lv
 リーダーシップ(Leadership) Lv
 └ シールドコマンドスペシャリスト(Shield Command Specialist) Lv

採掘支援(Mining Foreman) Lv
 リーダーシップ(Leadership) Lv
 └ 採掘ディレクター(Mining Director) Lv

ジェノリューションコアアグメンテーションシリーズ(Genolution Core Augmentation)

この「コアアグメンテーション」シリーズというのは、過去にイベントによって配布されたものです。
CA-1とCA-2は2012のクリスマス頃に花火などと一緒に。CA-3とCA-4はEVE稼働12周年を記念して2015年5月6日に。それぞれ稼動している全キャラクターに配布されました。
最初は2個だけなのでネタかと思っていました(本当)が、2015年にさらに2つ出てセット効果がすさまじいことになるや、非常に強力なインプラントとして認識を新たにしました。配布品なので数に限りがあり、高価な品となっています。
IDスロット第1効果(属性強化)第2効果セット効果
CA-1スロット1知覚(Perception) +3パワーグリッド出力 +1.5%
キャパシタ容量 +1.5%
CAセットの第2効果 +50%
CA-2スロット4知性(Intelligence) +3CPU出力 +1.5%
キャパシタ回復速度 +1.5%
CAセットの第2効果 +40%
CA-3スロット3精神力(Willpower) +3最大航行速度 +1.5%
シールドHP +1.5%
CAセットの第2効果 +30%
CA-4スロット2記憶力(Memory) +3慣性修正乗数 -1.5%
アーマーHP +1.5%
CAセットの第2効果 +20%

ボーナスの計算は、勢力インプラントシリーズの計算方法と同様です。
(具体的な計算式はこちら

特別版インプラント「ジェノリューション「オーロラ」AU-79(Genolution ’Auroral’ AU-79)」



スロット79とかいうわけのわからない位置(脳のどのあたりだ?)にインプラントされる特殊なインプラント。他の1〜10に影響を与えず、しかもジャンプクローンしても、ポッドキル→新クローンしても新しいインプラントが自動的にインプラントされるという、除去しても再生するエンチャントのような存在です。
ただし、自分で除去することはできるようです。

この効果はカプセルをジェノリューション「オーロラ」197派生型(Capsule - Genolution ’Auroral’ 197-variant)という、金ぴかのものに変更するというものです。



なんでインプラを挿したら、カプセルの見た目が変わるんですかねえ・・・。
インプラントの形を借りたスキンのような存在と思えばわかりやすいと思います。

ジャンプクローンによるインプラント管理

最後に豆知識として、ジャンプクローンによるインプラント管理について触れておきます。
インプラントはジャンプクローンごとに管理され、キャラクター情報から確認が可能です。



なので、用途にあったジャンプクローンというものを作成するのがおすすめです。例えばジャンプクローンを3つ持ち、生活が探検(危険地域も含む)・ミッション(戦艦で)・輸送(小型の輸送艦で)だったとしましょう。

スキルトレーニングは強化したいので各クローンには+3の属性エンハーサをつけます。
そして、スキルハードワイヤリングは活動にあったものに変更します。

・クローン1:プローブスキャンの強化やハッキングツールの性能UP、機動性強化など
・クローン2:戦艦のタレットやランチャーの強化、キャパシタ性能UPなど
・クローン3:機動性UPや防御性能UPなど

そして各活動を行う際に、お目当てのクローンにジャンプします。これにより、自分の行いたい活動に対して最適にチューンされたインプラントを扱うことができるようになります。

さらにいえば、比較的ポッドキルの可能性が低いクローン2は5種類の属性エンハーサをつけ、ポッドキルの可能性があるクローン1には必要とされている属性のエンハーサしかつけないなどの工夫で、有事の被害額を減らすことも考えてみましょう。



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