B-OSP EVEONLINE WIKI - FITガイド・シミュレーションモード


艦船FITのシミュレーション

EFTのような艦船シミュレーションは、FITを作成する上で非常に有効です。高額なモジュールを実際に買わずとも、装備を切り替えたりして実際のスペックを確かめられるためです。

また、実装前まではステーション外に出て実際に起動してみないとわからなかったアクティブモジュールの効果実験や、オーバーヒート状態のスペックなどを手軽に確認できるメリットがあります。

そのあたりの機能を外部のツールに頼っていたEVEですが、装備の機能に密着した新機能としてシミュレーションモードが登場しています。これでマーケットで無駄買いすることなく、効率的に装備を組み立てることができます。
(EFTが不要ということはありません。ALL5 Skillなどもありますし、EVEを起動しなくても使えますし。)

搭乗中の艦船のシミュレーション

シミュレーションモードの起動




装備ウィンドウを開くと、搭乗中の艦船に対応した大きなボタンがあります。これを押せば、現在搭乗している船のFITをそのまま引き継いでシミュレーションモードが開始されます。




シミュレーションモード中は、艦船のイメージが半透過する3Dモデリングデータのような状態で表示されます。シミュレーションモードを終了したい場合、先ほどのシミュレーションモード開始ボタンがそのままシミュレーションモード終了ボタンに変化しているので、押せば元に戻ります。この操作ではシミュレーションモード中の変更などは反映されません。



他の起動方法
後述しますが、艦船の情報や装備をシミュレーションモードで開いたり、シミュレーションモード中でない状態でシミュレーションモード状態のようにモジュールの追加を行ったり、と様々なシーンでシミュレーションモードは利用できます。

モジュールの切り替え

シミュレーション中の艦船のモジュールを切り替えます。シミュレーションなのでこの装備は手元にある必要はありません。

装備ウィンドウの左側にあるレンチマークをクリックすると、装備等の管理ができるようにウィンドウが展開します。





装備の変更を行う場合は、上部のタブでハードウェアを選択します。
モジュールを変更したい場合は、さらに下のタブでモジュールを選択してください。




この一覧は、マーケットと同じ分類で並んでいます。ここからモジュールを選択し、ダブルクリックまたは右側の艦船イメージ側にドラッグ&ドロップすることで、艦船にそのモジュールを搭載したかのようにシミュレーションを行うことができます。

シミュレーションは通常の艦船の装備を変更するのと同等の制約があります。スロット数、ハードポイント数などを変更することはできません。また、いくらシミュレーションといっても、装備可能な艦船が限定される類のモジュールは、対象となる艦船以外ではシミュレーションできません。例えば主力艦以上の縛りがある主力艦用モジュールや、クローンバットベイやジャンプポータルなどの特殊装備等です。また、ドローンベイ容量を超えるサイズのドローン等も装備できません。

すでに装備中のモジュールがあり、スロットやハードポイントが埋まっている場合は装備できません。

フィルターをかけてモジュールを探す
大量のモジュールの中から、必要なものを簡単に探し出すための補助機能です。



キーワード検索は、モジュールの名称で絞込を行うための機能です。これは選択中の言語設定に影響を受けます。
その下にあるアイコン群は、モジュールの装着箇所などで絞込を行うための機能です。クリックでON/OFFを切り替えて使用します。
フィルターONフィルターOFF
ローパワースロットに装備可能なモジュールでフィルタ。
ミディアムパワースロットに装備可能なモジュールでフィルタ。
ハイパワースロットに装備可能なモジュールでフィルタ。
リグスロットに装備可能な、つまりリグでフィルタ。
ドローンでフィルタ。戦闘機もここに含まれる。
船体制限でフィルタ。選択中の艦船に装備可能なモジュールのみを表示する。
ただしパワーグリッドやCPUの不足は考慮されないので、専用モジュールを省く程度の効果。
艦船のリソースでフィルタ。選択すると、パワーグリッドやCPU的に装備不能なモジュールは除外される。
設定で「艦船のスペック的に装備可能」「残りリソースで装備可能」を切り替えることができる。
ドローンベイのサイズは考慮されない。
スキルでフィルタ。搭乗・装備可能なスキルが不足しているものを除外する。

リソースフィルタの設定変更
リソースフィルタのアイコンにカーソルを当てると、フィルタの設定を選択できます。



合計資源で絞り込み艦船の最大パワーグリッドとCPUがフィルタ条件
現在の資源で絞り込み現在装備中のモジュール分を除いた残りパワーグリッドとCPUがフィルタ条件

合計資源で絞り込みにすると、艦船がどうやっても装備できないモジュールが除外されます。例えばフリゲートをシミュレート中に、巡洋艦用や戦艦用のデカいモジュールが除外されます。
現在の資源で絞り込みにすると、残りリソースでフィルタできるので、スロットが余った場合などにその隙間につけるモジュールを探すことができます。

装備を外す
シミュレーション時に装備を外したい場合は、モジュールを右クリックして「取り外す」を選択します。



または、左側に表示されているシミュレーション用の装備ツリーのあたりにドラッグ&ドロップしても取り外すことができます。

弾薬の変更

タレットやランチャーなどの弾を撃つ類のもの、あるいはコマンドバーストなど、またはスクリプトを入れると効果が変わるモジュールなど、これらの効果を確かめるためには、モジュールに弾薬(チャージ)が装填されている必要があります。

シミュレーション上で弾薬を変更したい場合は、タブを弾薬に切り替えます。



モジュールと同様、弾薬もダブルクリックまたは右側の艦船イメージ側にドラッグ&ドロップすることで装填できます。取り外す場合もモジュール同様です。

弾薬はデフォルトの場合は、全ての種類の弾薬が表示されています。これでは扱いづらいので、表示されている弾薬を装填したいモジュールをアクティブにすることでフィルターをかけることができます。



必要スキルの確認

艦船に装備中のモジュールについて、あるいは搭乗中の艦船について、必須スキルの取得状況を確認できます。普段使っている艦船をシミュレーションした場合は特に気にならないかもしれませんが、他のカプセラが使用している艦船の装備からシミュレーションしたり、欲にまかせて強いモジュールを搭載しまくった場合などに有効です。

とりあえず全体のチェック



艦船の名前の下部、該当の箇所に青いチェックが入っていれば、艦船に搭乗可能であり、艦船に装備中のモジュールも(オフラインのものも含めて)全て使用可能であるという状態になります。



赤いバツ印が入っている場合は、何らかのスキルが不足しています。バツ印にカーソルを当てると、不足しているスキルの状態が確認できます。



スキルの不足しているモジュールをチェックする

先ほどのチェック、あるいはバツが表示されていた部分の右側にあるボタンを操作して、表示中のモードを、スキルモードに切り替えます。



モジュールを囲む枠の色が変化し、前提スキルが足りているものは青、前提スキルが不足しているものは赤で表示されます。忘れた場合は先ほどのボタンにカーソルを当てれば、凡例が表示されます。



モジュールの稼働状態の変更

装備したモジュールの効果を細かく確認するために、モジュールが実際に動いている、あるいは止まっている、などの細かい状態を設定できます。これをうまく変更して「リペアを止めている状態のキャパシタ回復状況」だとか「タレットをオーバーヒートさせた場合のダメージ」だとかを確認できます。

艦船の名前の下部にあるボタンを操作して、表示をモジュールモードに切り替えます。



モジュールモード状態では、装備中のモジュールの起動状態などがいくつかのパターンで表示されます。忘れた場合は先ほどのボタンにカーソルを当てれば、凡例が表示されます。



モジュールのオンライン/オフラインの状態、あるいはアクティブ・オーバーヒートなどの状態は、モジュールをクリックするたびに変更されます。
オフライン状態。
アイコン自体が暗くなっているのが特徴。
パワーグリッドやCPUなどを消費せず、効果も加算されない。
オンライン状態(アクティブモジュール)。
いつでも起動可能な状態。
パワーグリッドやCPUなどは消費しているが、起動していないため効果は発揮されていない。
有効(アクティブ)な状態。
モジュールを起動させた状態。
パワーグリッドやCPUを消費している。さらにモジュールを動かした際の効果を受ける。
キャパシタも消費している状態になる。
オーバーヒート状態。
有効(アクティブ)な状態に加えて、オーバーヒートの効果が乗る。
関連ページ:オーバーヒートガイド
オンライン状態(パッシブモジュール)。
パッシブモジュールは枠線が無いのが特徴。
パワーグリッドやCPUを消費している。また、装備するだけで発揮される効果が乗った状態になる。
スロットを一括処理するラジアルメニュー
ハイ・ミディアム・ローの各スロットの隣に、そのスロットに対して一括で処理を行うためのラジアルメニューがあります。



クリックするとメニューが開きます。クリックしっぱなしにする必要はありません。そのまま、メニューにカーソルを移してクリックして操作を行います。


オンラインスロット内の全てのモジュールをオンライン状態にする。
アクティブモジュールは未起動状態になる。
有効化スロット内の全てのモジュールを起動状態にする。
パッシブモジュールはオンライン状態になる。
オーバーヒートスロット内のオーバーヒート可能なモジュールを全てオーバーヒート状態にする。
オフラインスロット内の全てのモジュールをオフライン状態にする。
弾薬の抜き取りスロット内のモジュールからチャージを全て抜く。
モジュールを取り外すスロット内のモジュールを全て取り外す。


艦船を指定してシミュレーション

搭乗している艦船をベースにしてのシミュレーションだけでなく、他の艦船をベースにしたシミュレーションも可能です。この場合、搭乗が可能かどうかは問題になりません。搭乗が不可(スキルが足りない)場合は、そのように表示されるだけです。

シミュレーションのベースとなる艦船を選択する場合は、一番上のタブで船体と装備を選択します。



リストには艦船のみならず、城塞(シタデル)やエンジニアリング複合施設も存在し、ストラクチャ関連の装備をシミュレーションすることも可能です。

シミュレーションを開始するには、艦船や建造物を選び、右側にあるシミュレートのアイコンをクリック(あるいは行全体をドラッグすると艦船の情報を掴んでいる状態になるので、それを右側にドロップ)すると、艦船のシミュレーションが開始されます。




シミュレーションを開始した状態では、何も装備がついていない状態です。モジュールを付けたりしてみましょう。

フィルターをかける
モジュールと同様に、艦船を探すのにもフィルターをかけることができます。
キーワード検索で艦船の名称(または一部)を入力すれば、効率よく艦船を探すことができます。これは選択中の言語設定に影響を受けます。

アイコンは保存された装備を効率よく探すためのフィルタです。
個人の装備が保存された艦船でフィルタ。
コーポレーションの装備が保存された艦船でフィルタ。
搭乗中の艦船を表示する。
リストから搭乗中の艦船を素早く発見し、装備を参照するための機能。

艦船の情報などからシミュレーションを開始
リストから探さなくても、艦船の情報からシミュレーションを開始することも可能です。この場合、装備ウィンドウが該当の艦船を選択した状態で、シミュレーションモードで開始されます。



保存した装備からシミュレーションを開始

表示されている船体と装備のリストは、保存した装備が表示される場所でもあります。艦船の種類のドロップダウンの下には、保存した装備(FIT)が表示されます。



保存された装備の数は、艦船名の下に「Saved Fittings:自分の装備保存数/コーポレーションの装備保存数」で示されています。
また、名称に☆マークがついているものがコーポレーションの装備です。

装備(FIT)名をクリックすると、保存した装備をそのままシミュレーションモードで表示します。

装備から調節シミュレーションを開始
リンクなどから装備を表示した「装備の管理」情報の下部にはシミュレーションボタンが存在します。



シミュレーションボタンを押せば、保存した装備をそのままシミュレーションモードで表示します。



シミュレーション結果を使用する

シミュレーション結果を保存




搭乗中の艦船の装備を保存するのと同様に、シミュレーション結果も保存することができます。
船体と装備ハードウェアが表示されている、装備ウィンドウが拡張されている状態で、ウィンドウ左下にある「保存」ボタンを押します。

シミュレーション中の装備が装備と管理ウィンドウで別に開きますので、あとは通常と同様に処理するだけです。

関連ページ:FITガイド・装備の保存・読み込み

シミュレーション結果を搭乗中の艦船に反映する

搭乗中の艦船(搭乗中の艦船と同じ艦船)をシミュレーションしている場合、保存ボタンの隣に表示されている「船に装備する」ボタンを押します。



これは本来、シミュレーションモード実装前の処理で言えば、搭乗中の艦船に装備を反映する処理です。すなわち、ドックイン中のステーションのハンガーに、シミュレーションしたモジュールと弾薬が存在することを前提としています。

ボタンを押すと、ハンガーにあるモジュールと弾薬を用いて装備が変更されます。存在しなかった装備や弾薬は装備されません。また、艦船にすでにリグがついている場合、新しいリグは装着されません。リグを付ける場合はあらかじめ既存のリグを破壊しておく必要があります。

シミュレーション結果を用いて、艦船を組み立てる

搭乗中の艦船と異なる艦船をシミュレーションしている場合、保存ボタンの隣に表示されている「船を組み上げる...」ボタンを押します。



ボタンを押すと、ドックイン中のステーションのハンガーに存在する艦船とモジュールと弾薬を用いて、マルチフィット機能を使って艦船を組み立てます。

関連ページ:マルチフィット

シミュレーション結果から複数購入を行う

装備ウィンドウの右側の属性が表示されている状態で、ウィンドウの一番右下にある複数購入機能のアイコンをクリックします。



アイコンをクリックするとシミュレーション中の艦船・モジュール・弾薬が、数もそのままに複数購入ウィンドウに設定されます。

関連ページ:マーケットの見方 複数購入



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