FFシリーズ総合エロパロスレのまとめ

神々の戦いも初期の頃。
今回の輪廻では秩序の戦士プリッシュがいつものように世界を散策している道中、一人の青年を発見した。
神々しく輝き舞い降りて来た青年の瞳は虚ろで意思がほとんど感じられず、プリッシュが問いかけてもただ言葉をおうむ返しするだけであった。
そこへ混沌の戦士ガーランドが現れ、戦いを仕掛けられるが、プリッシュは難なく彼を倒し、コスモスへの“土産”を聖域へ連れ帰った。
そして、青年はコスモスから力を与えられ、秩序の戦士となる。

新たに仲間を迎え、青年は戦力としても頼もしかった。ただ他の戦士と違い、青年には名がなかった。
感情に乏しく、自分の名も過去の記憶も一切持たないことに不安を抱く青年をプリッシュが勇気付け、そして彼に名前を与えた。
そして、その名は秩序の女神コスモスにも伝えられた。
青年の名は「レイ」、“希望の光”の意味を持つ。

コスモスが青年の名を呼ぶと、レイはコスモスの方を振り向き彼女をじっと見つめる。
コスモスがふっ、とやわらかな笑みを送っても視線はただ真っ直ぐ彼女へ向けられるだけであった。
コスモスから見たその時のレイの瞳は、虚ろを湛えながらも何かに飢えているような、哀しげな眼差しだった。

ある日、コスモスが聖域の玉座に座っているとレイがやってきた。
「コスモス……」
「レイ、どうかしましたか?」
「以前から尋ねたいことがあったのだが、いいだろうか?」
「ええ、構いませんよ。何でしょう?」
レイは少々の間を置き、その重い唇を開いた。
「……貴女は何故そのような体つきをしているのだ?」
「えっ……?」
女神は目を見開きレイの顔を見る。すると続けてレイが、
「貴女と私、何故こうも体格が違うのだ?」
「あの……レイ、ごめんなさい。貴方が何を言いたいのか私には、わからないです」
「その身体の膨らみは?」レイの視線が白い薄布に覆われたコスモスの胸元に落とされる。
「胸、のことですか?」
「むね、と言うのか。何故私には膨らみがなくてコスモスにはあるのだ?」
コスモスは戸惑いながらも、冷静に丁寧に、レイの問いに答える。
「私は、女ですから」
「おんな……なら私は何だ?」
「男……、男性ですね」
「その胸という部位の膨らみは女だけが持つものなのか?」
レイの止まぬ問いかけにコスモスはたじろぐ。
レイはある研究者によって創られた生命体で、その創り手以外には父も母もいない。
記憶の移植も不十分だった為に意思のない状態で生まれ、己の正体にも気づいていない。それ故、性別というものも理解していなかったようだ。
「レイ……」
コスモスは家族もなく、母親の愛も知らずに生まれ育ったレイを不憫に思った。
コスモスは自らの記憶の中の“あの子”を思い出す。
自分のことを「ママ」と呼び無邪気な笑顔で抱きついてきた“あの子”のことを……。
「レイ、こちらに来て」
コスモスは玉座に座る自分の膝をぽんぽんと叩き、レイを招く。
「コスモス……?」
レイは一瞬どうしたらいいのか迷ったが、素直にコスモスの元へ歩みを進めた。
「さあ、ここに膝を付いて」
レイは言われるまま、玉座の段差に膝を着き、コスモスと向かい合った。ほんの少し、コスモスがレイを見下ろす形となる。
「いい子ね、レイ」
コスモスは優しく甘い声でレイに囁き、そのままレイを自分の元に抱き寄せ、レイはコスモスの懐にすっぽり収まる形となった。
「コスモス……これは……!?」
「こうしていると、温かいでしょう?」
混乱して目が泳ぐレイの背中に手を回し、瞳を閉じながらコスモスが言う。
「……ああ、温かい……」
女神の慈愛溢れる抱擁にうっとりと蕩けた瞳で、レイはコスモスの胸に顔をうずめる。
その彼の表情は、立派な青年の容姿からは想像も出来ぬほど幼く、穏やかであった。

しばらくの抱擁が続いた後、
「レイ、ちょっといいですか?」
コスモスは一度、優しくレイを引き離した。まだ名残惜しそうなレイの頭をそっと撫で、コスモスは女神の衣の留めを解き、乳房を露にした。
コスモスの乳房は透き通るように白く、上品な大きさでピンと上向きに張り、乳首は可憐な桃の色だ。
「レイ、私の胸に触れてみて」
「あ、コスモス……」
「さあ」
レイは震える手を伸ばし、コスモスの乳房を己の掌に収めた。
「レイ……あの、両手で、ですか?」
「あっ……、すまないコスモス……」
慌てて手を離そうとするレイの手首を掴み、コスモスは言う。
「ふふ、いいの……レイ、これが胸よ」
「女の胸というのは……とても柔らかいのだな」
瞳はぼんやりとしつつも興味深そうに乳房を揉むレイの姿に“あの子”重ね、コスモスは一つ提案をする。
「吸ってみますか?」
「吸う?」
「ごめんなさい、母乳は出ないのですが……」
「胸を、吸う?ぼにゅう?」
レイは解らないことだらけだった。
「大丈夫、難しくはありません。まずはそっと、唇を当ててみて」
「わかった」
レイはコスモスが座る場所に手を着き、乳房に恐る恐る唇を近づけた。
「レイ……」
自分の乳房にむさぶりつくレイの頭を抱え、あやすように撫でながら、母親のような瞳でレイを見つめるコスモス。
レイが乳首の先を吸うと、ちゅっ、ちゅっという音が広い聖域内に響き渡る。
「レ、あ……っ、んん」
普段の虚ろ目のまま赤ん坊のように無心で乳首を吸うレイ。だが、やはりまだどこか不器用だ。
ちゅぱちゅぱ吸われる度に、コスモスは声を抑えられずに漏らしてしまう。赤ん坊と違い、ほぼ大人同様といえるレイの吸う力はかなり強かったからだ。
「レイ、ああっ……!」
レイの頭を抱える手にも自然と力が入り、くしゃっと蒼銀の髪を掻き回す。
「レイ、あの……もう少し、口にたくさん含んで吸って、みて……?」
「んう、」
乳首を口に含んだままレイは頷き、今度は乳輪ごとしゃぶりつく。先ほどと違い、広範囲を口に含み、空気が漏れずにいるので高い吸引音は出ない。
母乳は出なくとも、んくっ、んくっ、と懸命に乳を吸うレイをコスモスはとても愛しく思った。
「ああ、レイ……貴方は私が守りますからね……」
乱れてしまったレイの髪をしなやかな指先でとかし、また抱きしめ直すと、コスモスはレイに愛の言葉を囁く。それを聴き、レイはそっと唇を離した。

レイは生まれて初めて母の愛に触れ、幸せだった。
そして、このまま穏やかな時が続くことを願いながら静かに目を瞑り、女神の腕に抱かれ眠りについた。

女神と光の戦士と仲間達、そしてこの世界に平和が訪れることを、切に願う――。

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