『月姫の帰還』プロローグ  シェヘラザードの物語『第1夜』

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 公式:『月姫の帰還』プロローグ  シェヘラザードの物語『第1夜』(物語)(2015/02/18)


「真説・赤い月の童話」

千年もの昔の話のこと。人々は星の力を引きだせる「魔石」と呼ばれる鉱石によって栄えていました。その栄華は無限に続くかに思えました。しかし、「魔石」に頼りすぎた世界は星に大きな負担をかけ、地の底に居た「支配者」達を眠りから覚まさせてしまうことになります。彼ら「支配者」達の力は圧倒的でした。この世界のもの、そのどれをもってしても対抗できず、最高の力を持っている六賢者が全ての力を結集しても、とても及びませんでした。





異界の魔術師シェヘラザードは、この世界を救うために、この世界のもので「無いもの」を呼びだして、「支配者」に対抗することを考えます。



それは、物語の世界のものを、この世界へと召喚すること。彼女の語りの力『完全な物語』は物語と現実の境目を完全になくすことができました。この力によって、この世界に無かったものを、召喚します。それが、「月」でした。



彼女はまず、「竹取物語」の世界をそのまま、この世界へと召喚すると「かぐや姫」にこう告げます。



『この世界には存在しない「月」の力を使って「支配者」達を封じてください』と



かぐや姫は一言、「分かりました」と言葉を発すると、決して飲んではいけないと言われていた「不死の妙薬」を取りだし、一気に飲み干します。不死は呪い。この薬を飲むということは、人であることすべてを放棄することに他なりません。



『これが、私が流す最後の涙になるでしょう』



かぐや姫はその最後の涙を拭うと、不死の姫として六賢者と共に「支配者」達との戦いに赴くのでした。その戦いは壮絶を極めました。「月」の軍勢と六賢者、そして、シェヘラザードの操る他の物語の力を持ってしても、「支配者」を完全に押し留めることはできませんでした。栄華を誇った都市の殆どが廃墟と化し、人の住める地はどんどんと少なくなっていきます。



このままでは、この星ごと無くなってしまうと考えたかぐや姫と六賢者は一時的に「支配者」達を封じ込めることを計画します、いつか、完全に打ち滅ぼせるときが来ることを信じて。かぐや姫は不死の身でのみ使える秘術によって自らの命と苦痛を触媒とし、千年の時の封印を「支配者」にかけて、地の底へと封印しました。

しかし、このとき、1体の「支配者」は自分自身を「騙す」ことで、かぐや姫の秘術から逃れます。その1体は、秘術が弱まるまで、待つことにしました。悠久の時を生きる彼らにとって、千年も一年も変わらないようなものなのです。



そして、天空へと城を浮かせ、「かぐや姫」は世界へと現れた「月」へと帰っていきます。六賢者の1人は監視者としてそのまま残り、他の5人はそれぞれの力を魔石へと封じ込めて、元凶である、他の魔石と共に、地中深く封印し、後の未来へと自分達の力を託したのです。



そこから、千年の時が流れました。





第2夜へ続く。

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