Reference manuals of the GPhys library(http://ruby.gfd-dennou.org/products/gphys/doc/)の日本語訳です。

これは、電脳 ruby プロジェクトGPhys英文リファレンスマニュアルの非公式な日本語訳です。
GGraph : GPhys を使った可視化ライブラリはこちらです。

GPhysとGPhysコンポーネント

コアパート

一つのGPhysオブジェクトは以下のような構造を持ちます。
         has 1
GPhys --------- 配列状データ (VArray)
            | has 1
            --------- グリッド (Grid)
                        |  has rank
                        ------------ 軸 (Axis)
                                      | has 1
                                      -------- 1次元位置データ (VArray)
                                      | has 0..
                                      -------- 付属データ (VArray)
つまり、一つのGPhysオブジェクトは(VArrayクラスの)データと、(Gridクラスの)グリッドを含んでいます。グリッドは更に(Axisオブジェクトの)軸を含み、軸はVArrayオブジェクトを含んでいます(例えば、1次元格子点位置データなど)。GPhysを使用するためには、これらの4つのクラスを知ることが大切になります。

エクステンション

  • 座標変換 : 座標変換のためのNumRu::GPhysクラスのエクステンション
  • FFT? : 高速フーリエ変換とその応用のためのNumRu::GPhysクラスのエクステンション
  • Derivativeライブラリ
  • module NumRu::GPhys::EP_Flux? : Eliassen-Palmフラックスと関連する物理量(例えば残差循環とその質量流線関数)を導出するためのモジュール関数
  • 補間 : 補間ライブラリ
  • GAnalysis::Met : 気象学的解析ライブラリ

依存ライブラリ

  • class NumRu::UNumeric : 単位付き数値(数値と単位の組み合わせ)
  • module NumRu::Derivative : NArrayを用いた微分用モジュール関数
  • class NumRu::SubsetMapping? : 現在執筆中
  • class NumRu::Attribute : NetCDFの属性値と互換性のあるハッシュクラス
  • class NumRu::CoordMapping? :
    • class NumRu::LinearCoordMapping? :
  • class NumRu::GrADS_Gridded? : GrADSデータを扱うためのクラス
  • class NumRu::Grib? : Gribデータセットのためのクラス
  • class NumRu::GDir::HtDir? : "directory"のURLをディレクトリとして扱うためのクラス(GDirで使用).

外部ファイルハンドラ

GPhysの応用

以下を使用するためには、明示的にrequireをして下さい。

応用コマンド

  • grads2nc_with_gphys : GrADSフォーマットからNetCDFへのファイル変換
  • gdir_server : フロントエンドにおけるGDir付属のdRubyサーバ
  • gdir_client : irbを用いたgdir_serverのクライアント gdir_connect_ftp-like
  • gpcat : 複数のNetCDFファイル中の変数を読み込み、まとめて一つのNetCDFファイルに書きこむ
  • gpcut : GPhys変数の取り出し、切り取り、間引き
  • gplist : 変数とその次元を出力
  • gpmath : GPhys変数に数学関数を適用
  • gpmaxmin : GPhys変数の最大値、最小値を出力
  • gpprint : GPhys変数の値を出力
  • gpview : 可視化(2D, 1D)
livedoor Wiki関連リンク

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