ようこそ!これは初学者向けのロジバン講座です.

coi do / こんにちは、あなた。
ki'e .soran. do'u / ありがとう、そら。

lo se cilre


  • COI類という挨拶や呼びかけのための語を学ぶ。「こんにちは」「ありがとう」「了解しました」などがある。
  • COI類はその直後に項を1つ取り込む。しばしば、項は省略される。



さて、入門コースの残りは、文から少し離れよう。今回は挨拶と呼びかけについてやろっか。

はーい。



日本語の挨拶といえば「こんにちは」、英語なら「Hello」、エスペラントなら「Saluton」、アルカなら「soonoyun」…

ロジバンなら?

{coi}だよ。ロジバンには「挨拶」専用の言葉があるんだ*1
正式にはCOI類(ショイるい)と言うよ。使い方の前に、まずはどんなのがあるか簡単に見てみようか。

@COI類 - 挨拶/呼びかけの言葉
coi挨拶 「こんにちは/やあ」
co'o別れの挨拶 「ばいばい/さようなら」
mi'e自己紹介 「私は〜です」
ki'eお礼の言葉 「ありがとう」
je'e了承 「OK/いいですよ/了解/どういたしまして」
fi'i歓迎 「ようこそ」
vi'o承知、言われたことに従う 「分かりました、やります」

色々あるね。英会話のテキストに載ってそうなフレーズだ。ところで、どうして{je'e}で「どういたしまして」になるの?

「ありがとうの言葉を無事受け取りましたよ、了解しましたよ」ということだね。{je'e}は「相手の言葉を受け取ったことの合図」なんだよ。

なるほどー。



それじゃあ、COI類の使い方に入ろう。
項になれる語({lo nanmu ku}とか{la .soran. ku}とか)1つをCOI類と{do'u}で囲んで、それに対して挨拶をしていることを表すの。

えーっと?じゃあ、{coi la .kocon. ku do'u}で、「こんにちは、こしょん。」ってこと?

いえす。{mi'e la .kocon. ku do'u}で、「私はこしょんです。」になるね。*2 あと、COI類は続けて言うことができるよ。
{coi do do'u mi'e la .kocon. ku do'u}で「こんにちは、あなた。私はこしょんです。」という意味です。



さて、項になれる語は省略できるんだ。つまり、単純に{coi do'u}(こんにちは)とか{fi'i do'u}(ようこそ)って言えるのです。

{do'u}は終止詞だよね? ということは省略できる?

うん、終止詞だから省略できるよ。ただし、不意の構造変化が起こらないように気をつけよう。
{ku}のときには、思いがけず述語が{lo}に呑み込まれて思わぬtanru化が起こったよね。今回も、COI類が思わぬ取り込みをしないように気をつけよう

たとえば、次の文を考えてみよう。

coi do'u .i la .mik. mi klama la .soran. = こんにちは。ミクは私のところへソラのところから来る。

このとき、{.i}があるから、{coi}が{la .mik.}を取り込むのを阻止できて、{do'u}は省略できるよね。でも、{.i}が無いと…

coi do'u la .mik. mi klama la .soran.

これは{do'u}を抜くと、{coi}が{la .mik.}を取り込んじゃって意味が変わっちゃうね。

coi la .mik. mi klama la .soran. = こんにちはミク。私はソラのところへ行く。

そうだね。基本的に、COI類は文頭で言うことが多いと思うから、COI類単体で使う*3ときは、{do'u}か{.i}で後続の項と隔ててやらないといけないって覚えてて。

実用上は、{.i}か{do'u}は極力言う。というのがシンプルでいいかも。

そうだね。想定している内容と統語論上導き出される内容が一致していれば省略できるというのが大原則だから、不安なら省略しないでおこう。



さて、あともうひとつ。COI類のルールに次のようなものがあります。
  1. COI類が取り込む項になれる語が、{la 名前 ku}のとき、{la}{ku}を省略して{COI 名前}と言ってよい。
  2. COI類が取り込む項になれる語が、{lo 述なれ語 ku}のとき、{lo}{ku}を省略して{COI 述なれ語}と言ってよい。
  3. つまり、気を付けるべきは、{la 述なれ語 ku}を想定して、{COI 述なれ語}としてはいけない。

「熊さん」っていうニックネームの人に挨拶するときに、{coi la cribe ku}と言うのはいいけど、{coi cribe}とは言えないってことです。
cribex1 は x2 (種類)のクマ

なるほど。{coi cribe}だと、その人が「実際の熊」ってことになっちゃうんだね。怖い怖い。

一方で、お父さんに対して{coi patfu}は正しい表現だよ。挨拶の相手は「実際の父」だからね。

でも、「お父さん」っていうあだ名の友達に{coi patfu}って言っちゃうと、周りから変な目で見られかねないってことだね。

そういうこと。



というわけで、挨拶の言葉、COI類について説明しました。見てきたように、挨拶/呼びかけの言葉には比較的短い語が割り当てられているから覚えやすいね。

たしかに。「きへ」って言うだけで、「ありがとう」だもんね。

lo cmavo liste で、「COI」でページ内検索してみて、ここで紹介しなかったCOI類を探してみよう。「もしもし」に相当する言葉とかあって面白いと思うよ。

はーい。あ、vi'o do'u へへ。

お見事。それじゃあ、今回はこれでおしまいです。co'o

co'o

まとめ

  • COI類という挨拶や呼びかけのための語を学ぶ。「こんにちは」「ありがとう」「了解しました」などがある。
  • COI類の終止詞は{do'u}である。
  • COI類はその直後に項を1つ取り込む。しばしば、項は省略される。
  • COI類が取り込む項にはいくつかのルールがある:
  1. COI類が取り込む項になれる語が、{la 名前 ku}のとき、{la}{ku}を省略して{COI 名前}と言ってよい。
  2. COI類が取り込む項になれる語が、{lo 述なれ語 ku}のとき、{lo}{ku}を省略して{COI 述なれ語}と言ってよい。
  3. つまり、{la 述なれ語 ku}を想定して、{COI 述なれ語}としてはいけない。

@今回出てきた単語
coi挨拶 「こんにちは/やあ」
co'o別れの挨拶 「ばいばい/さようなら」
mi'e自己紹介 「私は〜です」
ki'eお礼の言葉 「ありがとう」
je'e了承 「OK/いいですよ/了解/どういたしまして」
fi'i歓迎 「ようこそ」
vi'o承知、言われたことに従う 「分かりました、やります」
cribex1 は x2 (種類)のクマ科動物(パンダ/ヒグマ/ホッキョクグマ等)

○×チェックテスト

  1. COI類はその後ろに1つ以上の項を取り込むことができる。
  2. COI類の終止詞は{ku}である。
  3. {la [述なれ語] ku}を想定して、{COI [述なれ語]}と言うことができる。

章末問題

.「こんにちは、私は◯◯です。」と言ってみよう(◯◯は自分の名前)

. 次のフレーズをロジバンになおしてみよう。
  1. 分かりました、先生。
  2. 助けてくれて、ありがとうございます。(ヒント: ありがとう、助けてくれた人)
  3. おやすみなさい。(ヒント: さようなら、眠る人)
  4. こんにちバイバイ! (通り過ぎる人に)
ctucax1 は x2 (生徒/門下生)に x3 (命題)・ x4 (題目)を x5 (方法)で教える
sidjux1 は x2 (者)を x3 (行動/事)に関して助ける
sipnax1 は眠る

解答

○×チェックテスト
  1. × : 1つ以上ではなく、1つだけである。
  2. × : {ku}でなく{do'u}
  3. × : {la [述なれ語] ku}を想定して、{COI [述なれ語]}と言うことはできない。{lo [述なれ語] ku}を想定してなら言える。

章末問題
.
一番簡単には、{coi mi'e ○○}とすればよい。
(例)
  • coi mi'e .soran.
  • coi do mi'e .soran.
  • coi do do'u mi'e .soran. do'u

.
  1. je'e lo ctuca ku ({je'e ctuca}でもよい。もちろん、{do'u}をつけてもよい。)
  2. ki'e lo sidju ku ({ki'e sidju}でもよい。)
  3. co'o lo sipna ku ({co'o sipna}でもよい。)
  4. coi co'o




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