ようこそ!これは初学者向けのロジバン講座です.

lo se cilre


  • ある構造がそこで終わることを表す終止詞(terminator, fa'orma'o)について学ぶ。
  • 終止詞は、意図する表現と構文解析上導き出される表現が変わらなければ省略することができる。
  • {cu}はそれ以前の構造をすべて断ち切り、その次に述語(selbri)がくることを表す便利なマーカーである。


わっと いず 終止詞

終止詞(terminator)は、ある構造を終わらせる語の種類のことです。いわゆる「括弧閉じ」だね。

もしかして、私はすでにそれのひとつを学んでいたりする?

鋭いね。実は、{ku}は終止詞のひとつです。{ku}は「項の構造がそこで終わり」ってことを示しているんだね。

{lo blanu ku}は、{lo}で「述なれ語の項への変換」が始まって、{blanu}がその餌食になり、{ku}で「項への変換」が終わってるってことを表すんだね。

そういうことです。これから色々な終止詞に出会うよ。関係節の終止詞、項節*1の終止詞とかね。
  • I think [that you ate it in Tokyo.]
  • I think [that you ate it], in Tokyo. ("]"が終止詞。英語ではカンマがその役割を担っている)
  • [そこに立っている]男が[私の]友達です。



今回のテーマは、終止詞が省略できるということです。やったね!

ほう。じゃあ、{lo nanmu ku}や{la .soran. ku}を、{lo nanmu}とか{la .soran.}ってできるってこと?めっちゃいいじゃん。

めっちゃいいでしょ?でも、省略の大原則とでも言うべきことがひとつあります。それは…

言いたい内容と構文上導き出される内容が一致する場合のみ、省略できる。すなわち、不意の構文変化が起こらなければ省略してよい。

不意の構文変化?どういうこと?

そもそも、終止詞は文構造を非曖昧にするためにあるんだ。英語でも構文取るときは括弧とか駆使したでしょ?

ああ…したなあ…。形容詞句、名詞節、従属節…みたいな。

{lo...ku}も「括弧」の役割をしてるって取れるよね。「ここからここまでが中身だよ」っていう。

あ、なるほど。「括弧閉じ」がどこにあるのかが明確であるなら、省略できるってことか。

いえす。次の文で考えてみよう。

.i mi klama lo gusta ku fu lo karce ku = 私はレストランへ車で行く。
klamax1 は x2 (終点)に x3 (起点)から x4 (経路)を x5 (方法)で行く/来る
gustax1 は x2 (飲み物/食べ物)を x3 (客)に提供する飲食店/レストラン/カフェテリア
karcex1 は x2 (客/荷)・ x3 (原動力)の車

えっと、{lo}のあとに{gusta}があって、次に{fu lo}って新しいlo句が始まってるから、そこでlo句が終わるのが明らかだね。

そうだね。{lo karce ku}の{ku}も文末だし、ここでlo句が終わることははっきりしてるよね。だから…

.i mi klama lo gusta fu lo karce

と、すっきり書けるんだよ。

おー。読みやすい!

気を付けてほしいのが、x1のlo句の終止詞の省略は、思いがけないtanruの形成が起こってしまうことがあるんだよ。

lo ninmu ku melbi = 女性は美しい。

lo ninmu melbi = 女性と何らかの関係がある美しい人 (おそらく、「女の美人」「女性的な美しさのある人」)

ああ、ほんとだ。これは気を付けないといけないね。



でも、x1だけ{ku}を省略しないのってなんというか、きれいじゃないよね。たとえばさ、

lo nanmu ku klama lo barja fu lo karce = 男はバーへ車で行く。

ほら、なんだか汚い感じがする。なんとかならない?

実際この辺りってよくミスが起こるんだよ。そこで、ロジバンにはある語が用意されてるよ。
cuそれ以前の構造をすべて終わらせて、述語(selbri)がくることを知らせるマーカー

これを使うと、さっきの文は{lo nanmu cu klama lo barja fu lo karce} って言える。これなら{ku}を心置きなく省略できるよ。

おおー。{cu}が{lo}の構造をすっぱり断ち切って、次が述語(selbri)だってことを教えてくれてるんだね。

「終止詞はなるべく省略したい、でもちょっと不安」な人は、{cu}を述語(selbri)の前につけるのを習慣づけておくといいよ。

はーい。終止詞省略のためだけじゃなくて、単純に「次は述語だよ!」っていうマーカーにもなるから文自体が読みやすくなるよね。

ちなみに、{ku}を省略しないときでも{cu}は使えるからね。{lo ninmu ku cu melbi}みたいにね。

まとめ

  • ある構造がそこで終わることを表す語のことを終止詞(fa'orma'o)という。
  • 終止詞は、意図する表現と構文解析上導き出される表現が変わらなければ省略することができる。
  • よくあるミスとして、x1の{ku}を省略する際は、思いがけないtanru化に注意する。
  • {cu}はそれ以前の構造をすべて断ち切り、その次に述語(selbri)がくることを表す。

@今回出てきた単語
klamax1 は x2 (終点)に x3 (起点)から x4 (経路)を x5 (方法)で行く/来る
gustax1 は x2 (飲み物/食べ物)を x3 (客)に提供する飲食店/レストラン/カフェテリア
karcex1 は x2 (客/荷)・ x3 (原動力)の車
cuそれ以前の構造をすべて終わらせて、述語(selbri)がくることを知らせるマーカー

○×チェックテスト

  1. 終止詞はロジバンが統語論的に厳密であるために不可欠な語である。
  2. 終止詞は文構造を明らかにしたいときだけ用いればよく、文法構造を曖昧にしたいときは省略すればよい。
  3. cuとkuを連続することはできない。つまり、必ずどちらか一方だけを使わなければならない。

解答

○×チェックテスト
  1. ○ : どこで構造が終わるかを明示できるからこそ、統語論的厳密でありうる。
  2. × : ロジバンでは文法構造を曖昧にすることはできず、終止詞を省略しても必ず1つの文法構造に定まる。
  3. × : そのような規則はない。しかし、煩雑さを避けるために普通はどちらか一方だけを使うことがほとんどである。




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