最終更新: cogas_uasanbon 2013年12月18日(水) 18:18:10履歴
coi .soran. 今回は接続詞についてやっていくよ。接続詞には論理接続詞と非論理接続詞の二種類があります。
ロンリ…
まあ、とりあえずはそういう風に区分されるんだなと感じてて。今回は論理接続詞についてやろう。
論理接続詞に属する接続語には次の意味的には4つがあります。というか4つだけ。「P (接続語) Q」という形があったとして…
うぎゃー。…と思ったけど、「かつ」「または」はまあ普通の接続語だね。
で、上から順にE系、A系、O系、U系と呼ぼう。
大事なのは、ロジバンでは繋ぐものによって接続詞の形が変わるということです。*2
ふむふむ。「項と項」「文と文」みたいな?
いえす。
まずは形がいちばんシンプルな「項と項」の接続語をやろう。これは○系の○と同じ形をしています。
@項と項の接続語*3
うーん。じゃあ、{mi nelci lo gerku .e lo mlatu}で「私は猫と犬が好きだ」? *4
そうだね。厳密にいえば、「私は犬が好きであり、かつ、私は猫も好きだ」、つまりx2には{lo gerku}を入れても{lo mlatu}を入れても正しい、ということだね。
ん?じゃあ、{mi .e do pendo}で「私とあなたは(互いに)友達だ」にはならないんだね。
うん。それだと「私は誰かと友達で、かつあなたは誰か(同じ人)と友達だ」になるね。これが日本語の「と」と若干違うところです。
ねえ。「セヴァンは犬か猫の少なくともどちらか一方が好きだ」は{la .sevan. cu nelci lo gerku .a lo mlatu}だよね。「犬か猫のどちらか一方だけが好きだ」はどうするの?
ああ、「PかQのどちらか一方だけ」を表すのは{.onai}だね。実は接続語の前には{se}や{na}が、後ろには{nai}がつけれるんだよ。どういう意味になるかは補習授業でやるとして、ひとまずは使いそうなのだけ書いとくね。
{mi klama lo zdani be do be'o .anai tu}「私は、あそこに行くならば、君の家に行く」。項の接続語に「ならば」があるのは面白いよね。*5
次に「文同士」の接続語を見てみよう。
@文と文の接続語*6
項同士の接続詞の頭に[.ij]をつけるだけ。簡単だね。
なるほどねー。4つ目のはさっきの文の言い換えだね。長ったらしい…。てか、一番目の文も長いよね。述語同士の接続詞はないの?
うーん。あるにはあるんだけどね。項同士の接続詞の頭に[j]をつけると述なれ語同士の接続詞になるんだけど。あまり使い勝手がよくない。*8
そうなのか…。残念だ。
でも、その代用というか、もっと使い勝手がいい接続詞があるんだよ。bridi末端論理接続詞というんだ。項の接続詞の頭に[gi']をつける。
@bridi末端論理接続詞
これは、前の述語をA,後ろの述語をBとすると、A以前の項は二人で共有して、Aとこの接続詞の間の項はAのもの、それ以降の項はBが独り占めするというルールのある接続詞だよ。なんだかんだで一番使うかもしれない。*9
ほー。事実上、述語の接続詞みたいなもんだね。
あとひとつ、知っておいてほしいのが前置接続。これは項と文で同じものを使うんだ。項の接続詞の頭に{g}をつける。
@前置接続
なるほど。{gi}がくるまでが前者、{gi}以降が後者という風にするんだね。*11
最後に、接続疑問をやろう。{ma}のような感じだよ。「そこに相応しい接続詞を入れて!」と相手に頼む。返答は答えとなるような接続詞を言うだけでいいよ。
@接続疑問
ロンリ…
まあ、とりあえずはそういう風に区分されるんだなと感じてて。今回は論理接続詞についてやろう。
論理接続詞に属する接続語には次の意味的には4つがあります。というか4つだけ。「P (接続語) Q」という形があったとして…
- P かつ Q
- P と Q の少なくとも一方
- P かつ Q 、もしくは P でも Q でもない (Aならば、そのときに限ってB) *1
- Q の如何にかかわらず P
うぎゃー。…と思ったけど、「かつ」「または」はまあ普通の接続語だね。
で、上から順にE系、A系、O系、U系と呼ぼう。
- E系 : P かつ Q
- A系 : P と Q の少なくとも一方
- O系 : P かつ Q 、もしくは P でも Q でもない (Aならば、そのときに限ってB)
- U系 : Q の如何にかかわらず P
大事なのは、ロジバンでは繋ぐものによって接続詞の形が変わるということです。*2
ふむふむ。「項と項」「文と文」みたいな?
いえす。
まずは形がいちばんシンプルな「項と項」の接続語をやろう。これは○系の○と同じ形をしています。
@項と項の接続語*3
.e | E系 | P かつ Q |
.a | A系 | P と Q の少なくとも一方 |
.o | O系 | P かつ Q 、もしくは P でも Q でもない (Aならば、そのときに限ってB) |
.u | U系 | Q の如何にかかわらず P |
うーん。じゃあ、{mi nelci lo gerku .e lo mlatu}で「私は猫と犬が好きだ」? *4
そうだね。厳密にいえば、「私は犬が好きであり、かつ、私は猫も好きだ」、つまりx2には{lo gerku}を入れても{lo mlatu}を入れても正しい、ということだね。
ん?じゃあ、{mi .e do pendo}で「私とあなたは(互いに)友達だ」にはならないんだね。
うん。それだと「私は誰かと友達で、かつあなたは誰か(同じ人)と友達だ」になるね。これが日本語の「と」と若干違うところです。
ねえ。「セヴァンは犬か猫の少なくともどちらか一方が好きだ」は{la .sevan. cu nelci lo gerku .a lo mlatu}だよね。「犬か猫のどちらか一方だけが好きだ」はどうするの?
ああ、「PかQのどちらか一方だけ」を表すのは{.onai}だね。実は接続語の前には{se}や{na}が、後ろには{nai}がつけれるんだよ。どういう意味になるかは補習授業でやるとして、ひとまずは使いそうなのだけ書いとくね。
na.e | Pでなくて、Qだ |
.enai | Pであって、Qでない |
na.enai | PでもQでもない (NOR) |
.onai | PかQのどちらか一方だけ(排他的論理和, EXOR) |
na.a | PならばQだ (PはQを包含する) |
.anai | QならばPだ(QはPを包含する) |
na.anai | PとQ両方成り立つことはない (NAND) |
{mi klama lo zdani be do be'o .anai tu}「私は、あそこに行くならば、君の家に行く」。項の接続語に「ならば」があるのは面白いよね。*5
次に「文同士」の接続語を見てみよう。
@文と文の接続語*6
.ije | E系 | P かつ Q |
.ija | A系 | P と Q の少なくとも一方 |
.ijo | O系 | P かつ Q 、もしくは P でも Q でもない (Aならば、そのときに限ってB) |
.iju | U系 | Q の如何にかかわらず P |
- mi prami do .ije mi cinba do / 私はあなたを愛し、キスをする。
- mi prami do .ija mi xebni do / 私はあなたを愛するか憎むかの少なくともどちらか一方だ。
- mi prami do .iju do xebni mi / あなたが私を憎んでいるかいないかにかかわらず、私はあなたを愛する。
- mi klama lo zdani be do .ijanai mi klama tu / 私はあそこに行くならば、私は君の家に行く。 *7
項同士の接続詞の頭に[.ij]をつけるだけ。簡単だね。
なるほどねー。4つ目のはさっきの文の言い換えだね。長ったらしい…。てか、一番目の文も長いよね。述語同士の接続詞はないの?
うーん。あるにはあるんだけどね。項同士の接続詞の頭に[j]をつけると述なれ語同士の接続詞になるんだけど。あまり使い勝手がよくない。*8
そうなのか…。残念だ。
でも、その代用というか、もっと使い勝手がいい接続詞があるんだよ。bridi末端論理接続詞というんだ。項の接続詞の頭に[gi']をつける。
@bridi末端論理接続詞
gi'e | E系 | P かつ Q |
gi'a | A系 | P と Q の少なくとも一方 |
gi'o | O系 | P かつ Q 、もしくは P でも Q でもない (Aならば、そのときに限ってB) |
gi'u | U系 | Q の如何にかかわらず P |
これは、前の述語をA,後ろの述語をBとすると、A以前の項は二人で共有して、Aとこの接続詞の間の項はAのもの、それ以降の項はBが独り占めするというルールのある接続詞だよ。なんだかんだで一番使うかもしれない。*9
- mi do prami gi'e cinba / 私はあなたを愛し、キスする。(両者のx1,x2に{mi}{do}が入る)
- mi do prami gi'a xebni / 私はあなたを愛するか、憎むかのどちらか一方だ。(両者のx1,x2に{mi}{do}が入る)
- mi prami do gi'e xebni la .mik. / 私はあなたを愛し、ミクを憎む。
- mi do catra gi'onai klama lo zdani be do fu lo karce / 私はお前を殺すか、車でお前の家に行くかのどちらかだ。(mi,doが共有され、{lo zdani be do}{lo karce}は{klama}のもの) *10
ほー。事実上、述語の接続詞みたいなもんだね。
あとひとつ、知っておいてほしいのが前置接続。これは項と文で同じものを使うんだ。項の接続詞の頭に{g}をつける。
@前置接続
ge P gi Q | E系 | P かつ Q |
ga P gi Q | A系 | P と Q の少なくとも一方 |
go P gi Q | O系 | P かつ Q 、もしくは P でも Q でもない (Aならば、そのときに限ってB) |
gu P gi Q | U系 | Q の如何にかかわらず P |
- ge mi prami do gi mi cinba do = mi prami do .ije mi cinba do
なるほど。{gi}がくるまでが前者、{gi}以降が後者という風にするんだね。*11
最後に、接続疑問をやろう。{ma}のような感じだよ。「そこに相応しい接続詞を入れて!」と相手に頼む。返答は答えとなるような接続詞を言うだけでいいよ。
@接続疑問
ji | 項の疑問接続詞。そこに相応しい接続詞を答えさせる。 |
.ije'i | 文の疑問接続詞。そこに相応しい接続詞を答えさせる。 |
gi'i | bridi末端論理接続の疑問接続詞。そこに相応しい接続詞を答えさせる。 |
ge'i | 前置接続の疑問接続詞。そこに相応しい接続詞を答えさせる。 |
- do pinxe lo tcati ji lo ckafi / あなたは茶とコーヒーどちらを飲みますか?
- .e / どちらも。
- .enai / 茶であって、コーヒーではない。
- na.e / 茶でなく、コーヒー。
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