最終更新: cogas_uasanbon 2014年01月04日(土) 04:01:55履歴
coi rodo 今回は{zo'u}という単語についてやるよ。
え、1単語だけ?
いえす。1単語だけ。といっても、今までにやってきた色んなお話が出てくるから復習にもなるかもね。
{zo'u}は題目部と本文(厳密には本bridi)の境界を表す言葉なんだよ。
本文…本bridiっていうのは、今までやってきたような普通の文のことだよね。題目部ってのは?
題目部が何かはとりあえず置いておいて、とりあえず、次のような構造になるということを見てほしいなあと…。
[題目部] zo'u [本bridi]
題目部がきて、{zo'u}がそれを終わらせて、本bridiが始まるっと。おけおけ、ここまでは大丈夫よ。
そして、題目部には名辞(term, sumsmi)を並べることができるの。
メイジ?アルプスの?
ハイジ
ブルガリアヨーグルト?
明治! 名辞ってのは、ざっくり言うと「項(sumti)っぽい語句」のことで、次の4つのことを言うよ。*1
えっ、{na}ってタグだったの?
うーん、まあselbritcitaだし、一応タグなのよ。ただし、sumtcitaとして使われることはなくて、{naku}の形でしか使われないけど。
ふーん、だから一応タグとは分離してるのか。で、この「項ぽい語」を題目部に並べることができるんだっけ?じゃあ、たとえば…
lo broda mu'i ko'a naku lo brode zo'u .....
みたいなことができるの?
そういうこと。その意味は置いといて、とりあえず、{zo'u}に関連する構造がどんなものかは分かった?
うん。(名辞をいくつか並べた)題目部と本文の境目を表すのがzo'u。
その通り。
ふはは
じゃあ、題目部がどんな意味を持つのかをやっていこう!
ほーい。
ところで、そら。「象は鼻が長い」って言える?
んー…。それって「象の鼻は長い」ってことだろうし、{lo nazbi be lo xanto cu clani}とかでどう?
まあそれもありだね。でも、問題文はどちらかというと「象について以下がなりたつ:鼻が長い」のほうが意味的には近いんじゃない?
あー、言われてみれば確かにそうかも。もしかして、「象について〜」ってところが題目部?
正解。というわけで、日本語の「は」と{zo'u}っていうのは結構似てるんだよ。
lo xanto zo'u lo nazbi cu clani / 象について以下がなりたつ:鼻が長い。
なるほどね。「は」みたいなものって言われると、ちょっとぴんときたよ。でも、題目部に置けるのは項だけじゃなかったよね。
とかはどういう意味になるの?えっと、つまり、一般的に名辞が入る場合も同じ感じなの?
うん、「〜について以下がなりたつ:」で訳せば大体合ってるよ。だからさっきの文は「私が君を愛するということを動機にして以下が成り立つ:私は君にキスする」くらいの意味だね。
ん…。これって題目部に無いときとほとんど意味変わらないよね。
鋭いね。実はちょっと理由があって…。それについては中級コースでやろう!
ほーい。
ここまで題目部の特に「話題」についてやってきました。
話題。ああ、確かに「象について」とか「〜を動機にして」とかは話題の提示だね。
次は、「冠頭」についてやります。
かんむりあたま?
カントウ! 冠頭っていうのは、大雑把に言って、束縛変項を置く場所のことだよ。
束縛変項って{da}{de}{di}だっけ。
そうそれ。実は、前の章でやった{ci da poi prenu cu nanmu}というのは次のように書けるんだよ:
えっと……どうなってるの?
束縛変項についている数詞とpoi節を題目部で言ってしまって、本文では束縛変項そのものだけを言えるようになってるのが分かる?
ああ、うん、わかるわかる。
実はこの「題目部で定義して、本文中では束縛変項だけ使う」という形が本来の使い方なのです。はじロジでは分かりやすいように逆順で説明したけど。
ほうほう。まあでも意味は一緒なんだよね? 書き方の問題なだけで。
うん。束縛変項が1種類だけならね。
意味深だ…。
というわけで、{zo'u}の使い方について見てきました。もう少し言いたいことはあるんだけど、それは中級コースで言うことにします。
むむむ。なんだか後回しが多いね。前回も「束縛変項を文中で複数個使うときについて」は中級コースに回すっていってなかった?
あ、それと根本的なところは一緒の話なのよ。
なんと!{zo'u}って奥が深いのね。
zo'u | 題目部終了 : 題目部の末端および本 bridi の開始を表す |
え、1単語だけ?
いえす。1単語だけ。といっても、今までにやってきた色んなお話が出てくるから復習にもなるかもね。
{zo'u}は題目部と本文(厳密には本bridi)の境界を表す言葉なんだよ。
本文…本bridiっていうのは、今までやってきたような普通の文のことだよね。題目部ってのは?
題目部が何かはとりあえず置いておいて、とりあえず、次のような構造になるということを見てほしいなあと…。
[題目部] zo'u [本bridi]
題目部がきて、{zo'u}がそれを終わらせて、本bridiが始まるっと。おけおけ、ここまでは大丈夫よ。
そして、題目部には名辞(term, sumsmi)を並べることができるの。
メイジ?アルプスの?
ハイジ
ブルガリアヨーグルト?
明治! 名辞ってのは、ざっくり言うと「項(sumti)っぽい語句」のことで、次の4つのことを言うよ。*1
- 項(sumti)
- タグ付き項
- タグ + ku (つまり、項を取り込まないタグ)
- naku
えっ、{na}ってタグだったの?
うーん、まあselbritcitaだし、一応タグなのよ。ただし、sumtcitaとして使われることはなくて、{naku}の形でしか使われないけど。
ふーん、だから一応タグとは分離してるのか。で、この「項ぽい語」を題目部に並べることができるんだっけ?じゃあ、たとえば…
lo broda mu'i ko'a naku lo brode zo'u .....
みたいなことができるの?
そういうこと。その意味は置いといて、とりあえず、{zo'u}に関連する構造がどんなものかは分かった?
うん。(名辞をいくつか並べた)題目部と本文の境目を表すのがzo'u。
その通り。
ふはは
じゃあ、題目部がどんな意味を持つのかをやっていこう!
ほーい。
ところで、そら。「象は鼻が長い」って言える?
xanto | x1 は x2 (種類)のゾウ科動物 |
nazbi | x1 は x2 (生体)・ x3 (鼻腔)の鼻 |
clani | x1 は x2 (次元/方向)・ x3 (照合枠)において長い |
んー…。それって「象の鼻は長い」ってことだろうし、{lo nazbi be lo xanto cu clani}とかでどう?
まあそれもありだね。でも、問題文はどちらかというと「象について以下がなりたつ:鼻が長い」のほうが意味的には近いんじゃない?
あー、言われてみれば確かにそうかも。もしかして、「象について〜」ってところが題目部?
正解。というわけで、日本語の「は」と{zo'u}っていうのは結構似てるんだよ。
lo xanto zo'u lo nazbi cu clani / 象について以下がなりたつ:鼻が長い。
なるほどね。「は」みたいなものって言われると、ちょっとぴんときたよ。でも、題目部に置けるのは項だけじゃなかったよね。
- mu'i lonu mi prami do kei zo'u mi cinba do
とかはどういう意味になるの?えっと、つまり、一般的に名辞が入る場合も同じ感じなの?
うん、「〜について以下がなりたつ:」で訳せば大体合ってるよ。だからさっきの文は「私が君を愛するということを動機にして以下が成り立つ:私は君にキスする」くらいの意味だね。
ん…。これって題目部に無いときとほとんど意味変わらないよね。
鋭いね。実はちょっと理由があって…。それについては中級コースでやろう!
ほーい。
ここまで題目部の特に「話題」についてやってきました。
話題。ああ、確かに「象について」とか「〜を動機にして」とかは話題の提示だね。
次は、「冠頭」についてやります。
かんむりあたま?
カントウ! 冠頭っていうのは、大雑把に言って、束縛変項を置く場所のことだよ。
束縛変項って{da}{de}{di}だっけ。
そうそれ。実は、前の章でやった{ci da poi prenu cu nanmu}というのは次のように書けるんだよ:
- ci da poi prenu ku'o zo'u da nanmu / 人であるような3つのxについて以下が成り立つ:xは男だ。
えっと……どうなってるの?
束縛変項についている数詞とpoi節を題目部で言ってしまって、本文では束縛変項そのものだけを言えるようになってるのが分かる?
ああ、うん、わかるわかる。
実はこの「題目部で定義して、本文中では束縛変項だけ使う」という形が本来の使い方なのです。はじロジでは分かりやすいように逆順で説明したけど。
ほうほう。まあでも意味は一緒なんだよね? 書き方の問題なだけで。
うん。束縛変項が1種類だけならね。
意味深だ…。
というわけで、{zo'u}の使い方について見てきました。もう少し言いたいことはあるんだけど、それは中級コースで言うことにします。
むむむ。なんだか後回しが多いね。前回も「束縛変項を文中で複数個使うときについて」は中級コースに回すっていってなかった?
あ、それと根本的なところは一緒の話なのよ。
なんと!{zo'u}って奥が深いのね。
このページへのコメント
つまり、zo'uは日本語の「は」と同じ意味しているですね、面白い。:D