ハリネズミ飼い方情報(ハリwiki) - ハリネズミの人工保育・哺乳
育児放棄や母親が死亡したとき、あってはならないことですが離乳前に販売されてしまったとき、子ハリネズミを救うための人工哺乳の方法です。
※母乳をなるべく長く飲んでいるのが望ましいです。初乳を全く飲んでいない場合は残念ならがほぼ成功しないようです。

人工哺乳

ゴートミルク、もしくはペット用ミルク(犬用・猫用など)を最初は薄めに、徐々に規定の濃度で溶いて与えます。
必ず人肌程度に温かくして、幼いうちは針なし注射器やスポイトなどを使い、飲みたがる量を与えましょう。
プラケースにフリースなどを厚く敷いた寝床で、プラケースの外側にペットヒーターを置いて保温します。
ハリネズミの乳汁成分(100g中)
たんぱく質炭水化物脂質
16g微量25.5g

生後3週まで

ミルクは2〜4時間ごとに飲ませます。最初のうちは短い間隔で、日数が経つにつれて間隔を開けていきます。
ケース内の温度は32〜35℃ほどにします。お腹に前回のミルクが残っているようなら、一度に与えすぎか、環境温度が低すぎます。
飲ませるときは体が垂直になるように保持し、誤嚥させないように少量ずつ飲ませましょう。
幼いうちは自分で排泄ができません。ミルクを与えたあと、ぬるま湯に浸したコットンや綿棒などで下腹部を優しくマッサージし、排泄を促してください。

生後4週以降

ミルクとあわせて、徐々に大人と同じ食べ物を与えます。ドライフードは必ずふやかし、ミルワームは脱皮したばかりの軟らかいものを与えましょう。

体重

毎日体重を測り、記録しておくとよいでしょう。
一日あたりの体重増加の目安
1週目2週目3〜4週目〜8週頃
1〜2g3〜4g4〜5g7〜9g