【R-18】男性同士の催眠術/マインド・コントロールを描いた日本語小説です。成人向け内容です。

催眠授業



作:加ト吉

催眠授業1


今年一番の暑さを記録した真夏のある日。
商店街のはずれにあるビルの前に男はいた。
大柄で、ゆるんだ体から汗が吹き出てくる。
昔は鍛えて、絞まっていた体も今ではほとんど面影が無い。

そんな中年の男が入ろうとしているのはPC教室だった。

今までそういったものを馬鹿にし、触ろうともしなかったが
会社にIT化の波が押し寄せ、無視できなくなってきた。
しかし部長である男が、今更後輩に教えを乞うのも、プライドが許さない。
そこで近所に偶々あった、このPC教室を受講する事にした。

意を決し教室の扉を開く。
中から流れ込んでくるクーラーの冷気が心地いい。
外の暑さが嘘のように、中は冷房が効いている。

教室の中はイメージしていた通りの様子だ。
机と椅子、パソコンが綺麗に並べられ、
十数人程度が授業を受けられるようになっている。

「こんにちは、受講希望の方でしょうか?」

奥から講師らしき男が声をかけてくる。
スーツ姿できっちりと決めている、30半ばと思われる男だ。
かけている眼鏡、整えられた髪は知的な印象を受ける

「あの、ここはパソコンの教室ですよね?受講したいのですが…」
「ありがとうございます、それではこちらで書類のほうへ記入をお願いします」

机へ座り書類に記入する男、名前、住所、年齢、家族構成、職業。
その他受講の動機や、どの程度まで上達したいかなど、簡単なアンケートだった。

「これでいいですか?」
「はい、確認させていただきます。
 富岡次郎様、お年は45歳で…あの会社の部長でいらっしゃいますか」
「ええ、まあ。大したものじゃありませんよ」
「ご謙遜を、あの大会社の部長ともなれば、それはもう立派ですよ」
「はははっ」

たいした事はないように振舞う次郎だが、満更ではないようだ。
講師のお世辞に内心喜んでいる。

「それでは、今日はとりあえず簡単なレクリエーションをさせていただきます。
 まずはこちらのVTRをご覧になっていただき、その後詳細な説明をさせていただきます」
「分かりました」
「ではそのままお待ちください。お飲み物は緑茶とコーヒーどちらがよろしいですか?」
「緑茶でお願いします」

まもなく緑茶が出され、部屋が暗くなり、スクリーンに映像が写される。
次郎はなにも考えずそれを見ている。
その間、講師の男は入り口のドアを閉め、留守の札をかける。
そしてこれから始まる事に、期待で胸を躍らせながら次郎を見つめる…

最初の内は特に次郎に変わった様子は無かった。
しかし10分、20分と経つうちに変化が表れ始めた。
頭が重いのか体が傾き、椅子から落ちそうになり、
目はうつろで、眠っているように見える。

その様子を見た講師の男が次郎に背後から近づく。
その目は好奇に歪み、口には笑みが浮かんでいる。

「富岡様?大丈夫ですか…
 もう落ちたようですね、クククククッ」

低く笑いをかみ殺すような声を出す男には
先ほどまでの知的なイメージはなく、残忍さまで感じさせる。

「まさか暇で退屈をしていたところへ、こんな上物が飛び込んできてくるとはね。
 本当にツイてますよ。ありがとう、次郎…」

次郎のシャツのボタンを、片手で上から順に器用に外していく。
その間もう片方の手で胸を掴み揉んでいる。

「少し肥えているかと思ったが、中々いい胸してるじゃないか。
 いい感触だ、下の方はどうかな…」

シャツを脱がし終わると、次はスラックスのベルトへと手が伸びる。
カチャカチャと音を立てながら留め具をはずし、ストンとスラックスを落とす、
すると表れたのは白いブリーフだった。
これも下ろす、するととそこにあったのは…

「巨砲ですね、これは。おお、ずっしりとしていてなかなか…」

表れたチンポのサイズに思わず見とれる男。
チンポを扱こうと手を伸ばすが、その手を止めた。

「まずは十分に催眠をかけないと危険だな。お楽しみは後にとっておくか」

チンポに伸ばしていた手を、頭へと移し、次郎と向き合う。
次郎の耳元にそっと囁くような声で催眠をかけ始める。

「富岡次郎さん?あなたは富岡次郎さんですね?私の声に返事をしなさい」
「はい…私は富岡…次郎…です」
「あなたは今とても落ち着いていますね?」
「はい…とてもいい気分…です」
「そう、とてもいい気分だ。あなたはこの状態がとても好きだ。
 いついかなる時でも、この気分を味わいたいですね?」
「はい…いつでも…この状態でいたいです」
「そう、この状態は素晴らしいですね。
 こうなったのは私のお陰ですね、そうですね?」
「はい…あなたのお陰です…」
「なら私の言うことは聞かなくてはいけないですね?
 私の言うことを素直に聞けば、あなたはいつでもこの状態になれる」
「あなたのいうこと…きく。そうすることは…素晴らしい…」
「私のことは先生と呼びなさい。次郎、目を開けて先生の顔を見なさい」

半開きで眠そうな眼を開け、講師の男を見る次郎。
次郎の頭に、この男を先生と呼び、服従することが刻まれていく。

「先生…従う…気持ちいい…」
「ええ、そうです。あなたは私に従い、言うことを聞くと、気持ちがよくなる。
 それはこの状態から戻っても、常に続きます。いいですね?」
「はい…常に先生の…言うことを聞きます…」
「ただしこの状態のときの事を、あなたは普段は思い出せません。
 この状態の時の記憶をあなたは、一切持ちません」
「思い出さない…記憶しない…」
「これからあなたは『変態部長さん』と呼ばれたら、
 このリラックスした状態になります。いつ、いかなる時にも。」
「はい…私は変態部長さんと呼ばれるとこの状態になります」

次郎の催眠の仕上がり具合をみた男は、十分だと判断しさっきまでの続きをしようと思った
が、既に時間は夕方を過ぎようとしていた。
次郎には家で帰りを待つ妻子がいる。
あまり遅くなっては、家族に不審に思われてしまうだろう。
仕方なく男は次郎に服を着るように指示を出し、後始末に入った。

「次郎さん、私があなたを『部長さん』と呼んだらこの状態から醒めます。
 あなたはこの状態に入る前に戻ります。はいっ『部長さん』」

催眠を解かれた次郎は、長い眠りから醒めるように、ゆっくりと起きた。

「あれ…私、ねてしまいました?う、うーん。
 あーなんかすごくすっきりしたなー」
「よほど疲れていたんでしょうね。よくお休みでしたよ。
 起こすのも申し訳なかったので、そのままに…」
「そうでしたか。これは失礼しました…疲れていたのかな…」
「大丈夫です、あくまで簡単な説明でしたから。
 それでは今日はもう遅いですので、また後日続きをしましょう」

そういって男はノートパソコン一式が入った紙袋を
次郎の前に差し出した。

「これは授業で使うノートパソコンになります。
 設定などはこちらで済ませてありますので、すぐ使えます。
 ご自宅のほうにネット環境はございますでしょうか?」
「はい、一応息子のパソコンがありますので、繋げられます」
「それでしたら簡単に設定できますので、家に帰ったら必ずネットに繋いでください」
「分かりました、家に帰ったら必ずネットに繋ぎます」
「それとこのPCを操作する時は、必ず一人で、周りに誰もいないときにしてください。
 これは必ず守るように」
「分かりました、このパソコンを操作する時は、周りに誰もいない時間、場所にします」

男の言うことを、なにひとつ疑わず返事をする次郎。
催眠状態でなくても、既に男の言うがままになってしまっている…

「ありがとうございます。それではお疲れ様でした。お気をつけてお帰りください」
「はい、先生。これからよろしくお願いします」

何事も無かったかのように、帰宅の途につく次郎。
背後では男がその背中を見送っている。

こうして男の罠に嵌められた次郎は、
これから先生の授業を受け少しづつ変わって行く…


中身は相変わらずの親父物です。
本当はもっと練ってから投稿した方がいいんでしょうが、
時期を逃すと別の妄想が沸いてきて、書きそびれそうなんですよね…
こんな作品ですが、読んで頂けたら嬉しいです。

TAKEさん
感想ありがとうございます。
ちょっとマンネリ化してるかなー
と思っていたので、そう言っていただけると嬉しいです。

催眠授業2


突然頭に言葉が響いた。

「家に帰ったら、必ずパソコンをネットに繋いでくださいね」

催眠によって、頭に刻まれた命令だ。
本来なら,とてもそんなことをする気分ではないが、
次郎は椅子から腰を上げ、パソコンを繋げようとする。

本来こういったことに不得手な次郎だが、
マニュアルと、パソコン自体にチュートリアルが組まれており、
なんなくこなすことができた。

ブラウザから検索サイトを開き、ネットにつながったことを確認し、
安堵する次郎、命令を達成できたことからくる充実感があった。
設定を終え、そろそろ寝ようとPCを閉じようとする。

その時突然パソコンから音が鳴り始めた。
パソコンの画面には講師から着信と表示されている。
戸惑う次郎だが、何故か出なくてはいけないと思い、通話をクリックしてしまう。
聞こえてきたのは先生の声だった。

「こんばんは富岡さん、ネットにつなげられたようですね。おめでとうございます」
「せ、先生でしたか。いやどうもありがとうございます。
 初めての事だったので、随分手間取ってしまいました」
「いえいえ繋げられるだけでもすごいですよ。
 そうだ、これからちょっと授業をしましょうか?ねえ『変態部長さん』」
「えっ」

次郎の顔からすっと表情が消えた。
先生が発したキーワードによって催眠が発動したのだ。
眼はうつろになり、口は半開き、涎が垂れそうだ。
その様子をみた先生は、満足そうにしている。

「よしよし、しっかり定着しているようだな。
 次郎、どうだ気分は?」
「はい…気持ちいいです」
「よく命令を聞いたな。いい子だ」
「ありがとうございます…」
「よし、ご褒美をやろう。今からとてもいい映像を流すから、よく見るんだ。
 お前はそれがとても好きで、気に入るはずだ」

先生によってパソコンがリモートコントロールされる。
離れた場所から、パソコンが遠隔操作されているのだ。
名前が偽装されたフォルダが開かれる、
そこには何本ものビデオファイルがあった、それを再生する。
中身は、男同士がさまざまなシュチエーションやプレイでSEXを映像だった。

しかし元々ノンケである次郎には、
興味があるはずもなく、ただーぼーっと画面を見ている。

「よく見ろ次郎、お前はこういうのが大好きなんだ。
 女とは違う、逞しく、凛々しい体を持つ男、お前は男にとても興奮するんだ」
「俺は…男が好き…逞しい男…好き…」
「そうだ、お前はとても興奮してくる。
 そしてこれをオカズにオナニーを始めたくなる」
「興奮して…オナニー…」
「よーく胸に刻みつけろ、射精するまで何度でも復唱しろ」
「興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…
 興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…」

繰り返し何度も口にする次郎。
ただのノンケだった男の性癖が、
徐々に男に興奮するように変えられていく。
今までなんとも思っていなかった、男の体に目が釘付けになり、
とうとうチンポまでむくりと起き上がり始めた。

「興奮してきたか?先生に分かるように服を脱ぎ、モニタの下にあるカメラに映せ」
「はい…はあ…興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…」

命令された通り服を脱ぎ、勃ち始めたチンポを晒す。
徐々に勃起していくチンポは、その存在を大きく主張している。
また体も中年太りでだらしがない体形だが、
身長が170半ばほどあるので、貫禄がある。

「いいぞ次郎、さあもっとだ、もっと堕ちるんだ…」
「興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…」

服を脱ぎ、全裸となり、
とうとうチンポに手が伸び、扱き始めた。
目は相変わらず画面に、口からは同じ言葉が流れているが、
その顔は赤く紅潮し、のぼせたようになっている。

「はあ…はっ…興奮して…オナニー…興奮して…オナニー…」

チンポから汁が溢れ始めた、射精するのも時間の問題だろう。
カメラを通し、その姿を見ている先生は、その時が来るのを待っている。

「はあっ…はあっ…うっ…ああっ…」

限界を迎えたチンポから、精子が勢いよく噴出してくる。
40を超えている男のチンポからとは、思えないほどだ。
その精は顔にとびかかり、腹に垂れていく。

「よくやったな、次郎。これでお前も立派な雄だな。
 お前が好きなものをいってみろ」
「はい…私は逞しく、凛々しい男が大好きです。
 とても興奮します。」
「あはははっ。いい具合だ。よし。
 精液を全部きれいに飲め、そしてお前はそれを美味しいと思う」
「はい…飲みます」

たった今自分で出したばかりの精液を指ですくい、口に運んでいく。
次郎はそれを美味しそうに飲み込んでいく。

「精子おいしい…うんっ」
「その味をよく覚えておけ、いつでも思い出せるようにな。
 よし、今日はこの辺で止めておくか。服を着るんだ」

床に散らばっていた服を拾い、脱いだときと同じように着ていく。

「よし、今日覚えたことは絶対に忘れるな。
 そして明日も必ずパソコンをつけること、いいな?」
「はい、絶対に忘れません。明日も必ずパソコンをつけます」
「いい子だ。じゃあ授業は終わりだ『部長さん』」

キーワードに反応し、意識が戻る次郎。

「お疲れ様でした、これで今日の授業終わりです」
「えっ、はい…終わりですか。いつのまに…」
「とても集中してましたからね、あっという間に感じたんでしょう。
 それではまた明日ですね、おやすみなさい」
「先生も、おやすみなさい」

その後はいつものように、風呂に入り、
そのままベットに入り眠りについた。
しかし確実に、次郎の身に変化が起きはじめていた。

催眠授業3


翌日、いつもの時間に起きた次郎は
いつものように支度をし、家をでた。

家から会社までは、電車を使い1時間半ほどかかる道のりだ。
その道のりには、いつもの見慣れた景色が広がっていた。
同年代のサラリーマン、体育会系らしい体格をした学生、
新築の家を建てている大工の親方、ジョギングをしている青年。
見慣れた風景で特に変わった所はない。なにも変化が無いはずだ。

次郎を除いては。

通常時の次郎には、催眠状態のときの記憶や変化は無いはずだ。
しかし本人すら気づかぬ微細な点で、変化が起こっている。

目線は無意識に男を追い、その様子を観察している。
髪の長さ、眉の形、ヒゲの生え具合を。
挙句、体の筋肉のつき具合や、股間の辺りまで。
しかしそれらに対して、特に何も感じはしない。

満員電車に押し込まれている時も同様だ。
無意識に男の臭いを嗅いでしまう。
昨日まではただの悪臭で、不快なものだった。
しかし今日は違った、むしろ好ましいものへと変わっている。

だがそこまでだ、決して興奮したり、欲情したりはしない。
今はまだ…

その後は会社に着き、普通に仕事を始めた。
仕事自体は真面目にこなし、変化が表れることはなかった。

 ----------------------------------------------------------------

そして夜、書斎で一人パソコンを開く次郎。
昨日の暗示の通りに、忘れることなく。

「こんばんは、今日も忘れずに起動してくれてありがとうございます」
「こんばんは、先生。今日もよろしくお願いします」
「ええ、今日もしっかりと勉強しましょうね。
 ところで今日一日なにか変わったことはありましたか?」
「変わった事?いえ、特にありませんが…」
「そうですか、ならいいんです。では始めましょうか『変態部長さん』」
「…はい…お願いします」

先生の言葉にすんなりと催眠状態に入る次郎。
心を完全に支配されてしまっている。

「さっきなにか変わった事がないか聞いたが、本当に何もなかったか?
 小さな事、たわいも無い事でも話せ」
「…男に目がいってしまいます」
「ほう、男に目が。具体的にどの辺りが気になるんだ?」
「…体の肉つきとか股間、顔のつくりとか…」

通常時は無意識に観察していたことも、今の次郎にははっきりと思い出せる。
この状態の次郎こそ、原因なのだから。

「まだ通常状態じゃ意識まではしないか。まあ、いいだろう。
 それじゃお前が観察した男の事を、よく聞かせてくれ」
「はい…わかりました」

次郎は朝観察した男を順に話し始めた。
同年代のサラリーマンの、ヒゲの剃り残しが妙に色ッぽかった事。
体育会系らしい体格をした学生の、筋肉が素晴らしかった事。
ジョギングをしていた青年の、汗で湿ったシャツからいい臭いがした事。
大工の親方の、日に焼けた肌と、労働で鍛えられた体が色ッぽかった事。

全て話し終えた時、次郎はほのかに上気し、顔が赤らんでいた。
股間もわずかに盛り上がっている。
想像だけでも、興奮するようになっている。

「なるほど、よく観察しているな。そこまで男を意識するようになったのはいい事だ。
 ではその中でも特に気になるのはどいつだ?」
「…大工の親方です」
「なぜだ?どこに惹かれたんだ?いってみろ」
「頼もしそうで、かっこいい…惚れました…」
「惚れた!?惚れたときたか、あはははっ」

次郎は俯き、まるで少女のように恥じらっている。
それを見て先生は滑稽だと笑う。
つい最近までノンケだった男が、もう男に惚れている…
自分の催眠が、予想以上にここまでうまくいってる事に、思わず笑ってしまう。

「はははっ、はあ。いいだろう、お前の望みを叶えてやろう。
 もしお前が俺の命令をしっかりと聞けたなら、その親方とくっつけてやろう」
「…親方とくっつける…」
「そうだ、お前がしっかりと男好きである事を自覚しつづけたなら、だ」
「自覚します…私は男好きです…」
「よしよし。ならその親方をおかずにして、オナニーをしろ。
 できるだろ?惚れてるんなら?」
「親方でオナニー…します」

スラックスを脱ぎ、下半身を露出する次郎。
少し勃起したチンポに、片手を添えおもむろに動かし始める。
頭の中で、ここにはいない親方を想像しながら。

「そうだ、それでいい。片手は乳首を弄れ、服の上からでいい
 お前はそれがとても気持ちよく感じるはずだ」
「はい…」

乳首を服の上から、摩ったり、摘んだりしながら刺激する。
催眠の効果ですぐに効果が表れた。
次郎の体に電気が走ったかのように、快感が突き抜ける。
いままで感じたことの無い種類の快感に、腰が砕けそうになる。

「あっはああん、はうっ」

ほどなく雄汁がチンポから飛び出してきた。
射精すると力が抜けたのか、どさっと椅子に体を預ける。
だが指は雄汁を掬い取り、口に運ぶ。
一滴も残すまいと丁寧に。

「いい具合になってきたな。よし、今日はここまでだ。
 片付けて、服を着ろ。
 明日は仕事の帰りに教室にこい、家族には適当に理由をつけてな」
「…はい、わかりました。明日教室に…いきます」
「『部長さん』」

催眠を解かれ、授業を終えた次郎。
その後はいつものように風呂に入り、眠りに入った。
意識下では、大工の親方の事を想いながら…


感想ありがとうございます
親父いいですよね!ハァハァ…
期待に添えるように頑張りたいと思います!
ただ現実は力不足でガガガ…

催眠授業4


催眠をかけられてから3日目。
朝起きて、出勤する。
いつもと変わらない日常の風景だ。

駅までの徒歩の道のりを行く、
昨日と同じ面々とすれ違う。

その中の一人、建築途中の家に大工がいた。
年は次郎と同じか少し上にみえる。
髪は短髪でさっぱりとした白髪頭だ。
顔と腕はよく日に焼けていて、引き締まった印象を与える。
おそらく、笑うと歯が白く見え、いい笑顔になるだろう。
顔自体は小顔でまるっこいが、仕事柄鍛えられた体は逞しい。
服装は頭にタオルを巻き、白いシャツに作業ズボンを履いている。
どれも体によく馴染んでいるという感じで、よく似合っている。

いつもなら、ここまで観察するようなことは無いだろう。
だが、無意識に意識してしまう。
なぜなら催眠状態の次郎に、先生は言った。
お前と親方をくっつけてやる、と。
その影響で意識してしまう、たとえ通常の次郎にその意味が分からなくてもだ。

名残惜しく、親方が作業している家の前を通り過ぎ、駅に向かう。
電車に揺られ、会社へと着くと仕事が始まる。

その日の次郎はいつも以上に、はりきっていた。
自分がやるべきことをテキパキとこなし、
上司や部下と仕事をどんどん進めていった。

普段から会社での評価は高く、
信頼を集めていた次郎だったが、これには周りも驚いた。

「部長、何かいいことでもあったんですか?」

ある社員が昼食の時に何気なく聞いてみた。
だが当の次郎には、心当たりなどあるはずもなく、

「いや別になにもないが、なんか変か?」
「いえなんか今日の部長、すごく張り切っているように見えて…
 何かいいことでもあったのかと」
「そう見えるか?いつもどおりだと思うんだがな、
 普段怠けているから、そう見えるだけかもな?あははは」

軽く笑って、疑問を一蹴する。
帰りに先生の許へ、行くために仕事を率先してこなしているが、
それもまた今の次郎には分からない。

そして定時を向かえ、仕事を終えた次郎は帰宅する。
電車に乗り、家の最寄り駅でおり、家に帰ろうとする。
その時、ふと足を止める。
そうだ、先生に会おう。
直接会って聞きたい事がある、と思い、
家に向けていた足を、教室へと向ける。

 --------------------------------------------------------------

教室は扉が閉まり、カーテンも閉まっていて中の様子は分からない。
次郎はドアノブを握り回す、鍵はかかっていない。
そのままドアを引き中に入る。

中は電気も付いておらず、暗かった。
ただ正面のスクリーンにはなにかの映像が流されており、
暗くてよく見えないが、座ってそれを見ている人もいた。
先生かと思い、声をかける。

「先生、こんな時間にすみません。次郎です。ちょっとお聞きしたいことが…」

次郎が声をかけても、一向に返事が返ってこない、こちらに振り向こうともしない。
それは当然だった、近づいてよく顔を見ると先生ではなかった。
だけどそれは知らない顔でもなかった。

「え?あなたは…大工の…」

そう、いつも朝見かける大工の親方だった。
親方は、スクリーンの映像をじっと見つめて動かない。
次郎が話しかけても反応が無い。

「いったいどうしたんですか?こんな映像み…て…」

つい次郎もその映像を見てしまう。
そう、それは次郎が最初に見せられた映像だった。

「あ…れ…どう…したん…だ」

そのまま映像に魅入って、親方と同じように動かなくなる次郎。
それを隠れて見ていた先生が、横から現れた。

「うまくいったようだな。次郎も中々だが、この大工も相当な上物だ。
 さすがは俺の人形だ…目の付け所がいいな」

次郎から情報を聞いた先生は、すぐに親方を、源太を見つけ出した。
そして帰宅途中に催眠をかけ、ここまで連れてきたのだった。
先生が親方に近づき、顔をなでる。
するとまるで電気が走ったかのように、ぶるりと震えた。
既にいくつかの調教が加わっているようだ。
親方は顔にやけさせ、口の締りがなくなっている。

「いい具合だな。『穴大工』。お前が好きなものはなんだ?
 正直に言ってみろ。」
「はい…儂はケツの穴が大好きな穴大工です。
 ぶっこむのも挿れられるのも大好きです…アア」
「完璧だな。よし、お前は服を脱いでそこに立ってろ。
 いつまでぼーっとしている、おきろ『変態部長』、お前の好きな親方が目の前にいるぞ」
「…はい」

変態部長となった次郎が、映像から源太へと目を移す。
するとそこには、着ていた服を脱ぎ、全裸で立っている親方がいた。
日に焼けた体は程よく締まっているが、腹だけはよく出ている。
下半身に目をやると、睾丸がずっしりと垂れ、チンポもそれに負けず太く長い。
次郎の息遣いが荒くなる。
お預けを喰らった犬のように。
股間も盛り上がって窮屈そうにしている。
それを見た先生がぎゅっと股間を掴む。

「こんなにおっ勃てやがって、そんなに興奮するか?
 お前も脱いで、横に並べ」
「はい…」

次郎も服を脱ぎ、源太の横に並ぶ。
並べられた二人を先生は面白そうに観察する。
親方は仕事で鍛えられた、実用的な肉体をしていて美しい。
対して次郎は、
肌も白く、ゆるんだ体だが、ガタイがいいため見栄えは悪くない。
これはこれでまたいい。
さてこの二人をどうしてやろうか…

次郎は、今にも源太に飛び掛りそうな気配をだしている。
体は震え、目は親方の体を弄るように視姦し、
股間のチンポは反り返り、我慢汁をだらだらと流している。
もう次郎には特に催眠をかける必要は無いだろう、
後は源太の方を仕上げれば…

「源太、次郎がお前を求めているぞ。SEXをしてやれ。
 これからお前は求められたら、絶対にその誘いを断れない。いいな」
「はい…儂は次郎とSEXをします…絶対に断りません…」
「次郎、源太が待ってるぞ。好きなだけ貪れ」

次郎は返事をする間もなく、源太に飛び掛った。
大柄な体で源太を離すまいと抱きしめ、口づけをする。
源太は驚いたが、抱きしめられるとうっとりとして舌を絡ませた。
次郎の熱い息がかかり、源太も興奮していく。
源田も腕を回し、次郎に抱きつく。
股間のチンポも一気に勃起し、次郎と擦り合うようにする。

「はあっ…気持ちいいなあ、儂のチンポがお前のチンポと擦れて気持ちいいのう」
「うんはあっはあっ、俺ずっと見てたんですよ親方の事、
 俺苦しかった、好きなのに触れなくて…」
「そうかあ、はあっ…すまんかった。詫びじゃあ。
 儂を好きにしてくれえ。」
「本当か!いいのか?はあっ…。ああもう幸せすぎて頭おかしくなりそうだあ」

二人の肉と肉が隙間を埋めるように密着する。
首筋から脇にかけて次郎が舌を這わせる。
汗がまるで蜜のように垂れている、それも舐める。
源太はただされるがまま、
口から搾り取ったような喘ぎ声を出している。

「あぁんあああ」

源太の乳首が今まで感じたことのない刺激を受け、快感が押し寄せている。
こんなに乳首が感じるなんて…
ああ…もう…儂は…

次郎に攻められながら、源太は泣いていた。
源太には女房はいたが、子供は授からなかった。
そしてその女房が他界し、源太は今一人だった。
普段周りには強がっていたが、寂しかったのだ。
そんな寂しさを、埋められているようで嬉しいのだ。
だからこそ、次郎に…

「次郎さぁん、儂の穴を埋めてくれんか」

体を離し、床に仰向けになり、足を持ち上げる。
そこには綺麗なケツマンコがあった。
ひくひくと痙攣しながら誘っている。

次郎は無言で顔をうずめた。
舌先を使い、ケツマンコを舐める。
穴から離れた所から段々と焦らすように穴へ。

「あぁん、早く!チンポくれえ!」

次郎は無言だ、ただ自分の欲望を満たすためだけに動いている。
その目は源太を見据え、
悶え、苦しむ源太の姿を楽しむかのようだ。

「あぁ…もう儂おかしくなって…ああでるうでちまううう」

限界に達した源太はとうとう、雄汁を出してしまった。
押し寄せてくる快感には打ち勝ってなかったようだ。
雄汁は勢いよく飛び、次郎の顔にかかる。
それを見た次郎はいきなりチンポをケツマンコにぶっこんだ。

「うわぁ、あっああっ。ああ儂、今チンポ咥えてるう!
 ケツマンでチンポ咥えて喜んでるううう」

今果てたばかりのチンポが、再び勃起した。
顔を上げ、矯正を上げて喜んでいる。
そんな源太を次郎は容赦なく突く。突き上げる。
源太もきつくケツマンコをきつく締める、締め上げる。

「そのままこい!儂の中に出せ!おらっ」
「はあっはあっ、いくぞ親方ぁ」

次郎は雄汁を中にぶちまけた。
と、同時に源太もトコロテンをした。
二人は体中雄汁まみれになる。

「はあっ、はあっ」
「うひぃ、うひ」

二人はそのままの体勢だ。
全身の力を、すべて使ってしまったかのように動けないでいる。
まるで彫像のように。

そんな二人を見ていた先生は、
いつのまにか自らのチンポを扱いていた。
観察している内に、興奮し、我慢が出来なかったのだ。
そのまま二人に向けて雄汁を飛ばす。
二人はもう全身まみれていた。

「二人とも、お互い舌を使って相手をきれいにしろ」
「はい…」
「はい…」

疲れている体を動かし、互いの体を舐めあう二人。
その光景はとても美しいもので、
それを見ていた先生は、二人をどうするかを決めた。

催眠授業5(終)


1ヶ月後


「ただいま、源さん」
「おう、お疲れ。次郎」

2人は源太のアパートにいた。
まるで長年の親友かのように挨拶を交わし、
気兼ねなく家に上がる次郎。

あの後2人は先生によって、ひとつの催眠をかけられた。
それは2人が、互いを通常時でも意識してしまうというものだった。
それによって2人は徐々に親しくなり、
とうとう次郎が、源太の家に通うまでになってしまった。
今では週に1.2回は会社帰りに寄り、休日はほぼ来ている。

「ふー今日も暑いね、いやになるね」
「そうだろう、だから先に始めてるぜ、ほらこっちきて飲もうぜ」
「ずるいなあ源さんは」

夕方なのに気温は28度もある。
まだまだ夏は終わりそうに無い。
源太は居間で、褌一丁に扇風機の風を受けて缶ビールを飲んでいる。
つられるように次郎も、スーツを脱ぎ、褌一丁になり源太の横に座る。
次郎は元々ブリーフだったが、源太を真似て褌を締めるようになった。
家族にはばれないように、こっそり源太に洗濯をしてもらっている。

「あー涼しいなあ、褌だと」
「そうだろう、やっぱ男は褌よ。パンツとか蒸れていかん。
 まあそんなことより飲め飲め、ほれ」
「おう、いただきます」

缶ビールを開け乾杯をする。
源太が用意してくれた、つまみが卓袱台の上に並んでいる。
それらをつまみながら、たわいもない事をお互い話している。

端から見ると、ただの酒宴のように見える。
大声で笑い、喋り、顔を赤くしているだけだ。
だが下に目を転じるとおかしなことに気づく。
お互いの褌の袋が、徐々に持ち上がり膨らんでいる。
それを横から見たら、勃起したチンポが見えてしまっている。
お互い気づいてるはずなのに、気づかぬフリとして会話に弾んでいるフリをしている。
なぜならお互いの視線は、粘着性を帯びているかのように、相手の体の隅々まで視姦している。

顔の赤らみは、酒によるものでは無く、興奮しているためである。
2人は徐々に興奮を高めていった。

酒宴が始まって1時間ほどたった時
次郎が立ち上がった。

「じゅあ、そろそろ帰りますわ。あんがとね源さん」
「おいおい、本当にこのまま帰るつもりか?
 ここはもう我慢しきれねえみたいだぜ?」

次郎の褌には我慢汁がたっぷり染みていた。
それをぎゅっと手で揉んでやる源太。

「ああっ、でももう帰らないと家族が…」
「本当かよ?その割には全然拒んでねえじゃねえか。おらっ」
「はあっ、ダメ…かえらないと」
「帰すかよ、とっとと横になれよ」

源太が次郎を万年床に押し倒す、
次郎は抵抗しているようにみえて、すんなりと受け入れた。
その後はいつもの事だ。
次郎と源太は互いに満足するまでSEXを続ける。
通常時では年上である源太が、主導権を握っているようだ。
次郎のケツマンコを思いっきり突き、
次郎は泣きそうなことで声を上げている。

2人の顔は笑顔で、とても幸せそうだ。
この年まで男に興味が沸かなかった事が嘘みたいに。
今ではお互いが最愛の人になっている。
もう離れることはない、たとえそれが催眠によって
結ばれた、偽りのものでも…

 ------------------------------------------------------

とある高層マンションの上階、そこに先生の家があった。
家の中は照明がついておらず、薄暗い。
窓もカーテンで閉められている。

先生はPCを操作していた。
画面に映されているのは次郎と源太だ。
2人は様々な衣装を着ている。
体操服、柔道着、ラグパン、吊りパン…
更に警官の制服、軍服、囚人服まで…

制服をきっちり着ている画像があれば、
それを着崩したりしている画像もある。
着崩し方は様々だ。
下半身露出していたり、地肌に直接着る、
一部を切り取って、間抜けな画になっているものもある。

そして制服を着ながらやっていることも様々だ。
カメラに対して直立、敬礼、胸を張る、その服装にあったポーズ。
そしてSEXだ。
神聖な制服を、2人は汚している、様々な体位やプレイで汚している。
その顔は蕩けきっている、溺れているように。

更に野外で映っている画像もあった。
どこかの海や山、川で2人は堂々としている。
もちろん全裸である、
顔は無表情の時もあれば、表情がでているものもある。

2人は先生の気分で呼び出され、人形のように遊ばれている。
だが、2人にその記憶は無い。
これからも先生が飽きるまで、2人は永遠に人形であり続けるだろう。


催眠授業はとりあえず終わりです。
親父というか中年の人形が欲しいなあ()
という願望を前面に出して見ました。
でもよく考えてみたら、今までの作品もそうか…
次は寄生系で書いてみたいと思っているので、
もし見かけたら読んでやってください。

管理人/副管理人のみ編集できます