エスペラントの修正版として開発された人口言語、国際補助語です。

指示代名詞

一般的に指示代名詞とは事物、場所、方向などを指し示すのに用いられる代名詞のことです。人を指し示すのは人称代名詞。イド語の指示代名詞はまず「ita」があります。英語の「this」「 these」「 that」「 those」に相当します。「i」のとれた「ta」は、「ita」の短縮形で、音調が許せば使用してもかまいません。
Kad ita esas vua libro?
これはあなたの本ですか?
Ta libri esas mea.
これらの本は私のです。
「これ」(近称)と「あれ」(遠称)の区別が必要な時は、近称(これ)として「ica」(=ca)、遠称(あれ)として「ita」(=ta)を使います。
Ica esas bona, ita esas mala.
これは良いが、あれは悪い。
「this thing(これ)」とか「that thing(あれ)」という意味の時は、「to」を使います。同様に「ito」「co」「ico」も使用できます。
Quo esas to?
これは何ですか?
Ico esas libro, ito esas plumo.
これは本で、あれはペンです。
英語の「that which」とか「what」のような関係代名詞はイド語では「to quo」となります。「〜するもの」という一般的な意味で使われます。また、ある限定したものを言及する場合にも使用されます。
また英語の「the one that〜」という意味で使いたい時は、「ta qua」(複数形は「ti qui」)を使います。
To quon me dicas esas...
私が言いたいことは…
Yen omnaspeca frukti, prenez ti quin vu preferas.
ここのあらゆる種類の果物がある、あなたが好むならばそれらを取りなさい。
文法的性の区別が必要な時は、接頭辞「il-」「el-」「ol-」を、代名詞の前につけることができます。だだし、人称代名詞には当然ながら除外されます。
Ilti facis olu ed elti regardis,
男らはそれを行い、女達は見ていた、
La matro di mea amiko, elqua...
…私の友達のお母さんは(関係代名詞elquaの先行詞は「matro」)
La matro di mea amiko, ilqua...
私の友達のお母さんは(関係代名詞ilquaの先行詞は「amiko」となる
例文
Li havis du filiini qui divenis flegistini. (Onu ne savas quanta filiinin li havis.)
彼らには看護師になった二人の娘がいた(彼らには何人の娘がいるのか分からない)
Li havis du filiini ed eli divenis flegistini. (Onu savas ke li havis nur du filiini.)
彼らには二人の娘がいて、彼女らは看護師になった(彼らには二人の娘しかいない)
Me prizas Mary, nam elu esas benigna.
私はメリーが親切なので好きだ。
「me prizas Mary qua esas benigna」とは言うことができません。なぜなら、親切でない他のメリーを想定しなければならないからです。
Quan vu prizus ke vu esez en ca dramato?
このドラマの中であなただったら誰になりたいのかな?
Quan vu prizus kom aktoro en ca dramato?
このドラマの中の俳優のような人だったら誰が好きですなのかな?
Quan vu prizus vidar en ca dramato?
このドラマの中の誰と会ってみたいのかな?
Quan vu opinionas kom la nexta Prezidanto di USA?
次の米国大統領は誰がなると、あなたは思いますか?
Es nefacila determinar ta por qua ni votos en la venonta elekto.
次の選挙で誰に賛成投票するかを決めるのは難しい。
Es nefacila dicar ta, quan la membri decidos, qua responsos pri la laboro.
会員らが決定するだろうが、誰がその仕事に責任があるのかを決めるのは難しい。
Lu esas, segun mea kredo, la viro qua furtis la Unesma Nacionala Banko.
第一国民銀行に強盗に入ったのはあの男だと、私は信じている。
Administrero de granda kompanio di sapono, (*ilu) ne dezirante citesar segun nia savo, anuncis preco-augmento di 50 procento pri sapono.
大きな石鹸会社の経営者は、(私たちの理解によると彼は見積もられたくないと思っているので)石鹸の50%値上げを公表した。
(*ilu)は好みによって、追加したり省略できたりします。

代名詞「qua」の所有格

英語では所有格の代名詞「whose」という独自の形態がありますが、イド語では、それに相当する形態の代名詞は存在します。前置詞「di」を用いて、「di qua」となります。
Instead of whose, Ido uses of whom, of which, 'di qua':
La autoro, pri la libro di qua me parolis.
私が話した本に関する著者
上記を英語に逐語的に翻訳すれば、「 the author concerning the book of whom I spoke」となります。

代名詞「lo」

代名詞「lo」は、「co」「to」「quo」と同様に、物よりも事柄を指し示す不確定の対象を言及します。
Prenez ica pomo, me volas lo.
このリンゴを取って下さい、そうして欲しいのです。
「lo」でなく、「ol」を用いて「me volas ol」とするならば、全く意味が異なってしまいます。後者は「それ(リンゴ)がほしいのです」という意味になります。
もちろん、「Prenez ica pomo, me volas "to".」と言うことも可能ですが、これはリンゴが二つあったときの特別の状況の元で使われるのです。つまり、「君は、このリンゴを取って下さい。私は(このリンゴではなく)あのリンゴがほしいから」という意味になるでしょう。
また、「lo」は不確定の意味をもって形容詞と共に使われることもあります。
「lo bona(=良い状態)」「lo vera(=正しい状態)」「 lo bela(=美しい状態)」
スペイン語では「 lo bueno(=良いこと)」となります。(スペイン語でも「lo + 形容詞」で、「〜なこと」という名詞化されます)。しかし、スペイン語の「lo」は冠詞となりますが、イド語では「代名詞」なのです。
「lo bona」は、「良い状態」という意味を表します。すなわち「lo quo esas/es bona」です。本質的に良いという不確定な事柄を意味するのです。

接辞

接頭辞 「para-」「 par-」
para-かわす、防ぐ
parasuno日傘parapluvo雨傘paravento(自動車の)フロント[風防]ガラス
par-行為の終了、完成
parlektar精読(熟読)するpardrinkar飲み干すparkurar〜を一周する
parlernar完全に習得する
接尾辞 「-esk-」「-ad-」「-ig- 」「-iz-」「」
-esk-行為の始まり
dormeskar寝入るiraceskar怒り始めるsideskar腰を掛ける
名詞語根に「-esk-」をつけると、「〜になる」という意味になります。
vireskar男になる
時々、形容詞に「-esk-」がつくこともあります。
paleskar青ざめる
他動詞の受動分詞に「-esk-」がつくと、同じように「〜になる」という意味になります。
vidateskar見えるようになる、現れる
-ad-繰り返し、頻繁に起こる
dansar踊るdansadoダンスをすること
-ig-動詞の語根について、「〜させる」という意味になる
dormigar眠るようにさせる
非動詞の語根につくと、「(これこれ)〜にさせる」という意味になります。
beligar美しくさせる、美しくする
他動詞につくと、受動的な意味になり、普通は前置詞「da」が後につきます。「da」をつけた「-igar」は多くの場合、わかりづらいので、直接的な表現を使ったほうがいいようです。
Me sendigas mea letri da la spozino
Me igas la spozino sendar mea letri...
私は妻に私の手紙を送ってもらっている
Me atencigas ulo da vu.
Me igas vu atencar ulo
私はあなたにあるものに注意を払わせている
このイド語の文の構造は、わかりやすい英語は「have 〜done (by -)」(〜にしてもらう)となります。
Me sendigas mea letri da LA spozino.= I have my letter sent by MY wife.
私は私の妻に私の手紙を送ってもらう
イド語では、関係がはっきりしている時は、定冠詞「la」が使われます。
-iz-覆う、供給する、〜で用意する
armizar武装するlimitizar制限するadresizar住所を書く
必要な時、接頭辞「sur-」(覆う)を使ってもっと明確に表すことができるかもしれません。
surorizar金メッキする
-if-生成する、生み出す、分泌する
florifar開花するsudorifar汗をかくsangifar出血する
会話
Me volas pakigar ico.
私はこれを荷造りしたい。
Donez a me pak-papero.
包み紙を私に下さい。
Me bezonas kordeto.
私は紐がほしいね。
Kad vu havas siglovaxo?
封蝋*1 はあるかな。
Me povas donar a vu gluo.
ノリならあげるよ。
To konvenos.
それで十分だ。
Ube esas la botelo de gluo?
ノリのビンはどこにある?
Yen olu.
これだよ。
Ne esas pinselo en ol.
その中に(ノリ用の)筆がないね。
Yen la pinselo.
ほら、これが筆だよ。
Nun me deziras etiketo.
さて、荷札がほしいな。
Gumizita etiketo
のり付きの荷札だ。
Me ne havas un gumizita.
ノリ付きのは、もっていないな。
Kad ica konvenos?
これでいいかな?
Yes, danko.
いいよ。ありがとう。
JASPER PAROLAS(ジャスパーは語る)
"Saluto! Me nomesas Jasper.
こんにちは。私はジャスパーと申します。
Me habitas en Rotterdam, e me laboras en Leiden.
ロッテルダムに住んでおります。仕事はライデンでしています。
Me habitas en mikra, moderna domo.
私は小さいけれど、モダンな家に住んでいます。
Me laboras en granda, anciena kontoro*2.
大きいけれど、古い医務所で働いています。
Me prizas vino e muziko.
私はワインと音楽が好きです。
Me adoras bela mulieri, specale se li esas anke richa.
私はキレイな女性たちに敬意と愛情を抱いています。特に金持ちの女性だったらですが…
Me havas nova automobilo.
私は新車を持っています。
Olu esas mikra, reda e rapida.
小型で、赤くてスピードが出ます。
Mea familio esas sat granda.
私の家族は大家族です。
Me ipsa esas celiba.
私自身は独身です。
Me havas du fratini. Li nomesas Mieke ed Anja. Anja esas mariajita.
姉妹は二人で、ミーケとアンジャと言います。アンジャは既婚です。
Me havas un fratulo. Ilu nomesas Bert. Bert laboras en Zaandam.
男兄弟は一人。バートと言います。バートはザーンダムで働いています。
Me anke havas matro. Mea matro esas richa. Elu havas multa pekunio.
母もいます。母は金持ちです。お金をたくさん持っています。
Me ipsa esas ofte povra. Me ofte havas nula pekunio.
私自身はしばしば貧乏になり、全くお金がない時もあります。
Me ne havas patro. Ilu esas mortinta. Me iras nun. Til rivido!"
父はいません。亡くなっています。もう出かけます。またね。

De certena lektolibro (ある読本より)

Lektajo 06(読み物06)
L'infanto ploras.
その子どもが泣いています。
L'advokato (barrister) pledis (pleaded) por l'akuzato.
その弁護士は、被告人のために弁護をしました。
On vidas per l'okuli, ed on audas per l'oreli.
人は目で見て、耳で聞きます。
To esas/es tre bon okaziono.
それはとてもいいチャンスです。
Il ne havas mult amiki.
彼には多くの友達はいません。
Me amas ta jentil infanti.
私は礼儀正しい子どもたちが好きです。
Januaro esas/es l'unesma monato dil yaro.
1月は一年の第一番目の月です。
Li venas del *3 vilajo ed iras al*4 urbo.
彼らはその村からやって来て、その都市に行きます。
La stranjeri duktesas dal*5 duktisto.
外国人たちは、そのガイドによって案内されています。
"Hike mea onklulo sendas a me cent franki ed ilu skribas:
(ここにあるのは)私の叔父が100フランを送ってくれて、手紙を書いてくれたもの:
Til rivido! Ka to koncernas me o la pekunio?"
また会おう。それは私に関係するものなのか、この金に関係するものなのか?
Instruktisto a dicipulo:
教師が生徒に(言った):
"To esas skeleto di mamifero, di qua mamifero olu esas?"
「これは哺乳類の骨格ですが、何の哺乳類の骨格ですか?
Dicipulo:
生徒:
"Di mortinta bestio."
「死んだ動物のです」
Profesoro:
教授:
"Ka vu povas dicar a me quo eventas kun barometro,
se ni sidas kun olu en aerostato (balloon), e
se ni acensas an/ad cirkume du kilometri en la aero"
「気圧計と共に何が生じるのか、私に説明して下さい。
もし、私たちが風船の中に気圧計を持って座っていた場合には(何が起きるのか?)そして、
もし、私たちが約2キロメートル空中を上昇する場合には(何が起きるのか?)」
Kandidato:
受験生:
"La barometro venas kun ni."
「気圧計は私たちと一緒についてきます。」
Lektajo 07(読み物07)
Bela, plu bela, maxim bela. Bona, plu bona, maxim bona.
美しい、もっと美しい、最高に美しい、良い、もっと良い、最高に良い。
Facila, min facila, minim facila. Kurta, min kurta, minim kurta.
簡単な、より難しい、最高に難しい。短い、より長い、最高に長い。
Vu esas/es plu richa kam elu.
あなたは彼女よりも金持ちです。
Ilu esas/es la maxim laborema de omni.
彼は全員の中で最も働き者です。
Ica persono esas/es min inteligenta kam fiera.
この人は、自尊心よりも知性の低い人です。
Lu esas nur stulta.
彼/彼女は愚かなだけです。
Li facas minim posibla bruiso (noise).
彼らは騒音をできるだけ、もっと小さくしました。
Ube vu esis hiere? Hiere me facis bel exkurso (excursion) kun mea amiko.
あなたは昨日、どこにいましたか?昨日は、友達と一緒にすばらしい遠足に行きました。
Ka tu ja respondis ad il? No, ne ja, ma me intencas skribar ad ilu balde.
君はもう、彼に返事をしましたか?いいえ、まだですが、急いで彼に書くつもりです。
Spozino:"Ube tu restis dum tante longa tempo hiere vespere?"
妻:「昨日の夕方、あなたはそんなに長い間、どこにいたのかしら?」
Spozulo:"Che mea bon amiko."
夫:「ボクの親友のところだよ」
Spozino:"Ed ube restis tua bon amiko?"
妻:「それじゃ、あなたの親友はどこにいるのかしら?」
Spozulo:"En la taverno (tavern, bar)."
夫:「居酒屋さ」
Viro renkontris konocato e dicis ad ilu:
男が知人と出会って、言いました:
"Hiere me vidis nia amiko Karlo, me preske ne'plus konocis ilu.
「昨日、ボクは僕らの友人のカルロに会ったんだけど、ほとんど彼だとは思わなかったよ。
Vu es magra, ed anke me es magra, ma ilu es plu magra kam ni du kune."
あなたは痩せていて、ボクも痩せているじゃないか。でもね、彼は、二人合わせたよりも、もっと痩せているんだぜ」

イド語の非公式的な世界

時制を持つ不定詞語尾
イド語特有の時制をもつ不定詞語尾を使うと、微妙なニュアンスを表現できます。
Me probis sendar flori ad elu.
私は彼女に花を送ろうとしました。(しかし、実際は送っていない)
(参考)I tried to send her flowers.
Me probis sendir flori ad elu.
私は彼女に花を送ろうとしました。(実際に送っている)
(参考)I tried sending her flowers.
Ilu jame*6 natis sole. Ilu timis ganor krampo.
彼は一人では泳がないが、それは彼が麻痺が起こることを不安に思っているからです。
Ilu timis plunjar aden la maro. Ilu do ne plunjis.
彼は海に潜ることを怖がっていました。だから、彼は潜りませんでした。
Me sempre memoros renkontir vu yel*7 unesma foyo.
私は彼と最初にあった時をいつも思い出すでしょう。
Memorez skribor letro ad ilu, ka No?
彼に手紙を書くことを覚えていてね。
「mustar」の使い方
Me mustis irar私は行かなければならなかった。
Me mustos irar私は行かなければならなないだろう。 今は行くことは義務付けられていない。
Me mustus irar私は行かざるを得ないかもしれない。事実、今はそこに行くことは期待していない。
Me mustas irar私は今、行かなければならない。
Me mustas irir私はその時、行くべきだった。頭の中にはそのことがまだ残っている。
Me mustas iror将来、そこに行くことを(現在)私は義務付けられている。
Me mustas irurもし、そのことをするかと頼まれる場合には、行く義務を持つようになる。

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