倍数を表す接尾辞
数が「time(回数)」に関して使われるところでは、語根「foy(o)」が接尾辞として使われる。
イド語 | 英語 | 日本語訳など |
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du-opla | doubble | 2倍の |
tri-ople kin eses dek-e-kin | three times five is fifteen | 3の5倍は15だ。 |
イド語 | 英語 | 日本語訳など |
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du-foye | two times, twice | 二度、二回 |
quar-foye | four times | 三度、三回 |
tri-foya eko | an echo repeated three times | 三回繰り返したコダマ |
複合語の意味を決定する一般的な規則は次のとおりです。「最初に来る語は、形容詞的な意味をもって次の来る語を限定し、次に来る語が主要語(意味を決定する語)となる(2つの単語による複合語の場合)。」
例えば、
最初の例では、複合語の意味語根は「navo」によって提供されており、「vapor-」という説明単語によって、それを限定しています
二番目の例では、複合語の意味語根は「tablo」によって提供されており、「skrib-」という説明単語によって、それを限定しています。
次の例も、一般的な規則に該当するものです。
少数の複合語の中には、前置詞的形容詞を使う特殊な例もあります。
これらの意味は、2つの部分で全体が形成されるものとして考えなければなりません。例えば「internaciona」は、『「nationi」(諸国家)の間にある』、という意味です。
このような複合語は、多いものではなく、国際的な用語から理解しやすものです。
例えば、
イド語 | 英語 | 日本語訳など |
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vapor-navo | steamship | 蒸気船 |
skrib-tablo | writing table | 書き物机 |
二番目の例では、複合語の意味語根は「tablo」によって提供されており、「skrib-」という説明単語によって、それを限定しています。
次の例も、一般的な規則に該当するものです。
イド語 | 英語 | 日本語訳など |
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ped-frapar | to kick with the foot | 足で蹴る |
avan-abrakio | forearm | 前腕 |
en'irar | to go in, to enter | 中に入る |
イド語 | 英語 | 日本語訳など |
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inter-naciona | international | 国際的な |
trans-atlantika | transatlantic | 大西洋横断の、大西洋の向うの |
trans-oceana | across the ocean | 大洋横断の、大洋の向こうの |
inter-kosta | intercostal | 肋骨(ろっこつ)の間 |
du-masta | two-masted | 二本マストの |
このような複合語は、多いものではなく、国際的な用語から理解しやすものです。
イド語話者のアカデミーでは、小数点の付け方や、大きい数詞の位取りの方法について、決めてきませんでした。
誤解を防ぐために、イド語の学習者は、「Progreso」誌とイド語話者たちの雑誌類の多数派に従うほうがいいでしょう。
(イド語話者のあいだでは)小数点の区切りはコンマ、大きな数詞の区切りはピリオドのようです。
上記の記数法は、「英語の記数法の正反対であることを留意しておくべきでしょう(L. H. Dyer)」
しかし今日では、多くのイド語話者は、この英語式の記数法に従っています。
参照「世界各国の数字の区切り方」
誤解を防ぐために、イド語の学習者は、「Progreso」誌とイド語話者たちの雑誌類の多数派に従うほうがいいでしょう。
(イド語話者のあいだでは)小数点の区切りはコンマ、大きな数詞の区切りはピリオドのようです。
4.300,10=4千3百小数点以下10 |
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4,300.10=4千3百小数点以下10 |
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参照「世界各国の数字の区切り方」
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