エスペラント語の修正版として開発された人工言語、国際補助語です。

造語法「-in-」「-ul-」

性を表す接辞
-in- (女性・雌)yunino(少女)kavalino (雌馬)hanino (雌鳥)
-ul- (男性・雄)yunulo(少年)kavalulo(雄馬)hanulo (雄鶏)
今のところ限られた単語だけしかないと感じているかもしれませんね。しかし、イド語では、接辞の論理的な利用によって、僅かな努力であなたの語彙力を格段に向上させることができるのです。
例えば、「yuno」(若者)を「少年」「青年」という意味の「yunulo」に変えることができます。
「-ul」を付け加えれば、人や動物は「男性(雄)」になるのです。
「kato」は「katulo」(オス猫)、「hundo」は「hundulo」(オス犬)になります。
「女性(雌)」にするためには、「-in」を使います。
「yunino」(少女)、「katino」(メス猫)、「hundino」(メス犬)などです。
さあ、もっと例をあげてみましょう。
男性女性
filio(子ども)filiulo (息子)filiino(娘)
kuzo(いとこ)kuzulo (従兄弟)kuzino (従姉妹)
sekretario(秘書)sekretariulo(男性秘書)sekretariino(女性秘書)
doktoro (医者)doktorulo(男性医師)doktorino (女性医師、女医)
必要な場合、接頭辞「ge-」を使って、女性と男性が融合して「通性」にします。
geavi祖父母gefilii息子娘たち
しかし、「両親」は「gepatri」とはならず、例外的に「genitori*2」となります。
なぜ、「gepatri」 とならないかと言うと....
イド語では、父は 「patro」、 母は 「matro」 です。そのため、「gepatri」 や 「gematri」 はおかしいですよね?
将来、同性愛者同士の家庭では、その子供たちが、自分の両親をこの様に呼ぶ可能性があるかも知れません…。
注意点
名詞の性は、英語と同様に、イド語でも示されないままになっています。したがって、人や動物の性を明確にしたい時にだけ、「-ul-」「-in-」を使って下さい。不必要に、これらの接辞を使ってはだめです。
接辞の完全なリストは、いくらかは役立つイド語辞典の中にあります。(イド語講座付録 第31課を参照してください。)
語彙
avanbutikoche
〜の前に〜のところで(家や仕事の)
dentistofamilio [fa-MI-lyo]frukto
歯医者家族果物
karno [KARR-no]karno-vendistohundulo
肉屋オス犬
katinokavalinokavalulo
メス猫雌馬雄馬
kirko [KIRR-ko]mamedikomusino
教会しかし医者雌ネズミ
musulonurpreferasstaciono
雄ネズミただ〜だけ〜のほうを好む
ruro [RU-rro]spozinospozulo
田舎
urbo [URR-bo]vendasvendisto
都市販売する販売員
yuninoyunulo
少女少年
例文
Maria esas/es yunino.
マリアは少女です。
Karlo esas/es yunulo.
カルロは少年です。
Ilu havas hundulo.
彼はイヌを飼っています。
Pomo esas/es frukto.
リンゴは果物です。
Me kompras nur katino.
私はメス猫だけを買います。
Me ofte iras a la urbo.
私はしばしば都会へ行きます。
Me ofte iras che la dentisto.*3
私はしばしば歯医者に行きます。
La karno-vendisto vendas karno.
肉屋は肉を売ります。
Alan esas/es che la mediko.
アランは今、医者に掛かっています。
Me ne kompras olu che la mediko.
私は医者では、それを買いません。
Vua spozulo nomesas Jankin.*4
あなたの夫はジャンキンという名前です。
Mea spozino iras a la butiki.
私の妻はその店へ行きます。
Hodie Lezlia iras a la butiki.
今日、レズリアはその店に行きます。
Elu kompras karno por la familio.
彼女は自分の家族たのめに肉を買います。
La kavalino ne esas/es en la ruro.
その雌馬は、その田舎にはいません。
Ilu vendas la kavalulo en la urbo.
彼は都会でその雄馬を買います。
Paulo prizas karno, ma Rogerio preferas fisho.
パウロは肉が好きですが、しかしロゲリョは魚の方が好きです。
Me ne kompras mea fisho che la frukto-vendisto.
私は果物屋で自分の魚を買いません。
La kirko esas/es en la urbo avan la staciono.
教会は駅の前の街にあります。
Me kompras blanka musino e bruna musulo por vu.
私は白い雌ネズミと茶色の雄ネズミをあなたのために買います。

所有

英語には「誰かが何かを所有している」ということを表現するために2つの方法があります。
例えばロジャーが本を持っているとしたら、その本を指して「Roger's book」あるいは「the book of Roger」のように言うことができます。また、私の妻がネコを所有しているならば、「my wife's cat」あるいは「the cat of my wife」といいます。
しかし、イド語では所有を表す方法はひとつだけです。それは英語の「of」に相当するイド語「di」を使います。そのため「Peter's book」は、「the book of Peter」のように言い換えて、イド語として「la libro di Peter」になります。また、「my wife's cat=(the cat of my wife)」は、「la kato di mea spozino」になります。
例文
La hundo di Maria.
マリアのイヌ。
La domo di Petro.
ペテロの家。
La kato di la yunino.
その少女のネコ。
La karno di la kato.
そのネコの(所有している)肉。
La karno di la hundo.
そのイヌの(所有している)肉。
La kato di Maria.
マリアのネコ
La libro di Maria.
マリアの本。
La taso di mea spozulo.
私の夫のカップ。
La familio di la yunuli.
その若者たちの家族。
La manjajo di la familio.
その家族の食べ物。
La hundo di la yunulo.
その少年のイヌ。
La familio di la mediko.
その医師の家族。
La domo di la instruktisto.
その教師の家。
La yunini di ca skolo.
この学校の少女たち。
La kato di Filipo.
フィリポのネコ。

英語の「of」に相当する単語がイド語にはもうひとつありますが、それは何かの量を表すために用いられています。(「di」は所有を表す場合のみです)。
例えば、「a cup of coffee」は、コーヒーの量であって、コーヒーに所属しているカップではありません。また「a stock of books」は、本の(在庫)量であって、本に所属しているのではありません。
量の場合の英単語「of」に相当するイド語単語は「de」となりますので、「a stock of books」はイド語では「stoko de libri」です。また「a cup of coffee」はイド語では「taso de kafeo」になります。
「de」と「di」を混同しないように気をつけて下さい。
buxo de pomi.リンゴ一箱
taso de teo.カップ一杯のお茶
taso de kafeo.カップ一杯のコーヒー
glaso de lakto.コップ一杯の牛乳
glaso de aquo.コップ一杯の水
botelo de vino.ボトル一本のワイン
botelo de lakto.ビン一本の牛乳
familio de mediki.医者ばかりの家庭
語彙
adubeaskoltasatraktivabirobone
どこへ?(に)耳を傾ける(他動詞)魅力的なビール良く
botelodedidoinstruktas
〜の(量)〜の(所有)では教える
instruktistoskoloteovinoca
教師学校お茶ワインこの(形容詞)
cadieli
今日(副詞)彼ら(ilu, elu, oluの複数形)
例文
Li instruktas bone.
彼らは上手に教えます。
Elu regardas yunulo.
彼女は少年を見ています。
Elu regardas botelo.
彼女は瓶を見ています。
Li esas/es tre mala yuni.
彼らはとても悪い若者です。
La yunulo havas botelo de biro.
その少年はビール一瓶を持っています。
La instruktisti di ca skolo esas/es bona.
この学校の教師たちはすばらしい。
Olu esas/es la botelo de biro di la instruktisto.
それはその教師のビール瓶です。
La yunulo e la yunino drinkas la biro.
その少年と少女はビールを飲んでいます。
Li ne askoltas e do li ne lernas.
彼らは聞いていないのだから、学んでいないのです。
La atraktiva yunino ne askoltas la mala instruktisto.
その魅力的な少女は。下手な教師には耳を傾けません。
会話
En la drinkerio [drin-KE-ryo]
パブにて
PBon vespero, Maria! Quale vu standas cadie?
マリアこんばんは、マリアさん。今日はごきげんいかが?
PMe standas bone, danko. Quale vu standas?
マリアありがとう、いいわよ。あなたは、いかが?
PTre bone, danko.
ペテロ元気だよ、ありがとう!
MAdube ni iras?
マリアどこへ行くの?
PNi iras a la drinkerio. La drinkerio nomesas la Nigra Porko. Mea amiki dicas ke olu esas/es tre bona drinkerio.
ペテロパブに行くところだよ。「黒ぶた」というパブさ。友達によると、とってもすばらしいパブだってさ。
MMe ne savas ube la Nigra Porko esas. Ube olu esas, Petro?
マリア「黒ぶた」がどこにあるのか、知らないわ。ペテロさん、どこにあるの?
POlu esas/es dop la domo di Sioro Jones, la dentisto.
ペテロ歯医者のジョネスさん宅の後ろだよ。
MMe rare iras a ta strado.
マリアその通りにはめったに行かないわ。
PHo, me ofte iras a ta strado, e me ofte drinkas biro en la Nigra Porko.Ha! Yen olu! Ka vu deziras biro, Maria?
ペテロえーっ!僕はその通りには時々行くし、「黒ぶた」でビールも飲むよ。あっ、君も、ビール欲しくない、マリアさん。
MKa vu havas pekunio?
マリアお金持っているの?
PHo, yes! Cadie me havas pekunio.
ペテロもちろんさ! 今日は、お金あるよ。
MDo, me deziras glaso de biro.
マリアそれじゃ、ビール一杯、飲みたいな。
語彙(果物など)
butrofabofishoflor-kaulofromajo
バターさかなカリフラワーチーズ
karno [KARR-no]karotoovokaulo [KAw-lo]konfitajo
にんじんたまごキャベツジャム
kukombrolatugomargarinomustardoonyono
きゅうりレタスマーガリンマスタード玉ねぎ
panopipropizorosto-panosalo
パン胡椒エンドウ豆トースト(パン)
sauco [SAw-co]karno-sauco [KARR-no-SAw-co]socisosukrosupo
|ソース肉汁ソーセージ砂糖スープ
tarto [TARR-to]terpomo [terr-PO-mo]tomato - [to-MA-to]torto [TORR-to]vinagro
タルトじゃがいもトマトパイ
yen
これここに
会話例
Donez a me forketo.
フォークを下さい。
Me ne havas kuliero.
僕にはスプーンがありません。
Ta kultelo ne esas akuta.
そのナイフは鋭くない。
Pasigez a me la salo.
私に塩を下さい。
Kad vu voluntus*5 pasigar la pano?
パンをとっていただけませんか?
Adportez a me botelo de nigra biro.
スタウト(黒ビール)一瓶、持ってきて下さい。
Kad vu deziras glaso de flava biro?
エール(ビール)グラス一杯、いかがですか?
Me drinkas nur aquo.
僕は水だけを飲んでいます。
Kad vu esas ne-alkoholisto?
あなたは、お酒は一滴も飲まないの?
Kad vu deziras salado?
サラダはいかがですか?
Yen bela latugo.
ほら、ここに、おいしいレタスがありますよ。
Kad vu prenas oleo e vinagro?
オイルと酢を使いますか?
Yen la pipro e la salo.
ほら、ここに、胡椒と塩がありますよ。

英語の「teetotaller」は、「(自分の意志で積極的に)お酒を飲まない人」という意味です。その意味からイド語に翻訳すれば「anti-alkoholisto」(禁酒主義者)となりますが。日本語の「下戸」では単に「お酒を飲めない人」という意味になります。イド語で「ne-alkoholisto」といえば、「お酒を飲まない人」となり、日本語の「下戸」に近い表現になるかもしれません。

イド語の非公式的な世界

非公式な所有表現
最近、イド語話者の中には、ドイツ語からの借用語「-(e)ns」を使って所有を表そうという方法を使い始めています。
例えば、
従来の所有表現新しい所有表現
libro di RogerioRogerio'ns [ro-GE-rions] libro
kato di mea spozinomea spozino'ns [spo-ZI-nons] kato
spozino di MarxMarx'ens [MAR-ksens] spozino
dicionarii di David MANNDavid MANN'ens [MA-nens] dicionarii

例文はつぎのとおり。
Maria'ns hundo.
マリアの犬
Petro'ns domo.
ペテロの家
La yunino'ns kato.
その少女のネコ
La kato'ns karno.
そのネコの(所有する)肉
La hundo'ns karno.
その犬の(所有する)肉
Maria'ns kato.
マリアのネコ
Maria'ns libro.
マリアの本
Mea spozulo'ns taso.
私の夫のカップ
La yunuli'ns familio.
その少年の家族
La familio'ns manjajo.
家族の食べ物
La yunulo'ns hundo.
その少年の犬
La mediko'ns familio.
その医師の家族
La instruktisto'ns domo.
その教師の家
Ca skolo'ns yunini.
この学校の少女
Filipo'ns kato.
フィリーポのネコ
イド語字幕で「Sintl」(YouTube)鑑賞
右下のスイッチを色々弄って字幕を英語に設定すると何んと、イド語の字幕が出て参ります。
Sintel (オランダ語で、『燃え残り』の意味。英語では cinder とゆう単語になる。)
https://www.youtube.com/watch?v=AAfBE8FTlw4

Bebson HOCHFELD の宣伝文句(その4):


現在、仮想敵国の間ではハッカーを使って相手の国のコンピュータに侵入して、データを盗んだり、破壊したり、或いはシステムそのモノをダウンさせる様な熾烈な戦いが日々行われております。これを他人事と思っていると、トンデモない話なんです。

本当は昔から、言語に偽情報を混ぜて相手国を撹乱したり、自国民を騙したりする事も日常茶飯事に行われて来た事なんです。言語とゆう道具を使えば他人の脳コンピュータを操作するのは比較的容易なんですね。実は、マスコミ情報の半分位はガセ情報と言ってもいいと思います。マア、真実が半分位は含まれておりますので、大半の庶民はこれに気が付く事はありません。

私も頻繁に日本語や英語のマスコミ情報に騙されて来ましたが、多言語話者(polyglot)でありますので、色々多方面から情報のチェックを行う事ができますから、一般の日本人よりは遥かに騙される回数が少ないと思います。エスペランティストも沢山の国の人々から情報を得ていますから、普通は騙されないと考えがちですが、世界中のエスペランティストの大多数は理想主義者の人達です。よって、現実を冷静、冷酷に分析して本当の情報を抉り出して来る能力に欠けておりますので、エスペラント情報は余り頼りにならないのが現実です。

これは殆ど知られる事のない事実ですが、米国は太平洋戦争(大東亜戦争)を日本と戦ってみて(日本人と命の遣り取りをしてみて)、日本人に対して、それはそれはとても深い恐れを抱きました。(これは英語が自由にできて米国人の本音を聞けた人達しか知りませんが。)日本人の能力を抑えて行かなければ、将来大変な事になると。太平洋戦争(大東亜戦争)終結後、連合国軍最高司令官総司令部GHQは、日本人の脳コンピュータを破壊する為の War Guilt Information Program <<戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画>> を長期かつ強力に推し進めたのです。私がお付き合いさせて頂いた戦前の日本人(私の場合には、城野宏先生です。多くの方々が、中村天風先生と仰っておりますね。)*6 と比較すると、かなりの戦後の日本人が腑抜けになってしまっておりますから、このプログラムは大成功を収めた訳です。私が過去に知覧特攻平和会館を訪ねて若者達の遺書を読ませて頂いた時に、現代の若者が決して書けない様な素晴らしい日本語の数々に驚いたモノです。その時、戦後、日本語教育も相当に衰退させられたのが良く分かりました。戦前の日本人は程度の高い日本語を持っていたからこそ、また侍(サムライ)としての覚悟や行動力を持てたのでしょうね。私が接した戦前の日本人の先生方の日本語がとても深かったのも、私の良き思い出です。

1. チャンネル桜の大東亜戦士たち−田形竹尾編
https://www.youtube.com/watch?v=TNApxnsm8Kk
2. チャンネル桜の大東亜戦士たち−小野田寛郎編
https://www.youtube.com/watch?v=tnMw4V109dM
3. チャンネル桜の大東亜戦士たち−名越二荒之助編
https://www.youtube.com/watch?v=Qh7Z5pHjx3w
4.元グルカ兵(ネパール人)の証言
https://goo.gl/hVYBFf

《参考》日本語しかできない方には難しいのですが、War Guilt Information Program を剥がしてみると.....
大東亜戦争【不屈の武士道精神】
https://youtu.be/7QQzmAQ7wEc
【前編】青山繁晴×百田尚樹が語る『終戦の日と日本人』
https://www.youtube.com/watch?v=cH9O-nAvjmA
【後編】青山繁晴×百田尚樹が語る『終戦の日と日本人』
https://www.youtube.com/watch?v=L8_7lh0urgM

でも、日本語は死ななかったのですね。焚書に遭って隠されていた文献が少しずつ発見されるに連れて、日本人の中に本当の事を知る人達が現れ始めました。事実を発見して、自分達の脳コンピュータから外部より侵入して来たバグを駆除して、本来の日本語プログラムに立ち返る事ができる日本人が増えて行けば、日本の将来には相当の希望があると思います。

所が、お隣の韓国は自国語から漢字を捨て去りましたので、今や殆どの韓国民は自分達の過去の文献を読む事ができませんので、真実の韓国史を研究する事は不可能なんです。政府が自分達に都合の良い様に捏造した歴史を信じるしかありません。本来の韓国民の脳コンピュータを取り戻す事はもうできないでしょう。

更にお隣の中国では、漢字を残したものの激しく変更簡易化しましたので、大衆にはやはり昔の文献を自由に読む事が困難です。マア、昔から中国は王朝が変わると、前の時代の本の殆どを焚書して殲滅して来ましたから、もう現在の中国には残っていない昔の中国文献が日本に沢山残っているとゆう不思議な現象もあります。

人間(の脳)は生きて行く為に、毎日毎日外部から言語を通して沢山の虚実混交された情報を取り入れております。それを避ける事はできないのです。

正しい情報を得る事ができる言語を持っていれば、脳コンピュータを効率よく正しく使えますから、その国民が最後には勝利します。仮令(たとえ)、自国語が汚染されていても、イド語の様な言語を手に入れれば、本当の情報を手に入れる旅に出る事ができます。イディスト達は現実主義者が多く、エスペランティストの様に理想主義者ではありませんから、冷たい現実でも容赦無く貴方に伝えてくれるでしょう。

イド語を勉強して、その素晴らしい世界を体験してみて下さい。キット後戻りできなくなります。

日本ほど素晴らしい国は、世界中のどこにもないだろう
■ ベンゲル 元名古屋グランパス監督
アーセン・ベンゲル (Arsène Wenger, 1949年10月22日 - )

日本人はヨーロッパを美しく誤解している。
しかし実際のヨーロッパは全然違う。
日本が東京のような大都会とすれば、ヨーロッパはアフリカのサバンナのようなところだ。
治安が悪いのはもちろんのこと、
日本人と比較すればヨーロッパ人の民度は恐ろしく低く、
日本では当たり前に通用する善意や思いやりは全く通じない。
隙あらばだまそうとする奴ばかりだ。
日本と違い階級社会である為、会話の全く通じない無知な愚か者も多い。
私は、時々、欧州事情に疎い日本人が欧州に行ったら、精神に異常を来たしてしまうのではないか?
と心配することがよくある。
欧州について何も知らない日本人が欧州に移り住むというのは、
都会の快適な場所に住んでいる人間を、ライオンがうようよいるアフリカのサバンナに丸裸で放り込むのと変わらないだろう。
悲惨な結果になるのは目に見えている。

日本ほど素晴らしい国は、世界中のどこにもないだろう。
これは私の確信であり事実だ。

問題は、日本の素晴らしさ・突出したレベルの高さについて、日本人自身が全くわかっていない事だ。
おかしな話だが、日本人は本気で、日本はダメな国と思っている。
最初は冗談で言っているのかと思ったが、本気とわかって心底驚いた記憶がある。

信じられるかい?
こんな理想的な素晴らしい国を築いたというのに、誇ることすらしない。 
本当に奇妙な人達だ。
しかし我々欧州の人間から見ると、日本の現実は奇跡にしか思えないのである。

だから、私はいつも、欧州に行きたいという選手がいたら、よく考えて決めるべきとアドバイスしている。
日本でレベルアップできるなら、日本より(国の発展が)遅れている欧州諸国に行く必要は全く無い。
欧州では人種差別もあるので、力があっても出場すらさせてもらえないかもしれない。
リスクが大きすぎるのだ。

日本のリーグのレベルを上げる事の方を、安易な欧州進出よりも優先すべきである。
もしどうしても行きたければ、ドイツのような人種差別意識の低い国のリーグか、ビッグリーグよりレベルの少し落ちる国のリーグに行って、実績を積んでから、ビッグリーグに移籍すべきだ。

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イド語文法編(4)

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