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iMetryをバックグラウンド線量0.0527μSv/hにおいて、恒温槽で温度変化させて温度ドリフトを確認しました。
時間をかけて計測しているため、観測された変動には、バックグラウンド線量の変動も含まれているようです。
- iMetryは、温度補償回路を搭載しています。iMetryが温度変化に追随するか確認するため、iMetryの温度ドリフト(温度補正誤差)を計測してみました。
- 計測に際してはiMetryの環境温度を変えて、温度変化が落ち着くまで十分な時間待ち、その後計測しています。(センサーと補正回路が完全に密着しているわけではないので、温度変化が落ち着くまで計測を待つ必要があります。)
- 結果としてはiMetryは若干の温度ドリフトを持っていますが、相対的な計測におきましては、室内を一定の温度に保って、繰り返し計測を行うことによって、比較的小さな桁の放射線を比較計測する事は可能です。
iMetryをバックグラウンド線量0.0527μSv/hにおいて、恒温槽で温度変化させて温度ドリフトを確認しました。
時間をかけて計測しているため、観測された変動には、バックグラウンド線量の変動も含まれているようです。
温度 (℃) | 計測値(10分平均 μSv/h) |
45 | 0.0523 |
40 | 0.0525 |
35 | 0.0517 |
30 | 0.0530 |
25 | 0.0527 |
20 | 0.0530 |
15 | 0.0525 |
10 | 0.0526 |
5 | 0.0547 |
0.0 | 0.0549 |
-5 | 0.0518 |
- *1 この試験の後、当初Cs137のピークが約7900だったのが、6500にドリフトしてしまいました。この実験を行なっている最中は同じ線量を示したので、ドリフトが補正されていたのでしょうがストレスにより校正が狂った事が考えられますので、5℃以下、30℃以上でのストレスをかけることはやめておいたほうがいいでしょう。温度ストレスを加えますと再校正が必要になるかもしれません。