東京、埼玉等に本拠を置く右翼団体十数団体の幹部によって構成された協議体組織。
平成2年、政府が新帝御即位の大礼中大嘗祭を皇室行事とした事に反対し、即位の礼同様に国の儀式として執り行われる事を目指し国民運動を盛り上げるべく、同祭の意義を周知する街宣活動を全国横断的に展開する等精力的に活動した。
創価学会と右翼民族派の関係
しかし今日ではネットの
デマサイト等において、創価学会と対立した日蓮正宗に対し暴力的な抗議活動を行った団体として、その名を真っ先に上げられる存在となっている。
さらにはこの事が《創価学会に与する右翼団体がある》→《創価学会は反日カルト》→《右翼団体は反日》といった論法で、《右翼団体=在日・反日勢力》と規定する稚拙なデマの強化に「悪用」され、右翼民族派への要らざる誤解を生じさせる事ともなった。
元より学会の教義及び組織態様等については、非難されて然るべき点、右翼民族派の思想と相容れぬ点が存するのは明白であり、その学会から請託を受けてかかる行動に及んだ事に関しては、無節操との批判を免れないものと思われる。
ただし、この事件自体はそもそも学会と関係の深い山口組系暴力団(任侠団体)翼下の右翼団体を中心とする数団体(後に日蓮正宗に街宣禁止の仮処分及び制裁金支払いの間接強制を裁判所へ申し立てられたのは3団体)によって、平成3年から4年にかけての約1年の間に行われた極めて特殊な例であって、元来右翼民族派は学会に対し昭和30年代より言論出版をはじめとした抗議・啓蒙活動を行ってきており、この事は世間で十分周知されているとは言い難いものの歴然たる事実である。
そして注視すべきはそのような例外的な事例を持ち出し、学会と右翼団体に深い関係があるかの如く言いつのるサイトに限って、長年にわたり学会を背景とした政党である公明党に選挙協力を求め、その見返りに連立を組む形で同党を政権に参与せしめている自民党の体たらくを何ら批判しない事であろう。
つまりは「右翼民族派をデマでおとしめる事で保守政党とそのシンパ団体を礼賛する」という自らのサイトの方針にとって不都合な事実には触れたくないのであろうが、そうした不誠実な姿勢はまさにデマサイトと指弾されて然るべきではなかろうか。
読みは「もののふのかい」。
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