【フリップジャンプのエッジ判定の基準】2013年4月26日にルールが改正され、採点表では『no sign』となる『UNCLEAR EDGE TAKE-OFF F/Lz (no sign) -1』という区分が新たに作られた。これにより、「明らかに不正」の踏み切りが行われた際に技術審判がエッジエラー(e)を宣言するのは当然として、「明らかな不正とは言えないまでも不正確なエッジ」での踏み切りが行われた際に、エッジエラー(e)がつかない場合が発生する。演技審判は、エッジエラー(e)がついた場合はGOEにおいてこの宣言を考慮した採点を必ず行わなければならないが、『no sign』の場合は(エッジの不正確さを)考慮するかどうか自体も演技審判の各自の判断に任される。エッジの判定に対して、スローモーション再生は原則的には用いられない(Usually the wrong edge take-off is identified without any review in slow motion which can be used only if the camera angle does not allow to see the take-off edge at normal speed.)フリップジャンプの際にアウトサイドエッジで踏み切ってしまったジャンプや、反対に、ルッツジャンプの際にインサイドエッジで踏み切ってしまったジャンプは、GOEの面で減点される。フリップとルッツ両方のジャンプでエッジエラーが宣言されることも有り得る。