作成者:ruslan

脂肪1キロ落とすのに必要な消費カロリーは約7200キロカロリー
グリコーゲンは1g当たり、3gの水分が結びついてる
ナトリウムの摂取は水分排出を妨げる
糖質を減らす食事制限は、筋肉量を減らす
冬のほうが代謝が高い



脂質は1グラム当たり、9キロカロリー。それが1000倍ならば9000キロカロリーですが、脂肪には約20%の水分が含まれているので、実際には7200キロカロリーほどだと言われています。

ちなみに60キロの人間が10キロのランニングをしたら、およそ600キロカロリーが消費されます。(強度によって誤差アリ)
1キロの脂肪を落とすのに7200キロカロリー削減しなければなりませんから、7200キロカロリーの削減には120キロのランニングが必要になります。

しかし、実はこの計算は間違っていて、下にも書いたように、ランニングのような有酸素運動でも糖質がエネルギー源となっており、糖質が枯渇すれば、脂肪の他にも筋肉を分解して賄うことになります。
そのため120キロランニングしても、おそらく脂肪自体は1キロも減っていないと思われます。

グリコーゲンとは、ブドウ糖(元は炭水化物)が分解されたもので、肝臓や筋細胞中に貯蔵されています。
体重70キロの男性で、筋グリコーゲンの貯蔵量は400g、肝グリコーゲンは100gほどであると言われています。

減量期では、糖質(炭水化物)の摂取が著しく減る事が多いので、グリコーゲンも極度に枯渇していると思われます。
そのため食事制限をすることで、グリコーゲンが枯渇し、1キロほどの水分が自動的に排出されることになります。

細胞外液では、ナトリウム(実際には電解質)の濃度が一定に保たれるよう、働きかけられています。
そのため、ナトリウムを過剰に摂取した場合、濃度を一定に保つため、本能的に飲水行動が引き起こされます。
飲水行動を拒絶したとしても、水分量を減らさないよう、尿の生成が抑制されるので水分が抜けにくくなります。

過剰なナトリウムは、飲水行動やカリウムなどにより、すぐに排出されますし、枯渇しても、腎臓の働きによって排出量が絞られます。
そのため、ナトリウムの摂取を控えるのは減量後期で良いでしょう。

(*炭水化物=糖質+食物繊維。食物繊維は人の消化酵素では消化できないため、エネルギーにはならない)
(*グルコース=ブドウ糖。糖質が加水分解されたもの)

これはかなりデリケートな話題で、糖質不足は「どの程度筋肉を減らすか」について一概に言い切ることができない分野です。
web検索や文献を調べても、そうやすやすと食事制限による筋肉減率について知ることは出来ません。
(ここから先は私の浅はかな知識によるもので、おかしいと思われる方は遠慮無くコメントで突っ込んでください)

基本的に「糖質を減らす食事制限」に筋肉減少はつきものです。(もちろん食事制限の程度が軽ければ、筋トレによる筋肉量増加を同時にもたらせば、筋肉量を増やすことは出来ますが、あくまで食事制限自体は現状の筋肉量を減らします。)
それは糖質が枯渇すると、筋肉を分解して運動や代謝のエネルギーを提供することになるからです。

また、少し話がそれますが「有酸素運動は筋肉を減らす」とよく言われます。

"有酸素運動を20分以上行わないと脂肪燃焼されない"なんてデマが平然とまかり通ってたりしますが、実際は有酸素運動の初期には糖質がメインで、時間が経つにつれて脂肪がメインのエネルギー供給源になっています。
あくまで「メイン」というだけで、初期でも脂肪から賄われていますし、当然のように後期でも糖質からも賄われているんですね。

つまり、有酸素運動を続ければ続けるほど、糖質の消費量は増えますし、体内に貯蔵してあるグリコーゲンやグルコースが枯渇すれば、運動エネルギーの供給源が無くなってしまいます。
すると筋肉を分解して、糖質の代わりにエネルギーを供給してしまいます。(もちろん全てが筋肉からではなく、脂肪からも賄われている)

仮に運動していなくとも、24時間代謝によって常に糖質が消費され続けています。
つまり、今この時も、糖質が枯渇していれば、筋肉が分解されていることになります。

とは言え、上に書いたように糖質を敢えて枯渇させることで、グリコーゲンに結びついている水分をふるい落とし、水分カットを試みること無く1キロほどの水分を排出できます。

このことから、糖質をカットするのは減量後期、また減量リミットが厳しくない限りは、減量初期〜中期にかけて大幅な糖質カットは望ましくないと思われます。

有名な話ですが、夏よりも冬のほうが基礎代謝が上がります。
体温を一定に保つためには、気温が低い冬のほうが多くのエネルギーが必要になるからです。

とはいえ、冬のほうが減量が楽かというと、一概には言えないでしょう。
夏に食欲が落ちる人が多いですし、水抜きでも汗が出やすくて、夏が楽だという人もいるからです。(一方で、冬の方が喉が渇かないから水抜きが楽だという人もいる)

なお当然のことながら、サウナスーツは脂肪燃焼には効果ありません。
減量後期の水抜き以外でサウナスーツを使う必要はないでしょう。

このページへのコメント

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Posted by abgfmuxn 2013年11月14日(木) 11:30:23 返信

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