kagemiya@ふたば

【氏名】マニハルト・ウィーヴィクセン
【性別】男性
【年齢】27歳
【出身】イギリス
【身長】178cm
【体重】69kg
【肌色】普通
【髪色】黒
【瞳色】青

【イメージカラー】嫌らしい金
【好きなもの】利益、信頼できる友、現金
【苦手なもの】裏切り、隠し事

【起源】『誠実』
【属性】混沌・中庸
【魔術特性】風
【魔術回路】量：A 質：A 編成：通常

ウィーヴィクセン家に伝わる魔術であり、「信頼」を楔として他者へ魔力を投資する術。
信頼関係が崩れるまで対象の体内で魔力は蓄えられ、やがてあふれる魔力を通し術者の操り人形へと投資相手を変質させる。
蓄えられた魔力は契約の破棄、または対象の死によって術者へと還元され魔術行使を助ける。
主に資金投資と二重契約の形で他者へ植え付ける形で、奴隷を増やしている。

彼は常に見目麗しい奴隷を秘書のように連れ歩き、緊急時の魔力タンクとして備えている。
奴隷を始末しない限り、瀕死の重傷からでも魔力供給がなされ即座に戦線復帰が可能である。

『紙幣』
周囲を常に舞っている多数の紙幣。よく使いこまれ、しわが多いこと以外に統一性はない。
「金の力は信頼の力」をモットーに礼装としての加工がなされており、彼の指示ひとつで自在に飛び回り対象を切り刻む。
火や水への対策は当然のごとく講じられており、破壊するにはかなりの苦労を要する上、単純に操る術式はその場で作成が可能。

外出時は枚数を抑えているが、工房内では大金庫に隙間なくストックがなされており、正しく金に溺れる羽目になるだろう。


『六方晶金剛杖（ロンズデーライト）』
豪奢な飾りが施された杖。頑丈さに重きを置いた礼装であり、振り抜けば容易に頭蓋骨を粉砕する。
奴隷から還元した魔力による自己強化を使用した高速近接戦闘が彼の本領。
対サーヴァント戦は難しいが、対魔術師戦においてはほぼ全ての防御術を正面から打ち砕くシンプルな暴力。

新世界秩序同盟O-13第六位。
モスト・マスター、最優の導き手。
若手投資家として魔術師らしからぬ成功を収めた裏で、フリーメイソンへ参加。
崩壊のどさくさに紛れ力を蓄え、幹部へと上り詰めた俗人。

【一人称】私　【二人称】君　【三人称】彼、彼女、○○さん、○○くん

成金。

神経質に整えられた髪に伊達眼鏡、ニヤ付いた表情を絶やさない男。美形。
ストライプのスーツを着こなし、豪奢な杖を常に持つ。

周囲は常に、紙幣が紙吹雪のように舞っていて自身の成金ぶりを隠そうとしない。

常に笑顔を崩さず、丁寧かつ鼻持ちならない。
成功者としての自らへの自信に満ち溢れていて、端々に他者を見下す態度が見え隠れする。
極度の拝金主義であり、「あらゆるものの価値は値段がついてこそ、信頼は実体なくして伝わらない。」常日頃から嘯く。
同時に自身が価値をつけることを好み、好ましいと思うものには惜しみのないチップを贈る。
安く買いたたき高く売りつける市場原理を、自らの持つ信頼が物品に価値を与えた結果とし一種の誇りを持って取引に当たる。
詐欺の横行する世の中を「貨幣の価値基準が最優足りえない証拠」として嘆く反面、彼自身が半ば詐欺的に契約を結ぶことを厭わない。

『信託魔術』による奴隷を多数持つが、特に実力のあるものを階士として契約で縛りつつ自我を奪わず仕えさせている。
彼の現金主義に心酔し忠実に仕えているものも多い反面、騙し討ち的に契約に縛られたことに不満を持つものも少なくない。

新世界への箱舟への乗組員と称し、金に困っているものをを常に探し値踏みする。戦闘後に強引に契約を仕掛けることも少なくない。
戦闘に際しては「紙幣」による制圧を基本とするが価値を認めた相手には一変、秘書を殺害し身体強化による直接戦闘へと移行する。

貨幣を最優の指標とする、信頼が数値化された世界の形成。

「現世界でも貨幣の持つ力、信頼はとても大きいものですが『最優』には程遠い。」

「金で買えないものもある？そんなものはノイズ、一時の衝動に任せた反秩序的な行動に他なりません。」

「最も優れた指標、そしてそれを信頼する世界、これ以上に無駄のない世界があるでしょうか？」

理想を助ける人材探し及び理想へ向かうリソースの回収。

形式上下手に出て波風を立たないように立ち回る。
そうであっても世間的な価値観に無頓着な英霊とはすこぶる相性が悪く、険悪な関係となる。

奴は「新世界の導き手」の中で最も小物…

アークライト博士
同組織に属する人間。資産家と言うことで様子は伺っているものの、特に干渉するつもりはない。
彼の望む世界で価値付けを貨幣で行えばいいだけと、目標的にも対立する要素は多くない。
総じて不干渉を決め込むが、モーチセンに科学を勧め、資金消費を若干早めたことにやや不満を持っている。

「専門外故に詳細まで理解が行き届いているとは思いませんが、おおよそは理解できたと言わせていただきます。」
「ですがこの素材費用、あまりに度を超しているのでは？我が組織の設立間もないがゆえに設備投資の必要性は理解しますが、この予算案では総合的に貴方への贔屓が過ぎてしまいます。ぜひ、ご再考を。」

ゲンゾー・イケス
同組織に属する人間。料理人なのに料理に値段を付けないことにそこはかとなく疑問を覚え、繰り返しチップを弾もうとする。
成金趣味甚だしいマニハルトではあるが、料理の影響もあり会合中はその尊大さもかなり落ち着けている。
O-13のメンバーに対しては本心の性格の悪さを隠さない彼が、会合の進行を邪魔しないことに大いに貢献しているといえるであろう。

「利害が一致しているとはいえ、度々私用にまで手を尽くさせて申し訳ありません。」
「大総監お嬢さんの成長のため、多く包ませていただきました。彼女がいずれ貴方に追いついたら…ハハハ、冗談ですよ。」

ギリードゥ・グレイ
同組織に属する新入り。この組織内で見た数少ない幹部の代替なため注目している。
闘争のための闘争を求める姿勢が、それを経済活動と捉えるマニハルトと合わずあまり好ましく思っていない。
とはいえその武力として使いやすい存在はありがたく、暗殺の依頼と引き換えに資金面で優遇することも少なくない。

Dr.ノン・ボーン
同組織に属する人間。実質的O-13の設立者として"投資先"と考える。
資金繰りを請け負った立場として誠実な経理処理を行っていると同時に、彼の動きの多さを見取り目的への実直さを好意的に感じている。
過去がなかろうと今ここで確かな価値基準があればいいと考え、その活動を妨害するつもりはないがあまりに無軌道な行動があれば即座に投資を打ち切る決断を下す。

「昨日は米国、本日は英国、彼の熱意にはほとほと頭が下がりますね。」


ガフ・V・K・ボネリ
同組織に属する人外。抑えられていても伝わる殺気、噛みあわない信念、どちらを取っても敵対せざるを得ない相手。
自身が搾取者であることも、格差社会もマニハルトの見る世界で消えることのないため、手を取り合う気は一切ない。
文明社会外の存在かつ人格的不一致から信託魔術が通じず、紙幣も吸い込まれてしまうため戦闘となってしまえば非常に勝ち目が薄いため、対立感情を持ちつつ加熱しすぎないよう資本家らしいリスクマネジメントに徹している。
対立が表面化したのならば、直接対決を避けひたすら配下をぶつけることに徹するだろう。

「失敬、今日は一段と会場を漂う殺気がひどい。命が惜しいので退席させていただくよ。」
「協力の申し出を無下にするほど私は君を信頼していないわけではないが……そう殺気をまき散らしながら、こちらへ寄ってくるのはやめてほしいな。」
「君が私を嫌うよう私も君が嫌いだよ。特にそうやって、弱きを助け価値を入れ替えてしまう所が特にね。」
「ハハハッ！安いツンデレはいまどき売れないぞボネリくん！」

アーノルディア・ミオート=花宴=ラヴァティルパ
同組織に属する人間。魔術により部下を侍らせるといった近しい要素はあるものの、「貴族的すぎて悪趣味」と生家を思い出して嫌っている。
とはいえ「王威」も信頼の上に成り立つものとして「通貨」と近しく考え、彼女を力あるものとして信頼は向けている。
もっとも、その基準を定めるのは「通貨」であることを曲げるつもりはない。

「もちろん、君がその身に刻んだ歴史にふさわしい力を持つことは認めよう。だが、私も完璧ではない、捨てきれぬ感情の部分で君のことが気に食わないのだよ。」
「そうミーシャさんに殺気を呼ばすのはよしたまえ、アーノルディアくん。時は金なり、即ち若さなぞ金で買えるものだ。本気で相手をしていると老ける、即ち金の無駄を引き起こしてしまうよ。」

モーチセン・デュヒータ
同組織に属する人間。生きてこそで次の機会を得るという考えに共感を覚えている。
反面子飼いの奴隷を躊躇なく使い潰す彼のやり方は、顰蹙を買いかねない。
その不一致の上で自身への悪感情で対立せず、不干渉で納めることを喜ばしく考え、敬意と共に間接的協力を惜しまない。

江戸“月光”福兵衛左衛門
同組織に属する人間。特定のものの価値を引き上げるという目標が近しいため、彼に対しては共感を覚える。
思想的にぶつかり合う部分も少なく、比較的共闘が容易な同士。
方向性は違うものの同様に悪役らしい悪役として、どちらが先陣を切るのか気になるところ。

サー・ミュート
同組織に属する人間。明確さの少なく、信頼の価値付けが難しいその存在はあまり好ましく思っていない。
とはいえ「沈黙は金」や「時は金なり」といったように、無形のものにも貨幣による価値付けは可能と考えているため露骨に対立するつもりはない。
どちらにせよ自信家かつ雄弁であるマニハルトと厳格かつ静寂である彼が、協調することは非常に難しいであろうが。
近年以前以上に敵対的になってしまったが、その不明瞭さから価値付けを変えることなく以前と同じように対応することを心掛けている。

ヴィルジニア・アルベルジェッティ
同組織に属する人間。順位付けを目的の前提としているため、そりが合わない。資本主義と共産主義の両極端的関係。
歳がやや近いこともあって敬意も少なく、目的の一致があったとしても、共闘を苦々しく考えてしまう。

クレア・ラトフィア
同組織に属する人間。零から力を示し、魔術師として信頼しうる存在に価値を磨き上げた彼女を好意的に見ている。
自身も自ら磨き上げた自負はあるが、スタート地点としての有利があったことは否めなく、それゆえ表向きやや扱いが甘め。魔術抜きのチップを弾む。
同時に先立って価値を引き上げたものとしてライバル視、彼女が貨幣を上回る存在にはさせないと息巻く。

ミーシャ・L・ランドルト
最側近として仕えさせている秘書。自らの目で判定しその座にふさわしいと『信頼』をもって側に置くことを決めた部下。
やや若いながらも秘書としての外見的な資質はおおよそ持ち得ていたので、身だしなみに関する指定はそれほど多くしていない、と彼は感じている。
投資家としてできる限り裏に立ち、支える立場を良しとするマニハルトにとって右腕と言うより顔とでもいうべき存在。
自身の意に反する発言に過激な反応を示すことは困り者だが、自身の行う雑事のおおよそを彼女に任せ、仕事に関し大いに『信頼』を寄せている。
自ら矢面に立つさいも優先的に同行させ、声援による盛り上がりと戦闘補佐の中心として立ち回らせている。
そういうわけで彼女とは、名前を呼びかけるだけでおおよそ伝えたいことは伝わるのである。

「ミーシャさん！」
「ミーシャさん。」
「ミーシャさん？」
「ミーシャさん！？」
「ミーシャさん…」

クロイソス,クロイソス（オルタ）
金銀を用いた貨幣制度を生み出した英霊として、マニハルトが敬意を払う数少ない相手。ある種目標ともいえる。
人格的には後悔を抱えているクロイソスよりも、振り切れたオルタの方が相性がよく、そろって投資に勤しむことになるだろう。

マンサ・ムーサ
金の相場破壊を行う恐るべき英霊。金を宗教的価値付けの下無償で配られるのは非常に頭が痛い。
価値観が全く合わず、絶対に召喚したくないと考えている。

恵月環
自身を狙いうる存在。であるがその存在をまだ認識してはいない。
極東での取引相手、及び競合投資家の死とその不審な取り扱われ方については認識し、思考の片隅に置く。
一方で、この件を部下の価値を正確に規定する糸口となることに期待しているため、全てを大総監に一任する形で自ら手を打つことはしていない。

ヨハネス・サンブルグ
鼻持ちならない競合相手であった。差別意識より分別意識の方が強いため割と潰したい相手と考えていた。
休暇中に消息不明という脱落に違和感を覚え多少調査を行っていたが、O-13として本格的な活動に入ったため打ち切る。

「居なくなって多少は楽には成りましたが、おかげで彼への対抗で動かしてたプロジェクトの価値が落ちてしまったのは残念ですね。」
「とはいえ裏を知った上でさらに裏の裏があるこの世界、どこかで元気にしていてもおかしくはないでしょう。」

英国の魔術師、ウィーヴィクセン家の八代目として生を受ける。
ウィーヴィクセン家は大戦期の投機の失敗により以前程の栄華はなかったものの、慎ましいながらも穏やかな幼少期を過ごす。
歴史の長さを誇りながら実体として凋落している一族の在り方に若いころから不満を持ち、魔術以上に経済に傾倒、緩やかに投資家としての地盤を固める。
現代において大した価値を持っていないにもかかわらず、歴史的だということだけを誇るウィーヴィクセン家の実体のない価値観が彼の性には合わなかったのだ。

成人とほぼ同時期に先代たる父が不慮の死亡、刻印を受け継ぎ魔術を織り交ぜた投資活動に路線を変更していく。
若手投資家として成長する中で人の英霊化のうわさを聞きつけ、新たなビジネスチャンスを求めフリーメイソンへと参入。
同時に組織内での投資家として信託を徐々に拡大し、フリーメイソンを支える資金源の1つとして魔術の腕前と同時に頭角を現していく。

フリーメイソンが崩壊と同時に路頭に迷った団員の多数に投資を持ちかけ、彼らを手土産に新たな組織へ加入。
『最優の導き手』として幹部へと名乗りを上げ、最優の価値基準を持つ世界のため今日も株をシュートする。

身振りが大きく、芝居がかった語り口が特徴的

「私は、マニハルト・ウィーヴィクセン。新世界秩序同盟O-13第六位、モスト・マスターにして君への刺客、そして最後の刺客となるでしょう。」

「どうやらお困りのご様子。あなたの目指すもの、見たいものは何でしょうか？ソレに信頼できる価値があるのなら……わずかですが、私がご用立てしましょう。」

「失礼、お話が長かったので。」（タブレットから視線を外す。）「それでは、要点をどうぞ。」

「この紙切れの持つ価値、それ即ち信頼の証。これほどまでに信頼されている私を、君が倒してしまっていいわけがありません。」

「これが金の力ですよ。」

「素晴らしいマジェスティック！！どうやら君には、私が本気で戦うに値する価値があるようですね。それならばお見せしましょう！血で贖われる真の信頼と言うものを！！」

「フッハハハハハハ！！！どうしたのです？君の実力はその程度なのですか？それでは君がお仲間から向けられた信頼にも！私が向けた信頼にも！答えられないじゃあありませんか！！」

「マネーと言う名の絶対の信頼代替物の下、世界はクリアになる。私の新世界おいて！貨幣は最優の価値基準となり！！信頼は数値として！！白日の下にさらされるでしょう！！！」

「金ですよ！金さえあれば何でも手に入るでしょう！」

「所詮我が『最優』は、ある中から選び出すだけのもの。見えないものを見ようとし、代替にその活路を見た矮小なる法則。」
「独自性の名の下に、整理された世界を砕く特異を嫌い、目をそらしたからこそのこの敗北でしょう。」
「あえてアーティフィシャル、そう、あえて言いましょう！私はO-13の中でも最も小物！！」
「今の延長にある法則故に、替わりはいくらでも存在する！！ですが、あの12人は違う！根底から世界を反転させうる怪物どもと私は見た！！」
「私が見せた力の持つ『信頼』の下、この言葉は君たちを蝕む毒となる！」
「私と言う資金源の断ち切りは彼らの巣穴に火をつけるも同然！精々地獄から君たちを見上げていますよォ！」

「無様な死にざま？とんでもない！！投資家たる私が語れるならば！きらびやかに己の投資先を飾りたてるに決まッているじゃないか！」

貨幣による統制、それは信頼を見透かすものか。

最優と言えばかませ！と思ったら先陣枠がダブってしまった……