都知事の名前で油症患者診定委員会の診定結果が届きました。
結果は予想通り。
血液中ダイオキシンはきわめて微量で、健常人のパターン。
そして、それに続いてこう記載されていました。
「以上の所見とあなたの臨床症状や経過も含め、総合的に検討した結果、あなたを油症であると診定することはできませんでした。
しかしながら、PCB、PCQ、PeCDFはすべて正常範囲内なので、安心できることと安堵いたしております」
私以上に重い症状がある人たちや、同じ家族に診定されている人がいる人で症状がある人でも血液中の値が定められた基準に達していなかったために認められてきていません。
その問題が大きかったために、11月に家族に認定者がいる人は認められる決まりができました。
この新しい決まりで、新たな線引きがされてしまいました。
私は家族にいないので、もう無理ですね。
規定の申請書類には記載スペースが小さかったので、私は今までの症歴をPCで打ち、添付しました。数枚分でした。
それで十分症状については書いたつもりでしたが、「経過も含め診定できない」そうです。
病院でも原因不明だった症状、2年半の発熱など、なんなんでしょう??
カネミ油症だと委員会から診定されれば原因がはっきりしたのですが。
この結果だけ見ると、よくわからないけれど体質ということになるのでしょうか?
いいえ、この1年、自分なりに油症について調べ、被害者や支援者とコンタクトをとっていくうちに、油症の診定方法に問題があることがわかり、
診定でも被害者が多いこともわかっているので、はねられても油症だとは思います。
でも、予想はしていましたが、いざそうなると動揺します…。
血液検査項目で基準値外がいくつもあっても、乳歯が残っていても、ダイオキシンの値が健常人値だから、診定されないんですね。
管轄の保健所の方から検査を受けて3回目で診定された人がいると教えていただきましたが、
ダイオキシンの値が増したのでしょうか?
不思議です。
この後、わたしは「急性骨髄性白血病」を発症し、入院することになりました。
私が白血病にかかったことを知った はてなのゆりさんが、
カネミ油症研究班の班長、古江増隆氏に電話をしてくださいました。
私の病気がカネミ油症と関係はないのか、問い合せてくださったのです。