異界

読んで字のごとく異なる界、そのまま異世界でも良い
要するに次元を異とする別の世界を指す
似て非なる歴史を辿った並行世界とは違う、根本からして違う世界
異なるのは歴史かもしれないし、物理法則かもしれないし、概念かもしれないし、生態系かもしれない
文字通り違う世界こそが異界なのである

大別すれば固有結界や位相空間などもこれに含める

科学国家

遥かな昔、科学技術を主として発達した国家群が集合し出来た連合国家
名の通り科学技術に特化した国であり、日夜新たな科学を世に送り出している
そのため割と近未来的な設備のある街が多い

ギルド

国家に属さない国家、人と魔族双方の利益と世のために動く世界規模傭兵斡旋組織
老若男女人魔問わず依頼さえ出せばそれを受理し、冒険者へとそれを斡旋する
ざっくばらんに言えば世界規模の何でも屋
国家に属さない国家の名の通り、何らかの危機の際にはギルドは国と手を取りそれを解決するために動いている
下位組織のクランや近場の冒険者に協力を要請するなど、公的機関では手の届かない所までを幅広くカバーするための存在でもある
現統括は甘粕正彦

クラン

ギルドの下位組織、複数の冒険者が集まった一つのチーム
大規模な依頼も回されるようになり収入や名声なども単独活動より入ってくる
立ち上げるのは非常に簡単でメンバーを揃えてギルドへ申請してそれが受理されたならばそれで終わり
晴れてクランは成立である

大戦

六十年前に発生した人間と魔族の最終戦争
両種族の三割は犠牲となったその戦争は、英雄と魔王の喪失を以て幕を閉じた
以降、人間と魔族は互いに歩み寄り平和の道を歩んでいる

天界

天族と呼ばれる超越種が存在すると言われる世界
俗に言う神の楽園、天使の住まう理想郷
そこは実態を持たぬアストラル体が住まう高位次元の異界である

天族

一般に天使とも言われる存在だが、当然一般人にその存在は認知されていない
実態を持たぬアストラル体の存在であり、高位次元に住まう超越種
寿命も無く、それぞれが特異な力を持っているとされている
歴史の表舞台に出ることは無く常に裏側で暗躍しているらしいが、その真相は定かではない

ドミニオン

世界的なカルト教団にして犯罪組織
真なる世界へ導かれることを目的とした異常者集団
その正体は篠ノ之束の設立した自らの目的を達成するための手段にして隠れ蓑
信者は一様に「ここは偽物の世界である」と認識しており、神の御名の下に新世界へ導かれるためあらゆる行為を肯定する
教義を広めるプロセスとして殺生院キアラの術理を用いている
もはや洗脳に等しい宗教汚染は今も人知れず世に広まり神の兵隊を生み出しているだろう

冒険者

この世を冒険する者、未知を発掘する探究者、渡り鳥
依頼を受け、困難を跳ねのけ、世に貢献する者達
―――などといえば聞こえはいいが実態は何でも屋である
依頼が無ければ収入は安定しないしそもそも治安維持などはそれ専門の組織がきちんと存在している
なので一般的な認識は物好きの根無し草、ロクデナシ等々
だが夢があるのも確かであり、時に冒険者は公的機関以上の働きをするため一定以上の信頼を勝ち得ているのである

冒険者学園

冒険者を育成するための総合学園
一般授業は勿論の事、冒険者として生きるための知識や技術、実力を身に付けるための専門学園
それゆえに何よりも実力が求められており、最低一年の修学を終えれば卒業することが可能
ギルドや国家の承認を受けており、卒業すればそれだけで冒険者としてBランク相当の実力評価を得る
ただし、実力が伴わなければいつまで経っても卒業は認められない
ゆえに夢見る若者が志半ばで折れる事も多い場所である
また目指すモノがモノなので途中で命を落とす生徒も多数存在しており、入学すると聞いた家族が泣いて反対する事例も少なくない

魔王

多くの魔族達の頂点に立つ魔族の王、国の統治者
その力は基本的に他と隔絶しており実力主義の魔族領にあって頂点に立つに相応しい力を有している
寿命ゆえに代替わりすることは少ないが、最近はより良い統治者であるならば座に就くこともあるらしい。 要するに民主主義

しかしそれは現在における話
六十年前、大戦が終結するその時まで魔王の定義はまるで別物だった
それは魔族を支配する者。 支配権能を以て彼らを支配し、人を滅ぼすために世を脅かす絶滅者
文字通り、人類の敵である
その資格は知れないが―――現在において唯一正当な魔王であるベール=ゼファーはこう語る
魔王とは、世界を滅ぼす者であると

魔術国家

遥かな昔、魔術技術を主として発達した国家群が集合してできた連合国家
名の通り魔術技術に特化した国であり、昔ながらの伝統や自然を重んじている
なので観光名所などが多く、旅行先としてとても人気
ただ翻して手つかずの自然が多いという意味でもあり、危険な所は極めて危険である

魔族

人ならざる者達の総称、大別すれば天族すら魔族の範疇に括られるだろう
現世最高勢力の人間ならざる者達の種類は多種多様
吸血鬼や妖怪、竜や悪魔といった超常生物たちは皆一様に人より優れた生命体である
それゆえに人を見下す傾向があり、太古より長きに渡って人と争いが繰り広げられてきた
しかし絶対数が人と比べ圧倒的に少なく、それゆえに人は絶滅することなく今まで存続してこれた
が、六十年前の大戦を機に種族間の争いは沈静化。 平和への一歩を踏み出し今の世を築いてきた

だが未だ人と手を取り合うことを良しとしない魔族たちは多い
太古より繰り広げられてきた争いによる軋轢は深く、人にも魔族にも恨みは残っている
その火種は未だに燻り続けており、ふとした拍子で着火してしまう危険性を孕んでいる

魔族領

魔族たちが住まう領域。 国家群ではなく領土としての総称
人の国と比べると未発達な地域が多く、また実力社会であり上下関係がはっきりとしている
それぞれの国を魔王と呼ばれる者達が統べ、治めており、それぞれが異なる国柄を持っている
また人にとっては未だに危険地帯であり気軽に踏み入れる場所でもない
未開発の土地が多い事もそうだが、やはり未だ人を快く思わない魔族が多いこともそれに拍車をかけている
だがそうであるが故に一種の無法地帯であり、人の世に住めない犯罪者などが流れ着く場所でもある

未開領域

命の踏み込めぬ領域、この世の現れた地獄、混沌
表す言葉こそ無数にあるものの最終的には「危険」という言葉に集約される特級の危険区域
それは人も魔族も認識を等しくしており、現在もこの未開領域の謎を解明するために調査が続けられている
踏み入る資格を持つのはランクA以上の冒険者、もしくは国やギルドに承認された者のみである
一歩踏み出せば多種多様な毒の坩堝、一歩踏み外せばマグマ吹き出す灼熱地獄、引き返せは変動重力地帯
まるで別世界のような環境が混沌と蠢くそこには今も未確認の魔物が満ち溢れている
一説によれば魔王もここから現れたのだと言われており、その危険認識度合いは推して知るべしだろう

だが何より危険なのは今もその領域をほんの僅かずつではあるが広げていること
放置しておけば人も魔族も関係なく地獄に叩き落とされることは明白ゆえに、今日も人と魔族は共にこの危険地帯へ挑むのである

メモリアームズ

やる夫が立ち上げたクラン。 仲間たちがそれぞれの目的を果たすための場所
一種の寄合所のようなものであり、それぞれがそれぞれの事情を助ける事を信条としたクラン
文字通り一丸となって苦難に立ち向かうための絆の形
Memory of Alive Resonance the Moment Sky―――自分たちの生きた一瞬一瞬の証、記憶を空に響かせていく
やる夫の思想をイリヤが形にした名であり、またそこに居ながらも触れ合う事の出来ない空に対してのメッセージでもある

クランの名前を決める際の安価で某ゑの字が案を出し、それを自分で分捕った珍事は記憶に新しい

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