2chエロパロ板黒子のバスケエロパロSSまとめサイトです。

【注意書き】
・リコ攻め、火神受け。
・最初は、火リコ?に見えますがリコ火話です。
・大学生設定(リコ21歳、火神20歳くらい)


【覚えていないなんて言わせない】


「……あったま痛てぇー」
日曜の朝、火神大我は二日酔いからくる頭痛で目が覚めた。
「水でも飲んでくるかな」
モゾっと起き上がると
「う……ん……」
「アレックス、また勝手にベッドに潜り込ん……はぁぁ!?」
いつものクセでアレックスの名前を口に出したが、そこにいたのは
「カ、カントク!!」
火神は動揺が隠せない。
さっきまで二日酔いで頭がガンガンしていたのが吹っ飛んでしまった。
今、隣に眠っているのは誠凛高校バスケ部時代のカントク、相田リコだった。

――落ち着けオレ
火神は頭をフル回転して昨日あったことを思い出そうとする。
確か駅前でバッタリ再会して、久しぶりだからって飲みに行って……
ええと後は何だっけ?
それ以降の記憶がすっかり抜け落ちていた。

「カントク、起きろ!起きてください!」
と、毛布を引っぺがすとリコは全裸で眠っていた。
思わず毛布をかけ直した。

――わけが分からん、この状況は何だ

相変わらずリコを見ながら火神は必死に昨夜の記憶を取り戻そうとしている。
自分はしっかり上下黒のスウエットに着替えているに、何故リコだけが裸なのか。

「ん……おはよう、火神君」

ようやく目が覚めたリコが寝ぼけたままで起き上がる。
スルリと毛布がズレてリコの胸が丸見えになったので
「カントク、服、服着ろ!着てくれ!」
その辺にあった、リコの服らしきものを投げつける。
「大体なんすか、その格好でオレのベッドに一緒に寝て」
「えっ、覚えていないの、昨日のこと」
リコは意外だという表情になる。
「いや……その、一緒に飲みに行ったのは覚えてるけど、それ以降が」
「ふーん、全然覚えていないんだ」

2人は昨夜、3年ぶりに偶然に駅前で再会した。
どうやらそれぞれ通っている大学の最寄りの駅らしく、再会を祝って乾杯!と焼き鳥屋へ行って。
火神の底知れぬ食欲に、リコは
「火神君って相変わらずいい食べっぷりね」
クスクス笑いながらもビールやら焼酎やら、ハイボールとちゃんぽんに飲んでいた。
焼き鳥屋では卒業後のみんなの進路を互いに話したり、あの頃の鬼のような練習メニューは死ぬかと思ったとも言って、リコが失笑ながら
「このバ火神が!今頃先輩へのグチなんて許さないわよ。何なら、もう1軒飲みに行って勝負よ!」
意味の分からない挑戦状をたたきつけられて、火神も酔った勢いで
「じゃあ、オレん家で飲み直そう。ダウンした方が負けでいいすか」
「望むところよ」

深夜開いているスーパーでお酒とおつまみを買い、そのまま火神の部屋へ転がり込むこととなった。

「でも、どうしてカントクだけ、その……服着てないんですか」
「何よ!それも覚えていないの、やっぱバ火神は変わらないわね」
「カントクは覚えているんすか」
冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを手渡され、リコはグイと一気に半分飲み干して
「大体、あれだけされて、服を着たくても起き上がれなかったの!
――いいわ、教えてあげる。覚悟してなさい」
「――その前に服を」
「いいからこっちに来なさい」
手招きをされて仕方なくベッドに戻って腰掛ける。

「で、オレは何をやらかしたんですか」
訊くのは怖いが、訊かないともっと怖そうな気がしてならない。
「あ、最初に言っておくけど、抵抗はしないでよね。あんたと私じゃ力の差がありすぎるから」
「はい……」
「いい返事ね。じゃあまずこっちを見て」
振り向くと目の前にリコのどアップの顔が近づいたかと思うと、いきなりキスをされる。
「カ、カントク?」
思わず声が裏返ってしまう。

元々帰国子女でキスは挨拶代わりだったし、アレックスのからかい半分のキスもされていたし、これに関しては慣れていると火神は思っていた。
が、このキスは何だか意味合いが違っている。
リコは有無を言わさずに角度を変えてキスをする。
いつの間にか火神の口の中に入って歯の裏をなぞったかと思うと、舌をからませてきた。
「んっっ」
やばい、このキス気持ちよくてたまらない。
リコの両腕が火神の首に回されてもっと近くなり、ますます激しいキスをしてきた。
頭の中が混乱したままの火神だったが、気持ちのいい、しびれるようなキスだった。
もうしばらくこのままでいたかったが、リコから唇を離し
「まずはコレを火神君、あなたがいきなりしてきたのよ」
「――すみません」
「そこで謝るな!」
バシン、とリコの手が火神の背中をたたくと
「ホントにオレ、何にも覚えてなくて。こんなことをカントクにしたんですか」
「そうよ、それから……火神君、手を貸して」
おもむろに火神の右手を取り、リコの小ぶりだが形の良い胸に触れさせてきた。
「や、やばいすよ」
「あんたが勝手に服脱がせて、どんだけ胸をいじりまわしたかを再現しているのっ、いいから黙っていなさい」
リコの言葉に大きな身体の火神が小さくなった。
「そうそう、胸にキスを何度もしてきたわね。ホラ、やってみなさい」
促されるとNOと言えずに、おどおどしながらリコの胸に軽くキスをしていく。
そこで気づいたのが、おそらく自分でつけたであろう、いくつものキスマーク。
リコの日に焼けていない白い肌に、朱色の印が生々しい。

「ふわ……ぁん」
火神のキスに反応したのか、急にリコの吐息混じりの声がもれてくる。
「そう、そんな感じで、しばらく、ぁん……私のアソコに指を入れてきたのよ」
「ゆ、指!?」
段々、息の上がってきたリコに戸惑ってしまった。
まさかここで指を入れて動かしていたのか、オレ?とあやふやなまま指を入れて、しばらくかきまわすかのようにリコの感じるポイントを探すことにした。
「はぁ、ああっ、だめ……そこ、そこが」
段々とリコの息が荒くなってきた。
本当に自分はここまでリコに性的行為を記憶が抜けているところでやっていたのかと思うと情けなくもあり、惜しくもある。

「あ、うっっ、」
とにかくここは1度はイカせようと、リコの感じるポイントを刺激すると嬌声を上げて絶頂に達した。
「カントク。これでいいのかよ、ですか」
「はぁ、うん、こーゆー感じ。でも今の方が感じちゃった」
ドキッとする発言に逆に、火神が赤くなって下をうつむいてしまう。
いくら高校生じゃないとはいえ、自分達を鍛えあげてきたカントクのリコと酔った勢いで身体の関係を持つなんて、想像もつかなかった。

一応、リコとの絡みはこれで終わりだろうと思った矢先、
「これで終わりじゃないのよ」
「ハァ?」
リコの言葉に反応してしまう。
「押し倒されて、丸裸にされて、最後までヤったんだからね?こういう風によ。
まず、今着ている服を脱げ」
あれ?昔聞いたセリフだっような……とぼんやり思い出していると
「ぼんやりするな、バ火神!脱げと言ったら脱ぐの!」
仕方なくリコの言う通りに、スウエットの上下を脱いでボクサーパンツ姿になる。
「相変わらずいい身体してるわね〜ほれぼれしちゃう。
……あっ、そんなんじゃなかった。まずはベッドに寝なさい」
言われるままにベッドに横になると
「これでいいんすか?」
「――全裸にならなきゃ意味がないでしょ。そのパンツも脱ぎなさい!」
「いやこれは、その」
「何?もしかして勃ってるってこと?ちょうどいいじゃない。つべこべ言わずに脱ぐ!」

今にもリコの手が火神のパンツに手をかけて脱がされそうだったので、自分で脱ぐことにした。
「あれ、昨日はもっと勃っていたのに。仕方ないわね」
そう言ったかと思うと、両手で火神のモノを掴み、先端部分をチュ、チュ、とわざと音をたてながらキスをしていく。
「うわっ、やめ、やめてくれ、ださい」
「こうでもしないとあんたもイケないでしょうが」
火神の意思とは反対に、彼のモノは完全に勃起して固く、ビクンビクンを動いていた。
先端からは液体があふれていた。
その頃には涙目で必死でやめろ、ださいと相変わらずのおかしな敬語で抵抗するが、リコは一切聞き入れようとはしなかった。

腕力もガタイもリコよりもはるかに強いのに、逆らえない。
これも高校時代にいやというくらいしごかれて、精神的に逆らえなくなったせいかもしれない。
それにリコのキスで反応してしまったのは、正直言うと、気持ちがよかった。
だが、これを言ったら負けだと思い、今にもリコを押し倒してそのまま彼女の中に自分のモノを突っ込んでしまいたい衝動にかられそうになる。
懸命に自制を保つだけで精一杯だ。

知ってか知らずか、リコは命令口調になりつつも
「後は、分かるわよね?」
火神のものがまだ完全に固くなっていないのをリコの舌が執拗に攻めてきて、完全に勃起してしまった。
いわゆる、びんびんの状態でスタンバイOKとなる。
「……来て、火神君。私、昨日のことを思い出しながら中に入ってきて欲しいの」
「やっぱ無理っす。カントクに手なんか出したら色々と怖いんで」
「怖い?何を今さら言っているのよ。昨日既にヤっちゃってるじゃないの。つべこべ言わない」
リコの言葉にもまだ戸惑うばかりで、正常位ではとてもじゃないけど、ヤれそうにもない。
「もう!いまさら怖気づくなんて、あんたらしくない。じゃあ、火神君、仰向けになって」
「こうですか」
ベッドに横たわるように寝転がるとリコが再び、火神のあの部分を口にパクリと咥えた。
ズズっと音をわざとたてて、火神の目や耳に働きかける。
それまではガマンをしながらも必死で抵抗していたが、この行為で思わず
「うっ……」
くぐもった声を出してしまう。
「もっと素直に声を出していいのよ」
「ハァ……無理、無……くっっ」
口での奉仕が終わり、リコは今にも射精をしかねない様子に亀頭の先端を抑え
「簡単にイかせるわけにはいかないわよ。」
舌なめずりをしたリコが引き締まった火神の身体にひとつづつ、キスをしていく。
見えない部分には強めにキスマークをいくつもつけていく。
「あ、う……」
出すに出せない状態な上、キスマークをつける時の吸い付かれる強さに全身が性感帯にでもなったかのように、身動きが取れなかった。
「カントク、もう勘弁してくれ。オレもうガマンできない」
「じゃあ、いっぺん起き上がってくれる?」
言われるがままに起き上がると、リコが火神の肩に左手を置き、右手はそそり立った火神のモノを支えつつ、ゆっくりと沈めていく。
「カ、カントク?」
「何よ、今からが本番じゃないの。情けない声を出さないで」
根元までしっかりとうずめた状態で繋がるとリコが腰を振って動き出す。
――やべ、気持ちよすぎ
火神もそれに応えるかのように、リコの細い腰を掴んでホールドするとますます、リコの内部での締めつけ感が強くなってくる。
「ハァ、ぁぁん、か、かがみく、んっ」
「くっ……カント……」
「かが、み君ッ、ッ、アッはぁん、」
「う、っっ、」
火神の息づかいが発する度にリコの背中が激しくのけぞり返る。。
彼の声が耳元で聞こえてくるだけで、何度も何度も快感への流れが進んでいくようだ。
ますますリコの中がキュッと引き締まって、火神のモノを離さず、ひとつに繋がって、誰が誰のものだか分からない。
「あッ、ん、っ」
「くっ……やべえ、気持ちいいっ」
もうどうにも我慢ができなくなった火神が先にリコの中に自分のモノを思いっきり射精してしまった。
リコはそれに反応するかのように
「あっ、あっ、ああん!!!」
絶頂に達したのだった。


それからしばらくベッドで横になりながら
「カントク、ヒドイですよ、これじゃオレが襲われただけじゃないすか」
「だってそのつもりだったんだもの」
「はい?」
真顔でリコの顔を凝視すると、リコはニヤリと笑って
「酔っている時の火神君のエッチはバックとか、騎乗位とかさんざんやらされたんだからね」
「――すんません」
謝る火神が愛おしくて、リコが優しくキスをしてくる。
「んっ、オレそんなにあれこれカントクにヤっていたんですか?」
「そうよ、もう最低なくらいにね。しかも自分だけ服着て寝ちゃうし」
「すんません」
「でも悪くなかったわよ。おかげで朝から火神君の必死の顔を見ることができたんだから」
フフっと笑ってベッドから起き上がると脱いだ服を拾って
「シャワー借りるわよ」
「ウス」
「ついでにお腹すいちゃったから、何か食べさせて」
「ウッス」
リコの後ろ姿の女性らしいラインを眺めながら火神はのそのそと自分の脱いだ服を着始める。
まさか、あのリコに襲われただなんて、誰にも言えない。

――もうお酒の飲み過ぎには気をつけないとやばい
反省することしかできなかった。

ふと、リコが振り向いた。
「?」
首を傾げていると
「火神君のイった時の顔、良かったわよ」
「……は?」
「今度また、ウチ飲みするなら誘ってね」
リコの言葉に身の危険を感じ
「ウチ飲みはしねーよ!オレもう襲われたくないからな、です」


投下終了
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