最終更新: bennkyotyuu 2012年03月06日(火) 13:26:52履歴
法は社会規範であるから、他の社会規範、とりわけ道徳や慣習とは密接な関係を有している。特に法と道徳との関連と区別の基準は、イェーリングが、「法哲学のホーン岬」と呼んだように2つの領域の分界点であるとともに法学の基礎理論の一大難所であるが、法の本質を考察するうえで基本的な問題であり、古くから法学者によって考究されてきた。
しかし同時に法の実効性は、「人は法を遵守すべきである」という道徳によって支えられている点に注意しておかなければならない。
しかし、この考えを徹底すると法に違反さえしなければ何をしてもよいという社会的風潮が生じる。そこで現在では再び法と道徳との意識的な融合がなされ始めている。たとえば民法に「信義誠実の原則」(民法1条2項)が規定されているのはこの例である。
テーマ1 法の概念
- 法と道徳の関係
しかし同時に法の実効性は、「人は法を遵守すべきである」という道徳によって支えられている点に注意しておかなければならない。
- 法と道徳の区別
- 近代法における法と道徳
しかし、この考えを徹底すると法に違反さえしなければ何をしてもよいという社会的風潮が生じる。そこで現在では再び法と道徳との意識的な融合がなされ始めている。たとえば民法に「信義誠実の原則」(民法1条2項)が規定されているのはこの例である。
テーマ1 法の概念
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