CONTENTS
フェイ「すごい!! 本当に抜いちゃいました! という事はやはり……」
アーサー「ふむ。こんなもので良いのか」
フェイ「はい、はい! それはもう!! 間違いありません。あなた様こそがブリテンを統べる竜の王!」
フェイ「98万3067番目にエクスカリバーを抜いたアーサー様です!!」
アーサー「………………………………………」
アーサー「ハッ!? な、何だ。今おかしな記憶の空白が。今そなたは何と言ったのだ?」
フェイ「はあ。ですから、あなた様こそが98万3067番目にエクスカリバーを抜いたと」
マーリン「何じゃ。まだそんな『ご挨拶』で頓着しておったのか」
アーサー「マーリンよ、何かがおかしい。エクスカリバーとはそんなにスポスポ抜けて良いものではないだろう!?」
マーリン「じゃが1本でなければならないというルールも特にない」
マーリン「あの剣は王の器を量る天秤じゃが、適合者が現に複数いるのじゃから仕方がないじゃろう」
アーサー「それにしたって多すぎる!!」
フェイ「それよりも」
アーサー「ブリテンの王を決める儀式を『それよりも』とはどういう了見だ!!」
マーリン「とはいえ、ブリテンの守護者となったからにはやらねばならぬ事がある」
マーリン「……『外敵』のお待ちかねじゃ」
マーリン「必要になるから先に渡しておく。これが円卓模型じゃ」
アーサー「……何だ。この小さな円盤は?」
マーリン「騎士の力を使うためのもの。カードをセットして使用するのじゃ」
フェイ「騎士カードは強い者から順にセットされます。あとで自分で編集することも可能ですよ」
アーサー「必要になる、とは?」
マーリン「来ているのじゃよ。『外敵』が」
フェイ「キャメロット近辺、南方の海から多数の『外敵』が上陸しようとしています」
フェイ「至急海岸線へ向かい、上陸しようとする『外敵』の排除をお願いします」
マーリン「『外敵』の戦力は極めて強力じゃ。あれがブリテンの中へ放たれれば、民衆などひとたまりもないじゃろう」
フェイ「彼らを守るためにも、海岸線は必ず死守してください。 よろしくお願いします」
アーサー「先代の王ウーサーは偉大な傑物だった」
アーサー「しかしその王はもういない。ウーサーの消失により、1つにまとまりかけていたブリテンは再び乱世の時代へと突入した」
アーサー「これを好機と見た者がいる」
アーサー「今までウーサーに押し返されていた者。海の向こうの大陸に居を構える巨大勢力」
アーサー「いわゆる、『外敵』である」
アーサー「またウジャウジャと……!! ここから押し返せるか!?」
マーリン(通信)「普通にやれば難しい」
マーリン(通信)「だが忘れたか。お主はあのエクスカリバーを抜いた王なのだ。王には王の戦い方がある。今からそれを叩き込んでおけ」
アーサー「何とか……押し返したか!?」
アーサー「それにしても、周りにいるのはみんなエクスカリバーを抜いたのか!?」
マーリン(通信)「その頂点に立たねば真の王にはなれん。精進するのは当然じゃが、その前にまず生き残れ。次が来るぞ!!」
アーサー「はぁ……はぁ!!いけるぞ、このエクスカリバーなら!あの『外敵』を、本当に押し返す事が……」
フェイ(通信)「南方の海上より強力な反応があります!おそらくは『ドラゴン』です!!」
フェイ(通信)「魔力の数値から算出して2等級!伏せてください!」
アーサー「は……?」
アーサー「ぐわああああああああああ!?」
フェイ(通信)「海岸線に展開中のエクスカリバーの反応がごっそり消えています!多数の『アーサー』の死亡を確認!!」
マーリン(通信)「やはり、まだ足りぬか……!!」
アーサー「どう、なっている?」
アーサー「私達は、エクスカリバーを抜いたのだぞ……?それが、どうして、どうしてこんな一薙ぎで……!!」
フェイ(通信)「2等級『ドラゴン』より反応あり!来ます!」
アーサー「く……!!」
アーサー「……」
アーサー「……何だ?」
マーリン(通信)「引き返していくようじゃな」
マーリン(通信)「あれだけ巨大な『ドラゴン』じゃ。手懐ける側も苦労させられるのじゃろう。暴走して自軍を薙ぎ払われても困るじゃろうしな」
アーサー「あれが……私達が戦う敵」
アーサー「『外敵』……」
フェイ「ひとまず、『外敵』は海岸線から撤退しました。ご苦労様です」
フェイ「味方の犠牲も少なくありませんでしたが、最悪の事態だけは避けられたと言えるでしょう」
フェイ「アーサー様も、しばしのご休息を。以上です」
マーリン「アーサー、話がある」
アーサー「今度は何だ……?」
アーサー「王などという言葉で人を誘い出し、あんな戦いの消耗品にして」
マーリン「その話とも関係はある。剣を振るうだけが王の仕事ではないという話じゃ」
マーリン「アーサー、お主には暫定的な王の職務として、1つの街を治めてもらうと前に言ったな」
マーリン「そちらをおろそかにしてもらっても困る。というより、王1人が戦場で暴れるだけで『外敵』に勝てるとは思うな」
マーリン「結局、王だけが強大な力を得たところで、国家と国家がぶつかる今回の戦争には勝利できん」
アーサー「国の隅々の民衆の力、その全てを底上げさせる事で、『外敵』を押し返すという訳か」
フェイ「それに、これはアーサー様にとってもプラスになります」
フェイ「アーサー様は『円卓模型』に登録した騎士を、エクスカリバーで指揮しているはずですが」
フェイ「その力も、街の発展と切れない関係にありますからね」
アーサー「どういう意味だ?」
マーリン「ついてくれば分かる。 まさか、お主もあの騎士達がただの人間とは思っておるまい」
アーサー「ちょっと待て。『湖』で作るとか合成とかいう言葉は聞いたが、そもそも騎士とは一体何なのだ?」
アーサー「人間じゃ……ない?」
マーリン「アーサー。お主は『断絶の時代』についてどれくらい知っておる?」
アーサー「今から何百年も前に滅んだ文明、とぐらいには。今でも、森や海底には当時の遺跡が残ると聞くが」
マーリン「人と妖精とが完全な共存関係を築き、数々の精密機器を妖精の力で管理していた時代じゃな」
マーリン「今の『湖』は、その遺跡の1つじゃ。不完全じゃが、ワシの手で修復した」
アーサー「なん、だと? では……」
マーリン「『湖』を操るフェイについても手を加えてある」
マーリン「本来の妖精なら、あんな風に『人間にも分かる』ようなやり取りは行えん。ブリテンに住む者なら分かるじゃろう」
アーサー「『湖』とは、何なのだ」
マーリン「『湖』自体は使い方次第でいくらでも応用はできる。エクスカリバーを作ったのもここじゃ」
マーリン「騎士製造に使う場合は、設計図を基に命を作る装置として機能させる」
マーリン「元々、ブリテン中の王や英傑から『因子』はかき集めていた。結局、その後の内紛で有効に活用する機会は失われたがな」
アーサー「その『因子』を使い、妖精の操る太古の装置で製造された……騎士」
フェイ「製造された騎士は、王や英傑の性質をベースに、私達の技術で人間を超えた肉体を与えられます」
アーサー「『外敵』の事など言えた義理ではない……」
アーサー「こんなものにまで手を染めねば戦もできぬのか!!」
マーリン「それが現実じゃ」
マーリン「嫌なら一刻も早く、この戦争を終わらせるしかない。それができるのは、ワシではなく王たるお主であろうな」
ランスロット「貴公がアーサーか」
アーサー「そなたは?」
ランスロット「ランスロット。湖の騎士などと呼ばれている。心配するな。貴公やエクスカリバーに難癖をつけるつもりはない。」
ランスロット「『枠組み』に組み込まれた以上は指示には従うさ。他の王に比べれば、貴公はまだマシな方であろうしな」
アーサー「他の王……? そうだ、私以外のアーサーはどうなっている? 共に力を合わせられれば少しは……」
ランスロット「潰し合っている」
アーサー「は……?」
ランスロット「潰し合っていると言ったのだ」
ランスロット「そもそも、ブリテンの王など1人しかなれぬ。エクスカリバーが何本あろうが、それを何人抜こうが、最後に王となるのは1人なのだ」
ランスロット「となれば、多数のアーサー達が何をするかは明白だろう」
アーサー「仲間同士で争っているのか……?」
ランスロット「マーリンのヤツは模擬戦だとか何とか言っていたがな。戦力や技術力の誇示にはもってこいの状況だ」
ランスロット「隙あらば他の候補を叩き潰し、牙を折る。他の王やその技術力を吸収できればますます勢力を拡大できる、という魂胆さ」
アーサー「海の向こうからは『外敵』が迫り、ブリテンの中でも政情は不安定だというのに!!」
ランスロット「ふん。憤るのは結構だが、おそらくマーリン辺りはこの構造を予見していたと思うぞ」
アーサー「どういう意味だ」
ランスロット「技術の革新には適度な危機感が有効、という訳さ」
アーサー「わざと対立構造を作る事で、相手に勝つための技術を自然と開発しようとする」
ランスロット「模擬戦で牙を折られる程度の王では『外敵』には勝てない。自然淘汰を繰り返して強い候補を育てたい、といったところか?」
アーサー「マーリンめ……」
ランスロット「貴公ら人間にとって、妖精に作られた騎士は異様に見えるかもしれんが」
ランスロット「人間という生き物も、騎士からすれば相当なものだぞ?」
アーサー「……」
ランスロット「ふっ。そこで憤る程度の人間性が残っているから、貴公はマシな方だと言ったのだ」
ランスロット「さて、楽しい共食いの時間だ。 適度な危機感とやらで、ブリテンを育てるとしようか」
フェイ「『外敵』の侵攻の準備が、また整えられているようです」
アーサー「何故こうも『外敵』はブリテンを求める? ヤツらの大陸の方がよほど広大であろうに」
マーリン「魔法資源の問題じゃな」
アーサー「魔法資源?」
マーリン「ブリテンでは当たり前のように魔法が使えるが、『外敵』の大陸はそうはいかん」
フェイ「私達のような妖精も、大陸では十分な活動ができません。ブリテンの森や遺跡に多数いる妖精も、戦に出せば力は半減するでしょう」
アーサー「何故だ? 何故、『外敵』は魔法を使えない?」
マーリン「『外敵』はワシらより優れた工学技術を持つが、それが環境汚染に繋がった」
マーリン「妖精は森や遺跡を好むが、ブリテンの森のいくつかは、魔法の力を振りまくために作られた『断絶の時代』製じゃ」
マーリン「元々は植物園のようなものだったようじゃが、今では普通の森と混ざり合って区別がつかなくなっているがのう」
マーリン「これは一例じゃ。他にも、火山、河川、砂丘、平原、それらも『断絶の時代』が関わっておる」
マーリン「何処にでも転がっているものが魔法の力を支えており、『外敵』の大陸にはそれがないのじゃ」
アーサー「『外敵』はその事に……?」
マーリン「気づいておらぬさ。せいぜい、ワシらが特殊な技術を持っているとでも思っておるのじゃろう」
フェイ「『外敵』の魔法と言えば、せいぜい古来から生き続けてきた『ドラゴン』を飼い慣らして使用させる強力なブレス程度のものです」
フェイ「人間が直接使う魔法の技術など伝わっていないと思われます」
マーリン「おまけに、その『ドラゴン』も巨体を維持するために、大量の食物を必要とする」
マーリン「彼らは『ドラゴン』を救国の象徴にしているようじゃが、実際、大陸の森や山を切り崩しているのは『ドラゴン』じゃ」
アーサー「向こうも向こうで追い詰められている訳か」
マーリン「じゃが、侵略者に付き合う義理はない」
マーリン「せいぜい、ブリテンをあのような形にしないよう、反面教師として参考にするぐらいじゃな」
*負けイベント ワンパンでも次に進む
緑の騎士
策謀
その剣は誰のためにあるか
*負けイベント ワンパンでも次に進む
*1 攻撃(約10000ダメージ)を3回耐えれば勝利 *2 攻撃(約12000ダメージ)を5回耐えれば勝利
*負けイベント ワンパンでも次に進む
- 大まかな内容は「剣術の城」「技巧の場」「魔法の派」のどれでも大体同じようですが、
細かい部分がそれぞれ微妙に異なっているようです。 - それぞれのシナリオにはレベル制限があり、プレイヤーが必要レベルに達するとストーリーを進めることができます。
- シナリオバトルが発生する場合、バトル直前にBC(BattleCost)が全回復し、そこから通常と同じようにBCを消費します。
シナリオバトルで負けた場合、再挑戦する際にBC全回復のサポートはありませんが、前回までの与ダメージは継続されます。
- 報酬は各章の一節をクリアする毎に発生します。
- 報酬内容は基本となる「絆P(ポイント)」「EXP(経験値)」「Gold(ゴールド)」の他に
「AP(ActionPoint)回復薬」「BC(BattleCost)回復薬」「ガチャチケット」などがあり、
それぞれのシナリオで得られる報酬が異なります。 - 各シナリオバトルにはそれぞれ規定の制限時間があり、
制限時間内に勝利すると、通常報酬とは別にプレゼントボックスにボーナスが追加されます。
シナリオバトルで何度負けても、制限時間内に倒せさえすればボーナスは発生します。
No | 題名 | 必要 Lv | 報酬 | 戦闘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
敵名称 | HP | |||||
1 | 名乗りを上げたのは | |||||
2 | 湖にたゆたうは神秘 | |||||
3 | 湖の騎士 | |||||
4 | 外敵と魔法資源 | |||||
5 | カメリアド救国 | |||||
6 | 姫君グィネヴィアの乱心 | |||||
7 | 一人歩きしていく恩 | |||||
8 | 難敵 |
テキスト(ネタバレ)
フェイ「すごい!! 本当に抜いちゃいました! という事はやはり……」
アーサー「ふむ。こんなもので良いのか」
フェイ「はい、はい! それはもう!! 間違いありません。あなた様こそがブリテンを統べる竜の王!」
フェイ「98万3067番目にエクスカリバーを抜いたアーサー様です!!」
アーサー「………………………………………」
アーサー「ハッ!? な、何だ。今おかしな記憶の空白が。今そなたは何と言ったのだ?」
フェイ「はあ。ですから、あなた様こそが98万3067番目にエクスカリバーを抜いたと」
マーリン「何じゃ。まだそんな『ご挨拶』で頓着しておったのか」
アーサー「マーリンよ、何かがおかしい。エクスカリバーとはそんなにスポスポ抜けて良いものではないだろう!?」
マーリン「じゃが1本でなければならないというルールも特にない」
マーリン「あの剣は王の器を量る天秤じゃが、適合者が現に複数いるのじゃから仕方がないじゃろう」
アーサー「それにしたって多すぎる!!」
フェイ「それよりも」
アーサー「ブリテンの王を決める儀式を『それよりも』とはどういう了見だ!!」
マーリン「とはいえ、ブリテンの守護者となったからにはやらねばならぬ事がある」
マーリン「……『外敵』のお待ちかねじゃ」
マーリン「必要になるから先に渡しておく。これが円卓模型じゃ」
アーサー「……何だ。この小さな円盤は?」
マーリン「騎士の力を使うためのもの。カードをセットして使用するのじゃ」
フェイ「騎士カードは強い者から順にセットされます。あとで自分で編集することも可能ですよ」
アーサー「必要になる、とは?」
マーリン「来ているのじゃよ。『外敵』が」
フェイ「キャメロット近辺、南方の海から多数の『外敵』が上陸しようとしています」
フェイ「至急海岸線へ向かい、上陸しようとする『外敵』の排除をお願いします」
マーリン「『外敵』の戦力は極めて強力じゃ。あれがブリテンの中へ放たれれば、民衆などひとたまりもないじゃろう」
フェイ「彼らを守るためにも、海岸線は必ず死守してください。 よろしくお願いします」
アーサー「先代の王ウーサーは偉大な傑物だった」
アーサー「しかしその王はもういない。ウーサーの消失により、1つにまとまりかけていたブリテンは再び乱世の時代へと突入した」
アーサー「これを好機と見た者がいる」
アーサー「今までウーサーに押し返されていた者。海の向こうの大陸に居を構える巨大勢力」
アーサー「いわゆる、『外敵』である」
アーサー「またウジャウジャと……!! ここから押し返せるか!?」
マーリン(通信)「普通にやれば難しい」
マーリン(通信)「だが忘れたか。お主はあのエクスカリバーを抜いた王なのだ。王には王の戦い方がある。今からそれを叩き込んでおけ」
アーサー「何とか……押し返したか!?」
アーサー「それにしても、周りにいるのはみんなエクスカリバーを抜いたのか!?」
マーリン(通信)「その頂点に立たねば真の王にはなれん。精進するのは当然じゃが、その前にまず生き残れ。次が来るぞ!!」
アーサー「はぁ……はぁ!!いけるぞ、このエクスカリバーなら!あの『外敵』を、本当に押し返す事が……」
フェイ(通信)「南方の海上より強力な反応があります!おそらくは『ドラゴン』です!!」
フェイ(通信)「魔力の数値から算出して2等級!伏せてください!」
アーサー「は……?」
アーサー「ぐわああああああああああ!?」
フェイ(通信)「海岸線に展開中のエクスカリバーの反応がごっそり消えています!多数の『アーサー』の死亡を確認!!」
マーリン(通信)「やはり、まだ足りぬか……!!」
アーサー「どう、なっている?」
アーサー「私達は、エクスカリバーを抜いたのだぞ……?それが、どうして、どうしてこんな一薙ぎで……!!」
フェイ(通信)「2等級『ドラゴン』より反応あり!来ます!」
アーサー「く……!!」
アーサー「……」
アーサー「……何だ?」
マーリン(通信)「引き返していくようじゃな」
マーリン(通信)「あれだけ巨大な『ドラゴン』じゃ。手懐ける側も苦労させられるのじゃろう。暴走して自軍を薙ぎ払われても困るじゃろうしな」
アーサー「あれが……私達が戦う敵」
アーサー「『外敵』……」
フェイ「ひとまず、『外敵』は海岸線から撤退しました。ご苦労様です」
フェイ「味方の犠牲も少なくありませんでしたが、最悪の事態だけは避けられたと言えるでしょう」
フェイ「アーサー様も、しばしのご休息を。以上です」
マーリン「アーサー、話がある」
アーサー「今度は何だ……?」
アーサー「王などという言葉で人を誘い出し、あんな戦いの消耗品にして」
マーリン「その話とも関係はある。剣を振るうだけが王の仕事ではないという話じゃ」
マーリン「アーサー、お主には暫定的な王の職務として、1つの街を治めてもらうと前に言ったな」
マーリン「そちらをおろそかにしてもらっても困る。というより、王1人が戦場で暴れるだけで『外敵』に勝てるとは思うな」
マーリン「結局、王だけが強大な力を得たところで、国家と国家がぶつかる今回の戦争には勝利できん」
アーサー「国の隅々の民衆の力、その全てを底上げさせる事で、『外敵』を押し返すという訳か」
フェイ「それに、これはアーサー様にとってもプラスになります」
フェイ「アーサー様は『円卓模型』に登録した騎士を、エクスカリバーで指揮しているはずですが」
フェイ「その力も、街の発展と切れない関係にありますからね」
アーサー「どういう意味だ?」
マーリン「ついてくれば分かる。 まさか、お主もあの騎士達がただの人間とは思っておるまい」
アーサー「ちょっと待て。『湖』で作るとか合成とかいう言葉は聞いたが、そもそも騎士とは一体何なのだ?」
アーサー「人間じゃ……ない?」
マーリン「アーサー。お主は『断絶の時代』についてどれくらい知っておる?」
アーサー「今から何百年も前に滅んだ文明、とぐらいには。今でも、森や海底には当時の遺跡が残ると聞くが」
マーリン「人と妖精とが完全な共存関係を築き、数々の精密機器を妖精の力で管理していた時代じゃな」
マーリン「今の『湖』は、その遺跡の1つじゃ。不完全じゃが、ワシの手で修復した」
アーサー「なん、だと? では……」
マーリン「『湖』を操るフェイについても手を加えてある」
マーリン「本来の妖精なら、あんな風に『人間にも分かる』ようなやり取りは行えん。ブリテンに住む者なら分かるじゃろう」
アーサー「『湖』とは、何なのだ」
マーリン「『湖』自体は使い方次第でいくらでも応用はできる。エクスカリバーを作ったのもここじゃ」
マーリン「騎士製造に使う場合は、設計図を基に命を作る装置として機能させる」
マーリン「元々、ブリテン中の王や英傑から『因子』はかき集めていた。結局、その後の内紛で有効に活用する機会は失われたがな」
アーサー「その『因子』を使い、妖精の操る太古の装置で製造された……騎士」
フェイ「製造された騎士は、王や英傑の性質をベースに、私達の技術で人間を超えた肉体を与えられます」
アーサー「『外敵』の事など言えた義理ではない……」
アーサー「こんなものにまで手を染めねば戦もできぬのか!!」
マーリン「それが現実じゃ」
マーリン「嫌なら一刻も早く、この戦争を終わらせるしかない。それができるのは、ワシではなく王たるお主であろうな」
ランスロット「貴公がアーサーか」
アーサー「そなたは?」
ランスロット「ランスロット。湖の騎士などと呼ばれている。心配するな。貴公やエクスカリバーに難癖をつけるつもりはない。」
ランスロット「『枠組み』に組み込まれた以上は指示には従うさ。他の王に比べれば、貴公はまだマシな方であろうしな」
アーサー「他の王……? そうだ、私以外のアーサーはどうなっている? 共に力を合わせられれば少しは……」
ランスロット「潰し合っている」
アーサー「は……?」
ランスロット「潰し合っていると言ったのだ」
ランスロット「そもそも、ブリテンの王など1人しかなれぬ。エクスカリバーが何本あろうが、それを何人抜こうが、最後に王となるのは1人なのだ」
ランスロット「となれば、多数のアーサー達が何をするかは明白だろう」
アーサー「仲間同士で争っているのか……?」
ランスロット「マーリンのヤツは模擬戦だとか何とか言っていたがな。戦力や技術力の誇示にはもってこいの状況だ」
ランスロット「隙あらば他の候補を叩き潰し、牙を折る。他の王やその技術力を吸収できればますます勢力を拡大できる、という魂胆さ」
アーサー「海の向こうからは『外敵』が迫り、ブリテンの中でも政情は不安定だというのに!!」
ランスロット「ふん。憤るのは結構だが、おそらくマーリン辺りはこの構造を予見していたと思うぞ」
アーサー「どういう意味だ」
ランスロット「技術の革新には適度な危機感が有効、という訳さ」
アーサー「わざと対立構造を作る事で、相手に勝つための技術を自然と開発しようとする」
ランスロット「模擬戦で牙を折られる程度の王では『外敵』には勝てない。自然淘汰を繰り返して強い候補を育てたい、といったところか?」
アーサー「マーリンめ……」
ランスロット「貴公ら人間にとって、妖精に作られた騎士は異様に見えるかもしれんが」
ランスロット「人間という生き物も、騎士からすれば相当なものだぞ?」
アーサー「……」
ランスロット「ふっ。そこで憤る程度の人間性が残っているから、貴公はマシな方だと言ったのだ」
ランスロット「さて、楽しい共食いの時間だ。 適度な危機感とやらで、ブリテンを育てるとしようか」
フェイ「『外敵』の侵攻の準備が、また整えられているようです」
アーサー「何故こうも『外敵』はブリテンを求める? ヤツらの大陸の方がよほど広大であろうに」
マーリン「魔法資源の問題じゃな」
アーサー「魔法資源?」
マーリン「ブリテンでは当たり前のように魔法が使えるが、『外敵』の大陸はそうはいかん」
フェイ「私達のような妖精も、大陸では十分な活動ができません。ブリテンの森や遺跡に多数いる妖精も、戦に出せば力は半減するでしょう」
アーサー「何故だ? 何故、『外敵』は魔法を使えない?」
マーリン「『外敵』はワシらより優れた工学技術を持つが、それが環境汚染に繋がった」
マーリン「妖精は森や遺跡を好むが、ブリテンの森のいくつかは、魔法の力を振りまくために作られた『断絶の時代』製じゃ」
マーリン「元々は植物園のようなものだったようじゃが、今では普通の森と混ざり合って区別がつかなくなっているがのう」
マーリン「これは一例じゃ。他にも、火山、河川、砂丘、平原、それらも『断絶の時代』が関わっておる」
マーリン「何処にでも転がっているものが魔法の力を支えており、『外敵』の大陸にはそれがないのじゃ」
アーサー「『外敵』はその事に……?」
マーリン「気づいておらぬさ。せいぜい、ワシらが特殊な技術を持っているとでも思っておるのじゃろう」
フェイ「『外敵』の魔法と言えば、せいぜい古来から生き続けてきた『ドラゴン』を飼い慣らして使用させる強力なブレス程度のものです」
フェイ「人間が直接使う魔法の技術など伝わっていないと思われます」
マーリン「おまけに、その『ドラゴン』も巨体を維持するために、大量の食物を必要とする」
マーリン「彼らは『ドラゴン』を救国の象徴にしているようじゃが、実際、大陸の森や山を切り崩しているのは『ドラゴン』じゃ」
アーサー「向こうも向こうで追い詰められている訳か」
マーリン「じゃが、侵略者に付き合う義理はない」
マーリン「せいぜい、ブリテンをあのような形にしないよう、反面教師として参考にするぐらいじゃな」
マーリン「我々が『外敵』に後れを取った理由の一端に、エクスカリバー、円卓、そして騎士の同調に問題があることが判明した」
マーリン「そこで円卓を管理する一族の者をここに召集し、円卓の再調整を願いたいのじゃが」
フェイ「この一族はブリテン中央、カメリアド領を治めているのですが、その土地を巡ってリエンス王の軍が侵攻作戦を展開しています」
フェイ「リエンス王を退かせなければ、かの一族も協力どころではないでしょう」
マーリン「目的は円卓の現管理者である、王女グィネヴィアの救出」
マーリン「『外敵』と戦うためにも、彼女の協力は必須じゃ」
マーリン「肝に銘じろ。以上じゃ」
ランスロット「効率主義の弊害か。マーリンという男も無粋だな」
ランスロット「暴君に襲われる危難の国から姫君を救い出すのだ。他に理由などいるか」
アーサー「あれは、ああいう言い訳をしなくては善行を積めない人間なのだろう」
アーサー「内心では姫君の身を案じ、私たちにカメリアド救国を命じたのだろうさ」
ランスロット「ふっ。あの効率主義の魔法使いにそんな愛嬌があればいいのだがな。まあ良い」
ランスロット「暴君のリエンス王とやらに、騎士道の何たるかを叩き込んでやろう」
リエンス兵1「うわあ!?」
リエンス兵2「ぞっ、増援です!!カメリアドの正規軍ではありません!!」
リエンス「いったいどこの誰が……!?」
ランスロット「キャメロット軍のランスロットさ、と言いたいところだが」
ランスロット「名乗れよ、ブリテンの王となる者。名を轟かせる相手は役不足だが、踏み台としては良い高さだろう」
リエンス「き、さま……!!この俺を、リエンス王と知って口を開くか!!」
ランスロット「エクスカリバーも抜けぬ程度の王に興味はない。貴公は今から貴公を塗り潰す王の名を胸に刻むが良い」
アーサー「我が名はアーサー」
アーサー「領地欲しさにカメリアドを襲い、嘆く姫君へ刃を向けるのを覇道と称する暴君よ」
アーサー「王の器を量る剣がそれを認めるか否か、今からその目に焼き付けよ!!」
リエンス「はぁ……はぁ……!!あの子は11人の支配者への良い土産になると思ったのに」
リエンス「た、退却する!!お前達は時間を稼げ!王の命を担っているのだぞ!!死を賭してでも必ず守れ!!」
アーサー「逃げた……か。それにしても、あれでは臣下も不憫だろうに」
ランスロット「追うか?」
アーサー「いいや、領地と姫君を守れればそれでよしとする」
アーサー「……あれで命を散らしては、向こうの兵にも申し訳が立たん」
フェイ「リエンス王とその軍勢が、カメリアド領から撤退するのを確認しました。我々と同盟関係を築けば、しばらくは手出ししてこないでしょう」
マーリン「グィネヴィアも無事じゃ」
マーリン「ご苦労じゃった。次も頼むぞ」
マーリン「そこで円卓を管理する一族の者をここに召集し、円卓の再調整を願いたいのじゃが」
フェイ「この一族はブリテン中央、カメリアド領を治めているのですが、その土地を巡ってリエンス王の軍が侵攻作戦を展開しています」
フェイ「リエンス王を退かせなければ、かの一族も協力どころではないでしょう」
マーリン「目的は円卓の現管理者である、王女グィネヴィアの救出」
マーリン「『外敵』と戦うためにも、彼女の協力は必須じゃ」
マーリン「肝に銘じろ。以上じゃ」
ランスロット「効率主義の弊害か。マーリンという男も無粋だな」
ランスロット「暴君に襲われる危難の国から姫君を救い出すのだ。他に理由などいるか」
アーサー「あれは、ああいう言い訳をしなくては善行を積めない人間なのだろう」
アーサー「内心では姫君の身を案じ、私たちにカメリアド救国を命じたのだろうさ」
ランスロット「ふっ。あの効率主義の魔法使いにそんな愛嬌があればいいのだがな。まあ良い」
ランスロット「暴君のリエンス王とやらに、騎士道の何たるかを叩き込んでやろう」
リエンス兵1「うわあ!?」
リエンス兵2「ぞっ、増援です!!カメリアドの正規軍ではありません!!」
リエンス「いったいどこの誰が……!?」
ランスロット「キャメロット軍のランスロットさ、と言いたいところだが」
ランスロット「名乗れよ、ブリテンの王となる者。名を轟かせる相手は役不足だが、踏み台としては良い高さだろう」
リエンス「き、さま……!!この俺を、リエンス王と知って口を開くか!!」
ランスロット「エクスカリバーも抜けぬ程度の王に興味はない。貴公は今から貴公を塗り潰す王の名を胸に刻むが良い」
アーサー「我が名はアーサー」
アーサー「領地欲しさにカメリアドを襲い、嘆く姫君へ刃を向けるのを覇道と称する暴君よ」
アーサー「王の器を量る剣がそれを認めるか否か、今からその目に焼き付けよ!!」
リエンス「はぁ……はぁ……!!あの子は11人の支配者への良い土産になると思ったのに」
リエンス「た、退却する!!お前達は時間を稼げ!王の命を担っているのだぞ!!死を賭してでも必ず守れ!!」
アーサー「逃げた……か。それにしても、あれでは臣下も不憫だろうに」
ランスロット「追うか?」
アーサー「いいや、領地と姫君を守れればそれでよしとする」
アーサー「……あれで命を散らしては、向こうの兵にも申し訳が立たん」
フェイ「リエンス王とその軍勢が、カメリアド領から撤退するのを確認しました。我々と同盟関係を築けば、しばらくは手出ししてこないでしょう」
マーリン「グィネヴィアも無事じゃ」
マーリン「ご苦労じゃった。次も頼むぞ」
グィネヴィア「あなたがアーサーですの?」
アーサー「そうだが……」
グィネヴィア「私がグィネヴィア。カメリアド領の王女です」
マーリン「円卓の管理者がいれば、エクスカリバー、円卓、騎士の同調の不具合も解消されよう」
アーサー「正直、不具合など実感できないのだが……。直せるのか?」
グィネヴィア「ちょちょいのちょいでしてよ。というか、マーリン。アレンジするにしても、随分と雑な方法を選びましたわね」
マーリン「数を揃える方が先決じゃった。何しろ、アーサーの数が予想以上に増えたものでな」
マーリン「しかし、これはこれで利点もある。キャメロットの円卓と各々のアーサーが持つ円卓模型に優劣はない」
マーリン「つまり、完璧に円卓の騎士を壊滅させたければ全てのアーサーを殺し切らねばならぬという訳じゃ」
グィネヴィア「(んん? ですけど、それでは円卓同士で競合が起こらないものかしら……?)」
アーサー「どうなのだ。直るのか?」
グィネヴィア「ですからちょちょいのちょいと言いました。それよりも……」
アーサー「?」
グィネヴィア「まずは1発ぶん殴らせてくださいませ」
フェイ「きゃあ!! アーサー様になんて事を! しかも1発じゃねえし!!」
マーリン「あまりの事態に声も出なくなっておるな」
グィネヴィア「お黙りなさい。 アーサー、そこのアーサー。 あなたはカメリアドへ攻め込んだリエンス王を見逃したそうですね?」
グィネヴィア「な・ん・で! きっちり殺さねえんだよ!!」
グィネヴィア「自らの手を汚すのが怖いかわい子ちゃんですの? だったらこっちで兵を差し向けさせろっていうんですのよ!!」
グィネヴィア「敵はきっちり斬る!! 脅威は完全に取り去る!そこからお勉強が必要なんですのこのぼんくらアーサーは!?」
ランスロット「待つのだ、いたいけな暴君よ。あれはリエンス王ではなく、やむなくその下で働いている者のための気遣いであった」
ランスロット「姫の君に騎士の道理は理解できぬかもしれないが、アーサーは王の器を立派に示したのだぞ」
グィネヴィア「しゃしゃり出るなナルシストめ!!」
ランスロット「見た目から凄まじい偏見を持たれているだと!?」
グィネヴィア「ぶん。まぁ良いですわ」
グィネヴィア「……考え方を改めましょう。お楽しみが増えたと思えばよろしいんですのよね」
ランスロット「(……またとんでもない姫君へ手を差し伸べたものだな、王よ)」
アーサー「(……女性の独立が叫ばれていうのは分かるが、あの方向へ立ち上がるのは正解なのか?)」
グィネヴィア「聞こえていますわよ?」
アーサー・ランスロット「ひい!?」
アーサー「そうだが……」
グィネヴィア「私がグィネヴィア。カメリアド領の王女です」
マーリン「円卓の管理者がいれば、エクスカリバー、円卓、騎士の同調の不具合も解消されよう」
アーサー「正直、不具合など実感できないのだが……。直せるのか?」
グィネヴィア「ちょちょいのちょいでしてよ。というか、マーリン。アレンジするにしても、随分と雑な方法を選びましたわね」
マーリン「数を揃える方が先決じゃった。何しろ、アーサーの数が予想以上に増えたものでな」
マーリン「しかし、これはこれで利点もある。キャメロットの円卓と各々のアーサーが持つ円卓模型に優劣はない」
マーリン「つまり、完璧に円卓の騎士を壊滅させたければ全てのアーサーを殺し切らねばならぬという訳じゃ」
グィネヴィア「(んん? ですけど、それでは円卓同士で競合が起こらないものかしら……?)」
アーサー「どうなのだ。直るのか?」
グィネヴィア「ですからちょちょいのちょいと言いました。それよりも……」
アーサー「?」
グィネヴィア「まずは1発ぶん殴らせてくださいませ」
フェイ「きゃあ!! アーサー様になんて事を! しかも1発じゃねえし!!」
マーリン「あまりの事態に声も出なくなっておるな」
グィネヴィア「お黙りなさい。 アーサー、そこのアーサー。 あなたはカメリアドへ攻め込んだリエンス王を見逃したそうですね?」
グィネヴィア「な・ん・で! きっちり殺さねえんだよ!!」
グィネヴィア「自らの手を汚すのが怖いかわい子ちゃんですの? だったらこっちで兵を差し向けさせろっていうんですのよ!!」
グィネヴィア「敵はきっちり斬る!! 脅威は完全に取り去る!そこからお勉強が必要なんですのこのぼんくらアーサーは!?」
ランスロット「待つのだ、いたいけな暴君よ。あれはリエンス王ではなく、やむなくその下で働いている者のための気遣いであった」
ランスロット「姫の君に騎士の道理は理解できぬかもしれないが、アーサーは王の器を立派に示したのだぞ」
グィネヴィア「しゃしゃり出るなナルシストめ!!」
ランスロット「見た目から凄まじい偏見を持たれているだと!?」
グィネヴィア「ぶん。まぁ良いですわ」
グィネヴィア「……考え方を改めましょう。お楽しみが増えたと思えばよろしいんですのよね」
ランスロット「(……またとんでもない姫君へ手を差し伸べたものだな、王よ)」
アーサー「(……女性の独立が叫ばれていうのは分かるが、あの方向へ立ち上がるのは正解なのか?)」
グィネヴィア「聞こえていますわよ?」
アーサー・ランスロット「ひい!?」
No | 題名 | 必要 Lv | 報酬 | 戦闘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
敵名称 | HP | |||||
1 | 緊急事態 | 16 | 150絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | 1戦目 | リエンス兵 | ? |
2戦目 | リエンス兵 | ? | ||||
2 | 誤算 | 200絆P/300Gold | - | |||
3 | オークニー攻城戦 | 17 | 250絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | 1戦目 | ロット兵 | 51888 |
2戦目 | ロット兵 | 51888 | ||||
4 | その執念の正体は | 300絆P/200EXP/1500Gold BONUS:2000絆P、ガチャチケット | 1戦目 | モルゴース | 71760 | |
2戦目 | モルゴース | 75072 | ||||
5 | VSエクスカリバー | 18 | 350絆P/300EXP/2000Gold BONUS:1000絆P×3、ガチャチケット | 1戦目 | ロット | 71760 |
2戦目 | ロット | 75072 | ||||
3戦目 | ロット | 78384 | ||||
6 | 残ったものの後始末 | ガチャチケット/300Gold | - |
No | 題名 | 必要 Lv | 報酬 | 戦闘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
敵名称 | HP | |||||
1 | そもそもの脅威 | 20 | 200絆P/300EXP/2000Gold BONUS:1000絆P×2、ガチャチケット | 1戦目 | ドラゴン1等級 | 78384 |
2戦目 | ドラゴン1等級 | 81696 | ||||
3戦目 | ドラゴン1等級 | 88320 | ||||
2 | 分かたれる結末までの過程 | 250絆P/300Gold | - | |||
3 | 再会がもたらす疑問 | 21 | 300絆P/300Gold | - | ||
4 | 戴冠作戦 | 350絆P/300Gold | - | |||
5 | 払拭のための突撃 | 22 | 100EXP/1000Gold BONUS:400絆P プレゼント:2000絆P | 1戦目 | ニムエ | 91632 |
6 | 敵はどこにいる | 100EXP/1000Gold BONUS:ガチャチケット プレゼント:2000絆P | 1戦目 | コンスタンティン | 91632 |
No | 題名 | 必要 Lv | 報酬 | 戦闘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
敵名称 | HP | |||||
1 | 妖精コミュニケーション | 24 | 250絆P/300Gold | - | ||
2 | 磨かれるは竜の牙 | 300絆P/200EXP/1500Gold BONUS:ガチャチケット プレゼント:2000絆P | 1戦目 | 第二型メリオット | 94944 | |
2戦目 | 特異型ハンニバル | 98256 | ||||
3 | 席巻する白き竜 | 25 | 350絆P/300Gold | - | ||
4 | 傍観者の魔女達 | 400絆P/300Gold | - | |||
5 | 憂国の魔法使い | 26 | 450絆P/200EXP/1500Gold プレゼント:ガチャチケット×2 | 1戦目 | 支援型ガネイダ | 101568 |
2戦目 | マーリン | 104880 | ||||
6 | 1つの優しき結末 | 300Gold BONUS:ガチャチケット | - |
No | 題名 | 必要 Lv | 報酬 | 戦闘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
敵名称 | HP | |||||
1 | 夢に見た空の旅 | 30 | 600絆P/300Gold | - | ||
2 | 椅子取りゲーム | 31 | 600絆P/300Gold | - | ||
3 | 甘い蜜への対処 | 32 | 600絆P/300Gold | - | ||
4 | 魔女と紅茶と砂糖菓子 | 33 | 600絆P/300Gold | - | ||
5 | 一線を越える | 34 | 600絆P/300Gold | - | ||
6 | 大義のための共食い | 35 | 600絆P/300EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | 1戦目 | アーサー -魔法の派- | 167440 |
2戦目 | アーサー -技巧の場- | 189520 | ||||
7 | 審判役の見た王の国 | 36 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/1000EXP/300Gold | - |
No | 題名 | 必要 Lv | 報酬 | 戦闘 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
敵名称 | HP | |||||
1 | 乙女のメルヘンには金がかかる | 37 | 600絆P/300Gold | - | ||
2 | 魔女の分離、あるいは複雑化 | 38 | 600絆P/300Gold | - | ||
3 | モルゴースというカード | 39 | 600絆P/300Gold | - | ||
4 | 魔女の訪問 | 40 | 600絆P/300EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | 1戦目 | ガウェイン | 196880 |
2戦目 | アーサー -技巧の場- | 218960 | ||||
5 | 崩壊へ繋がる最大の鍵 | 41 | 600絆P/300Gold | - | ||
6 | 求めるのは堅実 | 42 | 600絆P/300Gold | - | ||
7 | 追撃戦 | 43 | 600絆P/300EXP/1500Gold BONUS:2000絆P×2 | 1戦目 | ガウェイン | 196420 |
2戦目 | アーサー -技巧の場- | 229540 | ||||
8 | メレアガンス派の崩壊 | 44 | 600絆P/400EXP/2000Gold BONUS:2000絆P×3 | 1戦目 | アーサー -魔法の派- | 223560 |
2戦目 | ガラハッド | 234600 | ||||
3戦目 | アーサー -魔法の派- | 245640 | ||||
9 | 手を汚すのは | 45 | 600絆P/300Gold | - | ||
10 | 定められていたものの1つ | 46 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/1500EXP/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | VSランスロット | 47 | 800絆P/100EXP/1000Gold BONUS:3000絆P | ランスロット |
2 | 一過性の終わり | 48 | 800絆P/300Gold | - |
3 | 堅牢を手に入れた敵 | 49 | 800絆P/200EXP/1500Gold BONUS:3000絆P×2 | モードレッド兵(286120)、モードレッド兵(288240) |
4 | もう一つの反撃 | 50 | 800絆P/300Gold | - |
5 | 真意 | 51 | 800絆P/300Gold | - |
6 | 毒蛇を喰らう竜王 | 52 | 800絆P/200EXP/1500Gold BONUS:3000絆P×2 | モードレッド兵(310040)、一等級ドラゴン(312340) |
7 | 剣の王、その雌雄 | 53 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300EXP/2000Gold BONUS:ガチャチケット、3000絆P×2 | モードレッド(320160)、モードレッド(326600)、モードレッド(333040) |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 平和を祝う晩餐 | 54 | 1000絆P/300Gold | - |
2 | 女王の生誕 | 55 | 1000絆P/300Gold | - |
3 | 妖精達の理想郷 | 56 | 1000絆P/300Gold | - |
4 | 姫君の誇り | 57 | 1000絆P/300Gold | - |
5 | アヴァロン | 58 | 1000絆P/200EXP/1500Gold BONUS:3000絆P、スーパーチアリー | プーカ(381984)、シェリーコート(384744) |
6 | 正と負を司る女王 | 59 | 1000絆P/300EXP/2000Gold BONUS:3000絆P、ガチャチケット | モーガン(407376)、モーガン=ル=フェイ(9999999)*、モーガン=ル=フェイ(412896) |
7 | 妖精の国との離別 | 60 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 名乗りを上げたのは | |||
2 | 湖にたゆたうは神秘 | |||
3 | 強き光の騎士 | |||
4 | 外敵と魔法資源 | |||
5 | カメリアド救国 | |||
6 | 姫君グィネヴィアの乱心 | |||
7 | 一人歩きしていく恩 | |||
8 | 難敵 |
テキスト(ネタバレ)
リーフェ「ぬっ、抜けた? 抜けたわよエクスカリバー!という事はやはり.....」
アーサー「ま、こんなもんかね」
リーフェ「おおおおお! 勝者の貫禄ってやつね。ともあれこれでアナタに決定! アナタこそがブリテンを統べる竜の王」
リーフェ「98万3067番目に登録されたキングアーサーよ!」
アーサー「.....................」
アーサー「ちょ、待っ....根本的に質問したい事があるんだけど」
リーフェ「何かしら」
アーサー「98万さんぜん...何だっけ? 何でそんなにアーサーがいるの!?」
リーフェ「はあ。だからアナタが98万3067番目にあの剣を抜いたって事なんだけど」
マーリン「何じゃ。 まだこんな『ご挨拶』で頓着しておったのか」
アーサー「ちょっとマーリンどうなってんの!?アンタのチェスはキングで盤面が埋め尽くされてんのか!」
マーリン「駒の数など気にするな。現実の戦争でポーンが8人でも困るじゃろう」
マーリン「そもそも、エクスカリバーは1本きりなんてルールも特にないんじゃしな」
マーリン「あの剣は王の器を量る天秤じゃが、適合者が現に複数いるのじゃから仕方がないじゃろう」
アーサー「ブリテンの王って管理職じゃないよね?」
リーフェ「それよりも」
アーサー「それよりもじゃねぇ! こっちは割と人生がかかってんのよ!!」
マーリン「とはいえ、ブリテンの守護者となったからにはやらねばならぬ事がある」
マーリン「....『外敵』のお待ちかねじゃ」
マーリン「必要になるから先に渡しておく。これが円卓模型じゃ」
アーサー「名にこれ?円盤?」
マーリン「騎士の力を使うためのもの。カードをセットして使用するのじゃ」
リーフェ「騎士カードは強い者から順にセットされるわ。あとで自分で編集することも可能よ」
アーサー「必要になる、ってのは?」
マーリン「来ているのじゃよ。『外敵』が」
リーフェ「キャメロット近辺、南方の海から多数の『外敵』が上陸しようとしているわ」
リーフェ「至急海岸線に向かい、上陸しようとする『外敵』を排除して」
マーリン「『外敵』の戦力は極めて強力じゃ。あれがブリテンの中に放たれれば、民衆などひとたまりもないじゃろう」
リーフェ「彼らを守るためにも海岸線は必ず死守する事。それじゃ王様、後はよろしく」
アーサー「先代の王ウーサーは、まぁまともな王だった」
アーサー「だがその王は死んだ。まとまりつつあった、かつてのブリテンはもう存在しない」
アーサー「これをチャンスと考えるヤツは当然出てくる」
アーサー「今までウーサーに押し返されていた者。海の向こうの大陸に居を構える巨大勢力」
アーサー「いわゆる、『外敵』って連中ね」
アーサー「またウジャウジャと!! いつから王様ってのはゴミ掃除を任されるようになったのよ!?」
マーリン(通信)「普通にやれば難しい」
マーリン(通信)「だが忘れたか。お主はあのエクスカリバーを抜いた王なのだ。王には王の戦い方がある。今からそれを叩き込んでおけ」
アーサー「だー、もう面倒臭い」
アーサー「周りみんな剣を抜いた連中でしょ。死んだふりして連中に任せたいんだけど」
マーリン(通信)「その頂点に立たねば真の王にはなれん。精進するのは当然じゃが、その前にまず生き残れ、次が来るぞ!!」
アーサー「はぁ、はぁ、!! ち、ちくしょう、人気取りってのも大変ね! でもこの剣なら、あるいは本当に『外敵』を....」
リーフェ(通信)「南方の海上より強力な反応あり! おそらくは『ドラゴン』よ!!」
リーフェ(通信)「魔力の数値から算出して2等級! 急いで伏せて!!」
アーサー「もう逃げたい!!」
アーサー「ぐわああああああああああ!?」
リーフェ(通信)「ひ、ひいい!? か、海岸線のエクスカリバーの反応がまとめて消えて....!! た、た、多数のアーサーの死亡を確認!!」
マーリン(通信)「やはり、まだ足りぬか....!!」
アーサー「どっちが、ゴミ掃除だ....?」
アーサー「私達は、エクスカリバーを抜いたのよ....? くそ、それを落ち葉を掃くように!!」
リーフェ「2等級『ドラゴン』より反応あり! 攻撃態勢よ!」
アーサー「く....!!」
アーサー「....」
アーサー「....何だ?」
マーリン(通信)「引き返していくようじゃな」
マーリン(通信)「あれだけ巨大な『ドラゴン』じゃ。手懐ける側も苦労させられるのじゃろう。暴走して自軍を薙ぎ払われても困るじゃろうしな」
アーサー「あれが....敵」
アーサー「くそったれの『外敵』!」
リーフェ「ひとまず、『外敵』は海岸線から撤退したわ。ご苦労様」
リーフェ「味方の犠牲も、うっぷ、少なくなかったけど、最悪の事態だけは避けられたと言えるわね」
リーフェ「アーサーも、しばしの休憩を。以上よ」
アーサー「ま、こんなもんかね」
リーフェ「おおおおお! 勝者の貫禄ってやつね。ともあれこれでアナタに決定! アナタこそがブリテンを統べる竜の王」
リーフェ「98万3067番目に登録されたキングアーサーよ!」
アーサー「.....................」
アーサー「ちょ、待っ....根本的に質問したい事があるんだけど」
リーフェ「何かしら」
アーサー「98万さんぜん...何だっけ? 何でそんなにアーサーがいるの!?」
リーフェ「はあ。だからアナタが98万3067番目にあの剣を抜いたって事なんだけど」
マーリン「何じゃ。 まだこんな『ご挨拶』で頓着しておったのか」
アーサー「ちょっとマーリンどうなってんの!?アンタのチェスはキングで盤面が埋め尽くされてんのか!」
マーリン「駒の数など気にするな。現実の戦争でポーンが8人でも困るじゃろう」
マーリン「そもそも、エクスカリバーは1本きりなんてルールも特にないんじゃしな」
マーリン「あの剣は王の器を量る天秤じゃが、適合者が現に複数いるのじゃから仕方がないじゃろう」
アーサー「ブリテンの王って管理職じゃないよね?」
リーフェ「それよりも」
アーサー「それよりもじゃねぇ! こっちは割と人生がかかってんのよ!!」
マーリン「とはいえ、ブリテンの守護者となったからにはやらねばならぬ事がある」
マーリン「....『外敵』のお待ちかねじゃ」
マーリン「必要になるから先に渡しておく。これが円卓模型じゃ」
アーサー「名にこれ?円盤?」
マーリン「騎士の力を使うためのもの。カードをセットして使用するのじゃ」
リーフェ「騎士カードは強い者から順にセットされるわ。あとで自分で編集することも可能よ」
アーサー「必要になる、ってのは?」
マーリン「来ているのじゃよ。『外敵』が」
リーフェ「キャメロット近辺、南方の海から多数の『外敵』が上陸しようとしているわ」
リーフェ「至急海岸線に向かい、上陸しようとする『外敵』を排除して」
マーリン「『外敵』の戦力は極めて強力じゃ。あれがブリテンの中に放たれれば、民衆などひとたまりもないじゃろう」
リーフェ「彼らを守るためにも海岸線は必ず死守する事。それじゃ王様、後はよろしく」
アーサー「先代の王ウーサーは、まぁまともな王だった」
アーサー「だがその王は死んだ。まとまりつつあった、かつてのブリテンはもう存在しない」
アーサー「これをチャンスと考えるヤツは当然出てくる」
アーサー「今までウーサーに押し返されていた者。海の向こうの大陸に居を構える巨大勢力」
アーサー「いわゆる、『外敵』って連中ね」
アーサー「またウジャウジャと!! いつから王様ってのはゴミ掃除を任されるようになったのよ!?」
マーリン(通信)「普通にやれば難しい」
マーリン(通信)「だが忘れたか。お主はあのエクスカリバーを抜いた王なのだ。王には王の戦い方がある。今からそれを叩き込んでおけ」
アーサー「だー、もう面倒臭い」
アーサー「周りみんな剣を抜いた連中でしょ。死んだふりして連中に任せたいんだけど」
マーリン(通信)「その頂点に立たねば真の王にはなれん。精進するのは当然じゃが、その前にまず生き残れ、次が来るぞ!!」
アーサー「はぁ、はぁ、!! ち、ちくしょう、人気取りってのも大変ね! でもこの剣なら、あるいは本当に『外敵』を....」
リーフェ(通信)「南方の海上より強力な反応あり! おそらくは『ドラゴン』よ!!」
リーフェ(通信)「魔力の数値から算出して2等級! 急いで伏せて!!」
アーサー「もう逃げたい!!」
アーサー「ぐわああああああああああ!?」
リーフェ(通信)「ひ、ひいい!? か、海岸線のエクスカリバーの反応がまとめて消えて....!! た、た、多数のアーサーの死亡を確認!!」
マーリン(通信)「やはり、まだ足りぬか....!!」
アーサー「どっちが、ゴミ掃除だ....?」
アーサー「私達は、エクスカリバーを抜いたのよ....? くそ、それを落ち葉を掃くように!!」
リーフェ「2等級『ドラゴン』より反応あり! 攻撃態勢よ!」
アーサー「く....!!」
アーサー「....」
アーサー「....何だ?」
マーリン(通信)「引き返していくようじゃな」
マーリン(通信)「あれだけ巨大な『ドラゴン』じゃ。手懐ける側も苦労させられるのじゃろう。暴走して自軍を薙ぎ払われても困るじゃろうしな」
アーサー「あれが....敵」
アーサー「くそったれの『外敵』!」
リーフェ「ひとまず、『外敵』は海岸線から撤退したわ。ご苦労様」
リーフェ「味方の犠牲も、うっぷ、少なくなかったけど、最悪の事態だけは避けられたと言えるわね」
リーフェ「アーサーも、しばしの休憩を。以上よ」
マーリン「アーサー、話がある」
アーサー「今度は何よ」
アーサー「あんなゴミ掃除はもう真っ平よ。私は今リアルな死んだふりの練習をしてんだから」
マーリン「もう少し時間は有意義に使え。剣を振るう以外の、王の仕事を教えてやる」
マーリン「アーサー、お主には暫定的な王の職務として、1つの街を治めてもらうと前に言ったな」
マーリン「そちらをおろそかにしてもらっても困る。というより、王1人が戦場で暴れるだけで『外敵』に勝てるとは思うな」
マーリン「結局、王だけが強大な力を得たところで、国家と国家がぶつかる今回の戦争には勝利できん」
アーサー「そりゃまー面倒な仕事は周りに押し付けた方が簡単だし、そのためには民衆にも有能になってもらわなきゃね」
リーフェ「アーサーにとってもプラスになる話しよ」
リーフェ「アーサーは『円卓模型』に登録した騎士を、エクスカリバーで指揮しているはずだけど」
リーフェ「その力も、街の発展と切れない関係にあるからね」
アーサー「どういう意味よ?」
マーリン「ついてくれば分かる。 まさか、お主もあの騎士達がただの人間とは思っておるまい」
アーサー「んん? 言われてみれば、騎士って一体何なんだ? 製造とか合成とか説明された気がするけど....」
アーサー「人間じゃ....ない?」
マーリン「アーサー。お主は『断絶の時代』についてどれくらい知っておる?」
アーサー「せいぜい何百年も前に滅んだ文明ってトコぐらい? 森や海底には当時の遺跡が残ってるらしいけど」
マーリン「人と妖精とが完全な共存関係を築き、数々の精密機器を妖精の力で管理していた時代じゃな」
マーリン「今の『湖』は、その遺跡の1つじゃ。不完全じゃが、ワシの手で修復した」
アーサー「冗談でしょ。じゃぁ....」
マーリン「『湖』を操るリーフェについても手を加えてある」
マーリン「本来の妖精なら、あんな風に『人間にも分かる』ようなやり取りは行えん。ブリテンに住む者なら分かるじゃろう」
アーサー「『湖』ってのは何なのよ?」
マーリン「『湖』自体は使い方次第でいくらでも応用はできる。エクスカリバーを作ったのもここじゃ」
マーリン「騎士製造に使う場合は、設計図を基に命を作る装置として機能させる」
マーリン「元々、ブリテン中の王や英傑から『因子』はかき集めていた。結局、その後の内紛で有効に活用する機会は失われたがな」
アーサー「その『因子』を使い、妖精の操る太古の装置で製造された....騎士」
リーフェ「製造された騎士は、王や英傑の性質をベースに、私達の技術で人間を超えた肉体を与えられるわ」
アーサー「こいつはなかなか....」
アーサー「私達も、しっかり『外敵』並みに道を踏み外してんじゃん」
マーリン「それが現実じゃ」
マーリン「嫌なら一刻も早く、この戦争を終わらせるしかない。それができるのは、ワシではなく王たるお主であろうな」
アーサー「今度は何よ」
アーサー「あんなゴミ掃除はもう真っ平よ。私は今リアルな死んだふりの練習をしてんだから」
マーリン「もう少し時間は有意義に使え。剣を振るう以外の、王の仕事を教えてやる」
マーリン「アーサー、お主には暫定的な王の職務として、1つの街を治めてもらうと前に言ったな」
マーリン「そちらをおろそかにしてもらっても困る。というより、王1人が戦場で暴れるだけで『外敵』に勝てるとは思うな」
マーリン「結局、王だけが強大な力を得たところで、国家と国家がぶつかる今回の戦争には勝利できん」
アーサー「そりゃまー面倒な仕事は周りに押し付けた方が簡単だし、そのためには民衆にも有能になってもらわなきゃね」
リーフェ「アーサーにとってもプラスになる話しよ」
リーフェ「アーサーは『円卓模型』に登録した騎士を、エクスカリバーで指揮しているはずだけど」
リーフェ「その力も、街の発展と切れない関係にあるからね」
アーサー「どういう意味よ?」
マーリン「ついてくれば分かる。 まさか、お主もあの騎士達がただの人間とは思っておるまい」
アーサー「んん? 言われてみれば、騎士って一体何なんだ? 製造とか合成とか説明された気がするけど....」
アーサー「人間じゃ....ない?」
マーリン「アーサー。お主は『断絶の時代』についてどれくらい知っておる?」
アーサー「せいぜい何百年も前に滅んだ文明ってトコぐらい? 森や海底には当時の遺跡が残ってるらしいけど」
マーリン「人と妖精とが完全な共存関係を築き、数々の精密機器を妖精の力で管理していた時代じゃな」
マーリン「今の『湖』は、その遺跡の1つじゃ。不完全じゃが、ワシの手で修復した」
アーサー「冗談でしょ。じゃぁ....」
マーリン「『湖』を操るリーフェについても手を加えてある」
マーリン「本来の妖精なら、あんな風に『人間にも分かる』ようなやり取りは行えん。ブリテンに住む者なら分かるじゃろう」
アーサー「『湖』ってのは何なのよ?」
マーリン「『湖』自体は使い方次第でいくらでも応用はできる。エクスカリバーを作ったのもここじゃ」
マーリン「騎士製造に使う場合は、設計図を基に命を作る装置として機能させる」
マーリン「元々、ブリテン中の王や英傑から『因子』はかき集めていた。結局、その後の内紛で有効に活用する機会は失われたがな」
アーサー「その『因子』を使い、妖精の操る太古の装置で製造された....騎士」
リーフェ「製造された騎士は、王や英傑の性質をベースに、私達の技術で人間を超えた肉体を与えられるわ」
アーサー「こいつはなかなか....」
アーサー「私達も、しっかり『外敵』並みに道を踏み外してんじゃん」
マーリン「それが現実じゃ」
マーリン「嫌なら一刻も早く、この戦争を終わらせるしかない。それができるのは、ワシではなく王たるお主であろうな」
ガウェイン「アーサー。お前がアーサーかよ」
アーサー「……また暑苦しいのが来たぞ」
ガウェイン「私はガウェインだ。魔法使いマーリンより、王の護衛の任を承った」
アーサー「使い物になるのかよ」
ガウェイン「……正式な要望とカウントして良いかよ? なら叩き伏せて力を示す事もできるんだが」
アーサー「そういう汗臭いのはそのへんで群れてる別の王に頼む。ありゃ? そういえば他の王ってどうなってんの?」
ガウェイン「仲良く潰し合っている」
アーサー「は……?」
ガウェイン「潰し合っていると言ったんだ」
ガウェイン「そもそも、最終的には王位に就くのは一人だ。エクスカリバーがどれだけあっても玉座は1つだしな」
ガウェイン「なら戴冠を求める連中が何をするかも分からないかよ?」
ガウェイン「マーリンのヤツは模擬戦だとか何とか言っていたがよ。戦力や技術力の誇示にはもってこいの状況じゃないか」
ガウェイン「面倒なライバルはさっさと潰す。ついでにそいつの財力や技術力を奪えれば勢力拡大にも繋がって王様への道も固まるって訳かよ」
アーサー「はは! ゴミ掃除もここまで来れば流石に笑えるね! 自分が『外敵』と同じ程度のゴミだって事には気づいているらしい!!」
ガウェイン「だがあのマーリンはこの状況を予見していなかったと思うかよ?」
アーサー「どういう意味よ」
ガウェイン「適度な危機感が技術の革新を手伝うって訳だ」
アーサー「わざと対立構造を作る事で、相手に勝つための技術を自然と開発しようとする」
アーサー「集まり過ぎた王を取捨選択して『外敵』と戦えそうなヤツだけ残す、か。政治の混乱防止も兼ねてんのか?」
ガウェイン「私は妖精の手で製造された騎士だ。正直、この生い立ちもまともじゃないだろうが」
ガウェイン「正直、お前達の同類と思われない辺りは一種の救いかもな」
アーサー「……」
アーサー「ガウェイン」
ガウェイン「何だ?」
アーサー「それはつまり……あっちこっちで粋がってる自称王様を好きなだけぶん殴っても良いって事よね?」
ガウェイン「は、ははは! この境遇を突き付けられて、なお利用しようとするかよ!」
ガウェイン「気に入ったぜ。なら温室育ちのお坊ちゃん共を踏み台にするか!」
アーサー「……また暑苦しいのが来たぞ」
ガウェイン「私はガウェインだ。魔法使いマーリンより、王の護衛の任を承った」
アーサー「使い物になるのかよ」
ガウェイン「……正式な要望とカウントして良いかよ? なら叩き伏せて力を示す事もできるんだが」
アーサー「そういう汗臭いのはそのへんで群れてる別の王に頼む。ありゃ? そういえば他の王ってどうなってんの?」
ガウェイン「仲良く潰し合っている」
アーサー「は……?」
ガウェイン「潰し合っていると言ったんだ」
ガウェイン「そもそも、最終的には王位に就くのは一人だ。エクスカリバーがどれだけあっても玉座は1つだしな」
ガウェイン「なら戴冠を求める連中が何をするかも分からないかよ?」
ガウェイン「マーリンのヤツは模擬戦だとか何とか言っていたがよ。戦力や技術力の誇示にはもってこいの状況じゃないか」
ガウェイン「面倒なライバルはさっさと潰す。ついでにそいつの財力や技術力を奪えれば勢力拡大にも繋がって王様への道も固まるって訳かよ」
アーサー「はは! ゴミ掃除もここまで来れば流石に笑えるね! 自分が『外敵』と同じ程度のゴミだって事には気づいているらしい!!」
ガウェイン「だがあのマーリンはこの状況を予見していなかったと思うかよ?」
アーサー「どういう意味よ」
ガウェイン「適度な危機感が技術の革新を手伝うって訳だ」
アーサー「わざと対立構造を作る事で、相手に勝つための技術を自然と開発しようとする」
アーサー「集まり過ぎた王を取捨選択して『外敵』と戦えそうなヤツだけ残す、か。政治の混乱防止も兼ねてんのか?」
ガウェイン「私は妖精の手で製造された騎士だ。正直、この生い立ちもまともじゃないだろうが」
ガウェイン「正直、お前達の同類と思われない辺りは一種の救いかもな」
アーサー「……」
アーサー「ガウェイン」
ガウェイン「何だ?」
アーサー「それはつまり……あっちこっちで粋がってる自称王様を好きなだけぶん殴っても良いって事よね?」
ガウェイン「は、ははは! この境遇を突き付けられて、なお利用しようとするかよ!」
ガウェイン「気に入ったぜ。なら温室育ちのお坊ちゃん共を踏み台にするか!」
リーフェ「『外敵』の侵攻の準備が、また整えられているわ」
アーサー「何で『外敵』ってこんなにブリテンを欲しがってんの? 連中の大陸の方がよほど広いはずなのに」
マーリン「魔法資源の問題じゃな」
アーサー「魔法資源?」
マーリン「ブリテンでは当たり前のように魔法が使えるが、『外敵』の大陸はそうはいかん」
リーフェ「私達のような妖精も、大陸では十分に活動できないわ。ブリテンの森や遺跡に多くいる妖精を、戦争に駆り出すと力は半減するはずよ」
アーサー「何で『外敵』は魔法を使えないのよ。馬鹿だから?」
マーリン「『外敵』はワシらより優れた工学技術を持つが、それが環境汚染に繋がった」
マーリン「妖精は森や遺跡を好むが、ブリテンの森のいくつかは、魔法の力を振りまくために作られた『断絶の時代』製じゃ」
マーリン「元々は植物園のようなものだったようじゃが、今では普通の森と混ざり合って区別がつかなくなっているがのう」
マーリン「これは一例じゃ。他にも、火山、河川、砂丘、平原、それらも『断絶の時代』が関わっておる」
マーリン「何処にでも転がっているものが魔法の力を支えており、『外敵』の大陸にはそれがないのじゃ」
アーサー「『外敵』はその事に……?」
マーリン「気づいておらぬさ。せいぜい、ワシらが特殊な技術を持っているとでも思っておるのじゃろう」
リーフェ「『外敵』の魔法と言えば、せいぜい古来から生き続けてきた『ドラゴン』を飼い慣らして使用させる強力なブレス程度のものね」
リーフェ「人間が直接使う魔法の技術など伝わっていないんじゃないかしら」
マーリン「おまけに、その『ドラゴン』も巨体を維持するために、大量の食物を必要とする」
マーリン「彼らは『ドラゴン』を救国の象徴にしているようじゃが、実際、大陸の森や山を切り崩しているのは『ドラゴン』じゃ」
アーサー「自業自得でどん詰まりになってる訳ね」
マーリン「じゃが、侵略者に付き合う義理はない」
マーリン「せいぜい、ブリテンをあのような形にしないよう、反面教師として参考にするぐらいじゃな」
アーサー「何で『外敵』ってこんなにブリテンを欲しがってんの? 連中の大陸の方がよほど広いはずなのに」
マーリン「魔法資源の問題じゃな」
アーサー「魔法資源?」
マーリン「ブリテンでは当たり前のように魔法が使えるが、『外敵』の大陸はそうはいかん」
リーフェ「私達のような妖精も、大陸では十分に活動できないわ。ブリテンの森や遺跡に多くいる妖精を、戦争に駆り出すと力は半減するはずよ」
アーサー「何で『外敵』は魔法を使えないのよ。馬鹿だから?」
マーリン「『外敵』はワシらより優れた工学技術を持つが、それが環境汚染に繋がった」
マーリン「妖精は森や遺跡を好むが、ブリテンの森のいくつかは、魔法の力を振りまくために作られた『断絶の時代』製じゃ」
マーリン「元々は植物園のようなものだったようじゃが、今では普通の森と混ざり合って区別がつかなくなっているがのう」
マーリン「これは一例じゃ。他にも、火山、河川、砂丘、平原、それらも『断絶の時代』が関わっておる」
マーリン「何処にでも転がっているものが魔法の力を支えており、『外敵』の大陸にはそれがないのじゃ」
アーサー「『外敵』はその事に……?」
マーリン「気づいておらぬさ。せいぜい、ワシらが特殊な技術を持っているとでも思っておるのじゃろう」
リーフェ「『外敵』の魔法と言えば、せいぜい古来から生き続けてきた『ドラゴン』を飼い慣らして使用させる強力なブレス程度のものね」
リーフェ「人間が直接使う魔法の技術など伝わっていないんじゃないかしら」
マーリン「おまけに、その『ドラゴン』も巨体を維持するために、大量の食物を必要とする」
マーリン「彼らは『ドラゴン』を救国の象徴にしているようじゃが、実際、大陸の森や山を切り崩しているのは『ドラゴン』じゃ」
アーサー「自業自得でどん詰まりになってる訳ね」
マーリン「じゃが、侵略者に付き合う義理はない」
マーリン「せいぜい、ブリテンをあのような形にしないよう、反面教師として参考にするぐらいじゃな」
マーリン「我々が『外敵』に後れを取った理由の一端に、エクスカリバー、円卓、そして騎士の同調に問題がある点が判明した」
マーリン「そこで円卓を管理する一族の者をここに召集し、円卓の再調整を願いたいのじゃが」
リーフェ「この一族はブリテン中央、カメリアド領を治めているけど、その土地を巡ってリエンス王の軍が侵攻作戦を展開しているわ」
リーフェ「リエンスを退かせなければ、かの一族も協力どころの話じゃないわね」
マーリン「目的は円卓の現管理者である、王女グィネヴィアの救出」
マーリン「『外敵』と戦うためにも、彼女の協力は必須じゃ」
マーリン「肝に銘じろ。以上じゃ」
アーサー「やれやれ。ゴミ掃除の次は涙目王女のベビーシッターときたもんだ」
ガウェイン「脂ぎった権力オヤジ救出とどっちがマシかよ?」
アーサー「まーそーね」
アーサー「理想を言うなら美少年だけど、美少女でも食えないことはないんだし」
ガウェイン「……」
アーサー「何よ」
ガウェイン「いいや。やっぱりお前はある意味器が大きいと再認識したところだ」
アーサー「あっそ。そんじゃまー、強欲リエンスちゃんの顔面ボコボコにしますか!」
リエンス兵1「うわあ!?」
リエンス兵2「ぞっ、増援です!! カメリアドの正規軍ではありません!!」
リエンス「一体どこの誰が……!?」
アーサー「キャメロットさん家のアーサーちゃんだ!おいおい、ボスキャラかと思ったらえらく貧相なのが出てきたぞ?」
ガウェイン「思いやりはないのかよ。せめてレベルアップには最適ぐらい言ってやるのが礼儀だぞ」
リエンス「き、さま……!この俺を、リエンス王と知って口を開くか!!」
アーサー「剣の1本に四苦八苦する程度の王様かな?」
アーサー「あいにく、あんたはカメリアドの王女とかいかにもな美少女をどうこうできる器じゃないっつの。ここは素直に私に渡しておきな!!」
ガウェイン「どっちが強盗か分からない台詞だな」
アーサー・リエンス「どっちも王様だよ!!」
リエンス「はあ……はあ……!!あの娘は11人の支配者への良い土産になると思ったのに」
リエンス「た、退却する!! お前達は時間を稼げ!王の命を担っているのだぞ!! 死を賭してでも必ず守れ!!」
アーサー「逃げた……か。しっかし、あんなのの下についてる兵士達も運がないねぇ」
ガウェイン「どうする。サメのように食いついてみるかよ?」
アーサー「むさいオヤジを追うぐらいなら美少女たんを回収するよ」
アーサー「あれで殺しちゃ、向こうの兵も報われないしね」
リーフェ「リエンス王とその軍勢が、カメリアド領から撤退するのを確認したわ。我々と同盟関係を築けば、しばらくは手出ししてこないはずよ」
マーリン「グィネヴィアも無事じゃ」
マーリン「ご苦労じゃった。次も頼むぞ」
マーリン「そこで円卓を管理する一族の者をここに召集し、円卓の再調整を願いたいのじゃが」
リーフェ「この一族はブリテン中央、カメリアド領を治めているけど、その土地を巡ってリエンス王の軍が侵攻作戦を展開しているわ」
リーフェ「リエンスを退かせなければ、かの一族も協力どころの話じゃないわね」
マーリン「目的は円卓の現管理者である、王女グィネヴィアの救出」
マーリン「『外敵』と戦うためにも、彼女の協力は必須じゃ」
マーリン「肝に銘じろ。以上じゃ」
アーサー「やれやれ。ゴミ掃除の次は涙目王女のベビーシッターときたもんだ」
ガウェイン「脂ぎった権力オヤジ救出とどっちがマシかよ?」
アーサー「まーそーね」
アーサー「理想を言うなら美少年だけど、美少女でも食えないことはないんだし」
ガウェイン「……」
アーサー「何よ」
ガウェイン「いいや。やっぱりお前はある意味器が大きいと再認識したところだ」
アーサー「あっそ。そんじゃまー、強欲リエンスちゃんの顔面ボコボコにしますか!」
リエンス兵1「うわあ!?」
リエンス兵2「ぞっ、増援です!! カメリアドの正規軍ではありません!!」
リエンス「一体どこの誰が……!?」
アーサー「キャメロットさん家のアーサーちゃんだ!おいおい、ボスキャラかと思ったらえらく貧相なのが出てきたぞ?」
ガウェイン「思いやりはないのかよ。せめてレベルアップには最適ぐらい言ってやるのが礼儀だぞ」
リエンス「き、さま……!この俺を、リエンス王と知って口を開くか!!」
アーサー「剣の1本に四苦八苦する程度の王様かな?」
アーサー「あいにく、あんたはカメリアドの王女とかいかにもな美少女をどうこうできる器じゃないっつの。ここは素直に私に渡しておきな!!」
ガウェイン「どっちが強盗か分からない台詞だな」
アーサー・リエンス「どっちも王様だよ!!」
リエンス「はあ……はあ……!!あの娘は11人の支配者への良い土産になると思ったのに」
リエンス「た、退却する!! お前達は時間を稼げ!王の命を担っているのだぞ!! 死を賭してでも必ず守れ!!」
アーサー「逃げた……か。しっかし、あんなのの下についてる兵士達も運がないねぇ」
ガウェイン「どうする。サメのように食いついてみるかよ?」
アーサー「むさいオヤジを追うぐらいなら美少女たんを回収するよ」
アーサー「あれで殺しちゃ、向こうの兵も報われないしね」
リーフェ「リエンス王とその軍勢が、カメリアド領から撤退するのを確認したわ。我々と同盟関係を築けば、しばらくは手出ししてこないはずよ」
マーリン「グィネヴィアも無事じゃ」
マーリン「ご苦労じゃった。次も頼むぞ」
グィネヴィア「あなたがアーサーですの?」
アーサー「だったら何よ」
グィネヴィア「私がグィネヴィア。カメリアド領の王女です」
マーリン「円卓の管理者がいれば、エクスカリバー、円卓、騎士の同調の不具合も解消されよう」
アーサー「同調とか言われてもピンと来ないけど。とにかく直せんの?」
グィネヴィア「ちょちょいのちょいでしてよ。というか、マーリン。アレンジするにしても、随分と雑な方法を選びましたわね」
マーリン「数を揃えるほうが先決じゃった。何しろ、アーサーの数が予想以上に増えたものでな」
マーリン「しかし、これはこれで利点もある。キャメロットの円卓と各々のアーサーが持つ円卓模型に優劣はない」
マーリン「つまり、完璧に円卓の騎士を壊滅させたければすべてのアーサーを殺しきらねばならぬというわけじゃ」
グィネヴィア「ん? ですけど、それでは円卓同士で競合が起こらないものなのかしら……?」
アーサー「結局どうなの直せるの?」
グィネヴィア「ですからちょちょいのちょいと言いました。それよりも……」
アーサー「?」
グィネヴィア「まずは1発ぶん殴らせてくださいませ」
リーフェ「うわ!? このお姫様、アーサーの顔にいった!? しかも1発じゃない!!」
アーサー「……」
リーフェ「ひいい!! アーサーなに殴り返してんの!? しかも顔! 顔だよ!!」
マーリン「う、ううむ。女同士の暴力とはげに恐ろしきものよ」
グィネヴィア「ご、ごふっ。お黙りなさい。アーサー、そこのアーサー。あなたはカメリアドへ攻め込んだリエンス王を見逃したそうですね?」
グィネヴィア「な・ん・で! きっちり殺さねえんだよ!!」
グィネヴィア「自らの手を汚すのが怖いかわいこちゃんですの? だったらこっちで兵を差し向けさせろっていうんですのよ!!」
グィネヴィア「敵はきっちり斬る!! 脅威は完全に取り去る! そこからお勉強がひつようなんですのこのぼんくらアーサーは!?」
ガウェイン「リエンス王を殺す分には賛成だが、奴に仕える兵を無駄に斬ることを避けたんだ」
ガウェイン「決して脂オヤジ追うの面倒臭いとかではなかったんだ」
グィネヴィア「しゃしゃり出るな汗っかきめ!!」
ガウェイン「こちとら戦争やってんだ! 年がら年中キラキラできると思うかよ!?」
グィネヴィア「ふん。まぁ良いですわ」
グィネヴィア「……考え方を改めましょう。お楽しみが増えたと思えばよろしいんですのよね」
ガウェイン「(……また結構な器の姫君がやってきたものだな、王よ)」
アーサー「(……ふん。鳥籠の中でメソメソジメジメされるよりかはマシでしょうよ)」
グィネヴィア「聞こえていますわよ?」
アーサー「あ? やんのか。次は顔のバランス変えようかお嬢ちゃん」
ガウェイン「女同士怖い!! こんなのどこまで冗談か想像できるかよ!」
アーサー「だったら何よ」
グィネヴィア「私がグィネヴィア。カメリアド領の王女です」
マーリン「円卓の管理者がいれば、エクスカリバー、円卓、騎士の同調の不具合も解消されよう」
アーサー「同調とか言われてもピンと来ないけど。とにかく直せんの?」
グィネヴィア「ちょちょいのちょいでしてよ。というか、マーリン。アレンジするにしても、随分と雑な方法を選びましたわね」
マーリン「数を揃えるほうが先決じゃった。何しろ、アーサーの数が予想以上に増えたものでな」
マーリン「しかし、これはこれで利点もある。キャメロットの円卓と各々のアーサーが持つ円卓模型に優劣はない」
マーリン「つまり、完璧に円卓の騎士を壊滅させたければすべてのアーサーを殺しきらねばならぬというわけじゃ」
グィネヴィア「ん? ですけど、それでは円卓同士で競合が起こらないものなのかしら……?」
アーサー「結局どうなの直せるの?」
グィネヴィア「ですからちょちょいのちょいと言いました。それよりも……」
アーサー「?」
グィネヴィア「まずは1発ぶん殴らせてくださいませ」
リーフェ「うわ!? このお姫様、アーサーの顔にいった!? しかも1発じゃない!!」
アーサー「……」
リーフェ「ひいい!! アーサーなに殴り返してんの!? しかも顔! 顔だよ!!」
マーリン「う、ううむ。女同士の暴力とはげに恐ろしきものよ」
グィネヴィア「ご、ごふっ。お黙りなさい。アーサー、そこのアーサー。あなたはカメリアドへ攻め込んだリエンス王を見逃したそうですね?」
グィネヴィア「な・ん・で! きっちり殺さねえんだよ!!」
グィネヴィア「自らの手を汚すのが怖いかわいこちゃんですの? だったらこっちで兵を差し向けさせろっていうんですのよ!!」
グィネヴィア「敵はきっちり斬る!! 脅威は完全に取り去る! そこからお勉強がひつようなんですのこのぼんくらアーサーは!?」
ガウェイン「リエンス王を殺す分には賛成だが、奴に仕える兵を無駄に斬ることを避けたんだ」
ガウェイン「決して脂オヤジ追うの面倒臭いとかではなかったんだ」
グィネヴィア「しゃしゃり出るな汗っかきめ!!」
ガウェイン「こちとら戦争やってんだ! 年がら年中キラキラできると思うかよ!?」
グィネヴィア「ふん。まぁ良いですわ」
グィネヴィア「……考え方を改めましょう。お楽しみが増えたと思えばよろしいんですのよね」
ガウェイン「(……また結構な器の姫君がやってきたものだな、王よ)」
アーサー「(……ふん。鳥籠の中でメソメソジメジメされるよりかはマシでしょうよ)」
グィネヴィア「聞こえていますわよ?」
アーサー「あ? やんのか。次は顔のバランス変えようかお嬢ちゃん」
ガウェイン「女同士怖い!! こんなのどこまで冗談か想像できるかよ!」
リーフェ「グィネヴィア。カメリアドから手紙が来ているわよ」
グィネヴィア「お父様から……? なになに、えーと」
グィネヴィア「………………………………………」
グィネヴィア「アーサー、ちょっとそこのアーサー!」
アーサー「また面倒臭そうね」
グィネヴィア「この野郎! これはどういう裏取引をしましたの!?」
リーフェ「うわ!! アーサーが襟首掴まれて宙ぶらりんに!?」
アーサー「……」
リーフェ「だから何でグーで顔いっちゃうのよ!?」
アーサー「一体何なのよ」
グィネヴィア「ぶ、ぶごっ……ど、どうもこうもありません! ここ、手紙のここ!」
グィネヴィア「カメリアド領の危機に立ち上がりし王に敬意を表し、我が娘を娶っていただきたい」
グィネヴィア「あの頑固オヤジがそう簡単に娘を手放すとは思えません。これは一体どういう事ですのアーサー!?」
リーフェ「あちゃー……」
アーサー「そういうのなら美少年の方が良いんだけどなあ。まぁ、美少女でももらえるなら食べちゃうけど」
グィネヴィア「ひィ! この変態!!」
アーサー「つーか、そもそもあんたの父親が感謝しているアーサーって私の事なの? カメリアド救国に何人参加してたっけ?」
グィネヴィア「……。少々お待ちなさい。言われてみれば、確か円卓模型は無数にあったはず。剣を抜いたアーサーは一体……?」
リーフェ「ええと」
リーフェ「現時点でエクスカリバーを抜き、ブリテンの王の候補者として活動しているアーサーは、男女合わせて101万7002名となるわね」
グィネヴィア「ぶっ!? ちょ、ちょっとそのリストを寄越しなさい!」
グィネヴィア「……お、お父様の手紙にあった通り、カメリアド救国に貢献した『アーサー』に娶られるとなると、最悪、この全員が対象に……?」
アーサー「ふっ、頑張ろうね?」
グィネヴィア「い、いやあああああああああ!!」
グィネヴィア「冗談じゃありません……。普通の殿方はおろか子供から老人、果ては同じ女性まで……」
グィネヴィア「アーサー!! このケダモノ! カメリアド領の王女グィネヴィアに一体何をしでかすつもりですのあなたは!?」
リーフェ「うわ!! アーサーがくの字に!?」
アーサー「……毎度の事だからもう分かってると思うけど、後でボコボコにして泣かすからね」
グィネヴィア「……しかし、この内容が外に漏れれば目も当てられない事になりそうですわ」
グィネヴィア「アーサー、そこのアーサー。ひとまずあなたが私をキープした事にしておきなさい」
グィネヴィア「他が言い寄ってきた際にはあなたが私を死守する事。分かりましたわね?」
アーサー「えーそれなんか面倒くさ……」
グィネヴィア「分・か・り・ま・し・た・わ・ね!?」
アーサー「はいはいオーケー。より演技に深みを出すため、毎晩ベッドに潜り込もうネ!!」
グィネヴィア「ううっ。こいつの近くが一番危険な気がしますわ」
グィネヴィア「お父様から……? なになに、えーと」
グィネヴィア「………………………………………」
グィネヴィア「アーサー、ちょっとそこのアーサー!」
アーサー「また面倒臭そうね」
グィネヴィア「この野郎! これはどういう裏取引をしましたの!?」
リーフェ「うわ!! アーサーが襟首掴まれて宙ぶらりんに!?」
アーサー「……」
リーフェ「だから何でグーで顔いっちゃうのよ!?」
アーサー「一体何なのよ」
グィネヴィア「ぶ、ぶごっ……ど、どうもこうもありません! ここ、手紙のここ!」
グィネヴィア「カメリアド領の危機に立ち上がりし王に敬意を表し、我が娘を娶っていただきたい」
グィネヴィア「あの頑固オヤジがそう簡単に娘を手放すとは思えません。これは一体どういう事ですのアーサー!?」
リーフェ「あちゃー……」
アーサー「そういうのなら美少年の方が良いんだけどなあ。まぁ、美少女でももらえるなら食べちゃうけど」
グィネヴィア「ひィ! この変態!!」
アーサー「つーか、そもそもあんたの父親が感謝しているアーサーって私の事なの? カメリアド救国に何人参加してたっけ?」
グィネヴィア「……。少々お待ちなさい。言われてみれば、確か円卓模型は無数にあったはず。剣を抜いたアーサーは一体……?」
リーフェ「ええと」
リーフェ「現時点でエクスカリバーを抜き、ブリテンの王の候補者として活動しているアーサーは、男女合わせて101万7002名となるわね」
グィネヴィア「ぶっ!? ちょ、ちょっとそのリストを寄越しなさい!」
グィネヴィア「……お、お父様の手紙にあった通り、カメリアド救国に貢献した『アーサー』に娶られるとなると、最悪、この全員が対象に……?」
アーサー「ふっ、頑張ろうね?」
グィネヴィア「い、いやあああああああああ!!」
グィネヴィア「冗談じゃありません……。普通の殿方はおろか子供から老人、果ては同じ女性まで……」
グィネヴィア「アーサー!! このケダモノ! カメリアド領の王女グィネヴィアに一体何をしでかすつもりですのあなたは!?」
リーフェ「うわ!! アーサーがくの字に!?」
アーサー「……毎度の事だからもう分かってると思うけど、後でボコボコにして泣かすからね」
グィネヴィア「……しかし、この内容が外に漏れれば目も当てられない事になりそうですわ」
グィネヴィア「アーサー、そこのアーサー。ひとまずあなたが私をキープした事にしておきなさい」
グィネヴィア「他が言い寄ってきた際にはあなたが私を死守する事。分かりましたわね?」
アーサー「えーそれなんか面倒くさ……」
グィネヴィア「分・か・り・ま・し・た・わ・ね!?」
アーサー「はいはいオーケー。より演技に深みを出すため、毎晩ベッドに潜り込もうネ!!」
グィネヴィア「ううっ。こいつの近くが一番危険な気がしますわ」
リーフェ「きっ、緊急よ!!」
リーフェ「キャメロット都市群ヘ、何者かが攻撃を仕掛けようとしているわ! 詳細は不明。今はとにかく迎撃にあたって!!」
マーリン「切磋琢磨を目的とした、アーサー同士の対立とは違う。敗北はそのまま死に直結する。心してかかれ!」
アーサー「ちえー。 『外敵』とは違うみたいね。まさかまたリエンス王とかじゃないよね」
グィネヴィア(通信)「リエンス王ですって!? アーサー、分かっていますわよね!! 今夜は串刺しパーティですわ!!」
ガウェイン「…ここにいると女嫌いになりそうだ」
ガウェイン「だがリエンス王であれ、それ以外であれ、脅威は同じ。ならやる事に違いはあるかよ」
アーサー「はぁ、はぁ!! なんかリエンス王とは比べ物にならないんだけど! しかもこいつら!!」
ガウェイン「『湖』製の騎士が出てくるかよ! マーリンの専売特許ではなかったのか!?」
ガウェイン「『外敵』でもキャメロットでもないかよ。敵の正体は何なんだ!?」
アーサー「どうせなら美少女の形にデザインしやがれっつーの!! くそー戦いに感動がない!!」
アーサー「やっと終わり?」
ガウェイン「っ!? アーサー、来るぞ!!」
アーサー「げほっ、げほっ!!」
アーサー「ちくしょう、あったまにきた!」
ロット「避ける程度の腕はあるか。だが物足りぬ」
ガウェイン「ようやくの真打ちだ。アーサー、まだ戦えるか?」
ロット「今日は挨拶だ」
ロット「すぐに皆、集まる。その時こそ、脆弱な剣の終わりと思え」
リーフェ「……謎の勢力は撤退。キャメロット都市国家群の民に犠牲はなかったわ」
グィネヴィア「リエンス王よりは良い男でしたわね」
マーリン「その色男についてだが、つい先ほど書状が届いた。連名でな」
マーリン「ロット王、ユリエンス王、ネントレス王、イドレス王、クラリアンス王、ブランデゴリス王」
マーリン「クラデルメント王、アングィッシュ王、カラドス王に、カンベネット公と『100人の騎士の王』と呼ばれる英傑」
アーサー「ブリテンの各地方を治める地方領主がまとめて反旗を翻したって訳ね……!!」
グィネヴィア「そのいずれも、エクスカリバーを抜けなかった者ですわね」
マーリン「ヤツらがどうやって『湖』や、そこから製造された騎士を使っているかは分からん」
マーリン「分かっているのは1つ」
マーリン「我らの名は、11人の支配者。ブリテンの一員として、エクスカリバーとその王政を認めぬ者なり……だそうだ」
リーフェ「キャメロット都市群ヘ、何者かが攻撃を仕掛けようとしているわ! 詳細は不明。今はとにかく迎撃にあたって!!」
マーリン「切磋琢磨を目的とした、アーサー同士の対立とは違う。敗北はそのまま死に直結する。心してかかれ!」
アーサー「ちえー。 『外敵』とは違うみたいね。まさかまたリエンス王とかじゃないよね」
グィネヴィア(通信)「リエンス王ですって!? アーサー、分かっていますわよね!! 今夜は串刺しパーティですわ!!」
ガウェイン「…ここにいると女嫌いになりそうだ」
ガウェイン「だがリエンス王であれ、それ以外であれ、脅威は同じ。ならやる事に違いはあるかよ」
アーサー「はぁ、はぁ!! なんかリエンス王とは比べ物にならないんだけど! しかもこいつら!!」
ガウェイン「『湖』製の騎士が出てくるかよ! マーリンの専売特許ではなかったのか!?」
ガウェイン「『外敵』でもキャメロットでもないかよ。敵の正体は何なんだ!?」
アーサー「どうせなら美少女の形にデザインしやがれっつーの!! くそー戦いに感動がない!!」
アーサー「やっと終わり?」
ガウェイン「っ!? アーサー、来るぞ!!」
アーサー「げほっ、げほっ!!」
アーサー「ちくしょう、あったまにきた!」
ロット「避ける程度の腕はあるか。だが物足りぬ」
ガウェイン「ようやくの真打ちだ。アーサー、まだ戦えるか?」
ロット「今日は挨拶だ」
ロット「すぐに皆、集まる。その時こそ、脆弱な剣の終わりと思え」
リーフェ「……謎の勢力は撤退。キャメロット都市国家群の民に犠牲はなかったわ」
グィネヴィア「リエンス王よりは良い男でしたわね」
マーリン「その色男についてだが、つい先ほど書状が届いた。連名でな」
マーリン「ロット王、ユリエンス王、ネントレス王、イドレス王、クラリアンス王、ブランデゴリス王」
マーリン「クラデルメント王、アングィッシュ王、カラドス王に、カンベネット公と『100人の騎士の王』と呼ばれる英傑」
アーサー「ブリテンの各地方を治める地方領主がまとめて反旗を翻したって訳ね……!!」
グィネヴィア「そのいずれも、エクスカリバーを抜けなかった者ですわね」
マーリン「ヤツらがどうやって『湖』や、そこから製造された騎士を使っているかは分からん」
マーリン「分かっているのは1つ」
マーリン「我らの名は、11人の支配者。ブリテンの一員として、エクスカリバーとその王政を認めぬ者なり……だそうだ」
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 敵情の解析 | |||
2 | 王者の洗濯 | |||
3 | 王と魔女 | 9 | ||
4 | 最強の騎士製造 | |||
5 | 審判の時 | 10 | ||
6 | 緑の騎士 | |||
7 | 策謀 | 11 | ||
8 | その剣は誰のためにあるか |
テキスト(ネタバレ)
アーサー「11人の支配者」
アーサー「ったく『外敵』に集中させて欲しいっていうのに、どこにでも面倒な連中はいるって事か」
リーフェ「でも、実質的な戦力はほぼ互角。11人の支配者からすれば、キャメロットこそ反乱分子と考えているのかもしれないわ」
マーリン「ともあれ、対応せん訳にもいくまい」
マーリン「より大きな脅威は、言うまでもなく『外敵』じゃ。しかしその『外敵』と戦うためには、まずブリテン内の情勢を整える必要がある」
グィネヴィア「となると、11人の支配者を集中攻撃し、早期決着を図る、という事ですわね」
アーサー「そういや、あのリエンス王って野郎は? 11人に入ってなかったよね」
グィネヴィア「大方、卑屈な王にはお誘いは来なかったんじゃありませんの? あるいは、門前払いを受けたとか」
ガウェイン「いない王を考えて得があるかよ」
マーリン「とにかく11人の支配者を何とかしろ。残酷なようだが、彼らは所詮エクスカリバーを抜けない程度の集団じゃ」
マーリン「たとえワシらを打倒したとしても、『外敵』からブリテンを守り抜く事はできんじゃろう」
グィネヴィア「勝っても負けてもブリテンの未来には貢献できない。面倒くさい運命を背負っていますわね、そいつらも」
アーサー「どん詰まりなのは分かるけど、それで暴れて良いなんて理屈にはならないのよねぇ」
アーサー「ったく『外敵』に集中させて欲しいっていうのに、どこにでも面倒な連中はいるって事か」
リーフェ「でも、実質的な戦力はほぼ互角。11人の支配者からすれば、キャメロットこそ反乱分子と考えているのかもしれないわ」
マーリン「ともあれ、対応せん訳にもいくまい」
マーリン「より大きな脅威は、言うまでもなく『外敵』じゃ。しかしその『外敵』と戦うためには、まずブリテン内の情勢を整える必要がある」
グィネヴィア「となると、11人の支配者を集中攻撃し、早期決着を図る、という事ですわね」
アーサー「そういや、あのリエンス王って野郎は? 11人に入ってなかったよね」
グィネヴィア「大方、卑屈な王にはお誘いは来なかったんじゃありませんの? あるいは、門前払いを受けたとか」
ガウェイン「いない王を考えて得があるかよ」
マーリン「とにかく11人の支配者を何とかしろ。残酷なようだが、彼らは所詮エクスカリバーを抜けない程度の集団じゃ」
マーリン「たとえワシらを打倒したとしても、『外敵』からブリテンを守り抜く事はできんじゃろう」
グィネヴィア「勝っても負けてもブリテンの未来には貢献できない。面倒くさい運命を背負っていますわね、そいつらも」
アーサー「どん詰まりなのは分かるけど、それで暴れて良いなんて理屈にはならないのよねぇ」
リーフェ「アーサー、アーサー」
アーサー「ん?」
リーフェ「暇そうね。超暇そうね。ならちょっと宮殿で滞っている諸々の作業を手伝ってちょうだい」
アーサー「それより私とベッドに潜り込む気はないかい?」
リーフェ「回避するにしても少しは言葉を選べないのかしら……?」
アーサー「王の仕事って何よもー。書類にサインをするだけの人間にはなりたくないんだけどね」
リーフェ「仕事は溜まったお洗濯よ」
アーサー「やだよ!! 戦争中の宮殿で溜まっている洗濯物って絶対確実に汗クサ漢祭りじゃない! 大方メイドも嫌がって逃げたんでしょ!!」
アーサー「むしろそういうメイドを懲らしめる係とか持って来てよ! それなら気合い500%くらいで張り切るからさー!!」
リーフェ「はあ。人材関連の教育はマーリンが統括していたと思ったけど?」
アーサー「……」
アーサー「ちょっと真剣にクーデター起こしてくる」
リーフェ「はいはいアンタの仕事はこっちよアーサー。そもそも王が革命を起こしてどうすんの」
アーサー「はぁ、はぁ、洗濯って地味に体力を使うな」
グィネヴィア「むっ? アーサーが洗濯物片手に何やらハァハァと!? まさか私の肌着とか握ってはいませんわよね!?」
アーサー「ふははその程度で興奮するのはせいぜい3級止まりのやることよ!!」
リーフェ「……そのランキングはむしろ上昇しない方が救われるんじゃ……」
アーサー「SSS級の違いというのを教えてやるグィネヴィア!!」
グィネヴィア「しかもアルファベットが混じった!?」
アーサー「はいここにありますのはグィネヴィアさんのドレス!」
グィネヴィア「それいじられるのもすでに犯罪級ですわよ……!」
アーサー「通は繊維のほつれや傷みをチェックするのよ」
アーサー「おやおや腰のあたりの摩耗が激しいようなこれはコルセットで無理矢理に締め上げて腰を細く見せようという虚しい努力の……」
グィネヴィア「ぎゃああああああああああああああああ!?」
アーサー「ふっ、同じ女同士でなければ見落としてしまうポイントというのが存在するのよ」
アーサー「ただ肌着ネタというだけで興奮するような並の変態と一緒くたにしてもらっては困るぜお嬢ちゃん」
リーフェ「……何に勝ち誇っているかサッパリだけど、事実としてグィネヴィアは純白の灰と化している……」
リーフェ「人間ってやっぱりよくわからないわ」
アーサー「ん?」
リーフェ「暇そうね。超暇そうね。ならちょっと宮殿で滞っている諸々の作業を手伝ってちょうだい」
アーサー「それより私とベッドに潜り込む気はないかい?」
リーフェ「回避するにしても少しは言葉を選べないのかしら……?」
アーサー「王の仕事って何よもー。書類にサインをするだけの人間にはなりたくないんだけどね」
リーフェ「仕事は溜まったお洗濯よ」
アーサー「やだよ!! 戦争中の宮殿で溜まっている洗濯物って絶対確実に汗クサ漢祭りじゃない! 大方メイドも嫌がって逃げたんでしょ!!」
アーサー「むしろそういうメイドを懲らしめる係とか持って来てよ! それなら気合い500%くらいで張り切るからさー!!」
リーフェ「はあ。人材関連の教育はマーリンが統括していたと思ったけど?」
アーサー「……」
アーサー「ちょっと真剣にクーデター起こしてくる」
リーフェ「はいはいアンタの仕事はこっちよアーサー。そもそも王が革命を起こしてどうすんの」
アーサー「はぁ、はぁ、洗濯って地味に体力を使うな」
グィネヴィア「むっ? アーサーが洗濯物片手に何やらハァハァと!? まさか私の肌着とか握ってはいませんわよね!?」
アーサー「ふははその程度で興奮するのはせいぜい3級止まりのやることよ!!」
リーフェ「……そのランキングはむしろ上昇しない方が救われるんじゃ……」
アーサー「SSS級の違いというのを教えてやるグィネヴィア!!」
グィネヴィア「しかもアルファベットが混じった!?」
アーサー「はいここにありますのはグィネヴィアさんのドレス!」
グィネヴィア「それいじられるのもすでに犯罪級ですわよ……!」
アーサー「通は繊維のほつれや傷みをチェックするのよ」
アーサー「おやおや腰のあたりの摩耗が激しいようなこれはコルセットで無理矢理に締め上げて腰を細く見せようという虚しい努力の……」
グィネヴィア「ぎゃああああああああああああああああ!?」
アーサー「ふっ、同じ女同士でなければ見落としてしまうポイントというのが存在するのよ」
アーサー「ただ肌着ネタというだけで興奮するような並の変態と一緒くたにしてもらっては困るぜお嬢ちゃん」
リーフェ「……何に勝ち誇っているかサッパリだけど、事実としてグィネヴィアは純白の灰と化している……」
リーフェ「人間ってやっぱりよくわからないわ」
ロット「揃ったか」
ユリエンス「まぁ、我々を含めてエクスカリバーを抜けなかった者は多数いますからねえ」
ロット「彼奴等が『外敵』と戦う様子は見させてもらったが、未熟の一言」
ロット「やはり、あんな剣1本で王を決めるやり方など間違っていたのだ」
ユリエンス「それよりも、今回は試験的に『湖』製の騎士を派遣しましたが」
ロット「戦力としては悪くない。ただ、製造から数日でぐずぐずに腐っていくのは見ていて楽しいものではないがな」
ユリエンス「そりゃあ、我々にはエクスカリバーも円卓もありませんからねえ」
ユリエンス「完璧な騎士というのは高望みでしょう」
ロット「戦で使えるのであれば構わん」
ロット「だが、問題なのは騎士ではなく、それを作っている者だ」
ロット「『湖』の制御……いや、我らの陣営にあれを招き入れて良かったのか」
モルゴース「あら。失礼してしまうわね」
エレイン「いくら11人の支配者といえど、私達の協力なくして勝利できるとでも?」
モーガン「……、文句があるなら、剣を抜けってのよ」
ロット「……魔女め」
ユリエンス「人間である己を改造して、妖精の力の一端を手に入れようとした者の末路。いやあ、魔法の専門家としては涎が出そうです」
ロット「……」
モルゴース「私達の事はどう思ってもらっても結構。でも、私達がいなければ『湖』は動かないし、騎士も作り出せない。お分かり?」
ロット「よかろう。だが、もしも我々を踏み台にするなら、即座に斬る」
エレイン「心配なさらず。アーサー……というより、マーリンの計画には、我々も恨みがあってよ」
モーガン「私は回りくどいのは嫌よ。邪魔をするならこいつらもぶっ殺して、私達だけでキャメロットを潰せば良いわ」
ロット「ふっ。そちらの方が、まだしも好感が持てるな」
エレイン「駄目よモーガン。彼らと同じく、我々だけではキャメロットには敵わない。ご理解できて?」
モーガン「……」
ユリエンス「次はどう出るのです?」
モルゴース「そうね」
モルゴース「こんなのは……どう?」
ロット「……好かんな。俺の流儀ではない」
モーガン「私も。そんな回りくどい方法より、直接暴れてやりたいわ」
ユリエンス「ですが、有効なやり方でしょう」
モルゴース「どうする? ロット王の意見を聞きたいわ」
ロット「構わん」
ロット「魔女は魔女で動くが良い。俺達は俺達のやり方でキャメロットと決着をつける」
モルゴース「では、そのように」
モーガン「めんどくせー。ねえねえ、私ロット王の方に行っちゃダメ?」
エレイン「駄目よモーガン。あなたは殺し過ぎる。それでは彼らの正当性を主張しにくくなってよ」
ユリエンス「ではこちらも、王は王としての職務をまっとうしますか」
ロット「そうだな。ブリテンの王として、エクスカリバーを折りに行くか」
ユリエンス「まぁ、我々を含めてエクスカリバーを抜けなかった者は多数いますからねえ」
ロット「彼奴等が『外敵』と戦う様子は見させてもらったが、未熟の一言」
ロット「やはり、あんな剣1本で王を決めるやり方など間違っていたのだ」
ユリエンス「それよりも、今回は試験的に『湖』製の騎士を派遣しましたが」
ロット「戦力としては悪くない。ただ、製造から数日でぐずぐずに腐っていくのは見ていて楽しいものではないがな」
ユリエンス「そりゃあ、我々にはエクスカリバーも円卓もありませんからねえ」
ユリエンス「完璧な騎士というのは高望みでしょう」
ロット「戦で使えるのであれば構わん」
ロット「だが、問題なのは騎士ではなく、それを作っている者だ」
ロット「『湖』の制御……いや、我らの陣営にあれを招き入れて良かったのか」
モルゴース「あら。失礼してしまうわね」
エレイン「いくら11人の支配者といえど、私達の協力なくして勝利できるとでも?」
モーガン「……、文句があるなら、剣を抜けってのよ」
ロット「……魔女め」
ユリエンス「人間である己を改造して、妖精の力の一端を手に入れようとした者の末路。いやあ、魔法の専門家としては涎が出そうです」
ロット「……」
モルゴース「私達の事はどう思ってもらっても結構。でも、私達がいなければ『湖』は動かないし、騎士も作り出せない。お分かり?」
ロット「よかろう。だが、もしも我々を踏み台にするなら、即座に斬る」
エレイン「心配なさらず。アーサー……というより、マーリンの計画には、我々も恨みがあってよ」
モーガン「私は回りくどいのは嫌よ。邪魔をするならこいつらもぶっ殺して、私達だけでキャメロットを潰せば良いわ」
ロット「ふっ。そちらの方が、まだしも好感が持てるな」
エレイン「駄目よモーガン。彼らと同じく、我々だけではキャメロットには敵わない。ご理解できて?」
モーガン「……」
ユリエンス「次はどう出るのです?」
モルゴース「そうね」
モルゴース「こんなのは……どう?」
ロット「……好かんな。俺の流儀ではない」
モーガン「私も。そんな回りくどい方法より、直接暴れてやりたいわ」
ユリエンス「ですが、有効なやり方でしょう」
モルゴース「どうする? ロット王の意見を聞きたいわ」
ロット「構わん」
ロット「魔女は魔女で動くが良い。俺達は俺達のやり方でキャメロットと決着をつける」
モルゴース「では、そのように」
モーガン「めんどくせー。ねえねえ、私ロット王の方に行っちゃダメ?」
エレイン「駄目よモーガン。あなたは殺し過ぎる。それでは彼らの正当性を主張しにくくなってよ」
ユリエンス「ではこちらも、王は王としての職務をまっとうしますか」
ロット「そうだな。ブリテンの王として、エクスカリバーを折りに行くか」
???「アーサー様、アーサー様」
アーサー「何よ、今猛烈に焼き芋が食べたい気分なんだから早くして。月に一度ぐらいそういう気持ちになるもんでしょ」
???「私はマーリン様の下で魔法の研究をさせていただいている者です。主に、騎士を生み出す『湖』関連で」
アーサー「何よーマーリン関連ー焼き芋ー面倒なの嫌よー焼き芋ー」
???「はい、はい。後で正式な通達が行くとは思うのですが、早めに動いておかないとなりませんので」
アーサー「何よ焼き芋」
???「新しい騎士の製造計画についてです」
???「それも、ランスロット様、ガウェイン様、ガラハッド様を上回る性能の騎士。つまり、最強の騎士の」
アーサー「??? そんなのできんの?」
???「アーサー様も、騎士の製造方法についてはご存知ですよね」
???「王や英傑など、優れた人間の因子を取り出して登録し、その複数の因子を掛け合わせる事で設計図を作る」
アーサー「何だっけ? 私そういうのあんま詳しくなくてさー」
???「組み合わせパターンでも変化しますが、基本的には優れた因子が優れた騎士を生み出すのです」
アーサー「へー。って事はその優れた因子の持ち主ってのが見つかった訳?」
???「ええ、ここに」
アーサー「?」
???「優れた人物が優れた因子を持つのであればエクスカリバーを抜いたアーサー様こそ的確でしょう?」
アーサー「いやエクスカリバー抜いたヤツって100万人以上いるんじゃなかったっけ?」
???「ええ。通常、騎士は因子Aと因子Bのペアで製造します。ここまで多くの因子を組み合わせるパターンは類を見ない」
???「最大規模のプロジェクトとなるでしょう・そこで目下の問題があるのですが……」
アーサー「?」
???「……100万人以上もいらっしゃいますから、因子の採取に時間が……」
アーサー「またあんたも面倒な仕事を頼まれてるねえ」
???「では」
アーサー「分かった。強い騎士ができれば楽させてもらえるし、さっさとやっちゃって」
???「はい、はい、では。痛みはありませんので、強張らなくても結構ですよ……っと」
アーサー「こんなもんか。でもさ、普通は2人分の因子を使うのに、今回は100万人以上なんでしょ。何か特別な事でもすんの?」
???「100万人分を結合させるために、特別な因子を使うんです」
???「私の、ね」
アーサー「ふうん。で、その最強の騎士ってヤツの名前ってもう決まってんの?」
???「モードレッド」
???「よく覚えていてくださいませ、アーサー様。まぁ、彼が活躍すれば、いやでも忘れられないようになるでしょうけどね」
アーサー「何よ、今猛烈に焼き芋が食べたい気分なんだから早くして。月に一度ぐらいそういう気持ちになるもんでしょ」
???「私はマーリン様の下で魔法の研究をさせていただいている者です。主に、騎士を生み出す『湖』関連で」
アーサー「何よーマーリン関連ー焼き芋ー面倒なの嫌よー焼き芋ー」
???「はい、はい。後で正式な通達が行くとは思うのですが、早めに動いておかないとなりませんので」
アーサー「何よ焼き芋」
???「新しい騎士の製造計画についてです」
???「それも、ランスロット様、ガウェイン様、ガラハッド様を上回る性能の騎士。つまり、最強の騎士の」
アーサー「??? そんなのできんの?」
???「アーサー様も、騎士の製造方法についてはご存知ですよね」
???「王や英傑など、優れた人間の因子を取り出して登録し、その複数の因子を掛け合わせる事で設計図を作る」
アーサー「何だっけ? 私そういうのあんま詳しくなくてさー」
???「組み合わせパターンでも変化しますが、基本的には優れた因子が優れた騎士を生み出すのです」
アーサー「へー。って事はその優れた因子の持ち主ってのが見つかった訳?」
???「ええ、ここに」
アーサー「?」
???「優れた人物が優れた因子を持つのであればエクスカリバーを抜いたアーサー様こそ的確でしょう?」
アーサー「いやエクスカリバー抜いたヤツって100万人以上いるんじゃなかったっけ?」
???「ええ。通常、騎士は因子Aと因子Bのペアで製造します。ここまで多くの因子を組み合わせるパターンは類を見ない」
???「最大規模のプロジェクトとなるでしょう・そこで目下の問題があるのですが……」
アーサー「?」
???「……100万人以上もいらっしゃいますから、因子の採取に時間が……」
アーサー「またあんたも面倒な仕事を頼まれてるねえ」
???「では」
アーサー「分かった。強い騎士ができれば楽させてもらえるし、さっさとやっちゃって」
???「はい、はい、では。痛みはありませんので、強張らなくても結構ですよ……っと」
アーサー「こんなもんか。でもさ、普通は2人分の因子を使うのに、今回は100万人以上なんでしょ。何か特別な事でもすんの?」
???「100万人分を結合させるために、特別な因子を使うんです」
???「私の、ね」
アーサー「ふうん。で、その最強の騎士ってヤツの名前ってもう決まってんの?」
???「モードレッド」
???「よく覚えていてくださいませ、アーサー様。まぁ、彼が活躍すれば、いやでも忘れられないようになるでしょうけどね」
マーリン「『湖』の設計図に異物を埋め込まれた」
マーリン「おそらくは、11人の支配者に加担すると思われる魔女の1人、モルゴースの仕業だろう」
マーリン「生み出されたのはモードレッド」
マーリン「ワシらキャメロットにとって、ほぼ最悪と言って良い相性を持つ、裏切りの騎士じゃな」
リーフェ「モードレッドの体内には全アーサーの因子があるわ。そして天敵となるモルゴースの因子も」
リーフェ「いわば、モードレッドはあらゆるアーサーの特徴や弱点を検索し、最適の攻撃を放てる訳よ」
マーリン「ヤツは生まれる前から裏切る事を設定された騎士じゃ」
マーリン「アーサーよ、モードレッドを殺せ」
リーフェ「……」
マーリン「エクスカリバーと円卓によってブリテンを統一するためには、それしかない」
ガウェイン「どうするアーサー」
アーサー「……決まってんでしょ」
モードレッド「はぁ……はぁ……!! くそ、王国を破滅させるために作り出されただと。それでは、私は、私は何のために……」
モードレッド「!? アーサー、か!」
アーサー「……」
モードレッド「……」
モードレッド「……済まない。そうだな、やはりこの命には決着をつけるべきだ」
ランスロット「ここか」
ガラハッド「標的を確認。さっさと終わらせるわ」
ランスロット「どうした、汚れ仕事を望まないのであれば、私が代わりを務めるが?っ!!」
ランスロット「ほう。裏切りの騎士を庇ってその剣を抜くか、アーサー!!」
モードレッド「アーサー……?」
アーサー「つーか勘違いしてんじゃねえっつの。出自はどうあれ最強ランクの騎士ってのは変わらないんでしょ。だったら私は楽させてもらうよ」
ガウェイン「なるほど。面倒事を押し付ける相手としてキープするかよ。なら私も乗ろうか」
ランスロット「マーリンの手口は好まないが、そこまでやるかね?」
ガラハッド「作戦立案者マーリンの意図に反するって考えない訳?」
ガウェイン「使える物を捨てるほど余裕があるように見えるかよ」
アーサー「あの汗臭いのなら自力で乗り切るさ。それより行くぞ。……!?」
アーサー(剣術)「……」
アーサー(魔法)「……」
アーサー「やっぱ、簡単にはいかないか。モードレッド、ここらで本気の1つでも見せてみろ!!」
モードレッド「良いのか? 私は、最初から裏切る事を設定された騎士なのだぞ!!」
アーサー「うるさい! だったら私がその裏切りをためらうほどの王国を作ってやる。モードレッド、あんたは王国の審判役になりなさい!!」
アーサー「あんたが最強ランクの騎士ってのは事実よ。宝の持ち腐れで終わらせてたまるか。その力をブリテンのために使うのよ!!」
リーフェ「……マーリンは席を外しているわ」
リーフェ「ただ、これは私情だけど。アナタが勝った事に私はホッとしているわ」
マーリン「おそらくは、11人の支配者に加担すると思われる魔女の1人、モルゴースの仕業だろう」
マーリン「生み出されたのはモードレッド」
マーリン「ワシらキャメロットにとって、ほぼ最悪と言って良い相性を持つ、裏切りの騎士じゃな」
リーフェ「モードレッドの体内には全アーサーの因子があるわ。そして天敵となるモルゴースの因子も」
リーフェ「いわば、モードレッドはあらゆるアーサーの特徴や弱点を検索し、最適の攻撃を放てる訳よ」
マーリン「ヤツは生まれる前から裏切る事を設定された騎士じゃ」
マーリン「アーサーよ、モードレッドを殺せ」
リーフェ「……」
マーリン「エクスカリバーと円卓によってブリテンを統一するためには、それしかない」
ガウェイン「どうするアーサー」
アーサー「……決まってんでしょ」
モードレッド「はぁ……はぁ……!! くそ、王国を破滅させるために作り出されただと。それでは、私は、私は何のために……」
モードレッド「!? アーサー、か!」
アーサー「……」
モードレッド「……」
モードレッド「……済まない。そうだな、やはりこの命には決着をつけるべきだ」
ランスロット「ここか」
ガラハッド「標的を確認。さっさと終わらせるわ」
ランスロット「どうした、汚れ仕事を望まないのであれば、私が代わりを務めるが?っ!!」
ランスロット「ほう。裏切りの騎士を庇ってその剣を抜くか、アーサー!!」
モードレッド「アーサー……?」
アーサー「つーか勘違いしてんじゃねえっつの。出自はどうあれ最強ランクの騎士ってのは変わらないんでしょ。だったら私は楽させてもらうよ」
ガウェイン「なるほど。面倒事を押し付ける相手としてキープするかよ。なら私も乗ろうか」
ランスロット「マーリンの手口は好まないが、そこまでやるかね?」
ガラハッド「作戦立案者マーリンの意図に反するって考えない訳?」
ガウェイン「使える物を捨てるほど余裕があるように見えるかよ」
アーサー「あの汗臭いのなら自力で乗り切るさ。それより行くぞ。……!?」
アーサー(剣術)「……」
アーサー(魔法)「……」
アーサー「やっぱ、簡単にはいかないか。モードレッド、ここらで本気の1つでも見せてみろ!!」
モードレッド「良いのか? 私は、最初から裏切る事を設定された騎士なのだぞ!!」
アーサー「うるさい! だったら私がその裏切りをためらうほどの王国を作ってやる。モードレッド、あんたは王国の審判役になりなさい!!」
アーサー「あんたが最強ランクの騎士ってのは事実よ。宝の持ち腐れで終わらせてたまるか。その力をブリテンのために使うのよ!!」
リーフェ「……マーリンは席を外しているわ」
リーフェ「ただ、これは私情だけど。アナタが勝った事に私はホッとしているわ」
策謀
その剣は誰のためにあるか
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 緊急事態 | 16 | 150絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | リエンス兵×2 |
2 | 誤算 | 200絆P/300Gold | - | |
3 | オークニー攻城戦 | 17 | 250絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | ロット兵(51888)×2 |
4 | その執念の正体は | 300絆P/200EXP/1500Gold BONUS:2000絆P、ガチャチケット | モルゴース(71760)、(75072) | |
5 | VSエクスカリバー | 18 | 350絆P/300EXP/2000Gold BONUS:1000絆P×3、ガチャチケット | ロット(71760)、(75072)、(78384) |
6 | 残ったものの後始末 | ガチャチケット/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | そもそもの脅威 | 20 | 200絆P/300EXP/2000Gold BONUS:1000絆P×2、ガチャチケット | ドラゴン1等級(78384)、(81696)、(88320) |
2 | 分かたれる結末までの過程 | 250絆P/300Gold | - | |
3 | 再会がもたらす疑問 | 21 | 300絆P/300Gold | - |
4 | 戴冠作戦 | 350絆P/300Gold | - | |
5 | 払拭のための突撃 | 22 | 400絆P/100EXP/1000Gold BONUS:2000絆P | ニムエ(91632) |
6 | 敵はどこにいる | ガチャチケット/100EXP/1000Gold BONUS:2000絆P | コンスタンティン(91632) |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 妖精コミュニケーション | 24 | 250絆P/300Gold | - |
2 | 磨かれるは竜の牙 | 300絆P/200EXP/1500Gold | 第二型メリオット(94944)、特異型ハンニバル(98256) | |
3 | 席巻する白き竜 | 25 | 350絆P/300Gold | - |
4 | 傍観者の魔女達 | 400絆P/300Gold | - | |
5 | 憂国の魔法使い | 26 | 450絆P/200EXP/1500Gold BONUS:ガチャチケット×2 | 支援型ガネイダ(101568)、マーリン(104880) |
6 | 1つの優しき結末 | 27 | ガチャチケット/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 夢に見た空の旅 | 30 | 600絆P/300Gold | - |
2 | 椅子取りゲーム | 31 | 600絆P/300Gold | - |
3 | 巨剣を掴む | 32 | 600絆P/300Gold | - |
4 | 魔女と紅茶と砂糖菓子 | 33 | 600絆P/300Gold | - |
5 | 急転直下 | 34 | 600絆P/300Gold | - |
6 | 脇腹へ食らいつく | 35 | 600絆P/300EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | アーサー -剣術の城-、アーサー -魔法の派- ※かなり強い |
7 | 審判役の見た王の国 | 36 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/1000EXP/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 体重計という名の脅威 | 37 | 600絆P/300Gold | - |
2 | 魔女の分離、あるいは複雑化 | 38 | 600絆P/300Gold | - |
3 | 魔女という繋がり | 39 | 600絆P/300Gold | - |
4 | 悪しき根の遮断 | 40 | 600絆P/300EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | ランスロット、アーサー -剣術の城- |
5 | 全滅の道に繋がる起点 | 41 | 600絆P/300Gold | - |
6 | 必要なのは逆転のギャンブル | 42 | 600絆P/300Gold | - |
7 | 追撃戦 | 43 | 600絆P/300EXP/1500Gold BONUS:2000絆P×2 | ランスロット、アーサー -剣術の城- |
8 | 終止符の形 | 44 | 600絆P/400EXP/2000Gold BONUS:2000絆P×3 | アーサー -魔法の派-、ガラハッド、アーサー -魔法の派- |
9 | 秤に載せる者 | 45 | 600絆P/300Gold | - |
10 | 定められていたものの1つ | 46 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/1500EXP/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 裏切り者の追撃 | 47 | 300EXP/800絆P BONUS:3000絆P×2 | ランスロット、アーサー -剣術の城-(351072) |
2 | 一過性の終わり | 48 | - | |
3 | 堅牢を手に入れた敵 | 49 | モードレッド兵(286120)、モードレッド兵(288240) | |
4 | もう一つの反撃 | 50 | - | |
5 | 真意 | 51 | - | |
6 | 毒蛇を喰らう竜王 | 52 | モードレッド兵(310040)、一等級ドラゴン(312340) | |
7 | 鍔迫り合い | 53 | モードレッド(320160)、モードレッド(326600)、モードレッド(333040) |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | みんなで怠惰 | 54 | 1000絆P/300Gold | - |
2 | 女王の生誕 | 55 | 1000絆P/300Gold | - |
3 | 妖精達の理想郷 | 56 | 1000絆P/300Gold | - |
4 | 残っていたもの | 57 | 1000絆P/300Gold | - |
5 | アヴァロン | 58 | 1000絆P/200EXP/1500Gold BONUS:3000絆P、スーパーチアリー | プーカ(381984)、シェリーコート(384744) |
6 | 正と負を司る女王 | 59 | 1000絆P/300EXP/2000Gold BONUS:3000絆P、ガチャチケット | モーガン(407376)、モーガン=ル=フェイ(9999999)*、モーガン=ル=フェイ(412896) |
7 | 妖精の国との離別 | 60 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 引き金と呼ぶには豪華な虚像 | 61 | 1000絆P/300Gold | - |
2 | 戦の前に騎士達は囁く | 62 | 1000絆P/300Gold | - |
3 | 再びの進軍 | 63 | 1000絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P、スーパーチアリー | 騎士(394128)、騎士(400568) |
4 | 一方その頃 | 64 | 1000絆P/300Gold | - |
5 | 色褪せた一族の王 | ? | 1000絆P/300Gold | - |
6 | 起死回生の過ち | ? | 1000絆P/200EXP/1500Gold | ペラム(9999999)*1、ペラム(9999999)*2 |
7 | 王国の負った罪 | ? | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 遠足前夜 | ? | 1000絆P/300Gold | - |
2 | 恐怖が生み出す偶像 | ? | 1000絆P/100EXP/1000Gold BONUS:スーパーチアリー | 敵(41万くらい) |
3 | 新しい別荘の形 | ? | 1000絆P/300Gold | - |
4 | 竜と王冠 | ? | 1000絆P/300Gold | - |
5 | 妖精の伝承? | ? | 1000絆P/300Gold | - |
6 | 宝探しの本領発揮 | ? | 1000絆P/300Gold | - |
7 | 盾の試練 | 74 | 1000絆P/300Gold | - |
8 | 血病の乙女 | 75 | 1000絆P/200EXP/1500Gold BONUS:スーパーチアリー、ガチャチケット | ドラゴン型生体コンピュータ(581808)、 ドラゴン型生体コンピュータ(609408) |
9 | ご都合主義への疑念 | 76 | 1000絆P/300Gold | - |
10 | 紅蓮の号砲 | 77 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 粛清の煉獄 | 78 | 1000絆P/300EXP/2000Gold | 王級ドラゴン(591744)、王級ドラゴン(591744)、王級ドラゴン(619344) |
2 | 鎮座する不発弾 | 79 | 1000絆P/200EXP/1500Gold | 巨人(425056)、巨人(430056) |
3 | 勝てる戦いの設計者 | 80 | 1000絆P/200EXP/1500Gold | 巨人(435056)、ガイヌス(598368) |
4 | 誰にとっての誤算か | 81 | 1000絆P/200EXP/1500Gold | ルキウス(601680)、ルキウス(601680) |
5 | デフラグ中@元老院 | 82 | 1000絆P/300Gold | - |
6 | 聖杯の王ガラハッド | 83 | 1000絆P/300EXP/2000Gold | ガラハッド(608304)、ガラハッド(608304)、ガラハッド(9999999) |
7 | 試練を乗り越えた者 | 84 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/200EXP/1500Gold | ガラハッド(9999999)、ガラハッド(611616) |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 名乗りを上げたのは | |||
2 | 湖にたゆたうは神秘 | |||
3 | 湖の騎士 | |||
4 | 外敵と魔法資源 | |||
5 | カメリアド救国 | |||
6 | 姫君グィネヴィアの乱心 | |||
7 | 一人歩きしていく恩 | |||
8 | 難敵 |
テキスト(ネタバレ)
エル「おおっ、その手で抜いたか!見た目はどーにも頼りないが、なるほど王への挑戦に臨もーとするだけはあるか!!」
アーサー「えっ?えっ?いやあの、僕はただケイ兄さんが試合で使う剣を取りに来たんですけど……」
エル「これはもー王になってもらうしかないのだな!さっさとブリテンを治めてしまってくれ!!」
アーサー「何かの勧誘じゃないですよねこれ!?」
エル「うむうむめでたい。貴様は98万3067番目にエクスカリバーを抜いたアーサーだ!」
アーサー「人の話を聞いていないし何だか数も多いです!多すぎます!!」
エル「だから貴様が98万3067番目にエクスカリバーを抜いたといっているのだぞ」
マーリン「何じゃ。まだそんな『ご挨拶』で頓着しておったのか」
アーサー「おじいさん僕そろそろケイ兄さんの所へ帰っても良いですか!後ついでに聞きたいけどエクスカリバー超ゆるゆるでしょ!?」
マーリン「じゃが1本でなければならないというルールも特に無い」
マーリン「あの剣は王の器を図る天秤じゃが、適合者が現に複数いるのじゃから仕方がないじゃろう」
アーサー「それにしても98万って!後いつの間にか僕巻き込まれてますね!?」
エル「もー先進んでもいーかねー?」
アーサー「早いですどうなってんですかー剣抜いちゃったって事は僕どうなるんですのよー利用規約とか同意するとかしないとかー」
マーリン「とはいえ、ブリテンの守護者となったからにはやらねばならぬ事がある」
マーリン「……『外敵』のお待ちかねじゃ」
アーサー「最後まで人の話を聞いてませんよこいつら!」
マーリン「必要になるから先に渡しておく。これが円卓模型じゃ」
アーサー「……何ですか。この小さな円盤は?」
マーリン「騎士の力を使うためのもの。カードをセットして使用するのじゃ」
エル「騎士カードは強い者から順にセットされる。あとで自分で編集することも可能なのだぞ」
アーサー「必要になる、というのは?」
マーリン「来ているのじゃよ。『外敵』が」
エル「キャメロット近辺、南方の海から多数の『外敵』が上陸しよーとしてるぞ」
エル「至急海岸線に向かい、上陸しよーとする『外敵』を排除してくれんかね」
マーリン「『外敵』の戦力は極めて強力じゃ。あれがブリテンの中に放たれれば、民衆などひとたまりもないじゃろう」
エル「彼奴等を守るためにも、海岸線は必ず防衛するのだぞ。……ぶっちゃけ死ぬ気でやれ」
アーサー「先代の王様ウーサーはすごい人でした」
アーサー「でもその王様はもういない。ウーサーがいなくなって、このブリテンは再び覇権争いで揉め始めました」
アーサー「でも、どんなものでも利用しようとする人達はいます」
アーサー「今までウーサーに押し返されていたもの。海の向こうの大陸に居を構える巨大勢力」
アーサー「いわゆる……『外敵』」
アーサー「あっちもこっちも化け物だらけなんですけどー!!」
マーリン(通信)「普通にやれば難しい」
マーリン(通信)「だが忘れたか。お主はあのエクスカリバーを抜いた王なのだ。王には王の戦い方がある。今からそれを叩きこんでおけ」
アーサー「何とか……押し返しましたか!?」
エル(通信)「おおー。やっぱり剣があると違うなー」
アーサー「錯覚です!そもそも周りの人達も皆同じ剣持ってますし!」
マーリン(通信)「その頂点に立たねば真の王にはなれん。精進するのは当然じゃが、その前にまず生き残れ。次が来るぞ!!」
アーサー「はぁ、はぁ!もう死んだふりして周りの人たちに任せたいんですけど……!」
エル(通信)「南方の海上より強力な反応あり!おそらく『ドラゴン』なのだぞ!」
エル(通信)「魔力の数値から算出して2等級!急いで伏せないと死ぬぞ!!」
アーサー「は……?」
アーサー「ぐわああああああああああ!?」
エル(通信)「海岸線に展開中のエクスカリバーの反応がごっそり消えているのだぞ!多数の『アーサー』の死亡を確認!!」
マーリン(通信)「やはり、まだ足りぬか……!!」
アーサー「何で、こんな?」
アーサー「何だかんだであの剣はすごいものじゃ……。王様になれるって言ったじゃないですか!それが、こんなあっけなく……!?」
エル(通信)「2等級『ドラゴン』より反応あり!泣き言を言っている場合かね!?」
アーサー「く……!!」
アーサー「……」
アーサー「……あれ?」
マーリン(通信)「引き返していくようじゃな」
マーリン(通信)「あれだけ巨大な『ドラゴン』じゃ。手懐ける側も苦労させられるのじゃろう。暴走して自軍を薙ぎ払われても困るじゃろうしな」
アーサー「あれが……僕達の敵」
アーサー「『外敵』……」
エル「まだ生きているかね?ひとまず、『外敵』は海岸線から撤退したぞ」
エル「味方の犠牲も少なくないが、最悪だけは避けられたと評価できるな」
エル「貴様も少し休め。以上だが、何か質問はあるかね?」
アーサー「えっ?えっ?いやあの、僕はただケイ兄さんが試合で使う剣を取りに来たんですけど……」
エル「これはもー王になってもらうしかないのだな!さっさとブリテンを治めてしまってくれ!!」
アーサー「何かの勧誘じゃないですよねこれ!?」
エル「うむうむめでたい。貴様は98万3067番目にエクスカリバーを抜いたアーサーだ!」
アーサー「人の話を聞いていないし何だか数も多いです!多すぎます!!」
エル「だから貴様が98万3067番目にエクスカリバーを抜いたといっているのだぞ」
マーリン「何じゃ。まだそんな『ご挨拶』で頓着しておったのか」
アーサー「おじいさん僕そろそろケイ兄さんの所へ帰っても良いですか!後ついでに聞きたいけどエクスカリバー超ゆるゆるでしょ!?」
マーリン「じゃが1本でなければならないというルールも特に無い」
マーリン「あの剣は王の器を図る天秤じゃが、適合者が現に複数いるのじゃから仕方がないじゃろう」
アーサー「それにしても98万って!後いつの間にか僕巻き込まれてますね!?」
エル「もー先進んでもいーかねー?」
アーサー「早いですどうなってんですかー剣抜いちゃったって事は僕どうなるんですのよー利用規約とか同意するとかしないとかー」
マーリン「とはいえ、ブリテンの守護者となったからにはやらねばならぬ事がある」
マーリン「……『外敵』のお待ちかねじゃ」
アーサー「最後まで人の話を聞いてませんよこいつら!」
マーリン「必要になるから先に渡しておく。これが円卓模型じゃ」
アーサー「……何ですか。この小さな円盤は?」
マーリン「騎士の力を使うためのもの。カードをセットして使用するのじゃ」
エル「騎士カードは強い者から順にセットされる。あとで自分で編集することも可能なのだぞ」
アーサー「必要になる、というのは?」
マーリン「来ているのじゃよ。『外敵』が」
エル「キャメロット近辺、南方の海から多数の『外敵』が上陸しよーとしてるぞ」
エル「至急海岸線に向かい、上陸しよーとする『外敵』を排除してくれんかね」
マーリン「『外敵』の戦力は極めて強力じゃ。あれがブリテンの中に放たれれば、民衆などひとたまりもないじゃろう」
エル「彼奴等を守るためにも、海岸線は必ず防衛するのだぞ。……ぶっちゃけ死ぬ気でやれ」
アーサー「先代の王様ウーサーはすごい人でした」
アーサー「でもその王様はもういない。ウーサーがいなくなって、このブリテンは再び覇権争いで揉め始めました」
アーサー「でも、どんなものでも利用しようとする人達はいます」
アーサー「今までウーサーに押し返されていたもの。海の向こうの大陸に居を構える巨大勢力」
アーサー「いわゆる……『外敵』」
アーサー「あっちもこっちも化け物だらけなんですけどー!!」
マーリン(通信)「普通にやれば難しい」
マーリン(通信)「だが忘れたか。お主はあのエクスカリバーを抜いた王なのだ。王には王の戦い方がある。今からそれを叩きこんでおけ」
アーサー「何とか……押し返しましたか!?」
エル(通信)「おおー。やっぱり剣があると違うなー」
アーサー「錯覚です!そもそも周りの人達も皆同じ剣持ってますし!」
マーリン(通信)「その頂点に立たねば真の王にはなれん。精進するのは当然じゃが、その前にまず生き残れ。次が来るぞ!!」
アーサー「はぁ、はぁ!もう死んだふりして周りの人たちに任せたいんですけど……!」
エル(通信)「南方の海上より強力な反応あり!おそらく『ドラゴン』なのだぞ!」
エル(通信)「魔力の数値から算出して2等級!急いで伏せないと死ぬぞ!!」
アーサー「は……?」
アーサー「ぐわああああああああああ!?」
エル(通信)「海岸線に展開中のエクスカリバーの反応がごっそり消えているのだぞ!多数の『アーサー』の死亡を確認!!」
マーリン(通信)「やはり、まだ足りぬか……!!」
アーサー「何で、こんな?」
アーサー「何だかんだであの剣はすごいものじゃ……。王様になれるって言ったじゃないですか!それが、こんなあっけなく……!?」
エル(通信)「2等級『ドラゴン』より反応あり!泣き言を言っている場合かね!?」
アーサー「く……!!」
アーサー「……」
アーサー「……あれ?」
マーリン(通信)「引き返していくようじゃな」
マーリン(通信)「あれだけ巨大な『ドラゴン』じゃ。手懐ける側も苦労させられるのじゃろう。暴走して自軍を薙ぎ払われても困るじゃろうしな」
アーサー「あれが……僕達の敵」
アーサー「『外敵』……」
エル「まだ生きているかね?ひとまず、『外敵』は海岸線から撤退したぞ」
エル「味方の犠牲も少なくないが、最悪だけは避けられたと評価できるな」
エル「貴様も少し休め。以上だが、何か質問はあるかね?」
マーリン「アーサー、話がある」
アーサー「やーです!!」
アーサー「どうせろくな事にならないのは目に見えるんです!もうあんな化け物と戦うなんて真っ平ですよ!」
マーリン「その話とも関係はある。剣を振るうだけが王の仕事ではないという話じゃ」
マーリン「アーサー、おぬしには暫定的な王の職務として、1つの街を治めてもらうと前に言ったな」
マーリン「そちらをおろそかにしてもらっても困る。というより、王1人が戦場で暴れるだけで『外敵』に勝てるとは思うな」
マーリン「結局、王だけが強大な力を得たところで、国家と国家がぶつかる今回の戦争には勝利できん」
アーサー「つまり僕だけが気張らなくても良いって訳ですね。民衆の力を底上げして『外敵』に対応できるようにすると」
エル「貴様にとってもプラスになるのだぞ」
エル「貴様は『円卓模型』に登録した騎士を、エクスカリバーで指揮しているはずだが」
エル「その力も、街の発展と切れない関係にあるのでな」
アーサー「どういう、え?ナゾナゾ?」
マーリン「ついてくれば分かる。まさか、お主もあの騎士たちが只の人間とは思っておるまい」
アーサー「あれ?言われてみれば、騎士って一体……?」『湖』で製造とか合成とか言っていましたけど」
アーサー「人間じゃ……ない?」
マーリン「アーサー。お主は『断絶の時代』いついてどれぐらい知っておる?」
アーサー「今から何百年も前に滅んだ文明ってぐらいなら、今でも、森や海底には当時の遺跡があるって話でしたけど
マーリン「人と妖精とが完全な共存関係を築き、数々の精密機器を妖精の力で管理していた時代じゃな」
マーリン「今の『湖』は、その遺跡の1つじゃ。不完全じゃが、ワシの手で修復した」」
アーサー「ちょ、ちょっと。それじゃあ……」
マーリン「『湖』を操るエルについても手を加えてある」
マーリン「本来の妖精なら、あんな風に『人間にも分かる』ようなやり取りは行えん。ブリテンに住む者なら分かるじゃろう」
アーサー「『湖』ってのは何なんですか?」
マーリン「『湖』自体は使い方次第でいくらでも応用はできる。エクスカリバーを作ったのもここじゃ」
マーリン「騎士製造に使う場合は、設計図を基に命を作る装置として機能させる」
マーリン「もともと、ブリテン中の王や英傑から『因子』はかき集めていた。結局、その後の内紛で有効に活用する機会は失われたがな」
アーサー「その『因子』を使い、妖精の操る太古の装置で製造された……既視」
エル「製造された騎士は、王や英傑の性質をベースに、私達の技術で人間を超えた肉体を与えられるのだぞ」
アーサー「こんなのまともじゃないです……」
アーサー「『外敵』を追い出すためには、ここまでしなくちゃいけないんですか!?」
マーリン「それが現実じゃ」
マーリン「嫌なら一刻も早く、この戦争を終わらせるしかない。それができるのは、ワシではなく王たるお主であろうな」
アーサー「やーです!!」
アーサー「どうせろくな事にならないのは目に見えるんです!もうあんな化け物と戦うなんて真っ平ですよ!」
マーリン「その話とも関係はある。剣を振るうだけが王の仕事ではないという話じゃ」
マーリン「アーサー、おぬしには暫定的な王の職務として、1つの街を治めてもらうと前に言ったな」
マーリン「そちらをおろそかにしてもらっても困る。というより、王1人が戦場で暴れるだけで『外敵』に勝てるとは思うな」
マーリン「結局、王だけが強大な力を得たところで、国家と国家がぶつかる今回の戦争には勝利できん」
アーサー「つまり僕だけが気張らなくても良いって訳ですね。民衆の力を底上げして『外敵』に対応できるようにすると」
エル「貴様にとってもプラスになるのだぞ」
エル「貴様は『円卓模型』に登録した騎士を、エクスカリバーで指揮しているはずだが」
エル「その力も、街の発展と切れない関係にあるのでな」
アーサー「どういう、え?ナゾナゾ?」
マーリン「ついてくれば分かる。まさか、お主もあの騎士たちが只の人間とは思っておるまい」
アーサー「あれ?言われてみれば、騎士って一体……?」『湖』で製造とか合成とか言っていましたけど」
アーサー「人間じゃ……ない?」
マーリン「アーサー。お主は『断絶の時代』いついてどれぐらい知っておる?」
アーサー「今から何百年も前に滅んだ文明ってぐらいなら、今でも、森や海底には当時の遺跡があるって話でしたけど
マーリン「人と妖精とが完全な共存関係を築き、数々の精密機器を妖精の力で管理していた時代じゃな」
マーリン「今の『湖』は、その遺跡の1つじゃ。不完全じゃが、ワシの手で修復した」」
アーサー「ちょ、ちょっと。それじゃあ……」
マーリン「『湖』を操るエルについても手を加えてある」
マーリン「本来の妖精なら、あんな風に『人間にも分かる』ようなやり取りは行えん。ブリテンに住む者なら分かるじゃろう」
アーサー「『湖』ってのは何なんですか?」
マーリン「『湖』自体は使い方次第でいくらでも応用はできる。エクスカリバーを作ったのもここじゃ」
マーリン「騎士製造に使う場合は、設計図を基に命を作る装置として機能させる」
マーリン「もともと、ブリテン中の王や英傑から『因子』はかき集めていた。結局、その後の内紛で有効に活用する機会は失われたがな」
アーサー「その『因子』を使い、妖精の操る太古の装置で製造された……既視」
エル「製造された騎士は、王や英傑の性質をベースに、私達の技術で人間を超えた肉体を与えられるのだぞ」
アーサー「こんなのまともじゃないです……」
アーサー「『外敵』を追い出すためには、ここまでしなくちゃいけないんですか!?」
マーリン「それが現実じゃ」
マーリン「嫌なら一刻も早く、この戦争を終わらせるしかない。それができるのは、ワシではなく王たるお主であろうな」
アーサー「確かマーリンさんが、極めて強力な騎士が味方になってくれるって言ってましたけど」
アーサー「強力ってどういう……? マッチョですか? マッチョの予感なんですか……?」
ガラハッド「忙しそうなところ悪いけどねえちょっと良いそこの暇そうなヤツ」
アーサー「下手な世辞ありがとうございます何ですか薮から棒に!?」
ガラハッド「私はガラハッド。マーリンのヤツに、ここへ来れば『断絶の時代』の遺跡や遺物の探索に役立つ者がいると聞いてきたわ」
アーサー「ああ、そういう……そういう騙し方向ですか」
ガラハッド「なに遠い目してんの」
アーサー「神が騙せと仰っていますので全力で騙させていただきます」
アーサー「正直、遺跡とか遺物とかサッパリですが多分そこはそれ! 僕が最高のパートナーとかとりあえず適当に言っちゃいますがさあどうです!」
ガラハッド「まー『断絶の時代』関連に近づけるんなら何でも良いわ。なんたって私はそのために作られた騎士なんだし」
ガラハッド「何だか他の王はみんな覇権争いばっかで聞く耳持たないし、話のできる王と出会えただけでもラッキーよね」
アーサー「他の王……? 言われてみれば、僕の他の王様って何してるんですか?」
ガラハッド「共食いの真っ最中みたいだけど」
アーサー「は……?」
ガラハッド「だからガブガブだ」
ガラハッド「まー王になりたい連中があんなに集まってんだもん。玉座が1つしかないってんなら奪い合いになるわ」
ガラハッド「そのために使えるでしょ、マーリンの模擬戦。
ライバルは早めに潰す、相手の財力や技術力は奪う。やりたい放題ってヤツよ」
ガラハッド「元々は、こうならないためのエクスガリバーだったのにバカだよねー」
アーサー「仲間同士で、共食い……?」
アーサー「あれだけ海岸線でボロボロにやられて、『外敵』の怖さは分かったんじゃないんですか!?」
ガラハッド「怖いから自分で手綱を握ろうとしてんじゃない?」
ガラハッド「それに、マーリンの奴はこういう構図を意図的に作りたがっていたようだしね」
アーサー「どういう、意味ですか?」
ガラハッド「ブリテンの技術力を上げるために、わざと危険を煽ってんの」
アーサー「わざと対立構造を作る事で、相手に勝つための技術を自然に開発しようとしてるんですか」
アーサー「王様は多くても政治を混乱させます。『外敵』と戦う気概もないのに居座られても困るはず。
だから自然と強い候補だけが残るように……」
ガラハッド「回りくどいやり方だわ」
ガラハッド「まあ、それで『断絶の時代』の遺跡や遺物を掘り起こす技術も向上できりゃ良いんだけど」
アーサー「……」
ガラハッド「『人間のやり方』に早くも怖気づいた?」
ガラハッド「私に協力すればそっちにも協力するわ。まずは善意の戦争とやらにでも参加してみる?」
アーサー「強力ってどういう……? マッチョですか? マッチョの予感なんですか……?」
ガラハッド「忙しそうなところ悪いけどねえちょっと良いそこの暇そうなヤツ」
アーサー「下手な世辞ありがとうございます何ですか薮から棒に!?」
ガラハッド「私はガラハッド。マーリンのヤツに、ここへ来れば『断絶の時代』の遺跡や遺物の探索に役立つ者がいると聞いてきたわ」
アーサー「ああ、そういう……そういう騙し方向ですか」
ガラハッド「なに遠い目してんの」
アーサー「神が騙せと仰っていますので全力で騙させていただきます」
アーサー「正直、遺跡とか遺物とかサッパリですが多分そこはそれ! 僕が最高のパートナーとかとりあえず適当に言っちゃいますがさあどうです!」
ガラハッド「まー『断絶の時代』関連に近づけるんなら何でも良いわ。なんたって私はそのために作られた騎士なんだし」
ガラハッド「何だか他の王はみんな覇権争いばっかで聞く耳持たないし、話のできる王と出会えただけでもラッキーよね」
アーサー「他の王……? 言われてみれば、僕の他の王様って何してるんですか?」
ガラハッド「共食いの真っ最中みたいだけど」
アーサー「は……?」
ガラハッド「だからガブガブだ」
ガラハッド「まー王になりたい連中があんなに集まってんだもん。玉座が1つしかないってんなら奪い合いになるわ」
ガラハッド「そのために使えるでしょ、マーリンの模擬戦。
ライバルは早めに潰す、相手の財力や技術力は奪う。やりたい放題ってヤツよ」
ガラハッド「元々は、こうならないためのエクスガリバーだったのにバカだよねー」
アーサー「仲間同士で、共食い……?」
アーサー「あれだけ海岸線でボロボロにやられて、『外敵』の怖さは分かったんじゃないんですか!?」
ガラハッド「怖いから自分で手綱を握ろうとしてんじゃない?」
ガラハッド「それに、マーリンの奴はこういう構図を意図的に作りたがっていたようだしね」
アーサー「どういう、意味ですか?」
ガラハッド「ブリテンの技術力を上げるために、わざと危険を煽ってんの」
アーサー「わざと対立構造を作る事で、相手に勝つための技術を自然に開発しようとしてるんですか」
アーサー「王様は多くても政治を混乱させます。『外敵』と戦う気概もないのに居座られても困るはず。
だから自然と強い候補だけが残るように……」
ガラハッド「回りくどいやり方だわ」
ガラハッド「まあ、それで『断絶の時代』の遺跡や遺物を掘り起こす技術も向上できりゃ良いんだけど」
アーサー「……」
ガラハッド「『人間のやり方』に早くも怖気づいた?」
ガラハッド「私に協力すればそっちにも協力するわ。まずは善意の戦争とやらにでも参加してみる?」
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 暗躍 | 12 | なし | |
2 | 予定外の来客 | 300EXP/200G BONUS:250絆P | ブランデゴリス兵(51888)、(51888)、ブランデゴリス(55200) | |
3 | 襲撃されし地で待つものは | 13 | 250絆P/300G | なし |
4 | カボチャと冬の魔女 | 13 | 250絆P/300G | なし |
5 | 天秤は魔法へ傾く | 14 | 300絆P/300G | なし |
6 | ここは敢えて水没大橋 | 14 | 200EXP/1500G BONUS:1000絆P×2 | ユリエンス兵(55200)、ユリエンス兵(55200) |
7 | 一角 | 15 | 300絆P/200EXP/1500G BONUS:ガチャチケット/1000絆P | ユリエンス(58512)、(61824) |
8 | 魔女の片鱗 | 300絆P/200EXP/1500G BONUS:ガチャチケット/1000絆P | モーガン(65136)、(71760) | |
9 | もう一人 | ガチャチケット/300G | なし |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 緊急事態 | 16 | 150絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | リエンス兵(51888)×2 |
2 | 誤算 | 200絆P/300Gold | - | |
3 | オークニー攻城戦 | 17 | 250絆P/200EXP/1500Gold BONUS:1000絆P×2 | ロット兵(51888)×2 |
4 | その執念の正体は | 300絆P/200EXP/1500Gold BONUS:2000絆P、ガチャチケット | モルゴース(71760)、(75072) | |
5 | VSエクスカリバー | 18 | 350絆P/300EXP/2000Gold BONUS:1000絆P×3、ガチャチケット | ロット(71760)、(75072)、(78384)) |
6 | 残ったものの後始末 | ガチャチケット/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | そもそもの脅威 | 20 | 200絆P/300EXP/2000Gold BONUS:1000絆P×2、ガチャチケット | ドラゴン1等級(78384)、(81696)、(88320) |
2 | 分かたれる結末までの過程 | 250絆P/300Gold | - | |
3 | 再会がもたらす疑問 | 21 | 300絆P/300Gold | - |
4 | 戴冠作戦 | 350絆P/300Gold | - | |
5 | 払拭のための突撃 | 22 | 400絆P/100EXP/1000Gold BONUS:2000絆P | ニムエ(91632) |
6 | 敵はどこにいる | ガチャチケット/100EXP/1000Gold BONUS:2000絆P | コンスタンティン(91632) |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 妖精コミュニケーション | 24 | 250絆P/300Gold | - |
2 | 磨かれるは竜の牙 | 300絆P/200EXP/1500Gold | 第二型メリオット(94944)、特異型ハンニバル(98256) | |
3 | 席巻する白き竜 | 25 | 350絆P/300Gold | - |
4 | 傍観者の魔女達 | 400絆P/300Gold | - | |
5 | 憂国の魔法使い | 26 | 450絆P/200EXP/1500Gold BONUS:ガチャチケット×2 | 支援型ガネイダ(101568)、マーリン(104880) |
6 | 1つの優しき結末 | ガチャチケット/300Gold | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 夢に見た空の旅 | 30 | - | |
2 | 椅子取りゲーム | 31 | - | |
3 | 平和のための決断 | 32 | - | |
4 | 魔女と紅茶と砂糖菓子 | 33 | - | |
5 | 前兆 | 34 | - | |
6 | 王と王の鍔迫り合い | 35 | アーサー -技巧の場-、アーサー -剣術の城- | |
7 | 審判役の見た王の国 | 36 | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 後先考えない乙女の夢 | 37 | - | |
2 | 魔女の分離、あるいは複雑化 | 38 | - | |
3 | 2つの傍受 | 39 | - | |
4 | 漁夫の利を狙う皮算用 | 40 | 特異型ハンニバル、モルゴース | |
5 | 陰謀論の中で行われる陰謀 | 41 | - | |
6 | 窮地を切り抜ける残酷な方法 | 42 | - | |
7 | 死神は天空を舞う | 43 | BONUS:2000絆P、2000絆P | 第二型ローンファル、ペッグパウラー |
8 | 真実は葬る事に意味がある | 44 | メレアガンス兵、アーサー -剣術の城- | |
9 | 火種は意外なほど強く燃え広がる | 45 | - | |
10 | 定められていたものの1つ | 46 | - |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | 思惑に挟まれた追撃 | 47 | 800絆P/100EXP/1000Gold | アーサー -技巧の場-(267260) |
2 | 一過性の終わり | 48 | - | |
3 | 堅牢を手に入れた敵 | 49 | BONUS:3000絆P、3000絆P | モードレッド兵(286120)、モードレッド兵(288240) |
4 | もう一つの反撃 | 50 | - | |
5 | 真意 | 51 | - | |
6 | 毒蛇を喰らう竜王 | 52 | モードレッド兵(310040)、一等級ドラゴン(312340) | |
7 | 審判の法と魔法の理 | 53 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300EXP/2000Gold BONUS:3000絆P×2、ガチャチケット | モードレッド(320160)、モードレッド(326600)、モードレッド(333040) |
No | 題名 | Lv | 報酬 | 敵 |
---|---|---|---|---|
1 | アクティブな臆病風 | 54 | 1000絆P/300Gold | - |
2 | 女王の生誕 | 55 | 1000絆P/300Gold | - |
3 | 妖精達の理想郷 | 56 | 1000絆P/300Gold | - |
4 | 亡国の誇りは消えず | 57 | 1000絆P/300Gold | - |
5 | アヴァロン | 58 | 1000絆P/200EXP/1500Gold BONUS:3000絆P、スーパーチアリー | プーカ(381984)、シェリーコート(384744) |
6 | 正と負を司る女王 | 59 | 1000絆P/300EXP/2000Gold BONUS:3000絆P、ガチャチケット | モーガン(407376)、モーガン=ル=フェイ(9999999)*、モーガン=ル=フェイ(412896) |
7 | 妖精の国との離別 | 60 | AP回復薬×1/BC回復薬×1/300Gold | - |
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「10 紅蓮の号砲」
Seid ihr das Essen?Nein, wir sind der Arthur!
第4章 エクスカリバー(ロット王)戦
必要Lv19以上であることを確認
2部まだ?
技巧の場、第1部第4章の緊急事態ですが必要Lvが17になっていましたのでご報告
剣サーシナリオ
「姫君グィネヴィアの乱心」にテキスト追加してみた
細かい編集を頼む