エヴァンゲリオンコラボイベ1及びコラボイベ2のこと。主に2の「幻想と歪曲の槍」のことを指し、本稿でもそれについて述べる。

解説

 2016年7月上旬大型コラボとして告知されて、7月14日から8月31日までを期間として開催されたイベント。
事実上、黒猫のウィズの悪い意味での転換点となってしまったイベントであり、非難が多い。それまで順調に運営されていた黒猫のウィズの評価を一気に大きく下げてしまう事になり、ユーザー数も大幅に減少していくことになった。
 原因はパルメショックに端を発する他のゲームの不始末の尻ぬぐい、補填を押し付けられたせいと指摘されているが、当然根拠はない。

1 シナリオやキャラが難解で理解困難

 元々コラボ系イベントは原作未見の人からすると難しい点があるのも事実ではあるが、本イベントは元々批判が多いエヴァQをベースとしており、エヴァQに対する批判をそのまま引き継いでしまい、シナリオ、キャラが理解が困難であり、消化不良感が非常に強い。

2 イベントそのものの難度が非常に高い

 ノーマルは新規ならば後半詰まってしまうバランス、ハードは最新エリアのノクトニアポリスレベルの難度であり、当初割合削りで死ぬ不具合も相まって難度が理不尽に高くなった。クイズの難度の精査も不十分で難問、新問の80%単色が調整されない時期が長かったのも逆風であった。

3 イベントの独自システムが非常に面倒

 本イベントではエヴァパイロットをリーダーにして周回していくことでエヴァのレベルが上がり、特殊スキルが使える様になる。
 がリーダー強制が非常に面倒(報酬前提に考えるとエヴァ3体をレベルMAXにしないといけない)であり、且つ配布のエヴァパイロット*1の場合はハードで戦い抜くのは中々難しく不評であった。
 但し、やりようによっては配布パイロットでも突破でき、ステージによっては配布パイロットをリーダーにおき、スキルを駆使することが楽なこともある。
 更にこの強制リーダーシステムによって助っ人は配布のエヴァパイロットだらけになり、役に立つ助っ人がほとんど現れなくなるという弊害まで発生するという有様だった。

4 クリスタルの配布数が減った

 本来エリア型は1ステージクリアするごとにクリスタルはクリアボーナス1個+コンプボーナス2個貰えたのだが、エヴァイベ2ではコンプボーナス1個となり、猛烈な批判の的となった。
 また復刻したエヴァイベ1の方でも従来のノーマル、ハードの構成からイージー、ノーマルの構成でイージーではクリスタルはもらえなくなっている。(当時のノーマルは現時点でのイージーレベルなのでという事。理由はよく分かるのだが…。)

 尚、コラボイベは魔道士の家のクリスタル報酬がない為、本イベで貰えるクリスタルは9月の通常イベントのクロム・マグナゼロの配布数以下となってしまった*2

5 キャラのボイスが中途半端

 過去のコラボイベを例に出すと、コナンやマクロスではシナリオは基本フルボイスであり、マクロスは最終Lのカードのみではあるがボイスが収録されていた。
 これに対し本イベは映画から抜き出した音声のみで一部しか喋らず、またワンパターンであり、音質も悪く、手抜きだと批判を受けた。

6 コラボガチャが闇鍋状態

 今までのエヴァコラボ1を含むコラボガチャ筐体からは当たりのコラボキャラ最終L、外れ枠のコラボキャラ最終SSのみしか出なかったのだが、今回のエヴァガチャではなんと通常クリスタルガチャのAもコラボキャラと一緒に出てくることになった((最終SSはB+スタートのものがあったため、金板確定の状況では排出出来ないことが原因とされる)。
 外れ枠といえど初心者、新規には扱いやすいものが多いが、それすら引くことが困難で限定の数も非常に多く、ボイスの質の低さもあり、ブーイングの嵐となった。
 またこの仕様については当初アナウンスがなく、コラボガチャを引いたつもりが通常A、騎士団だったと笑えない被害者も出ている。
 尚、限定の性能自体は中の上程度で必須ではないがあれば便利と手堅くまとまったラインナップである。

その後

 エヴァイベント以降、真夏のグレート・クイズ・ウォー、アビスコード常駐化、八百万Zと続いていくがクリスタルの配布が減り、イベントの中身も以前と比べてボリュームが少なかったり、作業量が多いだけで手抜きに見えたりと全体的に不評であり、ユーザーの批判の声がやまなかった。
 2016年7月・8月は黒猫のウィズにとっては暗黒期と言っても良い。秋以降は大分盛り返した感はあるが、ユーザーの大幅な減少やエヴァ以降常態化した以前より深刻な不具合の多発とエヴァイベからの悪い流れが残した爪痕は余りにも大きく、一定の回復を見るのに凡そ数か月の時間を要することになった。

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