配布精霊とは配布された精霊のことである。
 しかし、配布とは何かが未だ定義されていないためしばし戦争がおきることがある。

概要

 クリスタルガチャ以外からの方法で入手できる精霊の総称。対義語はガチャ産。
 主な入手手段としては、イベントクリアの報酬、イベントボスのドロップ、魔道杯報酬など。
 一様に配布といっても、ログインしただけで貰えるようなものから魔道杯の総合報酬までと、入手のハードルは様々である。

 効果値や発動ターン数はガチャ限定に比べ物足りないことが多いものの、メジャーな変換・遅延や状態異常無効などの必須スキル、チェインガード・ダメブロ・効果解除などガチャ限定でも中々お目に掛かれない様な貴重なスキル持ちもおり最低限の仕事はこなせる。
 「どうしてもこれが欲しい」と思った時にデッキを埋めてくれる便利な精霊達である。
 イベント精霊はクエスト開放のキーになっていたり、普通の配布でも何処かでハマる可能性(駄犬カズ)がある為、売却などはせずに最終進化させた上で保管庫に入れておくと良い。
 特に初心者は配布精霊を売ってしまいがちなので注意。

 「ガチャ産なし配布のみのデッキ」と言って挙げられているデッキには「魔道杯総合報酬」や「高難易度レイドボスを複数」などといった「そもそもある程度限定を持っていなければ確保が難しい」という精霊が含まれているものも多い。
 こういった入手難度がやや高い配布を含むデッキよりは、AやSスタートの常駐精霊やAのウィズセレ精霊を含んだ単純な「限定無し」の方がヘビーユーザー以外には組みやすいことも。
 ただし、最近の配布精霊は常駐ガチャ精霊よりも明らかに強い精霊ばかりであり、実際に配布精霊のみでクリアできるクエストはかなり多いため、かなり参考になるのではないだろうか。

配布精霊の定義

 魔道杯総合報酬などは入手難易度から「配布と呼べるのか」と論争の種になりやすい。 
 何を配布と呼ぶのか、どこまでが配布と呼べるのかは以下の様に半ば宗教論争なので関わらないのが吉である。
定義その1 非ガチャ産
 ガチャ産でない精霊は全て配布とする説。
定義その2 魔道杯報酬は除く
 ガチャ産精霊と、入手できる人数に制限がある魔道杯報酬を除いた報酬精霊を配布とする説。
 加えて累計上位、レイド精霊、超高難度報酬の扱いなどさらに人によって細かいルールがある場合もある。
定義その3 原理主義
 「配布」という言葉を字面通りに捉える説。
 イベントをクリア出来なければ入手できない精霊はあくまで報酬であり、配布ではないと言う立場を取る。
 この場合、ログインするだけで貰えたペロミィなどのみが配布と呼ばれる。
定義その4 限定精霊以外は配布
 黒ウィズはただでさえ比較的ガチャが*1引けるゲームであり、近年はマンスリーガチャの実装によりさらに限定以外の常設精霊は入手しやすくなった。
 故にガチャに入っている精霊でも限定精霊以外はすべて配布であるという扱いをする。
 このなかでもさらに過激な人ではマンスリーガチャ対象精霊はすべて配布と言い出すレベルの人までいるとか…。

入手手段

1.イベントクエストで入手

 一番メジャーな入手方法。イベントクエスト自体月2回程度開催されるため入手の機会は多いが、色々なパターンがある。
 目当ての精霊が入手できるイベントが魔道士の家で解放できない事があり、早期解放を望む声もある。(エタクロ3のホリーなど)
クリア報酬
 ノーマル初級クリア1回目とか、覇級クリアなど。
 ただし進化させるアイテムが別に必要であるパターンも多い。
ボスがドロップ
 覇級のボス以外は、ボスをドロップさせたりクリア回数報酬で得られるボスを進化させて最終進化まで持っていく。
 手間は掛かるが、イージーやノーマルでも最終進化させる事ができるのがメリット。
サブクエ
 覇級のボスはハードの覇級のサブクエクリアで入手できる物があり、これを利用して最終進化させる。
 ハードをクリアできる程の手持ちがないと完成できない、1体しか作れないのが難点。
ミッション
 ボスを全て最終進化させる、イベントで得られるポイントやランクを一定以上、隠しアイテムを全て入手、など。
 いずれも何度か周回しないと達成できない事が多い。

2.協力バトル(レイド)で入手

 こちらは難易度が分かれているものの、入手できる精霊は同じ。数ヶ月に1度開催される。
 最高難易度だと精霊が確定でドロップするが、そうでないと強化素材しか入手できない事がある。
 しかも最終進化までに必要な枚数が多いため、レイドに掛かる時間もあるため普通にプレーするとかなり面倒な事になる。(ビジェックは例外で、イベントクエストのボスと同じく4枚で最終進化可能。)

 以前はそこそこの頻度で復刻していたものの2017年あたりから復刻がなく、入手の機会が少ない。
 2018年のGWに我孫子レイドの復刻があったものの、同時期に終焉の大結晶化の実装があったにも関わらず我孫子レイドの方は何もなかったために過疎っており、結局最終進化できなかった人も多かったようである。

 蛇足だが、融合デッキの要である融合強化の配布版もはイベント自体が復刻して入手できる可能性が十分あるもののはレイド限定であり、これを逃した場合は去年のレイドが復刻していない事を考えると、二度と入手の手段がないと考えられる。

3.魔道杯報酬で入手

 基本的に1ヶ月に1度開催される魔道杯で入手できる。
 こちらはその魔道杯を逃してしまえば入手できる機会は全くなく、別のイベントやガチャで似たような精霊を入手できるのを待つしかない。
 おまけにイベントクエストと異なりたった4日間しかないため、「今回の魔道杯は仕事に追われて全く参加できなかった」という事もいる。

 エタクロ魔道杯のヴォーラルの火の純属性強化、超絶怒濤の感謝大魔道杯のバロン&ベルナの火の精霊強化(異常無効)、ロレッタ&オルネの雷の純属性大魔術、八百万4魔道杯のオオミコシガミなど、代用が利きづらい精霊もあり、入手できなかった人との格差が広がっている。
 特に総合順位報酬精霊はガチャ産並みの性能を持つ精霊が多いが、入手するためのハードルは非常に高く、配布精霊のみで入手はかなり困難である。

 なおおせニャンで魔道杯報酬の再配布の話が出ていた時にうがぴよ氏は意見を求めていたが、結局再配布はしないという結論となった。
 しかしこれは「再配布するかしないか」という両極端なものであり、「総合報酬はまだしも、累計報酬は初心者や復帰者向けに配布しても良かったのではないか」という声は結構あったようだ。

4.その他

 1〜3で挙がっていないパターンでは以下のようなものがある。
  • 精霊図鑑の契約数(4000体まで)
  • コラボや周年記念のログインボーナスで入手(マクロスコラボのワルキューレ、北斗の拳コラボのケンシロウ、4周年記念のペロミィなど)
  • シリアルコード(オリヴィア)
  • 黒ウィズだけでは入手できないもの(ゲームギフトで入手できたココ、auスマートパス限定のアルマなど)
  • クリスタル購入特典(ティル)

 現在はシリアルコードの特典をAppleは禁止しており、Android版のみシリアルコード入力可能となっている。
 iOS版メインでもAndroid版に機種変更してシリアルコード特典を入手後、iOS版に再度機種変更する抜け道があるのがコロプラらしい。

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