最終更新: kyo_miyato 2017年05月03日(水) 22:39:18履歴
(51) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
(52) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
(53) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
(54) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
(55) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
春はあけぼの。やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。 夏はよる。月の頃はさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがいたる。また、ただひとつふたつなど、ほのかにうちひかりて行くもをかし。雨など降るもをかし。 |
(52) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
若しうらゝかなれば、峰によぢりのぼりて、はるかにふるさとの空を望み、木幡山、伏見の里、鳥羽、羽束師を見る。勝地は主なければ、心を慰むるにはさはりなし。歩み煩ひなく、心遠くいたる時は、これより峰つゞき、炭山を越え、笠取を過ぎて、或は石間にまうで、或は石山を拝む。 |
(53) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
振り廻した杖の先を尽くる、遥か向うには、白銀の一筋に眼を射る高野川を閃かして、左右は燃え崩るるまでに濃く咲いた菜の花をべっとりと擦り着けた背景には薄紫の遠山を縹緲のあなたに描き出してある。 「なるほど好い景色だ」と甲野さんは例の長身を捩じ向けて、際どく六十度の勾配に擦り落ちもせず立ち留まっている。 「いつの間に、こんなに高く登ったんだろう。早いものだな」と宗近君が云う。 |
(54) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
「夕立どすな。」と苗子は言った。雨は杉の木末の葉にたまって、大粒のしずくとなって落ちて来た。 そして、はげしい雷鳴がともなった。 「こわい、こわい。」と、千重子は青ざめて、苗子の手を握った。 「千重子さん、膝を折って、小そうおなりやす。」と、苗子は言うと、千重子の上に重なって、ほとんど完全に、抱きかぶさってくれた。 |
(55) 次の京都に関連した文学作品の「作者名」と「作品名」を答えなさい。
孤峯庵には、山門のわきに鉄鎖のついた耳門があった。里子が草履の音をさせて入ってくると、この鉄鎖はキリキリと音をたててあたりの静寂を破った。応対に出たのは、里子には初対面の慈念である。鉢頭の大きな眼のひっこんだ小坊主は、少し長目の青無地の袷をきて板の間に膝をついていた。それが庫裡の煤けた柱を背にしていやに大人っぽくみえる。里子はちょと途惑った。 |
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(55) の答えは
水上勉 (みずかみ つとむ)
鴈の寺 (がん の てら)
のようです
(55) の答えは
水上勉 (みずかみ つとむ)
鴈の寺 (がん の てら)
のようです