☆ただし、以下のワードについては、小論文内に必ず含むこと
- 作者名
- 作者の邸宅跡と伝えられる寺院
- 作者が仕えた一条天皇の中宮
- 第一帖の名称
- 最後の十帖の呼び名
解答チェック
《解答例》※これらのポイントうち、赤字のキーワード部分を含む解説を適正に記述することができて正答 公式テキスト[増]??ページ/[新]??ページ
◦ 『源氏物語』は、平安時代中期の女性作家で歌人の紫式部によって著された長編作品。
◦ 『源氏物語』は光源氏の誕生から幼少期を描いた第一帖の「桐壺」から、光源氏の娘の薫の半生を描いた「夢浮橋」までの全54帖からなる。なお、作品の舞台が宇治となった第四十五帖の
「橋姫」から最後の十帖は、特に“宇治十帖”と呼ばれている。
◦ 作者の紫式部は花山天皇にも仕えた藤原為時の娘で、山城守であった藤原宣孝と結婚したが娘を儲けて間もなく夫と死別した。それから5年後、一条天皇の中宮の彰子に献身的に仕えた。
◦ なお、本名は不明であるが、藤原道長が著した『御堂関白記』によると、藤原香子という人物が紫式部と合致する点が多いとの説もある。「紫」は『源氏物語』の主要人物の「紫の上」から
取られ、「式部」は父の官職名に由来する。
◦ 上京区寺町通広小路上ルにある盧山寺は紫式部の邸宅跡として知られ、境内にある源氏の庭には「紫式部邸宅跡」の石碑が立てられている。
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