☆ただし、以下のワードについては、小論文内に必ず含むこと
- 興行される伝統芸能名
- 行われる時期と劇場名
- 正面に掲げられる役者名を書いた看板の呼び名
- 看板に書かれる書体の流儀
- 花街の芸舞妓が揃って観賞する行事名
解答チェック
《解答例》※これらのポイントうち、赤字のキーワード部分を含む解説を適正に記述することができて正答 公式テキスト[増]196ページ/[新]244ページ
◦ 京都の南座で毎年11月30日から12月26日まで行われる歌舞伎の興行を「顔見世」といい、江戸時代から続く師走の風物詩になっている。
◦ 期間内に同座正面に掲げられる看板は「まねき」と呼ばれ、出演する役者の名前が勘亭流という書体で、特に看板やポスターなどに使用する場合には満席になるように願掛けも込めて太く隙間なく
書かれる。
◦ また、期間中には花街の芸舞妓が揃って吉例顔見世興行を鑑賞する「花街総見」が毎年開かれ、東西人気役者の競演に花を添える。
◦ これは、舞や芸事の上達を願う芸舞妓が勉強のために桟敷席で観劇するもので、先斗町・祇園甲部・上七軒・宮川町・祇園東の花街ごとに行われる。これに合わせて12月には、舞妓は「まねき」を
模した花簪(はなかんざし)を挿し、部屋見舞いに訪れた際に贔屓の役者本人から名前を書き入れてもらうのが恒例となっている。
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