多重債務とは、すでにある借金の返済に充てるために、他の金融業者から借り入れる行為を繰り返し、利息の支払いもかさんで借金が雪だるま式に増え続ける状態を指します。
現在、我が国における
消費者金融の利用者は少なくとも1,400万人、そのうち多重債務に陥っている人は200万人を超えていると言われており、多重債務問題は深刻な社会問題となっています。
消費者信用市場の拡大は業者間競争を招き、消費者の借り入れを容易にすると同時に、一人あたりの借り入れ額を増大させ、過度の借金依存世帯を生みました。金融業者による個人の返済能力を超えた過剰貸付行為に主たる原因がありますが、消費者側の安易な借り入れ依存の体質も一因とされます。
多重債務状態に陥ると個人での解決はきわめて困難となり、弁護士を介しての
債務整理や裁判所による
自己破産手続を受けるケースが多くなります。早めの問題発見と解決が肝心で、
多重債務者に対する心理的ケアや家計管理指導を含むクレジットカウンセリングの充実が求められています。
万が一、自分の収入で借金を返済できない状況になってしまっても、安易に返済のための借金をしてはいけません。それは、借金が雪だるま式に増える
多重債務の始まりです。
当wikiでは、借金問題・
多重債務の解決方法についての説明を行います。